会社の面接試験は、社会での以下のようなさまざまなステップアップの際に必要になります。
・就職活動での新卒入社試験
・中途採用の入社試験
・就職後の昇進試験
・契約社員の正社員登用試験
など
それぞれのステータスで質問されることの難易度は多少異なるものの、話す内容は、自己紹介、今後やりたいことや意気込み、スキルに関することなど、準備することは、大きくは変わりません。
この記事では、会社での昇進試験や中途採用、正社員登用試験での面接試験で押さえるべきポイントについて解説します。
面接で話す内容の前に
面接では、様々なことを気に付けなければいけませんが、面接試験での話の内容の前に、人間性の部分での注意を2項目挙げます。
・外見
・話し方
です。
外見
まずは、見た目から入り、好印象を与えることが重要です。清潔感のない風貌は、もはや論外です。
服装
・基本的にはスーツ
・事前に告知があればビジネスカジュアル
・社の作業服OKであれば、正しく着る
髪型
・女性は、まとめるか短髪
・男性は、短髪で真面目な髪型
・女性の場合、メイクは必須で派手過ぎないこと
姿勢
・背筋を伸ばす
・椅子には深く座る
・手は膝の上
・フラフラ揺れない
態度
・爽やかな表情
・俺様な雰囲気を出さない
・自信無さ気にはしない
以上を完璧にしましょう。親、兄弟、友人などに見てもらっても良いかもしれません。
話し方
話しの内容の前に、話し方や言葉の使い方がちゃんとしていないと聞いてもらえません。面接になってたどたどしくならないように普段から話し方については気を配りましょう。
言葉使い
・「される」「なさる」などの尊敬語
・「いたす」「いただく」などの謙譲語
・「です」「ます」などの丁寧語
受け答え
質問されたあと、「はい、○○に関しましては、」「いいえ、そういうわけではございません」などの会話の掛け合い
話すスピード、滑舌など
・速すぎず、遅すぎず
・明瞭に話す
・文節で区切りながら分かりやすく話す
言葉使いが出来ていないと、話の内容に重みがあっても人間性の部分で減点となり、合格出来るものも出来なくなります。日頃から話し方に気を配ると良いです。
知識、スキル、業務、専門性の確認
自分がこれまでやってきた仕事を振り返って、培ってきた業務スキルや出来ること、得意なことなどについて全て押さえておきます。面接では、
■これまでの取組みと今後の取組み
・仕事への意識
・今後のキャリアプラン
・その他、論文で出題されなかった仕事に関する内容
といった内容が質問されることが一般的です。次の事柄を事前にしっかり押さえて、何を訊かれても答えられるよう準備しておくことです。例を挙げます。
自分の全スペックの把握
・職務経験(どの職種を何年)
・資格
・特技(どれくらいのレベルか)
・自分の専門知識の再確認
自分の仕事の把握
・職務内容
・担当領域
・担当製品やプロジェクト
・業務での苦労した点、解決策、今後の活用
直近の職場の状況把握
・どの職域が何人、リーダーについて
・その中での自分の立ち位置
会社が置かれる状況の把握
・事業領域、売上見通し
・最近のホットな話題
・世間での会社の評判
社会でのさまざまなステップアップの際に必要になります
やる気、向上心の面
面接で全てを知ることはできない、とよく言われますが、少なくともやる気に満ち溢れていることを表明することで、マイナス点を防ぐことができます。
将来のビジョン
・リーダーとしてまとめていきたいか?
・専門領域を極めて新ビジネスを開拓したいか?
・製品やプロジェクト、サービスをどうしたいか?
・転勤や海外勤務についてどう考えているか?
レベルアップ
・何年後にはこうなっていたい
・○○のレベルに到達したい
・○○の資格を取得したい
基本的事項
・自己PR
・志望動機
・この先やりたいこと
・これまでに打ち込んだこと
⇒これら基本的事項の4つは、通常、対会社での面接では漏れなく準備することが必要なお決まりの質問です。
正社員登用面接試験であれば、以下も押さえておくと良いです。
■なぜ正社員になりたいのか
・長いスパンで事業に関わりたい
・高いレベルで判断して取り組みたい
・業務範囲を広げて自分をアピールしたい
・物事を根本から改革したい
全ての項目について話せるようにしておく
仕事面や気持ちの面など、これまで挙げたすべての項目について、
・30秒くらいの短い触りのような語り
・1~2分で具体的な事例を含めての語り
の2パターンを準備しておきたいものです。そうすればだいたい何を質問されてもOKです。
以上になります。それぞれの会社でお決まりの面接スタイルがあるので、それも可能な限り調査した上で取り組みましょう。