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  • 課長になれなくても大丈夫。平社員を続けるメリット5つ

    課長になれなくても大丈夫。平社員を続けるメリット5つ

    会社で働くからには、いずれは昇進して課長になり部長になり、というようにマネジメント職に就いたほうが良いのでしょうか?





    グイグイ出世して給料を上げて発言権を得て、、、ということに魅力を感じている人は昇進を目指すことも良いと思います。確かに、多くの日本の会社が、

    給料=職種、成果
    ではなく、
    給料=役職、等級

    です。昇進すれば給料が上がります。
    その会社に居続ける限り、
    その会社が倒産しない限り、
    その会社に降格の制度がない限り、
    より高い給料をもらい続けることは可能です。

    しかし、これから終身雇用が崩壊へ進み、仕事にAIが導入され、定年退職から始まる余生が長くなる中、ひとつの会社で課長などマネジメント職を長く続けることにはデメリットもあります。
    実務から離れ、その会社独自の文化や制度の中でマネジメントしていると、社内でのステータスは上がりますが、いわゆる「手に職」は身に付きません。

    この記事では、平社員をずっと続けても、職業スキル、専門スキルを徹底的に磨くことで得られるメリットについて解説します。昇進出来なくても、決して悪いことばかりではないことを実感していただけると思います。

    平社員を続ける5つのメリット

    平社員、すなわち実務を担当するポジションです。それに対して課長などの管理職は、仕事が上手く回るように業務やスタッフを管理・監督し、事業方針を課業務に落とし込みます。もちろん、どちらのポジションも重要で、片方欠けてもダメです。

    どちらのポジションにもメリットは様々あります。課長になれない、なりたくない、という人のために、平社員を続けるなら、次に挙げるメリットを十分に理解し、計画的に平社員を続けることをおすすめします。

    専門知識をたくさん吸収できる

    平社員として実務を続ける上では、必ずその分野の専門知識が必要になります。仕事を進めていく上で、必要な専門知識が欠けていれば、それを専門書やネット検索で調べて自分のものにすれば良いのです。

    仕事のスキルは、実務とそれをバックアップする専門知識が加わることで飛躍的に上達します。

    管理職になると、業務内容が組織の運営や労務管理などになり、その課の専門分野のお勉強を新たにしても、実務との相乗効果が図れず、スキルとしての定着は難しいです。管理職のほとんどは、平社員時代に培った知識と経験、地頭力で、部下と専門的な話をしている場合がほとんどです。

    もし、スーパー平社員を目指すなら、その道では誰にも負けないほどの最新の専門知識を実務を通して習得すると良いでしょう。その分野であれば独立してもやっていける、くらいのスキルを磨ける時間が確保できるのも、平社員のメリットです。




    やり遂げる苦労を実践できる

    実務担当者は、ひとつ1つの業務を最後までやりとげなくてはなりません。終わった時の達成感は、平社員ならではです。
    このやり遂げた感は、リーダーや管理職になるとほとんど味わうことが出来ません。ひたすらマネジメントを行う日々です。課やプロジェクト全体として達成感はあっても、メンバー達の実務貫徹の集大成です。

    どんな職種であっても、時代と共に手法やツールが変わります。その時代の最新のやり方で、どの業務がどれくらいの難しさがあり、どれくらいの苦労が必要であるか実感できることは、大きな経験値となります。いずれ転職、独立した時、類似した業務を遂行する際、難易度や見通しが手に取るように分かります。直担当ならではの経験値です。

    現場を知ることができる

    どんなお仕事にも、全体を管理する側と現場のふたつがあります。平社員は多くの場合、現場サイドです。

    例えば、メーカーでのケースを考えます。部品の製造を海外でおこなっている場合が多いです。品質保証や工程監査の目的でその製造会社を訪れることもありますが、その部品の実務担当者として海外出張出来るのも大きなメリットです。最新の技術を用いた製造工程を間近で見て、現地スタッフから様々なことを直接聞いて、、など、良いことだらけです。
    新規の調達先を開拓するなどの大きな案件の場合には、課長級以上の人が行くこともありますが、大抵は、平社員です。

    あくまで一例でしたが、このように現場の生の声、難しさ、苦労などを身に染みて体験できることは、後の大きな財産になります。海外出張に限らず、様々な実務を経験することで、自分の手を動かして達成する経験の引き出しが増えます。
    リーダーのように人を動かして成果を出すことも大切ですが、いざ自分の手で何かをするというときに、実務経験の多さは、身を助けます。




    実務経験は転職のときアピールになる

    転職活動をする際、実務経験として様々な実績があると、アピールになります。
    もちろん、係長や課長として部下をコントロールして実績をあげてきた経験もリーダーシップやマネジメント力として評価されます。しかし、あくまでその会社の仕組みの中で機能していた可能性もあり、そのスキルが著しく突出したものでない限り、他社でも評価されにくいものです。目に見える実績として残りにくいのもデメリットです。

    その点、実務経験から来る専門知識やスキルは揺るぎないアピールポイントとなります。
    「○○商品の△△モジュールの部分の開発設計を担当して製造工程を立ち上げて商品化」
    →同じ業界であれば、そのプロセスでどのような要素があるか分かりますので、その実務を任せられると判断出来ます。

    転職しようと考えたとき、職務経歴書に専門的な具体的アピールを書きやすいことは、実務経験から来ます。
    もし、中小企業から大企業にステップアップしたいと考えた場合、中小企業のマネージャーから大企業のマネージャーとして転職するのは大変難しいです。中小企業でも、その個人のスキルから生み出される実務での実績は評価に値し、専門スキルを活用して即戦力として動ける、と判断されます。

    極端な例を挙げます。早々と管理職になると、事務作業は秘書や庶務担当にお願いすることが多くなることがあり、エクセルやPowerPointすら満足に使えない人もいて、転職の土俵にすら乗れない悲惨な状況になります。




    実務は副業や自営業に生かせる

    何かを自分で始めたい、と副業や自営業を考える人は多いと思います。インターネットが普及して、自分で様々なことを出来る時代です。
    こんなときに、平社員として実務経験が長いと、重宝します。マネージャー職が長いと、自分で手を動かして進める機会は、平社員時代に比べて格段に減ります。マネージャー職として人や労務を管理したり、上層部と部下の間で調整したり、といった業務は、自分で何かを始めるに当たってほとんど役には立ちません。
    エクセルやPowerPointをはじめ、様々なツールを使って泥臭い実務を多くこなした経験は、副業するに当たり、スムーズに事をこなせるでしょう。

    部長級や課長級で会社を止めて、自分で新しい仕事をはじめた人を何人も見たことはありますが、全ての人がマネジメント力ではなく個人の専門知識を生かしたものでした。筆者が見たのは、塾の開業、コンサルタント、芸術系、設計事務所など。そのような人達は意識が高く、マネジメント業務に追われながらも自分を見失わず、自己鍛練をしていたと考えられます。

    このあと、まとめに入ります。




    まとめ

    平社員を続けること、課長になれないことは、決してネガティブなことではなく、考え方次第でとても将来性のあることです。是非とも前向きに捉えて自分の目指す形を定めてそこに向かって専門スキルを確立し、来るべき時に備えましょう。
    マネージャーになると、ほんとに実務から離れてしまい、専門スキルを磨く機会が遠のき、マネジメントに徹する時間が多くなります。現場力を身に付ける時間が少なくなります。
    将来多くの選択肢を残すためにも、平社員での時間を実のあるものにしましょう。

    最後に蛇足ですが、この記事に共感して、バリバリ専門スキルを身に付け、現場に赴き、一人で何でもやって行けるような、意識の高い人をいつまでも平社員で置いておくような会社は無いかもしれません。この記事を最後まで読んでいる時点で、意識高い系、だと筆者は感じます。







  • 履歴書の書き方のポイントを解説、記入例あり(社会人の転職)

    履歴書の書き方のポイントを解説、記入例あり(社会人の転職)

    社会人の転職時の履歴書の書き方を徹底解説する記事です。
    合格する履歴書とはどのような書き方でしょうか?
    記入例もところどころに交えて解説します。
    社会人の転職時の履歴書は、職種ごとに書き方が異なるケースもありますが、共通で書けるようなパターンで紹介します。




    社会人の中途採用ための履歴書

    中途採用、キャリア採用、社会人採用などといいますが、社会人としての経験が既に何年もあるので、会社は、応募者に以下のスキルが備わっていることを求めます。
    専門知識(テクニカルスキル)
    人間性(ヒューマンスキル)
    地頭力(コンセプチュアルスキル)

    そして、これらスキル以外にも、
    ・問題解決力
    ・積極的な姿勢
    ・人材育成力(リーダーシップ)
    ・国際性
    ・語学力

    など、仕事をする上で様々な素養があるかどうか、会社側は見極めてきます。

    履歴書に記載する項目を見ます。左半分は名前や住所、職歴で、何かをPRする余地はありません。右半分が肝心です。
    ・資格、免許
    ・自己PR
    ・特技、得意科目
    ・志望動機
    ・自由記入欄(備考)

    実際に、履歴書の限られたスペースに、自分のスキルを全て書くのは不可能です。人間性や問題解決力、リーダーシップ力などを知るためには、面接を設けて細かく知りたいと、会社側は思います。

    しかし、履歴書が審査を通過しないと面接にたどり着きません。せっかく自分にリーダーシップ力もあり、性格もよく、業務遂行能力も高い、のであれば、履歴書にはできるだけその能力が伝わるような書き方をします。

    会社で必要な様々なスキルが備わっていること分かれば、ぜひ面接でじっくりこの人の話を聞いてみたい、という流れになり、履歴書は審査通過となります。




    自己PR、特技欄に書く内容

    3つのスキル+いくつかの要素を書くわけですが、「問題解決」のための「地頭力」というふうに、それぞれのスキルや要素は密接に関連することもあり、アピール文ひとつに複数要素を盛り込む書き方も出来ます。
    まずは、それぞれの要素に特化して解説します。

    テクニカルスキル(専門知識)

    その会社のその部門で必要な、専門分野の知識と経験のことを書きます。職種によって書き方がガラリと変わります。例えばいくつかの職種で挙げると、

    ITエンジニア
    コンピューター言語スキル、組み込み系ソフトウェアのプログラミング、Webコーディングなど

    メカエンジニア
    量産向け自動機の機構設計、金属部品、プラスチック部品の設計、CAD操作など

    経理
    月次決算報告書作成、経営層向け決算書作成、損益計算、給与計算、通常出納管理など

    研究
    研究テーマと対象となる製品、論文の内容、所属学会、院時代の専攻科目など

    営業
    成約率やリピート率向上などの営業戦略立案、販売拠点拡充、価格決定、セールストークなど

    薬剤師
    外科病棟、薬剤管理、栄養サポート、抗がん剤調製、所属委員会など

    上記にない職種でも、テクニカルスキルがどんなものか、だいたいイメージ出来ると思います。具体性があるとなお良いです。

    ヒューマンスキル(対人関係能力)

    対人関係を良好に構築できる能力ですが、この実績をひとつの文で表現するのはなかなか難しいですね。

    ・どんな人とでも上手に会話をしてきた。
    ・気難しい同僚もいる中で、共に実績をあげた
    ・配属当初、ギスギスしていた職場を明るい雰囲気に変えた

    などです。3つ目の「職場を明るい雰囲気に変えた」という部分には、対人関係能力に加えて、組織風土を良化させる力がある、との評価にも値し、大変質の高い履歴書に仕上がります。

    コンセプチュアルスキル(地頭力)

    考える力が強い、という能力です。近年注目されてきているスキルで、難しい問題を解決するための思考力があることを求められます。なかなか履歴書にこのことを書くのは難しいですが、ぜひ盛り込みたいものです。

    ・少ないデータからに仮説を組み立てて結論を出す
    ・現状に満足せず本質に迫り、最適な解を見つける
    ・虫食い的にちょこちょこアイデアを出すのではなく、体系的に漏れのない案出しが出来る

    などです。これら要素も履歴書の狭いスペースに書くことで、質の高い仕事が出来ていると分かります。

    記入する際のポイント

    テクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキルについて書き、更に問題解決力やら語学力などを全て書いていたら、紙面の都合上、足りません。
    ひとつの文章の中になるべく多くの要素を盛り込むよう心掛けて下さい。
    例えば自己PRのところに、
    「海外出張時には、現地メンバー五人に協力を自ら要請し、生産ラインの更なる性能向上を5日間で達成するなどの成果を…」
    と書けば、そこには、
    国際性
    積極性
    問題解決力
    が明らかに現れています。また、それ以外にも、
    「現地メンバー(外国人)とやり取りしている」
    英語を話している
    「協力を得ている」
    人間性を発揮している
    「更なる性能向上を達成した」
    思考力を働かせた結果である
    「5日間で達成」(短い期間)
    効率的な進め方を出来る
    「海外出張」(部門の代表として海外に出張)
    →部門内で信頼が置かれている立場

    といった具合いに、書き方の工夫で様々な要素を含めることが出来ます。




    志望動機欄に書く内容

    入りたい気持ちを正直に書けば良いのですが、不純な動機も少しはあるでしょうから、審査者の心に響くような内容にアレンジすることが重要です。

    記入しておきたいポイント

    ・その会社の強みを3つくらい書く
    ・その中でも最も関心が高いものを述べる
    ・自分の強みを挙げ、その会社の強みとつなぐ
    ・自分のなりたい姿を書く
    ・なりたい姿と会社の将来像をつなぐ
    ・その会社にはあり競合他社にはないものを挙げる

    こんなところでしょうか。紙面の都合もあるので、全てを網羅する必要はありません。最後の競合他社との比較ですが、これを挙げておくと、その志望動機に信ぴょう性が上がります。この定番とも言える、会社や業界研究ですが、新卒の就職活動みたいです。こんな当たり前のようなことでも、意外と評価は高いのです。「この候補者は、しっかり他も押さえている。定番とも言うべき事前調査もできる」と見られ、会社に入ってからも、手落ちなく様々な関連要素を押さえることが出来る人材、と判断されます。当たり前のことが出来ない社会人も会社には多くいます。少なくとも当たり前のことは出来る、というさりげないアピールも含めるわけです。

    では、書き方の一例を挙げてみましょう。
    「○○における高いシェアや独自の技術による新サービスの短期リリース、そして社内教育の充実など、競合の××社にはない様々な魅力に惹かれました。私は現職でも、集中して短期で成果を出すことをモットーに取り組んできたため、短期リリースの方針には、私の強みを生かせると感じています。また今後はスピード感だけでなく、より高品質な・・」
    といった具合いに、意気込みも含めて書きます。

    履歴書で書く志望動機の内容は、そのまま面接でも使えますので、書くときには面接で話すことも想定しながら書くと後で困りません。
    参考:会社の面接試験に合格する! 中途採用試験、昇進試験の面接のコツ、対策を解説




    配慮すること

    ・自分に無いものまで書かない
    ・書く内容と、面接での詳細説明をセットで考える
    ・文末の表現を統一する(です・ます。だ・である。)
    ・謙譲語(へりくだる言い方)の必要はない
    ・履歴書とは別で、職務経歴書を用意する場合、あまり細かいことを書き過ぎない
    ・志望する会社が何を重視しているかによって、書く内容の配分を調整する
    ・内容が多岐に渡る場合には、箇条書きも良い
    ・誤字脱字などは絶対に修正する

    最後の「誤字脱字」は、当たり前のようでかなり重要度が高いです。自分の人生を左右する、会社への自己紹介書に間違いを検出できていないということは、最終チェックなどが不得意、すなわち、品質管理が不得意、品質の軽視、とみなされる可能性があり、残念な結果を招く場合もあります。




    手書きとPC入力、どちらが良い?

    結論から言うと、どちらでもいい、というのが現実です。
    それぞれのメリットは、
    手書き
    ・丁寧に書けば、真面目さが伝わる
    ・字がきれい=教養が高い、とアピールできる
     (字がきれいな場合)

    PC
    ・最低限のPCスキルがある、と証明ができる
    ・データとして整理が出来る
    ・間違いの修正、書き直しができる

    もし履歴書を添付ファイルとしてメール送信受付されていれば、当然PCで作成したほうが良いです。会社側も電子データ受け取るほうが都合がよく、印象は悪くありません。










  • 新卒採用面接、これを実践すれば合格出来る! 必勝7項目

    新卒採用面接、これを実践すれば合格出来る! 必勝7項目

    新卒採用の就活で必ず対策が必要になる面接ですが、苦手な人は、多いと思います。

    面接官に好印象を与えることが大切です。どのような対応をすれば、面接官に好印象を与えることが出来るのでしょうか?
    この記事では、新卒採用の面接試験に合格するための対策方法、面接での対応の仕方などについて解説します。






    ~おすすめ記事~
    就活での動画エントリー! 動画をどう作ればいい?

    面接では主に人間性を審査される

    面接まで進んでいるということは、既にエントリーシート、筆記試験、大学の成績などが基準をクリアしている、ということになりますが、油断は出来ません。

    大学の成績や筆記試験の結果が優秀でも、面接で、
    ・態度が生意気
    ・受け答えがいまいち
    ・質問の答えになってない
    ・その他、人間性に不備

    などの欠点が見られると、不合格になります。

    それとは反対に学業成績がいまいちで、なおかつ筆記試験もいまいちだが、面接まで進める学生もいます。このような学生は、
    ・○○大会で優勝(スポーツなど)
    ・芸術系で賞を受賞
    ・○○語通訳資格保有
    ・個人でビジネスを立ち上げている

    などの光る経歴やスキルを持っているケースが多いのですが、会社としては、そういう才能を持った人、努力が出来る人を欲しいのです。だから、「人間性がOKなら採用」という流れに持ち込みたいので、面接でしくじることは、大変もったいないのです。

    面接官が三人の場合、一人の学生の面接後、三人の意見が満場一致で同じ意見ということばかりではありません。それは、技術や営業など専門分野の面接官が、「この学生のスキルはすごい、ぜひ欲しい」と好評価をしても、人事系面接官は、「この学生の人間性にはやや疑問があるし、社風に合わない」と感じて、結果的に、
    他に優秀な候補者がいなければ採ってもいい
    という保留扱いに分類されてしまいます。

    基本的には学生の人間性を客観的に評価するわけですが、面接官の主観的な判断も入ります。面接官は、この人と一緒に仕事がしたいかという観点で学生を見ます。

    面接試験は、「採用したいと考えているが、人間性に問題がないか確認したい」という位置付け、と言うことも出来ます。誰がどう見ても、一緒に仕事をしたいタイプという振る舞いが望ましいです。




    面接試験で好印象を与える7つの心得

    面接試験に合格するには、やる気やハイスペックぶりをアピールすればよいということではなく、
    面接官に好印象を与える
    ことが重要です。面接官に好印象を与えるための心得を以下に7つ挙げます。
    ・定番の質問への答えを準備
    ・明るく丁寧に話す
    ・面接官の質問をちゃんと聞く
    ・面接官の質問に的確に答える
    ・転勤、海外赴任には、YESと答える
    ・あまり正直に答え過ぎない
    ・自慢話はほどほどにしておく

    「身だしなみ」についての項目がありませんが、あまりにも当たり前なので、この記事では一歩高いレベルでの内容となります。ひとつずつ、解説していきます。

    定番の質問への答えを準備

    会社は社員に対して、まずやるべきことをしっかりやって欲しいと思っています。様々な成果、新しい取り組みや発想の前に、
    提出物を期限通りに出す
    与えられた業務を的確にこなす
    交通費など申請や申告
    など、挙げればきりがないくらい、たくさんの事をしないといけません。

    就活の学生には面接に向けて何をして欲しいと思っているでしょうか?
    就活の面接において定番の質問の答えを、まずはしっかり用意してきて欲しい
    と思っています。基本です。面接での会話が弾む、とか絶妙な質問への上手い切り返しなどの前に、まずは基本的な内容をしっかり準備出来ていることが必須になります。

    就活面接の定番の質問例

    • 自己紹介
    • 自己PR
    • 得意なこと、苦手なこと
    • 学生時代に最も力を入れたこと
    • 学生時代に最も苦労したこと
    • 会社に入ってやりたいこと
    • なぜこの会社を選んだか
    • 他に受けている会社

    こんなところでしょうか。まだまだたくさんあると思いますが、少なくとも上に挙げたような基本的な質問の答えに詰まってしまうようだと、面接官は「こんな基本的なことも準備してきてないのか? 何しに来たんだ?」と思います。

    上に挙げた基本的項目の中でも、自己PRや力を入れたこと、会社に入ってやりたいこと、などは、
    2~3分での含蓄のある語り
    30秒程度の短い語り

    の2パターン用意して、状況に応じて話し分けるくらいの準備があっても良いくらいです。

    話の中に、「ここ、質問して欲しいポイントです」というネタを仕込んで下さい。面接官は、「そこ、質問して欲しいポイントだね」と分かってくれます。面接官が、拾ってくれたポイントに対しての質問への答えもしっかり用意します。

    こうして、話が盛り上がって行き、好印象を得ることが出来ます。

    因みに、その話す内容をどのようなポイントで構築するかについては、勉強編、経験編に分けて記事を別途まとめていますので、こちらもご参加にして下さい↓
    大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(経験編)

    大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)




    明るく丁寧に話す

    暗い雰囲気の人とは一緒に仕事をしたくない、というのは、おそらく世間一般に誰もが思うことでしょう。言うまでもありませんが、面接での印象は良くありません。

    面接で、話し方や雰囲気が暗い人は、たとえ成績優秀で、面接の内容が良かったとしても、面接の後、面接官同士で「なんか暗いですね~、、残念ですね、、」と振り返ります。

    余裕で合格できるはずが、話し方や雰囲気が暗いだけで、不合格になることもあります。大変もったいない話なので、面接では、ハキハキと丁寧に話し、笑顔と真面目顔を上手に使い分けて、明るい雰囲気で進めて下さい。

    面接官の質問をちゃんと聞く

    面接官は次々と質問をしてきます。その面接官の質問には最後までしっかり耳を傾けましょう

    面接の準備をしっかりしてきた学生の中には、話がスムーズに進み、気持ちが大きくなり、しゃべりすぎてしまう人が見られます。あまり印象は良くありません。

    どういうことかと言うと、例えば、学生時代に打ち込んだ事で面接官と話が盛り上がったとして、学生は気分を良くし、話したくて仕方がなくなり、
    面接官「その取り組みは同じ学部の人と一緒にやられたとのこ…」学生「あーそれはですねー、一緒にやったと言っても私の号令で召集して、、」
    という感じで、面接官の質問の途中に上から畳み掛けるように話し出すスタイルです。

    非常にうるさい印象が残り、残念な結果をもたらします。

    人の話に耳を傾けずに自分の言いたい事やりたい事を勝手に進めていく社員を、会社は嫌います。一人で進めていける仕事は少なく、協調性を持って進められる人が求められます。

    面接では、必ず、面接官の質問を最後まで聞いて、
    「はい、その件に関しましては、、」と冷静さ備えた面を見せることで、ポイントが確実に上がります。




    面接官の質問に的確に答える

    面接に向けて様々な対策をして望むことでしょうが、その準備してきたことを余すことなく披露する事が目的ではありません。

    面接官の質問に正しく答える

    これが重要ですが、意外と難しいのです。話したいことがたくさん有る人ほど、
    ・しゃべりすぎで答えになってない
    ・前置きが長くて答えが全然出てこない

    ということに陥るため、注意が必要です。

    良くない例:
    面接官「得意なことはありますか?」
    学生「学生時代はたくさんの事にチャレンジしたいと思っていたので、アルバイトをするにも何かスキルが身に付くような職種が良いと考え、、」

    学生は、得意なこととして、最後に「大きな目標を達成するために大勢の人を束ねてリーダーシップを発揮すること」と話したいかも知れませんが、面接官からしたら、アルバイトを選ぶ経緯からダラダラと聞かされるので、こんな人と一緒に仕事をしたら、毎日無駄な時間に付き合わされる、と感じてしまいます。

    どう答えれば良いのでしょうか。

    「得意なことはありますか?」の質問に対して、「はい、あります」だけでは、質問の答えにはなっていますが、それではダメです。

    まず最初に、
    「大きな目標を達成するために大勢の人を束ねてリーダーシップを発揮することです」
    と、最初に言えば良いのです。まず、最初に結論を言います。その後の付け加えとして、事例や至った経緯を簡潔に述べれば良いのです。

    Yes/Noで答えられるものは、まず、
    「はい、あります」
    「いえ、まだ経験はございません」
    などと質問に対する答えを最初に述べて、それから内容に踏み込むようにします。

    自分がしゃべり過ぎてしまっていると気が付いたら、その時点で「すみません、話が長くなりましたが、ご質問の答えとしましては、○○になります。」とフォローを忘れないようにしてください。「この人は改善の余地がある」と判断されなんとか合格ラインに留まることができます。




    転勤、海外赴任には、YESと答える

    面接では、「うちの会社は海外赴任も可能性としてありますが、どうでしょうか?」と訊かれることがあります。

    自分では正直なところ海外赴任はしたくない、と思っている人もいるでしょうが、自分の意向はどうでもいいので、まず、面接試験に合格することを考えて、海外赴任も出来ますと答えて下さい。出来ません、と答えると、確実に不合格になります。

    その会社に入社するためには、まず面接に合格しなければならなりません。海外赴任するくらいなら、この会社に入らなくてもいい、というくらいの覚悟なら、出来ません、と言えばいいです。

    しかし、入社したての社員を海外拠点に配置するようなことは、ほとんどなく、心配は無用です。また、実際に海外への辞令を言い渡された時点で、本当に海外赴任ができなければ、理由を述べれば良いのです。断ってクビになることは、日本の会社ではありません。まずは、面接試験に合格することを最優先に考えましょう。

    ついでにお話しすると、海外赴任ですが、だいたい2,3年から、長くても5年程度の赴任期間です。この期間は、確実に自分にとって貴重な経験です。筆者も長期海外勤務の経験がありますが、ビジネスマンとしての経験値は飛躍的に上がりました。友人知人にも海外赴任経験者が数十人いますが、全員が「海外で経験は自分にとってプラスだった」と言います。「海外行く!」と割り切って、その気持ちで望むと、楽に面接での対応が出来ます。

    それでも行きたくない、という人もいると思いますので、答え方にも依りますが、「はい、様々な経験をつみたいと考えておりますので、その時はぜひ前向きに考えたいと思います。」と答えましょう。




    あまり正直に答え過ぎない

    面接では、うそをつくことは良くありませんが、あまり正直に答え過ぎるのも、考えものです。

    例えば、就活の面接での定番の質問のひとつとして、
    「当社以外に希望している会社はありますか?」
    と訊かれることがあります。
    どこの会社か、
    何社進んでいるか、
    既に内定は何社もらっているか、
    という類似の質問が来ることもあります。このような質問をされた時には何と答えたら良いでしょうか。

    ここで、あまりにも正直に答えるのは、避けましょう。次の回答はおすすめ出来ません。
    「学校推薦で○○株式会社から内定をもらっています。」
    「第一志望の会社から既に内定をもらっています」

    面接官の立場からは、「何しに来たんだ?」と言いたくなります。明らかにうちには来ない、と分かったら、その学生に関して費やす時間は無駄、ということで、面接が早目に打ち切りになることさえあります。

    面接されている会社が本命ではなく、第二希望の場合、いっそのこと、
    「第一志望です」
    と答えてしまえば良いです。会社の格、人気などから、明らかに第一志望ではないとバレバレの時には、
    「○○株式会社と同列で御社は第一志望」
    と答えます。その際、簡潔に、
    比較対照の会社に無くて御社にはあるものを引き合いに出して、ここに惹かれている、と真実感を出す
    ようコメントを用意するよう努力しましょう。面接官に、かわいい奴だ、と思わせましょう。

    そのほか気を付ける事として、
    ・特定の会社を中傷するような発言
    ・自分の大学や友人などの悪口

    などの全般的にネガティブな発言は控えたほうが無難です。

    どうしても、ある内容(○○)に対してネガティブな内容を話さなくてはならない状況になったら、
    「○○も様々な点で優れていることは理解していますが、△△の点で比較すると、やはり□□のほうが一歩上を行っていると考えています。」
    という具合に、○○そのものを下げずに、□□との比較で優劣を付けるような言い方だときれいに聞こえます。




    自慢話はしない

    優秀で元気な学生の中には、自分の所有スキルや能力をアピールしたいために、自慢話を繰り広げてしまうケースがあります。

    高いスキルのアピールが自慢話に発展してしまうと、肝心のアピール部分がぼやけ、自慢話をするスタイルや性格のほうが先行してしまいます。「優秀な学生だ」という印象ではなく、「はいはい、すごいんですね・・」というように捉えられて、本来余裕で合格しているところが、「こういう性格の人を採用して大丈夫か?」という保留領域に位置付けられます。大変もったいないことです。

    自慢話は一切しないことが望ましいです。その人の性格、人間性の部分であり、改善が難しく、厄介な奴と思われてしまうからです。

    でも自分の能力をアピールすることは必要です。難しいですが、単純に言い方の問題です。どのように言えば良いのでしょうか?

    「学生時代はデジタル回路について、難易度の高い技術領域まで極めました。」というコメントの、その先です。

    悪い例:
    「卒論は企業の方と共同研究で進めまていますが、そこの研究者さんとデジタル回路理論で議論して負けたことはないですね。私は専門書まるごと頭に入っているくらいの知識があるので、そんじょそこらのエンジニアさんを名乗っている人たちには負ける気がしませんね。御社に入っても新しい技術領域を開拓しますし、貢献出来ると思います。」

    ここまで言う人はいないと思いますが、上から目線感があり、好印象を得ることはありません。

    良い例:
    「卒論時に企業の方と共同研究で進めまていますが、私のデジタル回路理論を説明したときに、その構想を高く評価して頂いて、プロセスの一部として採用されました。具体的には、・・。進める上で頻繁に議論になりますが、「豊富な学術知識と若さならではの発想力に私達も学ばせてもらうことが多い」とお褒めの言葉を先日頂き、とても励みになりました。御社にご縁があったときには、私の知識と経験を生かして新しい技術領域を開拓するなど、ぜひ貢献させて頂きたいと思います。」

    面接官の心をつかめるでしょう。

    まとめ

    ざっくりまとめていきます。面接には身だしなみを整えて望む、というのは、必要な大前提として、
    ・しなければならないこと
    ・したほうか良いこと
    ・しないほうがよいこと
    ・してはいけないこと

    の4つに分類されます。

    しなければならないこと

    ・定番の質問の答えを準備
    ・面接官の質問への的確な回答

    したほうが良いこと

    ・明るく丁寧な話し方
    ・面接官の質問を最後まで聞く
    ・転勤、海外赴任には、YESと答える

    しないほうが良いこと

    ・あまり正直に答え過ぎない

    してはいけないこと

    ・自慢話

    以上のようにまとめることが出来ました。これらを確実に実践して面接官の心を掴み、そして内定を掴んでください。







  • ブラインドタッチがもたらす3つのメリット。優れた無料練習サイトを3つ紹介。

    ブラインドタッチがもたらす3つのメリット。優れた無料練習サイトを3つ紹介。

    ブラインドタッチは、いうまでもありませんが、パソコンのキーボードを見ないでタイピングすることです。この記事では、ブラインドタッチが出来ることで、仕事にもたらすメリットについての解説と、ブラインドタッチのマスターに便利なサイトの紹介をします。

    ただ闇雲にブラインドタッチ習得にかかるのではなく、本記事を一読いただき、ブラインドタッチを習得する意味を理解する上でお役立てください。




    ブラインドタッチがもたらす3つのメリット

    ブラインドタッチが出来ると、仕事を進めるにあたり以下のメリットがあります。
    ・大幅な時間短縮ができる
    ・肉体疲労を軽減できる
    ・ビジネススキルのアピールができる

    正式には「タッチタイピング」といいますが、「タッチタイピング」と言う人はほとんどいません。本記事では「ブラインドタッチ」と呼ぶことにしています。

    大手/中小、会社の規模に関わらず、ブラインドタッチをしていない社員が非常に多くてびっくりさせられます。キーを探し、目線が画面とキーボードを行ったり来たりして、さぞかし大変だろうと思います。

    ブラインドタッチが出来ると、本当に重宝します。ブラインドタッチが出来ない人は、タイピングなどそんなもんだ、と気づかないでしょうが、ものすごく非効率な仕事をしているのです。




    時間短縮

    ブラインドタッチでは、指がどのキーを打つか覚えてくれるので、キーボードを見る必要がなく、画面に集中出来ます。「ございます」「しました」などよく出てくるフレーズは、何も考えなくても指が自然に動くようになります。打ちながら手元の書類のデータを見る、ということだって出来ます。

    ブラインドタッチはどれくらい速いか?

    ブラインドタッチが出来ない人によくあるパターンで、
    「キーボードを見ながら間違えて打ち続けて、画面を見たらめちゃくちゃで全て消して最初から打ち直し」
    というシーンがあります。ブラインドタッチが出来れば、打ち間違えた瞬間に修正出来ますので、無駄な時間もありません。

    例えば、以下の文章をブラインドタッチが出来る場合と出来ない場合で、どのくらいスピードが違うでしょうか? 実際に、
    ブラインドタッチで入力
    キーボードと画面を確認しながら入力
    で試してみました。


    お世話になっております。本日はお打ち合わせの機会を設けて頂き、ありがとうございました。新しいプロジェクトの方向性についてレベル合わせ出来たことに加え、取り組み項目の詳細なコンセプトについても共有出来たことで、各担当者もモチベーションを上げて業務にかかれることと思います。打ち合わせの備忘録を添付します。今後ともよろしくお願い致します。


    ブラインドタッチ 約1分
    キーと画面を確認 約4分

    文節毎にキーボードと画面を確認しながらのタイピングは、「キーの位置はだいたい把握しているがブラインドタッチではない」という場合の時間です。約4倍の時間が掛かるわけです。キーを探しながらのタイピングですと5分6分と更に多くの時間を要します。

    タイピングという行為の間は、通常何かを考えたり人と会話をすることが無いため、非常にもったいない時間となりますが、ブラインドタッチが出来ることで、その無駄な時間を極限まで削減出来ます。

    パソコンでの入力作業が多い職業だと、タイピングにかける時間が多くなります。本来の仕事のアウトプット部分に費やす時間が少なくなる、つまりアイデアを出したり思考力を働かせる時間を十分に取れなくなり、成果物の創出が後手に回り、「あの人は仕事が遅い」などと言われてしまい兼ねません。




    ブラインドタッチによる時間短縮の効果

    これまで一日のうち1時間タイピングに時間を掛けている、という人の場合、ブラインドタッチが出来ると、4分の1の時間で出来るわけですから、
    1時間 ⇒ 15分
    となり、45分の短縮となります。長いスパンでその短縮時間を計算すると、
    1週間: 3時間45分( 5日)
    1ヶ月: 16時間30分( 22日)
    1年 :180時間00分(240日)
    となります。たいていの会社が、1日あたりの労働時間が約8時間なので、年間で22日分の労働時間を確保できるということになります。

    残業や休日出勤をたくさんしている、という人は、ブラインドタッチ習得により、毎日定時上がりや、週末の休みを確保出来るようになるかもしれません。

    無駄なタイピングの時間を削減し、もっと付加価値の高い仕事に充てて、業績を向上させましょう。

    ブラインドタッチを習得
    ⇒仕事のスピードアップ
    ⇒早期アウトプット
    ⇒高評価を獲得

    ブラインドタッチは疲れを軽減

    ブラインドタッチが出来ないと、確認のために目線が、
    手元のキーボード
    PCモニター
    に文節ごとに行ったり来たりします。大変に疲れる動作です。首、眼、肩にどれだけの負担があるか計りしれません。

    さきほどの文章をタイピングするとき、ブラインドタッチだともちろん一度もキーボードは見ませんが、ブラインドタッチが出来ないことで何回見るでしょうか?


    お世話に|なっております。|本日は|お打ち合わせの|機会を|設けて頂き、|ありがとうございました。|新しい|プロジェクトの|方向性について|レベル合わせ|出来たことに|加え、|取り組み項目の|詳細な|コンセプトについても|共有|出来たことで、|各担当者も|モチベーションを|上げて|業務に|かかれることと|思います。|打ち合わせの備|忘録を|添付します。|今後とも|よろしく|お願い|致します。


    間違えても打ち続ける、ということを避けるため、およそ文節毎にPCモニターを確認するとします。そうすると、このメール文面をタイピングするのに、30回画面とキーボードを行ったり来たりします。短い語句はまとめて打っても、これだけの回数首や眼を動かさないといけません。

    これは、そうとう身体に負担を掛けます。ブラインドタッチが出来ないことで首や眼、肩に疲労がかさんで来ます。人に依って疲れ易さは異なりますから、ブラインドタッチを
    出来る人  ⇒疲れない人
    出来ない人 ⇒疲れる人
    というわけではありません。出来ない人が出来るようになると、確実に疲労軽減になります。

    ビジネススキルをアピール

    ブラインドタッチが出来たからと言って、ビジネススキルレベルが高い、とは直接は言えないかも知れませんが、仕事が出来る多くの人はブラインドタッチを駆使しています。

    なぜかと言うと、
    出来るビジネスマンは自分の仕事のあらゆる要素に無駄が無いように工夫する
    のです。特に、タイピングのように時間が掛かるし疲労はかさむし、という部分には真っ先に潰しに掛かります。

    ブラインドタッチが出来る人のタイピングは、出来ない人のタイピングと比較して、明らかに音が違います。「○○さん、打つの速いですね」「ブラインドタッチですか?」などと言われるようになります。

    現代の会社での打ち合わせでは、PCで議事を入力しながら進めることが多くなりました。壁に画面を投影したり、大画面モニターにテキスト画面を映しながらの進行になりますので、明らかにそのタイピングスピードが速いと、出席者の目を引きます。たかがブラインドタッチですが、これが出来ることにより、出席者は、たとえ口には出さなくても「この人は一定のビジネススキルを持った人」と認識します。

    逆に、書記を任されたときにタイピングが遅いと、出席者を白けさせることになり大変危険ですので、お早目のマスターを。




    ブラインドタッチを練習するお役立ちサイト紹介

    苦労してブラインドタッチを習得した筆者としては、ブラインドタッチは、1日1時間の練習を2週間続ければ、ビジネスで普通に通用する程度のレベルまで到達できると考えます。

    様々なブラインドタッチ練習サイトがあります。基本的にGoogleの検索で、
    「ブラインドタッチ 練習 無料」などで検索して上位に表示される練習サイトであれば、どれを選んでも問題ないと感じます。筆者が特に優れていると感じるサイトを3つ紹介します。

    e-typing

    ブラインドタッチを体系的に練習できる総合サイトです。無理なく上達できる構成になっている、大変優れたサイトです。長文、方言、勉強など、タイピングメニューが豊富で、飽きることなく取り組めます。サイトの規模も大きいです。
    ■特徴
    ・レベルチェックと判定
    ・1分当たりのタイピング数
    ・正確率
    ・苦手キーを中心に克服できる構成
    ・自分のタイピングの特徴へのアドバイス
    ・数多くのタイピング練習メニュー
    などです。登録しなくても、サイトに訪問してそのまま利用できます。
    e-typingサイトへ

    myTyping

    マイタイピングは、初心者、上級者、幅広く利用できるタイピング練習サイトで、学習系から、歌詞、ビジネスタイピングまで色んなタイピングメニューが揃っている練習サイトです。自分でタイピングを作成して公開することも可能で、楽しんで続けらるよう、よく工夫されたサイトです。
    ■特徴
    ・正誤率
    ・1秒あたりのタイプ数
    ・タイピング診断
    ・ランキング登録
    ・好きな歌手の歌の練習歌詞でタイピング
    ・たくさんのタイピングカテゴリー
    などです。利用登録も必要ありません。
    myTypingサイトへ




    ブラインドタッチ習得への道

    初心者が真面目に一からブラインドタッチを学習したい時には、大変オススメなサイトです。ひらがな50音のキーの打ち方や意識すること、細かくステップ分けされた学習プロセスなど、楽しく進めるというよりは「学習」という色が強いメニュー体系になっています。
    ■特徴
    ・タイピングゲームで学習
    ・キーの打ち方解説
    ・STEP毎の練習メニュー
    ・ブラインドタッチの検定の解説
    などです。利用登録は不要です。サイトの規模は、それほど大きくありませんが、習得するには十分に内容が詰まっており、集中して練習したい場合にはおすすめです。
    ブラインドタッチ習得への道サイトへ

    まとめ

    ブラインドタッチは、ビジネスマンとして必須、とまでは言いませんが出来ることにより仕事の効率が飛躍的にアップすることは間違いなく、習得のためにぜひ2週間ほど費やしてみることをおすすめします。また、ブラインドタッチを習得する背景には、仕事での生産性向上、という意味合いがあることを意識することで、ビジネスでの視点も養えるでしょう。







  • 転職のメリット。転職に必要な取り組みやコツ、準備、試験対策を解説。

    転職のメリット。転職に必要な取り組みやコツ、準備、試験対策を解説。

    転職、というのは経験していないとなかなか一歩踏み出せないものです。この記事では、転職未経験の人のために、スムーズに転職活動を進めるのに必要なこと、やっておいたほうが良いこと、そして、転職が人生で大きなメリットをもたらすことなどについて解説します。




    転職がもたらすこんなにも多くのメリット

    転職は、しなければしないに越したことはない、という考えもあります。現状自分がおかれている状況にトータルで納得できていれば、わざわざリスクを負う必要はありません。

    仕事の一部またはすべてに不満があり、転職活動を決意するわけですが、転職することで今より状況が悪化するのではないかと心配する人もいます。しかし、転職することで得られるメリットは、こんなにもたくさんあります。

    複数の会社の経験が得られる

    転職する、すなわち勤務する会社が変わるので、社風、文化、設備、食堂など、多くのことが新しくなります。慣れるまではしばらく大変ですが、数カ月で馴染んでくるものです。

    ひとつの会社しか知らなければ、会社=自分の会社が基準、となるわけですが、複数の会社のことを知っていれば、客観的に良し悪しの判断ができます。当たり前だと思っていた環境が実は次の会社では、全く異なる環境、ということを知るだけでも、その後の会社員人生に向けて、物事を見る目を養うことができます。

    複数の職種(業務)の経験が得られる

    転職で職種を変えれば、複数の分野での専門性を持つことになり、将来の仕事への選択肢が広がります。転職で同じ職種でも、手法が異なれば、ひとつのアウトプットを出すための多くの引き出しを兼ね揃えることになります。

    同じ職種で転職したとしても、会社が違えば、日常の業務内容は異なります。「生産管理」という仕事だとしたら、その管理する範囲が変わったり、実際の納品部品などの管理まで任されるか、PC上での数字管理だけか、その会社によってさまざまです。

    仕事を遂行する上で、その手法や問題の扱い方、技術やサービスなど、新職場では新しい物事ばかり、ということがほとんどです。それらすべてが自分のノウハウになります。転職した会社の数だけ経験値が増えます

    過去の自分の経験よりも非効率な手法で業務を遂行している職場だったら、問題提起して改善し、存在感をアピールすることもできます。

    多くの人脈が得られる

    当然のことですが、仕事で関わる人も変わりますので、人脈は増えます。前の会社の人達と良好な人間関係を構築していれば、転職後もコンタクトを取ることで、人脈のネットワークは広がります。さまざまな業界、会社の人達との付き合いがあることで、自分が属していないところの生の情報が取れるというのは非常に大きなメリットといえます。

    末長く付き合いがあるほど、「あなたがいた時のアレは、まだ相変わらずだよ」「ずいぶん変わったよ」などと教えてくれます。その情報により、自分が属していた時のルールや文化が会社特有のものだったか、または時代背景によるものだったか分かります。

    自分を客観的に見れる

    ひとつの会社にのみ働いていると、自分のスキルや仕事のやり方のレベルが高いのか普通なのか、分かりにくいです。周りが低すぎるだけなのか、レベル高過ぎなのか? 他の会社でのまったく違う文化のなかで育成されてきた社員を見ることで、自分のレベルを客観的に捉えることができます。

    これにより、万が一、高かったはずの自分のレベルが実は大したことがなかった、ということが分かれば、スキルを一から磨き直すきっかけにもなります。

    転職を人にアドバイスできる

    転職をすれば、それが成功しても失敗しても、転職そのものがひとつの人生経験として残ります。もちろん自分が更なる転職をするときにその経験は役に立ちますが、自分の大切な人や友人などが転職を検討しているときには、力になってあげることができます。経験者からのアドバイスは信憑性もあり、より良い信頼関係を築くことができるでしょう。




    転職を思いたったらまずやること

    転職するのに際して明確な順番などはありませんが、次の項目のできることから始めましょう。漏れなくやることが望ましいです。

    自分が職業に求めるものを確認

    「今の会社は残業が多すぎて自分の時間が取れない」など転職を決意するきっかけがあります。「次の会社は残業の少ない所ならどこでもよい」と考えて、転職してしまいがちですが、プライベートの時間が増えたのに収入が下がって、財政的に厳しくなった、など検討不足で失敗することは避けなければなりません。

    転職する際には、現職で心も体も疲れきっているケースがあり、落ち着いて判断しないといけません。

    転職活動をきっかけに、自分が仕事に求めるものを今一度考えてみるとよいでしょう。これを再確認出来れば、転職先の仕事に求める条件が明確になってきます。

    仕事を取り巻く要素を以下に挙げたいと思います。

    ■勤務地に関するもの
    ・通勤時間
    ・通勤手段
    ・都市部か校外か

    ■給与に関するもの
    ・給与
    ・賞与
    ・給与体系
    ・昇給

    ■仕事に関するもの
    ・職種
    ・業務内容
    ・語学
    ・PC

    ■労働条件に関するもの
    ・一日の労働時間
    ・始業時間
    ・昼の休憩時間
    ・残業
    ・休日出勤
    ・年間休日数

    ■異動、出張に関するもの
    ・国内出張
    ・国内転勤
    ・海外出張
    ・海外転勤

    ■会社に関するもの
    ・会社の規模
    ・会社の福利厚生
    ・会社の教育体系
    ・昇進のしやすさ
    ・会社の安定性
    ・会社の将来性
    ・会社の設備
    ・グローバル展開



    ざっとこんな感じでしょうか。自分が次の転職に求める要素に優先順位でもつけてみると、スムーズに探すことが出来るようになります。

    自分が仕事で本当にやりたいことを整理

    仕事に求めるものが明確になっていたとして、それが給料や勤務地だったとしても、やりがいがないとモチベーションが持続せず長続きしません

    改めて自分がやりたいことを確認するとよいです。例えば、
    英語が得意だから英語力を生かした仕事がいい
    ど考えていた場合、転職先は、英語ができる前提で採用してくれるわけですから、英語ができて当たり前という扱いをしてきます。職場では自分の英語力を大して評価しないわりに、英語スキルをいいように利用されてしまうことだって考えられます。

    このような状況になったとしても、英語を生かした仕事をやりたい、と覚悟が決められるかが重要です。こんなことになるなら、他の専門性を新たに磨いて、英語はプラスアルファの武器にしよう、などとさまざまなアイデアが浮かびます。

    特に今の時代、「やりたいこと」がAIに取って変わられそうな仕事の筆頭にあるような職種の場合、避けておいたほうが無難です。

    ぜひ一度やりたいことの再確認をしてみてください。




    自分のスキルの棚卸し

    転職する、ということはこれまでの職歴で培ったスキルやノウハウがあります。それを全て書き出してください。些細なものでも何でもよいです。

    ■スキル大項目の例
    理系:
    研究開発、設計、製造、プログラミングなど
    文系:
    営業、金融、証券、保険、広告、経理、コンサルなど
    その他(芸術系など):
    デザイン、作曲、制作など

    →スキルの大項目は、職種とイコールです。自分の肩書きそのものです。
    設計士、金融マン、デザイナーなど

    ■スキル中項目の例
    その職種をこなす上で発生する特殊スキルです。業務を遂行する上で必要なツール、機器、ソフトウェアなどの使いこなしが、それに当たります。設計の職種で一例を挙げます。
    ・引張試験機
    ・オシロスコープ
    ・電子走査顕微鏡
    ・CAD(コンピューターによる設計製図)
    ・Illustrator(画像編集ソフト)

    ■事務スキル、ビジネススキル
    これは、どの職種にも発生するスキルです。パソコンを使える、というのも立派な事務スキルです。これらのスキルの例は、
    ・Excel,Word,PowerPoint
    ・資料作成やデータ処理
    ・文章能力
    ・リーダー経験
    ・プレゼン経験
    ・組織活性化 など

    ■語学力
    簡単な日常会話、メールでのやり取りができるレベルであれば、その言語を所有スキルと称して問題ありません。

    英語に関して、しゃべることが目的ではなく、履歴書への記載やPRが目的の場合、TOEICのスコアを所持していたほうがよいでしょう。その上で「会話が出来る」「メールでやり取りできる」という実スキルが際立ちます。目安は、最低600点です。会社で海外出張や赴任などの際、600点以上がおおよその基準となります。

    その他の外国語の場合も、○○語検定○級という資格の記載が出来ればベストですが、もし取得していない場合には、入社面接で経験を話せるくらいのことを押さえておくようにしましょう。


    転職サイト、転職エージェントに登録

    ターゲットの会社を既に決めている場合も、これから決める場合も、まずは、転職サイトを見てみることをおすすめします。

    自分の希望条件で検索してみて、世の中にどの程度の求人があるか、大枠で捉えることにより、自分のスキルの客観的位置付けや妥協ポイントなども見えてきます

    就職・転職エージェントへの登録をすることも大変重要です。担当者と面談などでしっかり話して、経験、スキル、希望などを話すことにより、非公開求人情報を提供してくれる事もあります。これは、一般の多くの人に見せることは出来なくても、適任者が現れれば推す、ということになります。企業から求人が来ているが、まだウェブ公開まで入力完了できていない、ということもあります。

    ちなみに、既に志望会社が決まっている場合には、その会社のホームページの採用メニューの、
    中途採用
    キャリア採用

    などの項目で情報を入手します。

    もし、「キャリア採用の募集は現在ありません」とあったとしても、そのサイト上で募集が無いだけで、転職エージェントをうまく利用してアプローチをお願いすることもできます。決して諦める必要はありません。

    とにかく、まずは転職エージェントに登録して、本気度を伝えることで、本格的に転職市場の土俵に乗ることができます。


    志望企業の採用試験を調査

    志望会社が固まったら、その会社の採用試験情報を徹底的を調べます。

    ・転職エージェントを通じて調査
    ・会社の採用部門に直接問い合わせ
    ・会社公式ウェブサイトで検索
    ・ウェブ掲示板や口コミ情報(自己責任で)

    筆記試験がある、とか、面接は二次試験まで、など出来るだけ詳細に情報を入手し、完璧なまでに試験対策します。

    大手転職エージェントの紹介なので形式的な試験、なんてことはありません。会社は、基礎学力や専門性人間性頭の回転常識、など緻密にジャッジしてきます。万全を期す必要があります。その対策を次の項で解説します。




    採用試験の対策

    採用試験の対策は、課される試験項目数にもよりますが、十分な期間を設けて取り組んでください。

    筆記試験

    学力試験がある場合、これは、新卒や中途採用の試験時に課される試験と同様のものになります。書店でもamazonでもどこでもいいので、J-MATやSPIⅡなどの問題集を5冊ほど練習して解答方法をマスターしておけば、大体7~8割は解けるでしょう。就職試験でも資格試験でも合格ラインは6割ですので、80点獲得できれば、筆記試験はOKです。できれば5冊の問題集を2周勉強できると理想です。

    ■数学
    試験ボリュームは、
    鶴亀算、植木算、食塩水、追越算、確立など約30問
    時間は約40分

    数学は全て文章題なので、1問の解答にかなり時間が掛かります。筆者もこのような筆記試験を何度も受けたことがあります。理系ですが、数学のほうが大変だったという印象です。40分間集中してひたすら解き続ける、という感じです。迷ったら、「はい、次!」と次の問題に移る、というように時間配分を考えないと、すぐに終了してしまいます。限られた時間の中で的確に判断して多くの正しい答えを導き出す、という能力の客観的スキルを審査されています。

    ■国語
    試験ボリュームは、
    漢字、熟語、反意語、類義語、文章問題など約40問
    時間は約30分

    国語は、知っていればすぐに解答出来る、という問題が多いです。数学のように、「まったく分からない、どうしよう」という問題に出会うことはあまりないでしょう。「どっちの選択肢かな~」と迷うことはあります。国語は勉強した分だけ高得点が出せる、という科目になります。言葉の意味や読解力など、仕事をしていく上での基本的な国語力を審査されています。




    論文試験

    中途採用に論文試験が課されることは稀ですが、もし論文が課される場合、これまでの仕事の取り組みに対してのテーマとなり、苦労した点やその実績や成果などを明確にしておく必要があります。

    また、社会人としてもっているべき観点、
    生産性向上
    人材育成
    組織の活性化

    の視点は確認しておかないといけません。これまでの仕事の内容にもよりますが、
    品質
    コスト
    納期
    環境

    についての自分の取り組み実積も押さえておき、何パターンか書けるようにしておくとよいでしょう。

    論文の書き方についてですが、社会人が会社から課される論文試験は、書き方がだいたい決まっています。詳細に解説した記事がありますので、こちら↓を参照にして下さい。
    会社の論文試験に合格する! 昇進試験、採用試験での論文の書き方のコツ、対策を解説




    面接試験

    中途採用の面接試験では、必ずといっていいほど、
    前の会社を辞めた理由を質問されます。まだ辞めていない場合は、辞めようと思った理由を質問されることになります。

    当然のことながら、ポジティブな回答をしなくてはなりません。自分のスキルや興味関心からステップアップを目指すということに主眼をおいて話します。

    決して後ろ向きな発言をしてはなりません。

    会社員の面接での一般的な対策をまとめた記事を別途書いていますので、こちら↓を参考にしてください。
    会社の面接試験に合格する! 中途採用試験、昇進試験の面接のコツ、対策を解説

    入社前にやっておいたほうがよいこと

    中途採用試験の対策ではありませんが、無事に採用通知を受け取り、あとは入社するだけ、となってからの取り組みについて最後に解説します。新たな会社で働き始める前にやっておいたほうがよいことがいくつかあります。

    ブラインドタッチの習得

    言うまでもありませんが、パソコンのキーボードを見ないでタイピングすることです。ブラインドタッチは、キーボードを見ないで楽にタイピングするためだけの技術、という訳ではなく、生産性を向上させるビジネスでも重要なスキルのひとつです。詳細に解説した記事を書いています。いきなりブラインドタッチ練習サイトに行く前に、ご一読いただき、観点を理解してから習得することをおすすめします。

    ブラインドタッチがもたらす3つのメリット。優れた無料練習サイトを3つ紹介。

    まとめ

    転職、というのは動き出すまでは躊躇してしまいますが、終わってみると大いに達成感があります。転職活動の中から社会の動きを見たり、業界の情報を学ぶことも多いです。確実にいえることは、転職を経験すると社会人としては確実にレベルアップする、ということです。ぜひ、転職を成功させて充実した日々をお過ごしください。







  • 会社の面接試験に合格する! 中途採用試験、昇進試験の面接のコツ、対策を解説

    会社の面接試験に合格する! 中途採用試験、昇進試験の面接のコツ、対策を解説

    会社の面接試験は、社会での以下のようなさまざまなステップアップの際に必要になります。
    ・就職活動での新卒入社試験
    ・中途採用の入社試験
    ・就職後の昇進試験
    ・契約社員の正社員登用試験
    など
    それぞれのステータスで質問されることの難易度は多少異なるものの、話す内容は、自己紹介、今後やりたいことや意気込み、スキルに関することなど、準備することは、大きくは変わりません。

    この記事では、会社での昇進試験や中途採用、正社員登用試験での面接試験で押さえるべきポイントについて解説します。




    面接で話す内容の前に

    面接では、様々なことを気に付けなければいけませんが、面接試験での話の内容の前に、人間性の部分での注意を2項目挙げます。
    ・外見
    ・話し方

    です。

    外見

    まずは、見た目から入り、好印象を与えることが重要です。清潔感のない風貌は、もはや論外です。

    服装

    ・基本的にはスーツ
    ・事前に告知があればビジネスカジュアル
    ・社の作業服OKであれば、正しく着る

    髪型

    ・女性は、まとめるか短髪
    ・男性は、短髪で真面目な髪型
    ・女性の場合、メイクは必須で派手過ぎないこと

    姿勢

    ・背筋を伸ばす
    ・椅子には深く座る
    ・手は膝の上
    ・フラフラ揺れない

    態度

    ・爽やかな表情
    ・俺様な雰囲気を出さない
    ・自信無さ気にはしない

    以上を完璧にしましょう。親、兄弟、友人などに見てもらっても良いかもしれません。

    話し方

    話しの内容の前に、話し方や言葉の使い方がちゃんとしていないと聞いてもらえません。面接になってたどたどしくならないように普段から話し方については気を配りましょう。

    言葉使い

    ・「される」「なさる」などの尊敬語
    ・「いたす」「いただく」などの謙譲語
    ・「です」「ます」などの丁寧語

    受け答え

    質問されたあと、「はい、○○に関しましては、」「いいえ、そういうわけではございません」などの会話の掛け合い

    話すスピード、滑舌など

    ・速すぎず、遅すぎず
    ・明瞭に話す
    ・文節で区切りながら分かりやすく話す

    言葉使いが出来ていないと、話の内容に重みがあっても人間性の部分で減点となり、合格出来るものも出来なくなります。日頃から話し方に気を配ると良いです。




    知識、スキル、業務、専門性の確認

    自分がこれまでやってきた仕事を振り返って、培ってきた業務スキルや出来ること、得意なことなどについて全て押さえておきます。面接では、
    ■これまでの取組みと今後の取組み
    ・仕事への意識
    ・今後のキャリアプラン
    ・その他、論文で出題されなかった仕事に関する内容

    といった内容が質問されることが一般的です。次の事柄を事前にしっかり押さえて、何を訊かれても答えられるよう準備しておくことです。例を挙げます。

    自分の全スペックの把握

    ・職務経験(どの職種を何年)
    ・資格
    ・特技(どれくらいのレベルか)
    ・自分の専門知識の再確認

    自分の仕事の把握

    ・職務内容
    ・担当領域
    ・担当製品やプロジェクト
    ・業務での苦労した点、解決策、今後の活用

    直近の職場の状況把握

    ・どの職域が何人、リーダーについて
    ・その中での自分の立ち位置

    会社が置かれる状況の把握

    ・事業領域、売上見通し
    ・最近のホットな話題
    ・世間での会社の評判




    社会でのさまざまなステップアップの際に必要になります

    やる気、向上心の面

    面接で全てを知ることはできない、とよく言われますが、少なくともやる気に満ち溢れていることを表明することで、マイナス点を防ぐことができます。

    将来のビジョン

    ・リーダーとしてまとめていきたいか?
    ・専門領域を極めて新ビジネスを開拓したいか?
    ・製品やプロジェクト、サービスをどうしたいか?
    ・転勤や海外勤務についてどう考えているか?

    レベルアップ

    ・何年後にはこうなっていたい
    ・○○のレベルに到達したい
    ・○○の資格を取得したい

    基本的事項

    ・自己PR
    ・志望動機
    ・この先やりたいこと
    ・これまでに打ち込んだこと
    ⇒これら基本的事項の4つは、通常、対会社での面接では漏れなく準備することが必要なお決まりの質問です。

    正社員登用面接試験であれば、以下も押さえておくと良いです。
    ■なぜ正社員になりたいのか
    ・長いスパンで事業に関わりたい
    ・高いレベルで判断して取り組みたい
    ・業務範囲を広げて自分をアピールしたい
    ・物事を根本から改革したい




    全ての項目について話せるようにしておく

    仕事面や気持ちの面など、これまで挙げたすべての項目について、
    ・30秒くらいの短い触りのような語り
    ・1~2分で具体的な事例を含めての語り

    の2パターンを準備しておきたいものです。そうすればだいたい何を質問されてもOKです。

    以上になります。それぞれの会社でお決まりの面接スタイルがあるので、それも可能な限り調査した上で取り組みましょう。







  • 会社の論文試験に合格する! 昇進試験、採用試験での論文の書き方のコツ、対策を解説

    会社の論文試験に合格する! 昇進試験、採用試験での論文の書き方のコツ、対策を解説

    会社の昇進試験では、たいてい論文試験があります。また、入社に際しての採用試験で論文試験を課す会社もあります。論述のスキルは、会社員にとって今後も求められます。
    この記事では、実際の例題に沿って論文を書く流れや、論文試験に合格するための書き方について解説します。




    会社が社員の論文に求めること

    会社によって、求める論文の書き方の文化に多少の違いはあります。しかし、論文の流れ、仕事をしていく上でとらえていて欲しいことや書いてほしいことは、会社によらずだいたい決まっています。

    論文の流れ

    論文を書く上で、「起承転結」「序論・本論・結論」などの考え方があります。それぞれを簡潔に表すと、

    「起承転結」は、
    問題、議題を起こし、興味を惹きつけ、それを承けて内容を展開、一度異なる視点に転じて、最後は結ぶ、という流れです。

    「序論・本論・結論」は、
    序論:主題や問題提起を述べ、読み手を引き込む
    本論:問題への見解、論理的に展開する
    結論:全体の締めくくり、最終主張

    となります。どちらの手法で書いても差し支えありません。

    たとえば、論文のお題で「現在AAという状況にあるが、BBについてどう考えますか」という問いかけだった場合、

    AAの見解を簡単に記述する(序論

    BBについて問題を提起する(序論

    BBの見解をいくつか挙げる(本論

    ひとつずつ詳細を記述する(承、転本論

    最終的な主張で締めくくる(結論

    ポイントは、AAに相当する前提条件のところにも触れることです。あまり長くは述べずに、軽く触れる程度が理想です。そうすれば、「起承転結」「序論・本論・結論」にうまく乗ってきます。

    ちなみに「序論・本論・結論」の比率は、
    序論 20%
    本論 70%
    結論 10%
    くらいがちょうどいい、といわれています。

    盛り込む内容

    盛り込む内容は、その論文試験のステータスや以下のレベルで若干異なります。

    • 入社、採用
    • 契約社員から正社員登用
    • 平社員から課長

    下の項目ほど、とらえる内容にはより高いレベルが求められます。しかし、どの論文試験にもキーワードとして盛り込むと印象が良い要素があります。それは、以下の含みをもたせた要素です。

    • 生産性の向上
    • 人材の育成
    • 組織を強くする

    会社とは、人材を教育、育成して、組織の機能を活性化させることにより、生産性を向上させてより多くの利益を追求することへ常に向かっています。会社はこのような観点をもった人材を求めているのです。ひとつずつ例を挙げます。




    生産性の向上
    • 作業時間や人数を変えずに製品のコストを下げる
    • 成果の質を下げずに担当者の人数を削減する
    • ひとつの作業をこなす時間を短縮させる
    • 同じ物を半分の作業スペースで作る

    利益アップにつながる

    人材の育成
    • 後輩に業務の教育
    • 部下に研修を勧める
    • リーダーや企画を任せる
    • 課の全員で勉強会
    • 研修システムを構築

    社員のレベルアップにつながる

    組織を強くする
    • 全員が高い意識で目標に向かう
    • 社員同士の信頼関係を強くする
    • みんなが自由に発言できる環境をつくる
    • お互い支援し合い高い成果を出す

    組織の活性化につながる

    論文内に程よく書く

    生産性向上や人材育成など、訴求力のある要素を論文の中にところどころ含ませることで、会社員としての意識の高さを読み取ってもらうことができます。
    しかし注意することがあります。お題にない要素はあまり長々とは書かないことです。本筋から離れてしまい「題意にそぐわない内容」として減点の対象になります。題意に的確に記述することが重要です。

    もし論文に書く材料(ネタ)が思い当たらなかったら、以下の記事で日常業務にある論文ネタのヒントをご参照ください。
    昇格試験の論文を書くネタ、知っておくと使える22の記述材料

    文章を上手に書くための参考。
    文章を上手に書くための6つの基本、例文で解説

    昇格試験論文の合格を決定づける、少しハイレベルな4つの書き方 例文付きで解説

    では実際にテーマを設定して、論文を書いてみましょう。




    実際の論文例で解説

    このページでは、文系職種である営業系職種を想定した論文例を記述します。理系職種、品質保証系の論文を参照したい方は、以下をご覧ください。ただし、文系職種も理系職種も論文を記述する観点は同じですので、すべての論文例を読んで、論文を書く視点を習得することをおすすめします。

    理系の社員向け、昇格試験の論文例

    品質保証、検査業務の昇格試験論文の記述例

    昇格試験論文例「職場における私の役割と課題」

    論文をいきなり書き始めるより、要約メモを最初に作成したほうが、よりスムーズに書くことができます。
    参考したい方は、以下ページをご覧ください。

    昇格試験の論文をスムーズに書くコツ

    文系職種向け論文例ここから


    問題文
    「仕事をする上で問題解決は欠かせません。これまで仕事で経験した問題と解決策を述べ、その経験を今後の業務にどのように生かしますか。」
    (論文ここから)

    仕事には、問題の発生や慢性的な課題がつきもので、問題や課題を解決しないと先に進まず、スタッフの成長も促進されません。自らの力で、ときには周りの人を巻き込んで問題を解決することは、仕事をする上で不可欠なプロセスといえます。

    現在、営業アシスタントとして営業主任のスケジュール管理と顧客要望のサマリー作成、主任が商談で使用する資料の作成業務に従事してきた。これらの業務の中で2つのことが問題となっていた。
    1.営業主任の商談がスケジュール通りに遂行されていない
    2.(必要であれば2つめの問題を書く)

    私は、これらの問題を通して原因を調査し、対策を講じた。

    1.営業主任の商談がスケジュール通りに遂行されていないことへの対策
    スケジュール通りに遂行されていない原因をまとめた結果、
    原因1 一日のスケジュールを過密に設定していた
    原因2 訪問先での打ち合せ時間が延長する傾向がある
    の2点が主要因であることが分かった。

    ■原因1への対策
    過密スケジュールについては、従来、移動時間や多少の余裕などを考慮した計画を作っていたが、さらに打ち合わせが長引くことを想定して、より余裕をもった計画を作るようにした。主任からこれまでの遅延時間の聴き取りを行い、打ち合わせが長引いても次の訪問先への遅刻や再調整が発生しないような計画を策定し、まずは早急な対策とした。

    原因1の対策をしたものの、商談を消化する効率が悪くなり、根本的な解決策ではないため、そもそも打ち合わせが長引かないような対策を施すことが本質的な対応である。以下にその対策を述べる。

    ■原因2への対策
    打ち合わせが長引く理由は、打ち合わせ先で、事前準備以上の内容に及ぶことが多いためである。資料の持参が間に合わないため口頭での説明になり、結果として長引く、ということであった。事前の資料準備は私の担当だが、あらゆるケースを予想しての紙出力は、無駄が発生することも多く手荷物も増えるため、新たな手段として「携帯用タブレット端末の導入」を提案した。ノートPCでは、操作性や持ち運びなどの問題で、商談には向いていないのに対して、タブレットは持ち運びやプレゼン用途としても最適である。しかし、セキュリティ上の問題もあり、以下の提案を追加で行った。
    ・先月発売された大手ソフトメーカー製のセキュリティレベルの高いソフトの使用
    ・タブレット導入で見込める商談遂行の効率化による部門利益アップの概算
    タブレット端末を導入することによる業務効率アップも見込める。課内の営業スタッフ、アシスタント全員を招集して協議を行い、それぞれ、セキュリティソフトの調査、営業スタッフの現状や意見のまとめ、提案資料作成など分担してもらい、関係者に対して自ら発表した。最終的に事業部からタブレット端末の導入が承認された。この取り組みの結果、資料の紙出力は最小限にまで削減され、営業アシスタントの業務は効率化し、主任のみならず営業スタッフ全員の商談の遂行効率が3割向上した。

    今回業務効率化されたことだけでなく、一人ひとりが通常業務の枠を越えた取り組みにより成長し、課の提案力も向上し、また課員一致団結してひとつの目標に向かって良い結果を導いた。課としての組織の活性化にもつながった。そこに自分が中心がになって動いたことは、とても良い経験であった。

    2.(必要であれば、2つめの課題と解決策を書く)

    上記の問題解決は、即座の対処と本質に迫る施策の両方に対応できた事例である。結果として、部門の業務効率アップにより会社の利益を上げるという生産性向上、また課という1つの組織をまとめて団結力を強化することにつながり、大きな成果となった。今回の経験を、今後の業務に向けて以下のように生かそうと考えている。

    • 問題に対して、まず暫定対策を早急に行う
    • 問題の根本と取り巻く状況を鑑み、本質的な恒久対策を短期間で行う
    • 自分の業務の効率化に加えて、部門全体の業務効率化と利益を考え、最適な解を探す
    • 新しい取り組みを行うことで、一人ひとりが成長できるような環境を作る

    これからも早急なる問題解決を行い、会社の利益を常に念頭において、現状の環境だけにとらわれず、自分の知識とアイデアを十分に活用して業務を遂行したいと考える。

    (論文、終了)

    以下、まとめです。




    まとめ

    一例でしたが、いかがでしょうか。流れは、起承転結や序論・本論・結論を意識しながら以下の順に書きます。

    • 問題を挙げる
    • まず問題の火消しのための暫定対策を講じる
    • 本質的な観点で恒久対策を講じる

    ストーリーを作ります。そのアクションの背景に以下の要素を含ませます。

    • 部門や会社の利益の向上
    • 業務効率を上げる、生産性向上
    • 基本的には部門や会社の方針に沿う
    • 社員や組織が成長する(人材育成)

    これにより論文採点者は「この人は分かっている」となるわけです。

    以下、関連記事です。
    理系の社員向け、昇格試験の論文例
    読みやすい文章表記50選、これだけ覚えればかなり書ける
    成功する小論文! 生成AIにはこう指示を出す!

    論文の試験に合格するためには、論文を何回も書いて、得意な人に見てもらい添削してもらうことで、どんどん上達します。うまくいくことを祈っています。







  • 会社で出世するためには何をすればいい?必要な取り組み5つ。

    会社で出世するためには何をすればいい?必要な取り組み5つ。

    会社で出世するためには、どうすればよいのでしょうか?
    この記事では、会社で確実に出世するための仕事での取り組みのコツについて解説します。

    仕事視点ではなく、「昇進・出世」のために特化したアクションも別であります。本記事とは別で参考にしてみてください。
    会社で出世するために、本当に必要なことは? 実力だけではない、ちょっとした心掛け




    会社員で給料を上げるには昇進するしかない

    会社で働いていると、やる気のある人は、リーダーや課長の座が欲しくなるものです。
    普通に仕事しているだけでも、色々覚えてそのうち昇進する、ということもあるかも知れませんが、今の時代、定年までずっと平社員のまま、ということも珍しくありません。
    また、会社で働く場合、給料は、その仕事の難易度や量で決まるのではなく、役職で決まります。会社員で給料を上げたかったら、昇進するしかないのです。

    会社で出世するための4つの取り組み

    会社で出世するためには、とにかく仕事をがんばる、というだけでは、難しいです。みんな、がんばるのは当たり前だからです。出世するためのがんばり方があるのです。必要な取り組みを5つ挙げます。

    1. 改善活動、新規取り組みをする
    2. リーダーシップを発揮する
    3. 人間力を身に付ける
    4. 昇格試験を必死に勉強して合格する
    5. 後輩社員を何が何でも従える

    就活する学生に対して学歴フィルターを掛けて、ある一定以上の偏差値の大学しか説明会に出席させないなど門戸を制限している会社も多いですが、一度入社してきた社員については、その「人」「仕事の仕方」「成果」を見る傾向が非常に強いです。

    上の5冊つの項目について解説します。




    1. 改善活動、新規取り組みをする

    入社して配属された部門で真面目に仕事をしているだけでは、他のスタッフと同じです。職場で様々な間違ったやり方をしている時に、これはおかしい、と提言して改善案を考えたり、現状の業務ノウハウがあれば、このような新しいサービスや製品、設計が出来る、と新規取り組みを提案するなど、現状の業務の枠を越えた活動をします。
    会社は次々に新しい事を世に産み出さないといけないので、そういうことを進んで出来るスタッフを上に引き上げようとします。

    改善の取り組みのやり方

    「これは良くない、改善すべきだ」と思える感度を持ちあわせていなければなりませんが、特に難しいことではありません。自分がその業務を遂行していて、
    ・とてもやりにくい
    ・何て無駄な作業だ
    ・私なららこうやる
    ・これは何の成果にもならない

    と感じることがあると思います。それかきっかけになります。そう感じたら、次の観点で提案をします。現状の業務の、
    ・手法
    ・不備とその理由
    ・要する時間
    ・アウトプット品質

    そして、新しい提案での、
    ・手法の詳細説明
    ・新手法の優れている点
    ・要する時間
    ・アウトプット品質

    単純に効率化だけであれば、3つ目のアウトプット品質は記述不要です。

    ポイントは、新手法にしたときの、要する時間がどれだけ削減出来るか、です。もし、ひとつのアウトプットを出すのに、
    8時間⇒4時間
    と削減出来れば、1日のうち半分は他の仕事に時間を費やせるわけです。産み出された余裕時間を、新しい事の取り組みに充てることが出来ます。

    新しい取り組みのやり方

    会社は、その年度毎に方針を打ち出します。その方針は、事業部、部、課、係と、どんどん下に具体的な取り組み方針としてブレークダウンされていきます。新しい取り組みの提案は、以下のようにやります。

    自分が所属している部門の方針の範囲内で、合致する取り組みを提案します。提案の観点は、
    ・取り組み内容
    ・手法の概略
    ・期待できる成果
    ・ベースとなる部方針はこれ

    などです。これらがあれば大体の見通しが立ちます。どんなに画期的でも、なかなか取り入れてもらえるものではありませんが、アピールの一貫で行います。このような習慣をつけると、確実に前向き指向である、と評価の対象になってきます。

    大体却下するのは課長レベルですが、自分の提案内容と同じ新規取り組みが、近い未来に事業部クラスから下りてくることもあります。そのときは、胸を張って「私の言った通りになったじゃないですか」と言えば良いのです。

    2. リーダーシップを発揮する

    会社での出世=マネジメント、といっても過言ではありません。課長になると課全員のマネジメント、係長や課長補佐になると、その課やグループのスタッフの一部をマネジメントします。課としての必要な作業的業務からやや離れ、その作業をする人たちをまとめる、という位置付けです。

    当然、人の上に立つ人にはリーダーシップをもっていることが要求されます。世の中にはリーダーシップ論なる本が溢れていますが、会社における出世目的のリーダーシップとはどんなものでしょうか?ただ皆を引っ張るだけではダメです。大体以下のようなことがまんべんなくできれば、昇進させるに値するリーダーシップと見なされます。

    ・課、係など、全体の業務進捗を把握する
    ・課員一人ひとりの業務負荷を把握する
    ・各人の業務進捗の情報共有会を開催する
    ・課員の業務遅延があれば援助、援助の要請
    ・新しいノウハウを構築したら課員に展開
    ・会議の進行、書記などを進んでやる
    ・リーダー不在の時にリーダー代行をやる
    ・小さなプロジェクトのリーダーをやる

    などなど、まんべんなくできればよいですが、さすがに全て網羅するのは、時間も取られ、本業が手薄になってしまいますので、無理のない範囲での取り組みを心掛けます。




    3. 人間力を身に付ける

    会社では、どんなに頭が良くても、柔軟性がなく正論ばかり唱えて現実的に物事を進められない人は出世できません。会社といっても人の集まりですから、人を見て仕事をすることが多くなります。

    誰に対してもぶれない態度、一貫した論法を貫く、ということは悪くはありません。しかし、会社という組織の中で周りの人に認められ、上のポジションに立つ、ということは、時には自分を曲げてでも他人の意見に耳を傾けてバランスよく物事を進めて行かなくてはなりません。

    出世するために、人間的に優れていると見られ、人格を認められるには、普段から以下のように振る舞うことが求められます。

    ・自分の意見を否定されてもキレない
    ・話に一貫性を持たせ、理屈的にブレない
    ・支離滅裂なことを言わない
    ・何事があってもうろたえない
    ・末端の作業員にまで細かく指導する
    ・相手の目を見て話し、話もしっかり聴く
    ・部下と上層部の間で上手に調整する
    ・同僚や部下を呼び捨てしない

    上記のどれかが欠けている部長級クラス社員なども見ることはあります。さすがに全て網羅するということは難しいです。また、明確な師弟関係が構築されていれば、呼び捨てもまた近しい間柄を感じることが出来ます。

    会社では時には喧嘩をしなくてはならないことだってあります。しかし、このような事を頭に入れておいて日頃から意識して行動に移しておけば、自然に「人格」が高く形成されて行きます。そのような人格部分は上の人達からは必ず見られています。この人にリーダーのポジションを任せて大丈夫かどうかを見極められます。

    無理のない程度で自分の主張をすることも大切ですが、その時の話し方や言葉の選び方、表情、相手への気遣いにより、良好な人格形成を目指すことをお勧めします。

    4. 昇格試験を必死に勉強して合格する

    会社には、たいてい「昇格試験」「昇進試験」なるものがあります。論文や面接、筆記試験が一般的です。

    自分の就職した会社での昇格試験で論文が課されるのかどうか、それはおそらく簡単に分かると思います。その会社の昇進・昇格試験によって、書かれるべき論文のパターンがあります。必ず情報が出回るはずですので、貪欲にその情報を取りにいき、確実に早期にその昇進試験に合格してください。

    会社の論文試験に合格する! 昇進試験、採用試験での論文の書き方のコツ、対策を解説

    会社の面接試験に合格する! 中途採用試験、昇進試験の面接のコツ、対策を解説

    どんなに仕事の出来が優秀でも、試験に合格しないと上司も自分を上に引っ張ることが出来ません。その部門でまずは課長へと昇進するための最低条件ともいえます。




    5. 後輩社員を何が何でもしたがえる

    この項目は、リーダーシップとはまたひと味違うものです。やろうと思ってやれる訳ではありませんが、もし出来れば、先に挙げた、人間力や改善活動などが欠けていても出世のラインに乗ります。

    会社には、
    部下を怒鳴り付ける課長
    頭越しに命令する部長

    など、無理やり部下に仕事をさせる嫌な管理職もたくさんいます。この人たちはなぜ出世できたのでしょうか? それは、「こいつをリーダーの座に任命すれば、下をまとめて、仕事をさせてくれる」という信頼感を持たれたからです。

    当然、上司はその人の人間性を知っています。しかし自分の言うことさえ聞いてくれれば、あとその下は右へならえで機能する、ということで役職を任命されます。

    部下に仕事をさせるうえで、少なくとも正しい理屈で筋が通っていることは必要です。部下、後輩に異論を唱えられたとき、「それは違うだろ! 客の立場で考えろ。今やるのはこっちだろ!」などと、ぶれない正論で即座に封じるような対応が出来るとよいです。

    この手法でのリーダーシップは、確実に嫌われますが、それでも出世のため、と覚悟を持って取り組むのも良いかも知れません。イソップ物語の「北風と太陽」の北風のほうになります。あくまでも仕事上では厳しく対応する、というだけで、力を抜くべき所は抜いて普段のコミュニケーションは円満にとることが良いでしょう。

    後輩にビジネススキルを指導することでも、先輩の威厳を見せることは出来ます。資料作りひとつ取っても、的確な指導ができれば、「やはり先輩は視点が違う!」と感じることでしょう。資料作成のコツを解説した記事もありますので、参考にしてみてください。
    お仕事で資料を上手に作るコツ、例を挙げて資料作成の基本を解説

    まとめ

    以上、会社で出世するための取り組みについてお話ししました。全て実行しても、会社によってはなかなか昇進の門戸を開いてくれない所もあるかも知れません。しかし、明らかに優秀な社員なのに、いつまでも単純作業ばかりさせておく、ということはありません。会社そして職場は、どこも大抵は人手不足ですから、高いレベルで仕事ができている社員には、昇進させて役職を付けるよう動いてくれます。ここで書いた取り組みを地道に行い、アピールしてください。







  • 契約社員から正社員になる方法。登用試験に合格して、大企業の正社員になる。

    契約社員から正社員になる方法。登用試験に合格して、大企業の正社員になる。

    大企業に入りたいが、ハードルが高くて無理、と考える人は多いと思います。新卒でも大企業から内定をもらうことは難しいですが、既卒で手に職もない、という場合は、もっと厳しいでしょう。どうすれば大企業に正社員で入ることができるのでしょうか。

    さまざまな方法がありますが、その一つとして、

    契約社員から正社員にキャリアパス

    するという手段があります。その手法について解説します。




    契約社員についておさらい

    契約社員は、会社によって呼び方が異なる場合があり、準社員、有期雇用社員、期間社員などとも呼ばれます。契約社員とは、

    • 会社から直接雇用されている
    • 雇用期間の定めがある
    • 一年毎とか半年毎に契約を更新する
    • 会社の福利厚生を利用出来る
    • 給料は月給、日給が基本、稀に時給制

    というのが特徴です。アルバイトとの区別がしにくいときもありますが、主に次の点で異なります。

    • 会社との雇用契約がある
    • 勤務時間は、フルタイムが基本
    • 残業をするときもある

    また契約社員の場合、専門性の高い仕事であることは稀です。契約社員に課せられる仕事は、単純作業や定型業務など決まった業務フローにのっとってこなす仕事が多いです。事業企画や開発、営業といった、会社方針や事業方針などを理解して臨機応変に質の高い仕事をすることを求められるのは、正社員のほうです。

    どのような職種で募集があるか

    会社としてひとつのプロジェクトを数年にわたり実行する際に、実行部隊となるまとまった数の作業員が必要となり、大量の募集が掛かることがあります。工場での生産要員、営業管理など営業職をサポートする秘書係、など定常的に募集されていることもあります。企画、運営、作業指示を行うのが正社員で、その作業に当たるのが契約社員、という見方が強いです。中には、かなり難しい仕事でも契約社員頼み、という会社もありますので、契約社員=○○の仕事、とは一概にはいえないかもしれません。

    契約社員の契約期間

    労働法では、ひとつの職場で契約社員として働けるのは3年、と決まっており、その年数が経過したら正社員として雇用する、と定められています。専門性の高い仕事や定年後再雇用の場合、5年という決まりもあります。たいていの場合は、3年が節目になります。3年経過しないように、契約期間を最長2年11カ月で募集している会社もあります。

    次に契約社員のメリット、デメリットを挙げます。

    契約社員のメリット
    • 会社の福利厚生が利用できる
    • あまり高いスキルを要求されないので楽
    • 成果や実績報告、新規取り組みなど要求されない
    • 嫌ならすぐに辞めてもいい
    • その会社の業務ノウハウを取得できる
    • うまくいけば、正社員になれる
    契約社員のデメリット
    • 3年以上働くことは出来ない
    • スキルアップの機会は少ない
    • 社会的に信用は大きくない
    • 給料は正社員よりは安い
    • 契約終了後にはまた就活をする
    • 社内での正社員との格差がある

    簡単でしたが、こんなところで契約社員のおさらいは出来ましたでしょうか?




    契約社員から正社員になる

    契約社員を雇用しているすべての会社が正社員への門戸を開いているわけではありませんが、「正社員への登用制度」を設けていることがあります。会社によってさまざまですが、以下のような基準で正社員雇用に変更してもらうチャンスがあります。

    • 年に1回登用試験
    • 契約期間中に1回登用試験
    • 契約期間の終わりに面接
    • 部門と人事で協議

    大きい会社になるほど、契約社員から正社員に登用するための制度が細かく取り決められていてハードルが高いです。しかし小さい会社の場合、財務上の都合で高い賃金が払えず、3年経過しても正社員登用せずに契約社員として雇用し続けるところもあり、注意が必要です。

    契約社員から正社員に登用する際の選考において、正社員になるためにはこうだ、とは一概にはいえませんが、一般的には、次のような選考基準があります。

    • 適性検査
    • 論文試験
    • 面接試験

    適性試験とは、数学や国語などの学力試験のことです。会社に正社員登用制度があれば、どのような試験内容があるか調べた上で、対策が必要です。

    登用試験などではなく、かなり高いハードルを設けている会社もあります。どうしても正社員になりたかったら、身を粉にして努力し、必死にアピールをする覚悟も必要になります。以下のような要件です。

    • 社内のどこを探してもそのスキル所有者がいない
    • その人が抜けると課の業務が機能停止するほど重要な職務を担当している
    • 所属部門長からの強い推薦がある

    これは筆者がこれまで勤務した会社で実際にあった要件です。こんなのその会社の社員にすらいるか?と言いたくなってしまいますが、よぼどのハイスペック契約社員でないと正社員登用しない、ということです。このようなケースでは、特に試験などしなくても、認められれば、人事部門と軽く確認の面接だけして正社員登用となりますので、かえって確実でしょうか。やはり「試験」というのは、失敗する可能性もありますから一発勝負に勝たなくてはなりません。

    正社員登用試験では何を見られるか

    正社員登用試験がある場合、筆記試験や面接がある、と書きましたが、どのように対策するのでしょうか? だいたいどの会社でも「このような問題が出題されるから、このような対策をしなさい」と、応援する人が助けてくれるでしょう。ここでは、形式的な正社員登用試験として一般的に課されることへの対策を書きます。

    正社員登用に値するかの評価対象:

    • 基礎学力や地頭力
    • 業務での基礎知識
    • それなりの専門知識
    • 調整力
    • ヒューマンスキル
    • やる気

    会社はその契約社員が、このあと何十年もここで働くにあたり、適性があるかどうかを確認したいのです。試験の項目を1つひとつ解説します。




    学力試験の対策(適性検査)

    学力試験がある場合、これは、新卒や中途採用の試験に課される試験と同様のものになります。書店でもamazonでもどこでもいいので、J-MATやSPIⅡなどの問題集を5冊ほど練習して解答方法をマスターしておけば、大体7~8割は解けるでしょう。就職試験でも資格試験でも合格ラインは6割ですので、80点獲得できれば、筆記試験はOKです。できれば5冊の問題集を2周勉強できると理想です。

    数学

    試験ボリュームは、鶴亀算、植木算、食塩水、追越算、確率などの約30問。時間は約40分

    数学はすべて文章題なので、1問の解答にかなり時間が掛かります。筆者もこのような筆記試験を何度も受けたことがあります。理系ですが、数学のほうが大変だったという印象です。40分間集中してひたすら解き続けます。迷ったら、「はい、次!」と次の問題に移る、といった感じで時間配分を考えないと、すぐに終了してしまいます。限られた時間の中で的確に判断して多くの正しい答えを導き出す、という能力の客観的スキルを審査されています。

    国語

    試験内容は、漢字、熟語、反意語、類義語、文章問題などの約40問、時間は約30分。

    国語は、知っていればすぐに解答できる、という問題が多いです。数学のように、「まったく分からない、どうしよう」という問題に出会うことはあまりないでしょう。「どっちの選択肢かな~」と迷うことはあります。国語は数学よりも、勉強した分だけ高得点が出せる印象が強いです。言葉の意味や読解力など、仕事をしていく上での基本的な国語力を審査されています。




    論文試験の対策

    論文試験が課される場合、それほど難しいテーマを出題されることはありません。テーマとして、
    「正社員になって変わっていきたいこと」
    「契約社員としての業務での工夫とその成果」
    「業務で苦労したことと解決策、今後どう生かすか」

    などが一般です。会社に入ってからの、昇進試験論文になると、「高利益体質への取組み」とか「組織の生産性向上」など難しいテーマとなりますが、正社員になるための論文の難易度は高くないといえます。また、会社内に「正社員登用のための論文の練習」に関する資料が出回っていたり、上司などが事前に論文の支援をしてくれます。

    一般的に論文には、起承転結とか序論・本論・結論の流れ、といったルールがあります。手順は、

    1. 契約社員として働いてきた中での課題を書く
    2. その解決策や自らの工夫を書く
    3. 正社員登用後、その経験の生かし方を書く

    ⇒簡単そうに見えますが、書いてみるとなかなかうまく書けないものです。論文ですから、その背景やそれに至った経緯なども加えて含蓄のある内容に仕上げなくてはなりません。また何がどう大変だったか、最終的にどのような成果につながったのか、説明しなくてはなりません。事例は1個でいいのでしょうか? 事例はどこまで細かく書けばよいのでしょうか? 配られた用紙の枚数によって、色々とさじ加減も考えなくてはなりません。

    論文試験の前には当然練習して書けるようにしておきますが、頭の中に色々なネタがあり過ぎて、「あれもこれも」と題意に沿っていないことを書いてしまわないよう、注意が必要です。これは減点の対象となります。

    論文の採点者は、次のようなことを中心に見ています。

    • 問題にあるテーマに的確に答えているか
    • 正しい文章で書かれているか
    • 論文の構成がしっかりしているか
    • 自らの工夫やアイデアがあるか
    • 会社の利益や発展につながる視点があるか

    会社によって採点ポイントは異なりますが、おおよそこの程度が網羅されていれば大丈夫です。

    営業アシスタントに従事してきた人が書いた想定での実際の論文例のリンクを貼ります。テーマの捉え方や、流れ、会社員として押さえておいたほうがよい要素の盛り込み方などを拾ってください。

    会社の論文試験に合格する! 昇進試験、採用試験での論文の書き方のコツ、対策を解説




    面接試験の対策

    正社員登用の面接は、新卒の面接とほとんど変わりません。学生時代に打ち込んだことは、さすがに質問されないと思います。昇進試験と比較しても、基本的に面接試験で質問されるはそれほど大きく異なりません。契約社員と正社員との違いは? 正社員になったらどのようになりたいか? などの質問があります。

    会社の面接試験に合格する! 中途採用試験、昇進試験の面接のコツ、対策を解説




    正社員になるために必要な普段の取り組みは?

    会社によって、正社員登用の制度はさまざまです。在籍期間中に一度だけ選考がある、という会社から、年に一度、半年に一度など定期的に開催、といった制度を取っている会社では、日頃の業務でのアピールはそれほど頑張らなくても試験対策だけきっちりやれば、正社員への道は開けます。

    ここでは、日頃の業務パフォーマンスから同僚や上司にアピールするためにはどのような取り組みをすれば良いか、を解説します。

    「黙っていても選考試験を受けられる」という人も参考にしてください。試験結果だけでなく、人事考課も選考要素には少なからずあります。

    正社員にキャリアパスさせるに値する日頃の取り組みとは、すなわち、正社員と同等かそれ以上のパフォーマンスを見せるということです。平社員のサラリーマンが、係長や課長を目指す取り組みと同じことを見せることで、目に留まります。

    日頃のアピールは、上司には100%は届きにくいものです。ですから、普通の役職なしの平の正社員より少し抜き出た動き、スキルアピールが必要です。

    日々の積み重ねは大変ですが、ぜひ取り組んでみてください。ビジネススキルのアピールに役立つ記事:
    ■資料を上手につくる
    ■プレゼン(発表)を上手にやる
    ■ブラインドタッチを習得
    ■正しい言葉使い

    勤務先の正社員登用制度をチェック

    自分が契約社員として働いている会社、または契約社員として働こうと考えている会社の、人事部門や総務部門が契約社員に関する取り扱いをしています。

    電話やメールで問い合わせれば、だいたい回答してくれますので、確認してみることをおすすめします。そのとき、以下のことを押さえてください。
    ・正社員登用の制度はあるか
    ・どのような制度か
    (試験は定期的に開催されるか、誰でも受けられるか、試験項目は何か、何回のチャンスがあるか、など)

    もし質問できれば、
    ・どのくらいの合格率か
    ・過去の出題例などは入手可能か
    ・サポートがあるか
    など、受かるための徹底的な情報収集をしてください。
    上司や他の契約社員との情報交換も忘れないでください。

    契約社員から正社員へとキャリアパスするためのノウハウを紹介しました。地道に誠実に取り組み、正社員の座をつかみ取れるよう頑張ってください。










  • 留学しないで独学で英会話をマスターするための勉強法

    留学しないで独学で英会話をマスターするための勉強法

    英会話を短期間で上達させたい、という方のために、「英語が苦手」という状態から2年程度でペラペラにマスターするための勉強法を解説します。

    留学なしでの独学英会話勉強法のメニュー一覧です↓
    (各項目、独立した内容です。関心のある内容からご覧下さい。)

    英会話は留学しないで独学でマスターできる

    英語がペラペラな人、最近はよく見かけるようになりましたが、それでも日本人で英会話が上手な人は少ないように見受けられます。皆様の職場、クラスに英語がペラペラな人、何人くらいいるでしょうか? そのしゃべれる人達は、どのようにしてマスターしたのでしょうか?

    アメリカやイギリスなどに語学留学した人、転勤していた人などはペラペラかも知れません。しかし、英語が話される国に行かなくても、留学しないでも、独学で英会話はマスターできます! 海外語学留学をしないで英語ペラペラになるには、果たして何年くらい掛かるでしょうか? 取り組み方にも依りますが、真面目に取り組めば、

    およそ2年

    で英語ペラペラになれます。

    ・英語ペラペラになりたいが勉強法が分からない
    ・短期間でマスターしたい
    ・外国人の友達が欲しい
    ・留学に行く時間やお金がない

    といった方のために、英語語学留学、海外赴任・出張などをしないで、英会話をおよそ2年でマスターした筆者の経験から、英会話を独学でマスターするための勉強法をお伝えします。

    半年や1年でペラペラになる教材とか、聞き流すだけでマスターできる、など様々なPRでの商品がありますが、やはりしっかりと会話できるようになるには、ある程度本気で堅実に取り組んで2年は必要だと考えています。もちろん最初の英語力がどの程度かにもよりますが、堅実に効率良く学べば十分可能です。




    このサイトの英会話習得ノウハウで、達成できるレベル

    このコーナーをひと通り読んで頂き、その勉強法を実践して達することの出来る習得レベルは、

    ・自分の専門分野での通訳はほぼOK
    ・仕事での英語はメールも会話もほぼ問題なし
    ・外国人の友達をたくさん作れる

    という程度のレベルになります。あくまで英会話をマスターすることに重点を置きます。

    予備校、大学の英語教員や帰国子女といった、いわゆる英語のプロみたいな方達のようなレベルになるには、「ほとんど話せません」という状態からスタートすると、英語が話される国にも住まないで2年間でマスターするのはさすがに無理です。

    TOEICの勉強と英会話の勉強は違う

    またTOEICの高得点を取得する、とか翻訳業に就くための勉強には、少し後で書くように異なる学習方法がありますので、学習方法を間違えず、「英会話マスター」に専念して下さい。

    TOEICの高得点を取得していても英会話があまり上手ではない、という人を何人も見たことがあります。英会話をマスターするには、そのために必要な独特な学習方法がありますので、間違いないようにお気を付けください。

    留学しないで独学だけで英語ペラペラになることは出来ますが、そのためには、あたかも留学しているかのような環境に身を置く努力も必要です。それほど難しくはありませんが、やはり根気とやる気と少々のお金が必要ですので、そのノウハウをぜひ実施して頂きたいです。

    最近は多くの企業で、「課長以上や海外出張者にはTOEICが〇〇点以上が必須」などと言われるようになり、TOEICの点数でジャッジされるケースもよく聞きます。TOEICの高得点を挙げるには、

    ・文法の正しい理解、発音や消音
    ・長文の精読
    ・正しい英作文

    など、そのために相応の勉強があります。

    英会話の学習にも文法の理解や英作文は当然必要ですが、そこに掛ける時間がTOEIC学習とは異なります。TOEIC学習では、ビジネス英語寄りの内容が多く、また試験の得点を挙げるための学習に偏ります。

    英語を聞いて理解して話す、ということが目的であれば、TOEIC学習と併用すると、英会話マスターをするまでの時間はかなり多く掛かってしまいます。

    英語が苦手な人ほど参考にしてください

    英会話を独学でマスターするためのサイトはたくさんありますが、多くは専門家や達人によるプロフェッショナルな内容です。このサイトは一風異なり、英語の素人が地道な努力でペラペラになれる過程を経験した上で、その勉強法について紹介するものです。英語が苦手な人ほど参考になると思います。

    2年程度の短期間で英語ペラペラになるための勉強法、コツ、マインドなどについて取り上げ、英会話マスターまでの期間短縮やモチベーションアップを図りたいと思います。時折り、英語そのもの(単語や文法など)についても取り上げて、少しでも手助けになれば、と思います。

    あまり学問的に英語学に深くつっこみ過ぎたり、科学的な解析は極力行わず、極めて優しい内容に仕上げるようにしています。どなたも理解して頂けると思いますし、英会話マスターまでの道しるべが見えるはずですので、ぜひご一読ください。
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