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国内での英会話学習と留学の費用を比較してみる

英会話習得に必要な費用は、誰でも気になるところだと思います。学習にどれだけのボリュームを置くか、どれだけお金を用意することができるかにもよりますが、筆者が英会話の学習を始めた頃の1年間に掛けた費用の一例を挙げてみたいと思います。


  • NHKラジオ英会話テキスト 400円 × 12ヶ月⇒ 4,800円
  • NHKテレビ英会話テキスト 400円 × 12ヶ月⇒ 4,800円
  • 英会話スクール 1.5万円 ×12ヶ月 ⇒ 18万円
  • その他参考書、テキスト類 3万円くらい?
  • 英会話マスター目的系のイベントや飲み会など⇒ 6万円(5千円/月として)

合計およそ28万円掛かっていたことが分かりました。これは高いでしょうか?

金額だけ見るとなかなかの額です。20代の会社員の場合、給料1ヶ月分が英会話学習に費やされる感じです。単純計算ですと、英会話マスターの目標である2年というスパンで考えれば、およそ60万円掛かるということになります。しかし、「英語ペラペラ」という一生ものの揺るぎない特技を手に入れることへの対価としては決して高過ぎることはなく、むしろコストパフォーマンスは良いのでは、と考えられます。

なぜなら、英語ペラペラになるために留学した場合、この程度の金額では済まないからです。この特集記事のテーマとしても扱っている「留学しないで英会話をマスターする」ということを思い出し、「英語ペラペラになるための王道」と言われる海外留学をした場合には、一体どのくらいの費用が掛かるのか見て行きたいと思います。

留学ジャーナルでは、語学学校留学の費用(48週間)について以下のよう伝えています。

授業料と滞在費
アメリカ    :210万円~300万円
カナダ     :160万円~250万円
イギリス    :190万円~310万円
オーストラリア :170万円~280万円
NZランド    :160万円~230万円
引用元: https://www.ryugaku.co.jp/cost/

上記金額は4ヶ月間のものです。日本で学習した場合の1年間の28万円とは比べ物にならないくらいの高額な費用です。
上記以外にもちろん、食費、往復航空券、留学保険、ビザ申請といった諸手続きなどの準備費用が必要です。




どうしても英語圏に留学したい人は、長期割引プログラムやキャンペーン、ワーキングホリデーなどを適用して費用を少しでも抑えて行ける手段はありますが、それでも費用は数百万円の単位で必要になって来ることに違いありません。

大抵のケースでは、留学したことで得られる経験や知識量、上達の度合いなどは国内に居る場合と比較すると桁違いに多いと思いますが、その費用と期間はまさに人生を賭ける決断となります。

日本に居ながら、会社も辞めず、学校なども継続しながら2年間60万円程度で英語ペラペラになれるということを達成出来れば、留学するよりもむしろ費用対効果は抜群だと言えます。

留学する時間が取れる場合は徹底的にリサーチしておくのも良い

このと特集記事では、留学しないで英語ペラペラになろう、ということを書いていますが、英語ペラペラになるための学習の王道としては、やはり海外留学です。後で、こういう手段もあったのか! とならないように調べておく必要もあります。留学に要する期間である数ヶ月~1年、という時間の問題が解決されていれば、価格はやり方によっては何とかなります。

南国などでの格安の英語留学などを最近はよく聞きます。以前は、
・経営母体がしっかりしていない
・居住地周辺の治安が良くない
・先生の質がいまいち
など、行ってみないと分からない様々な見えない事が多かったですが、年々改善されてきたようです。最近はセブ島での英語留学というのも人気が出て来ています。費用を抑えて留学をしたいということであれば、そちらもご検討ください。

格安で済んでも、英会話をマスターするための留学に要した期間の数ヶ月~1年を掛けてうまく上達しなかった、ではせっかく費やした時間や費用の無駄づかいとなってしまいます。時間と費用については、十分に事前にリサーチが必要になります。



国内での英会話マスターの費用はある程度覚悟するべき

どうしても英会話マスターに掛ける費用を安価に抑えたいという事情があれば、年間に掛ける費用の多くを占めることになる英会話スクールの頻度を少なくすることです。英会話スクールの費用はピンキリですが、だいたい、

1ヶ月で1.5~2万円
⇒1回60分のグループレッスンを週2(月8~10回)

といった具合です。これを週1回のコースにしたり、個人レッスンで1回3千円を週1回にしたり、色々切り詰める手段があります。これで年間で数万円~10万円程度を節約ができます

英会話スクールを受講しない時間は、その代わりにyoutubeなどの動画閲覧サイトを利用した無料英会話講座をしっかり受講する、といったことで学習を代替することも出来ます。現代はとても便利な時代です! かなり詳しく的確に講義しているサイトも多くありますので、あくまでリスニングを強化したり、内容を聴くだけの受け身的な学習になってしまいますが、お気に入りの学習サイトも探してみる価値があります。

英会話は対人コミュニケーションですので、出来れば相手の雰囲気や空気感などを感じて面と向かって会話するトレーニングを積んだほうが良いのですが、費用を押さえて尚且つ受講の自由度を広げる英会話スクールである、

オンライン英会話

も大変オススメとなっています。近年かなり内容が充実して来ていますので、一度チェックしてみて下さい。

例えば、価格を押さえてオンライン英会話などを受講してもある程度費用は掛かります。でも英会話マスターのためにはとにかくネイティブスピーカーとの会話をする機会を少しでも多く持つことが重要です。動画閲覧サイトは双方向ではなく、あくまで聴く一方の受け身式です。飽きてしまったり、ダラダラと過ごしてしまうこともあります。

年間の数万円を気にするより、短期間で確実に英会話をマスターすることに優先度を置くことをお勧めします。中途半端に取り組むより、時間とお金を掛けて、根強く自分の物にして下さい。一度マスターすると、その後に多少のブランクが空いても一度しゃべればスッと全て戻って来ます。

皆様の周りに英語ペラペラな日本人が居たとき、留学も学習も何もしていない、という人は非常に少ないはずです。お金、時間の両方が掛かっているケースがほとんどだと思います。ひとつの外国語を自分の物にする訳ですから、ほんの2年だけ自分のお金と時間を費やす覚悟が必要だと思います。

以下のリンク先サイトにて、英語ペラペラになるために掛かる費用についての解析、将来簡単に費用回収出来る、という話をしています。どうぞご覧ください。
英会話マスターに掛ける費用は後から元を取れる

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