カテゴリー: 成功する就職

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  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う! 機械設計者としての就職ステップ

    高卒でも高い給料や大企業を狙う! 機械設計者としての就職ステップ

    高卒でしばらく経ってからでも、機械設計者になりステップアップしていくプロセスをお話しします。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.機械設計者してのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    就職エージェントまたは派遣会社に応募

    就職エージェントや派遣会社はどこでも良いです。応募資格として次のようなキーワードでの募集が必ずあります。
    「未経験でも歓迎」
    「学ぶ意欲のある方歓迎」
    「高校卒業以上」
    「育成サポートあり」
    「機械いじりが好きならOK」
    など、機械設計の職歴や機械工学の知識がないことを前提とした募集キーワードです。どれかに該当したり、これらのキーワード全てを満たす募集でさえも多く見つけることが出来ると思います。
    要するにその会社は、あなたが全く機械工学の知識が無くても、機械設計者としての職歴がなくても、機械設計者候補として迎え入れますよ」と言っているのです。
    このような募集を中心に探し、自分が興味のある内容や、勤務地、給与など条件に合ったところを選びます。
    この選ぶ案件によって、その後の動きも異なってきます。


    ■就職エージェントを通じた案件
    正社員案件であることが多いです。文字通り正社員募集のことで、その就職エージェントに紹介された勤務先で、正社員として働きます。正社員となるので、そこでは長期目線でいち専門家として一人前になれるようしっかり教育してもらえます。手厚く教育してもらい、徐々に設計業務に入り、やがて一人で出来るようになって行きます。
    会社によっても教育体制はだいぶ異なりますが、以下のようなことを教えてくれます。

    その会社の製品に必要な技術的なこと
    製品全般に関すること
    業務の流れ
    CADや設計ツールの使い方
    設計に関するルール、標準

    などです。様々なことを教えてくれます。
    CADというのは、Computer Adid Design (コンピューターによる設計)といって、パソコン上で製品の形状を作図して設計を進めるシステムのことです。
    この、「CADを使うこと」自体がひとつのスキルとして認められます。このような基礎教育も大抵やってくれます。




    ■派遣会社を通じての就労
    派遣社員として働くメリットを挙げます。
    ・専門業務に専念して取り組むことができ、専門性のスキルアップ出来る
    ・派遣先企業の習慣や方針、会社のしくみを学べる
    ・数年で数社経験することもでき、社会的視野が広がる
    ・数社経験すれば様々な製品の知識が身に付く
    ・給与、勤務地、職務内容など自分に合った仕事を選べる
    といったところです。
    派遣会社の募集案件の場合、

    派遣会社に登録をしてから募集企業に派遣され勤務

    という場合と、

    派遣会社の正社員として就職し、その後企業に派遣

    という2パターンあります。どちらを取ってもそれぞれメリットはありますがどちらかというと、「派遣会社の正社員」のほうです。
    派遣会社に登録してから派遣される場合、そこでは残念ながら即戦力が求められる場合があるからです。
    ふたつをそれぞれ見ていきましょう。


    ■派遣会社に登録して派遣される場合
    今更ですが派遣で働く仕組みを少し説明します。
    派遣会社に問い合わせをして、登録をします。そして、希望や条件に合った仕事を紹介してもらい、派遣先企業にて働き始めます。
    派遣労働は期間の定めがあり、およそ3年です。契約期間が経過すると、契約終了となり、そこでの勤務が終了します。そのあと派遣会社を変えても良いし、同じ派遣会社に次の勤務先を紹介してもらっても良いです。
    メーカーが派遣労働者を求める場合、即戦力を求めることが多いですが、稀に「未経験でもOK」という求人もありますので、要チェックです。
    派遣会社に登録して派遣されるメリットは以下のようなものです。
    ・好きな会社を選べる
    ・大企業だって選べる
    ・いやならやめてもOK(本当はあまりよくない)
    仕事を紹介してもらうだけですので、多少のわがままも許されるケースが多いですので、自分の希望をかなり通すことも可能です。
    派遣先で認められれば、本当に運が良いと、「ウチの正社員にならないか」と打診が来る場合もあります。「登録派遣社員」は「正社員派遣」と違ってフリーですから、社員の横取り、ということにはならないのです。

    しかし、この派遣会社に登録して派遣労働、は実はあまりお勧めできない点もあります。もしゆくゆく自分が大手企業や中堅クラスの企業を目指す場合、設計スキルは認められても、派遣として働いていたという経歴、つまり正社員というステータスで働いた経歴がないことは、評価が下がる可能性が高いです。
    会社とは、社員に対して、設計や管理などの専門スキルの他に、仕事のプロセスや考え方、リーダーシップ、その他様々な教育を施します。世の中のほとんどの会社が派遣社員にまで手厚く教育はしないので、「派遣社員」イコール「専門以外の教育をほとんど受けていない」という見方になるのです。「中途でウチの会社に入って来るのに基礎教育からなんてやってられない」ということで、門前払いになる可能性が高いのです。よって、この次に解説する「派遣会社の正社員」として働くほうが後々自分を売り込む上では有利と言えます。

    ■派遣会社の正社員になり企業に派遣される場合
    文字通り、派遣会社の正社員として就職します。
    そこでは、社会人として、またその会社の社員として必要な基礎教育もやってもらえます。電話の応対の仕方から名刺の渡し方まで手厚い教育内容であることが多いです。
    正社員派遣は、全ての派遣会社がやっている訳ではないので、調べてみる必要があります。技術者派遣として有名なアルプス技研などがそれです。
    正社員派遣のメリットは、
    ・「正社員」としての職歴がつく
    ・企業での派遣労働の前に派遣会社で教育を受けられる
    ・派遣会社から教育以外でも手厚いサポートを受けられる
    ・派遣先企業移り変わり時期は自己啓発も出来る
    ・ボーナス(賞与)が支給される
    キャリアを積む、ステップアップの観点ではボーナスのことは関係ないかも知れませんが、実際重要ですね。派遣先企業から派遣会社に帰任して次の派遣先が決まるまでの間も、給料は支払われます。これも正社員であるがゆえの待遇です。この隙間期間は、やや給与は減額になります。正社員派遣は時給制ではなく、給料制で、派遣先で働いている間は、「職務手当」みたいな感じで「基本給」への上乗せがあります。隙間期間では、この「職務手当」がなく、「基本給」だけの支給になります。

    正社員派遣の場合、派遣会社のメリット・デメリットを十分に考える必要があります。自分にとってあまり関心のない業務内容であっても、自分のスキルが十分で会社にとっておいしい業務案件だったら、断ることが難しく、本意ではない職務に数年当たらされることも稀にですがあります。ほとんどのケースが本人の希望に沿った職務に就かせてくれます。強く希望すれば、自宅から通えない場所でも寮を構えてくれることもあります。




    ■就職エージェント利用や派遣社員として働く前に絶対にやっておきたいこと
    自分がもし「最終的には大手の〇〇会社で働きたい。しかし、今はとてもじゃないけど入れない。」という思いがあれば、次のような優先順位で進めてください。

    まず、ズバリ〇〇会社の就職試験を受けてみる
    求人がなさそうなら、
    就職エージェントに〇〇会社の紹介を希望する
    だめだったら、
    1.〇〇会社と同業種の他の会社で正社員として働く
    2.〇〇会社とは他業種だが正社員として働く
    3.〇〇会社で派遣社員として働く
    4.〇〇会社と同格の大手で派遣社員として働く
    5.〇〇会社と同業種の他の会社で派遣社員として働く

    下に行くほどハードルは低くなりますが、上の方ほど社会的評価、最終目標の〇〇会社の評価は高いです。〇〇会社が中途で専門家を採用する場合、何を基準とするかを考えると自ずと分かります。やはり、メーカーの正社員として働くことが一旦遠のくようでもやがて希望の会社に近づくことが出来るのです。
    労働スタイルが変わって来たと言っても、やはり日本はまだ、自由で奇抜なアイデアマンより正社員として真面目にやって来た人が評価される風潮があります。まず何年かはじっくり専門家としてスキルを上げつつ、社会人としての素養を鍛えることが重要です。

    次に、機械設計者としてのキャリアを積むプロセスについて解説します。
    機械設計者としてのキャリアを積む



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者の仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者の仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料をもらえる仕事、ということでリポートしていますが、その超おすすめ職業として、
    機械設計者
    ウェブデザイナー
    のふたつを挙げました。このページでは、大学を卒業していなくても機械設計者として稼げるようになるプロセスについて解説します。

    機械設計技術の仕事について簡単に説明

    機械設計の仕事、と聞いただけで大卒の匂いはプンプンしますね。確かに大学の機械工学科やシステム工学科卒、ロボット工学を専攻した人などが圧倒的に多くを占めるのは間違いありません。
    しかし、大手企業、中小企業をはじめ、多くの高卒の機械設計者が働いている現実をご存じでしょうか? なぜでしょうか? それは、機械設計の仕事が、

    資格が不要
    専門知識が浅くても発想や調整でカバーできる

    というだからです。医者、弁護士、弁理士、看護師、薬剤師、保育士、幼稚園教諭など、よく聞く職業は、全て資格がないとその仕事に就くことができません。機械や電気、化学などの自然科学系の資格的なものは一応存在し、技術士資格というものがあります。しかし、設計職にそれが求められることはほとんどなく、それよりも、実務経験や実際に設計力がどの程度あるか、また発想力がどの程度あるか、などが重要になっています。

    資格なんかより、知識や発想力、そして設計力があることが重要ではありますが、「機械」に関する全領域をカバーする、なんてことは機械設計の仕事をする上ではそれほど重要なことではありません。(もちろんそれにこしたことはないですが実際難しいのです。)
    この実情は、高卒の人にとっては非常にラッキーなことであり、現状で未経験でも、知識を積んで、やる気を見せていけば、その職を手にすることは十分に可能ということになります。

    「機械設計」と一言で言ってもイメージが沸かないかも知れませんが、どんなものがあるかというと、

    板金枠体設計
    製品の筐体設計
    プラスチックカバーなど成形部品の設計
    エンジンなどの内燃機関の設計
    単純な形状設計
    バネやステージ、モーターなど動きモノの設計
    特に小さな部品などの精密機構の設計
    加工が伴う部品や製品の設計
    上記の様々な設計品を組み立てるための設計
    電気系統のユニットとの組み合わせの設計
    光学系のユニットとの組み合わせの設計

    などなど、いくらでも挙がります。部品の設計、組立を設計、部品や材料に加工を施すことを考慮する設計など色んなことを設計することが分かります。上に挙げたそれぞれの項目に対して必要な学問があります。いくつか例に挙げますと、

    ■板金枠体設計
    ⇒塑性力学、溶接、材料力学、機械材料
    ■エンジンなどの内燃機関の設計
    ⇒熱力学、機構学、機械材料、材料力学、機械力学
    ■加工が伴う部品や製品の設計
    ⇒機械材料、機械製作法、材料力学

    まあ、一例ですが、ひとつの設計をするにも、たくさんの専門分野の知識が必要なことが分かります。もちろん数学や物理法則の基本も分かっていたほうが良いですが、では、

    専門分野の知識がないとその設計が出来ないか?

    というと絶対そんなことはありません。
    専門分野の知識を完璧に網羅している、なんて人は「設計」という仕事をしている人の中にはいません。完璧に網羅しているのは、大学の先生とかその分野の研究をしている人達です。「設計」という仕事をするために、それぞれの分野の中のポイントだけ押さえておけば良いのです。ポイントさえ押さえておけば、あとは発想力、興味、やる気で、その技術領域の幅はどんどん広がっていきます。
    機械工学の全てを網羅する必要など全然ない、ということで気持ちを楽にしてください。




    機械設計者たちはどのように仕事をしているか

    数学、物理の基本的な知識と専門領域のポイントを押さえておけば十分に仕事はこなせます。大卒の人だって、機械高学年全般の知識が乏しい人だっていますし、発想力や調整力、問題解決力などで設計職をこなしている人がいることも事実です。自分でハードルを上げる必要は全くありません。

    機械設計の仕事のある1日を見てみましょう
    09:00~課の朝会で昨日までの進捗報告と今日の予定をチームに報告
    09:30~設計作業開始
    10:00~配線基板の寸法の張り出しが最大何ミリになるか電気担当者に確認
    11:00~形状を考えながら寸法のスケッチして、それを3Dにモデリングしていく
    12:00~昼休み
    13:00~製品開発チーム会出席、最新情報の入手、設計進捗と試作品確認日程を報告
    14:00~コツコツと設計を進めつつ、発表資料をまとめる
    15:00~機械設計メンバーに設計コンセプトをまとめた資料でプレゼンをする
    15:30~先輩設計者と相談しながら、より良い設計内容について議論
    16:00~分からない事を専門書やインターネットで調べてアイデアをまとめる
    17:00~機械検討部品と前バージョン製品を見て、強さや動きなど性能を再確認
    18:00 一日の業務終了

    イメージを掴んで頂けたでしょうか?
    機械設計の仕事は、自分の考えるままにバンバン設計だけを進める、というものではなく、チームでの情報共有やメンバーとの相談、自分の設計内容を伝えるための発表、など多彩です。かたや一日の間に打ち合わせなどが全くなく、ひたすら設計業務だけを進める一日、という日だってあります。組立ライン作業や窓口業務などの定常業務と違って変化のある毎日で、飽きが来ることはありません。

    会議で報告したり設計コンセプトをプレゼンしたりするのは苦手、という方もいるかも知れません。しかし、設計のお仕事の駆け出しうちからこのように人前で発表したり資料をまとめたりすることを覚えておいたほうが自分のスキルがどんどん上がっていき、設計者としての総合力が身に付きます。もし資料作りや発表などが課されていなくてもどんどん提案してアクションを取るべきです。




    機械設計業務の簡単な流れ

    世の中に新商品が出ていく流れの中で、機械設計はどの部分を担っているのでしょうか?
    新商品の構想から世の中へのリリースまでの流れは以下のようなものです。

    構想:会社としてこういう商品を作ろう

    企画:仕様、日程、デザインなど

    設計:機械、電気、光学、化学系など各モジュール

    試作:プロトタイプ製作

    評価:性能チェック、使い方などテスティング

    製造:大量生産開始

    発売:世の中にリリース

    かなり一般的に書きましたが、機械設計者は、「設計」の部分を受け持ちます。
    会社によってその流れは千差万別です。例えば、大量生産ではなく受注生産とか、設計の段階から評価が入るとか、構想や日程が親会社から落ちて来るから設計から始まる、などなど。ですが、商品の流れとしては、どこも基本はこの構図に大体おさまります。

    会社の規模があまり大きくないと、構想のところや評価、製造のためのサポートまでやる場合もあります。共通なのは、

    設計のところは必ず設計担当が行う

    ということです。なるべく多くの業務プロセスを経験してください。
    先々、大手企業への就職を狙ったり、自分で設計事務所を持つにしても、設計だけの狭い範囲だけでなく多くを知っていたほうが断然有利です。幅広い視野で臨んでください。

    では、いよいよ具体的にどのようなステップで進めるか、解説していきます。

    機械設計者への就職ステップ




  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事を解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事を解説

    高卒でも稼げる仕事を探すためには、自分が出来ることなら何でも、と闇雲に会社を探すのではなく、ちゃんと計画的に自分のキャリアを考えて進めないと、時間もお金も大変もったいないです。

    このページでは、既に高校を卒業したが、稼げる仕事に就いて、自分の確たる専門分野を持って、出世して、という意志の強い方のために、実現へ向けた取り組みについて解説します。ゆくゆくは、大企業への正社員としての就職を目指したり、個人の設計事務所やデザイン事務所を持ったり、という大きな目標に向かってがんばって頂きたいと思います。

    高卒でも稼げる仕事はあるのか?について、前書き的な記事も書いていますので、まだ読んでない方は以下のページもぜひお読みください。
    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職で就職は?

    自分がやりたい職業のイメージをしてその情報収集を!

    まずは、自分がどのような職業に就きたいかを考えます。それが一番大切です。自分のやりたいことでないと続きませんし、やらされている感があっては、モチベーションも上がりません。
    今はインターネットでいくらでもその職業のことを詳細に調べることが出来ます。そこから始まります。調べるポイントは、

    その職業で得られる年収
    なるために必要な知識、スキル
    その仕事がどのくらい大変か
    将来性

    などです。自分の関心のある切り口でひととおり調べてみます。特にやりたいことは無いし、そもそも世の中にどんな仕事があって、どれくらい大変で、がんばってなれる職種なのか、分からないという人もいると思います。

    参考までに、高卒ではさすがに無理だろう、という職種もあります。医者、弁護士は当然のこと、研究職、開発職、銀行マン、商社マン、などは、専門性が高い上に、大卒であることを強く求められることが多いので、「高卒でも稼げる」仕事には該当しにくいのが現実です。

    現実的な話をすると、簡単な仕事や就き易い仕事では稼げません

    例えば、女性の場合、保育士、幼稚園教諭は就きたい職業の上位に来ることが多いです。おそらく調べて行くと分かると思いますが、短大や4年制大学ので幼児教育を専攻し、既定の単位を修得すると、保育士なり幼稚園教諭なりその資格を習得することが出来ます。そんな今から学生になる時間もお金も無い、ということが現実だと思います。で、色々調べると、実は「国家試験に合格すると短大や4年制大学で学ばなくてもその資格を取得することができる」などと情報収集できるでしょう。しかし、頑張ってその職業に就いたところで、保育士や幼稚園教諭では、高い年収を得ることができません。稼げないと、モチベーションは下がってきます。せっかく資格を取得したのに転職、ということになれば、そこに費やした時間とお金はとてももったいないですね。

    男性を例に取ると、機械いじりが好きで、色んな機械ものの修理や組立が出来るとします。その特技を生かして、会社に入ったとすると、組立課とか、製造部、工機課などといった部門で働くことが出来ます。そのような部門で班長とか係長とかになってそれなりの給与を得ることが出来る、というのは一部の大企業の製造部門に限られます。また、ちょっと機械いじりが得意なだけで大企業の製造部門に入るのは、非常に難しいです。そうかといって、小さな会社の工機課などに入ったら、どんなにその部門でリーダーに上り詰めても「稼ぐ」ことは出来ません。

    「高い給料をもらう」「稼ぐ」ことが目的の場合、間違っても保育士、工機課スタッフ、などは目指すべきではありません。

    専門性があり、就くために少なからず努力が必要で、それなりに稼げて、将来ずっとやっていけそうな仕事というと、限られます。
    ということでこのサイトでは、「高卒でも稼げる」仕事にフォーカスします。

    以下のふたつの職種は、高卒でもその職に就くことが十分可能です。そして、ある程度稼げます。なにより、ずっとやっていける仕事です。その成功へのプロセスを解説します。その職種は、

    機械設計技術者  ⇒主に男性向け
    ウェブデザイナー ⇒女性にもハードルは低い

    いかがでしょうか?ふたつとも、その響きは悪くないと思います。それぞれについて解説します。




    機械設計技術者になる、メリットは?

    機械設計者のメリット:
    1. 製造系の会社は常に機械設計者を募集している
    メーカーと呼ばれる製造業では、物を作らなくてはならず、そのためには必ず形状の設計が必要です。ということは、必ず設計者を募集するので、その職種の需要が高い、ということになります。

    2. 機械設計はこの先もずっと無くならない
    世の中「物を作る」ということはなくならないので、すなわち、その構造や動きなど設計出来れば、いわゆる「手に職」という生涯の財産を手にすることになります。失業はない、ということです。

    3. 機械設計に強くなると、生活にも大いに役立つ
    ただの機械いじり好きと、機械設計目線で物を見れる技術は全く異なります。仕事での機械設計が板についてくると、日常生活で見られる、組立や修繕、取付けなどは、余裕きわまりないものです。ただの機械いじりではなく、新しい構造や取り付け、詳細なアレンジなどが容易に出来るように、いつのまにか生活でも活用できるスキルが身に付くことでしょう。

    4. 設計という仕事はまだAIにも取られない
    何かと話題になる、AIに仕事を奪われる、という話。「設計」という仕事は、一つの閉じた領域の中で「学習」だと「ディープラーニング」などで済むような安い仕事ではありません。「発想」「関連部門とのやりとり」「試作品での微妙な調整」「量産へつなげるための工夫やトラブル解決」など、「人」でないと出来ないことがあまりにも多く、将来安泰と言える技術分野です。

    5. ひとつの技術領域の専門家として尊敬される
    機械設計者、という確立された専門家です。もちろん設計者ひとりひとりによってその領域、スキルレベルはおとなり異なりますが、機械設計の中での”この設計”であれば、俺はだれにも負けない、などと得意分野を確立すると、自信も付きますし、周りも尊敬の目を向けてくれます。そして、設計者としての経歴はその後の転職市場でも高く評価されます。




    ウェブデザイナーになる、メリットは?

    ウェブデザイナーのメリット:
    1. どの会社もウェブサイトを必要としている
    いまどきウェブサイトを持っていない会社ってあるのでしょうか? 自社でウェブサイトを作っていなくて、外部の業者に頼んでいるとしても必ず誰かが作っています。世界中の会社がウェブサイトの新規制作、アップデートを必要としています。それだけ、ウェブサイト制作は需要が高いです。

    2. パソコンひとつで仕事を全てこなせる
    電気・機械、研究職、営業職など違って、ウェブデザインの仕事はパソコンがあれば全て出来る、という手軽さがあります。色々サンプル品やら試作品など持たなくてもOK。物の管理はほとんど不要です。体力がない、という人にも向いています。

    3. ひとつの確立された技術分野である
    ウェブデザイナーは、HTMLやCSSなどの記述言語やプログラミングなど幅広く、医療系、工学系、などと並んで、ひとつの技術分野であり、その道を究めると、専門家として歩んでいくことが可能です。ウェブデザイナーとしての経歴はその後の転職市場でも高く評価されます。

    4. Webで情報収集できる
    ウェブデザイナーは実際世の中に多くいます。たくさんのウェブデザイナーがその技術情報を多くインターネットにアップしており、様々なウェブ技術や難題の解決方法、プログラミングなどの技術をインターネットから容易に入手することができます。無限にそのスキルを突き詰めて行くことも可能です。

    5. 自分で個人のサイトを運営できる
    ウェブのスキルを上達させると、そのスキルを駆使して自分のやりたいようにサイトを立ち上げることが出来るようになります。Webの知識がなくてもブログ程度を立ち上げることは可能ですが、見せ方や機能が限定的になり、それはプロのウェブデザイナーが運営するサイトと比べると見劣りします。




    専門家として高い給料を得られる

    もし自分がやりたいことが何かパッとイメージは付かず、上記の機械設計者やウェブデザイナーに興味を持った、または、何でもいいけど稼ぎたい、という人はぜひ参考にしてください。上記2職種であれば、このサイトで詳細な進め方や勉強の仕方、今後の方針を解説していますので、一から情報収集しなくても大丈夫です。
    ぜひ、参考にして、稼げる専門家への道を突き進んでください。他のサイトにはない、「高卒でも稼げる」という観点から詳細解説します。

    機械設計者としての仕事へ
    ウェブデザイナーとしての仕事へ

    これらの職業に就いて、頑張って実績を上げ、その実績を引っ提げて更にステップアップ、やがては大企業への就職も狙えるレベルに行くことも出来ます。




  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職での就職は?

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職での就職は?

    高卒で仕事に就かなくてはならない、というときのための役に立つ情報をまとめました。手に職もなく、就職の当てもない、でも稼ぎたい、という方に、現実的ですが、とても地道に、全うに稼げるようになる秘訣をお届けします。

    「高卒で手に職がなくても出来る仕事」メニュー一覧です↓
    (各項目、独立した内容です。関心のある内容からご覧下さい。)

    高卒でも稼げる仕事はあるか?

    結論から言いますと、高卒でも稼げる仕事はあります。
    稼げる、とは、30代にして1千万円稼ぐレベルでしょうか? それは大卒でしかも偏差値の高い大学を卒業していても難しいことなので、そこまでは目指しません。しかし800万円くらいまでは普通の努力で十分目指せます。そのためにはステップを着実に進む必要があります。

    高卒の人が就いている仕事、というと、ある程度世の中の一般的イメージは、
    ・組立作業員
    ・事務補助業務
    ・窓口での対応業務
    ・評価作業員
    ・制作補助スタッフ
    ・スーパーや売り場スタッフ
    などでしょうか。挙げればきりがないほど、まだたくさんありますが、上の仕事に共通することは、専門性が高くないということです。もちろん全くないとは言いません。それぞれ重要な仕事でノウハウが蓄積された業務です。しかし作業自体は、職場についたその日に仕事の説明を受けたら何となく出来そうですね。高卒でも就職先を選ばなければ、上記のような仕事のに就くことはそこまで難しいことではありません。人手が欲しい町工場や、いわゆるブラックと呼ばれるような会社であれば、今すぐにでも可能です。

    しかし、就職することだけを優先に考えて、就きやすい仕事を選ぶと、専門知識が身に付かず、キャリアの見通しも立たず、何より「稼げない」という悲惨な結末が待っている場合があります。
    そうならないためには、大卒の人達に少しでも近づくような努力は少なからず必要になって来ます。単に無駄に勉強したりして時間を無駄に過ごすのではなく、計画的に、必要なところを効率的に吸収して、自分のスキルレベルを高めて行くことで、ビジネスや専門分野において、大卒の人達と肩を並べることが出来るようになります。




    高卒でも稼げる職種

    高卒でも稼げる仕事として、実際に見て来た人達の職種をいくつか挙げます。

    組立作業職場班長
    品質評価主任
    電気設計技術者
    機械設計技術者
    施設メンテ管理者
    Webデザイナー
    プログラマー

    これもたくさんあって挙げればきりがありませんが、この中にショップの店長とか、営業職がないことにお気づきでしょうか?
    理由があります。お店の店長とは、あまり稼げる職業ではありません。まだまだブラックな働き方をせざるを得ない状況です。長期休暇や突発休暇をほとんど取得できず夜遅くまでお店に残って売り上げ計算や片付け、アルバイトのシフト調整などがあり、休みの日も同業者とのつながりのために研修や会合などがあり体も休まりません。

    また営業職については、「物を売ればいいんでしょ」と聞こえきそうですが、この職種は一筋縄ではいきません。経済観念や売り上げ計算、計画見通し、予算、商品知識、話術、スケジュール管理力、語学、精神力、体力、そして、休みだろうが何だろうが顧客に駆け付けるフットワーク、といったさまざまな素養が要求され、大学で幅広いお勉強をしてきた人達と肩を並べてやっていくのはなかなか大変なことです。

    ちなみに上に挙げた、高卒でも稼げる仕事は、だいたい年収500~1000万円くらいになります。その金額は、所属している会社によって大きく異なります。当然、大企業に勤めていたほうが、同じ仕事のスキルでも給料は高いです。給料の伸ばし方は、ふた通りあります。

    1. 品質評価主任や組立班長、施設管理者といった、肩書きにて、その会社で出世していく
    2. 電気や機械技術者、ウェブデザイナーなど、職業スキルを磨いて専門家として価値を高めていく

    どちらが自分に合っているか、今一度確認してみてください。ちなみに、「1.」にあるような、会社で出世していく、といっても高卒でそもそも出世できないでしょ、と言いたくなるかも知れませんが、出世するコツ、気になる方は、こちらを参考にしてください。

    高卒でも会社では出世できる、必要な取り組み5つ

    また、「2.」にあるように、大学の電気工学科、機械工学科も出てないのに、どうやって技術者になるの? という疑問にもお答えします。




    ゆくゆくは大企業への就職も実現できる

    高卒で、もし卒業から何年も経過していたら、いきなり大企業に就職したいと思っても、これはなかなか難しいかも知れません。しかしスキルアップして実績を上げれば、大企業に正社員として就職するための土俵に乗ることは十分できます。
    そのステップを、機械技術者とウェブデザイナーを例に挙げますと、

    機械設計等の職種に就く⇒大企業で非常勤で働く⇒正社員として就職する
    ウェブデザインを勉強する⇒大企業で非常勤で働く⇒正社員として就職する

    というものです。こんな単純に行くか、と思うかも知れませんが、決して単純ではありません。努力に努力を重ねる必要があります。
    医者や弁護士は、努力に努力を重ねても多分無理でしょう。しかし、Web、管理系、機械、電気、品質、などの職種なら努力が実る可能性は極めて高いです。
    ある職種の専門家として自分が活躍し、稼げるようになっているところを想像して、ぜひ取り組んでください。このあとのページで徹底的に解説します。

    このサイト記事を閲覧する方は、現在高校生、という方もいるかもしれませんし、既に卒業して、良い就職先を検討している、という方もいるかも知れません。「高卒でも稼げるようになるシナリオ」をお話しするうえで、現在高校生の場合と、すでに一度社会に出ている方や高校を既に卒業している方とでは、今後考えるべき道が若干異なります。



    ここで、進むべき次のページを分けたいと思います。それぞれのページにお進みください。

    ■既に高校を卒業している方:
    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事は?

    ■現在高校生の方:
    高卒で就職すると超得する理由。大学は行かなくてもOK




  • 大学で理系の学部に進むと人生得する!生活での得するメリット

    大学で理系の学部に進むと人生得する!生活での得するメリット

    文系、理系、そしてその学部学科によっても、それぞれの道に進むメリットがあります。このページでは、理系に進んで勉強することで、その後の人生、特に生活の中にもたらされるメリットを4つ挙げたいと思います。

    ・家の中の壊れた物を自分で直す力が身に付く
    ・クルマ、自転車、バイクなどを自分で直せる
    ・就活は楽勝!
    ・物事を数字で解決できるスキルが身に付く

    家の中の壊れた物を自分で直す力が身に付く

    これは人生の生活において、大学で理系の科目も学ぶことで得られる最大のメリットと考えて良いと思います。
    自分の家で発生する工事や取り付け、修理など、自分でやってみました。

    1. リビングの照明を調光タイプ変更
    2. キッチンに食洗機を取り付け
    3. 庭のフェンスの増設
    4. クルマのバンパーの凹みを修復
    5. エアコン設置、移設

    業者に依頼した見積もり:
    1. 部品代と工事費 約7万円
    2. 食洗機本体と工事費 約21万円
    3. 部品代と工事費 約7万円
    4. 凹み修正 約2万円
    5. 設置費用 約2万円

    合計 39万円

    全て自分で修理した場合:
    1. amazonで部品購入 1.5万円
    2. amazonで食洗機購入 6万円
    3. ホームセンターで部品購入 2万円
    4. 自分で修理 0円
    5. 自分で設置 0円

    合計 9.5万円

    およそ30万円が浮きました。
    フェンスの取り付けやクルマのバンパーの修理などはやはりプロの仕事と比べるとやや素人感が出ますが、ほとんど問題ありません。
    照明器具や食洗機の取り付けは説明書が付いていますので、それを見て理解できれば、あとはネジ締めや配線の基本的な知識を知っていれば出来ます。

    ほんの簡単な技術的な知識だけで、自分で何でも出来てしまうので、技術の基礎を学ぶ理系の学部は非常に有効と言えます。




    クルマ、自転車、バイクなどを自分で直せる

    理系の学部では、物の構造を考える基礎を学べます。構造的に捉えると、「これはここで取り付いているから、こっちは恐らくこうだ」と大体予想がついてきます。

    生活のなかで、クルマや自転車などに不具合があっても、クルマの安全に関わる機能的部分の本当に専門的な部位でない限り、自分で対応が可能です。

    ちょっとカツンとぶつけてバンパーが凹んだ、というくらいなら、ここのパーツだけ外して、内側から軽く叩けば修理完了。という具合です。

    また自転車がパンクしても、即自転車やさんに修理に出すのではなく、軽く分解すればどこが原因かは予想が付きます。むしろ自転車の構造をほとんど知らなくても分解することでその知識が深まります。その知識のための基本的な下支えとなるのが理系の知識です。ちなみに、このスキルをかなり高いレベルで習得したかったら、機械工学や建築など、構造により深くフォーカスする学科に進むことが必要です。

    就活は楽勝!

    就職活動では、どちらかというと理系文系より、大学の偏差値で振り分けられるという過酷な運命もありますが、それでも同偏差値で比較すると文系より理系のほうが有利なのが現実です。

    特殊な専門職に就かない限り、法学、経済学、商学、文学などのいわゆる文系学部の大学での専門知識が就職後の会社の仕事で必要になることは理系学部に比べるとかなり少ないです。

    理系学部で習う各種力学、電気、構造学、高分子工学、分子原子などの理系全般の専門知識知識に加えて、高校で学ぶ三角関数、微分積分、基礎物理学の知識は、技術系、研究職系の職種には即戦力で必要とされます。

    基本的に製造業は理系の学生を多く求めます。大学の偏差値に関わらず、理系学部出身であれば、ひと通りの技術系の科目を履修してきており、即戦力にはならなくても、サインコサイン、運動エネルギー、分子間力、導電性などの用語を使って物事を説明したときに理解できる素養がある、ということになります。

    会社側は、学生が理系の学部卒、イコールうちの仕事をこなすベース部分のお勉強をして来ている、と判断します。
    文系学部の就活生は、興味関心や将来性、企業研究、やる気、など抽象的なものをアピールする形になり、理系学生より具体性を出すことが難しく、不利と言わざるを得ません。



    物事を数字で解決できるスキルが身に付く

    もちろん文系学部でも物事を理屈で考えるプロセスを養うことは出来ます。しかし、数字を並べて理論を組み立てるプロセスは理系ならでは、と言えます。

    足し算、引き算、掛け算、割り算といった基本的な四則計算は、誰でもできますが、これらを組み合わせて駆使することは、理系の学部での勉強やその理系学部に進むための受験勉強の中で大いに養うことになります。
    欲しい最終解答を求めるべく、得られた情報から必要な数字をひとつづつ計算で出していく、というプロセスです。

    例えば、生活の中での以下のような事柄です。
    「毎朝の朝食のパンを買うのをやめて、ホームベーカリーを買い、自分で作る。どちらが安いか?」
    これをささっと2、3分で計算できるでしょうか。理系的な単純な考えに沿ってやってみます。

    ■どちらが安いか?ということは、ホームベーカリーを使った場合の費用がいくらになるか求めればよい、ということになります。
    まず、8枚切りの食パンは、100円とします。
    ホームベーカリーでパンを作る場合の費用を算出するには?
    1.ホームベーカリーの費用
    2.材料の費用
    3.光熱費
    を求めることになります。

    ・ホームベーカリーの費用 1万円
    ・材料の費用(代表的な材料)
    強力粉250g 50円(200円/1kg*4分の1)
    牛乳180cc 30円(150円/1L*5分の1)
    バター10g 20円(400円/200g*20分の1)
    砂糖20g 2円(100円/1kg*50分の1)
    塩5g 0.5円(100円/1kg*200分の1)
    イースト3g 5円(800円/0.5kg*500分の3)
    ・光熱費 15円くらい(詳細説明省略)

    と算出できます。
    ここで、ホームベーカリー代の1万円をどのようにカウントするか、です。
    理系のセンスが活きます。
    週5回作って4年使おう、となると、
    一年当たり2500円となり、週5回作ると一年で250回使用します。
    そうすると、1回あたり10円、と算出出来ます。
    これで、ホームベーカリーで作った場合の、1回分の費用を算出できます。
    ・ホームベーカリー代 :10円
    ・材料費合計 :122.5円
    ・光熱費15円
    合計:147.5円(買った食パン100円より大きい)

    ホームベーカリーは、費用面だけで考えると格安の食パンより高い、ということになります。
    上記の例では、粉代が高い、電気代の精査、マシンの使用年数、無添加で作れることや焼き立てを食べれるという付加価値など、細かくもっと検討の余地がありますが、重要なのは考え方のプロセスです。必要な数字を求める上記プロセスは、理系出身者にとっては非常に簡単なものです。

    生活の中で発生する似たようなケースでも、数字をこねくり回すことにアレルギーなく進めるが出来ます。親兄弟、夫、妻と話す時にも、このように数字で語ることが出来ると、算出方法に落ち度がない限り、その説得力は絶大なものがあります。

    会社で仕事をするときも同様です。「この取り組みを導入することは妥当か?」となった時に、ホームベーカリーの計算例のような材料費や電気代だけでなく、想定労働時間と賃率から計算する人件費や、場所代など様々な要素を取り入れて妥当性を難なく算出することが出来ます。

    文系出身者も社会で働くようになると、職種によってはこのようなスキルが必要になり、仕事をする中で覚えて行きますが、理系出身者は働き始める時からこのようなスキルの基礎が身に付いていて、一歩先を行っていると言えます。

    理系の学部のメリット、学べること

    以上、理系学部に進むメリットについて解説しました。もちろん個人の素養やセンス、努力が重要であり、理系出身者よりスキルの高い文系出身者がいることも事実です。そして文系学部に進むことで得られるメリットもあります。しかし大学で4年間勉強するとしたら、その後の人生に少なからず直接生かせること、そして自分が関心のあることを学んだほうが幸せですね。本サイトの内容を少でも参考にして頂ければ幸いです。



  • 大学で理系の学部に進むと人生得する!メリットは?学べること

    大学で理系の学部に進むと人生得する!メリットは?学べること

    大学進学を目指している高校生、または社会人で大学受験を考えている方に、大学の理系の学部に進学する大きなメリットについて、お話ししたいと思います。

    大学で理系に進むと、その後の生活に役立つ

    理系の学部で勉強することで得られるメリットはあるのでしょうか?
    たくさんのメリットがあります。その後の人生、生活に及ぼす多くのメリットについてお話ししたいと思います。

    現在高校生の方で、

    「数学は苦手だが日本史はかなりイケるので文系がいいかな」

    と考えている方もいらっしゃると思います。

    しかし、文系に進むより理系に進学したほうが、「人生」においてのメリットが大きいので是非、ひと通りお読み頂きたいと思います。それでも文系が良いと思ったら文系にお進み頂ければよいですが、理系に進むとこんな感じになるんだな、と感じて頂くだけでも今後の参考になります。

    理系に進むとどんなことを学ぶか?

    細かい専門的なことではなく、生活の知恵として役立つものについて考えます。

    理工系の学部に進むと、学部を問わず、生活に役立つ基礎知識が盛りだくさんの科目がたくさんあります。いくつかの例を挙げてみたいと思います。

    工学系の学部なら、機械、電気、建築、応用化学などですが、履修科目の中に大体基本的なネジ締めや工業材料、電気のしくみなどを扱う授業があります。学科によっては選択必修として扱う大学もあるかも知れません。
    理学系の学部なら、「基礎工学」みたいな選択必修科目として、工学の基本を学ぶことが出来ます。
    いくつか例を挙げてみたいと思います。





    ■ネジ締め
    一見簡単そうですが、意外と多くの人が知らないものです。理系に進むとこのねじ締めのことに関して、苦手意識が一切無くなります。中学や高校で学ぶ技術系の授業は基礎過ぎて生活面で理論的に考えるにはやや弱いです。

    機械、建築、といったネジ締めそのものにフォーカスする学部は特に知識を深めます。

    電気、化学、物理、生物などの学部でも、実験機器や計測器などを使用するため、
    ・故障したら分解して直してみる
    ・これをこっちに取り付ける
    ・配線を取り付け直す
    ・基板がショートしていないか見てみる
    などドライバーを持ってねじ締めする作業を避けて通ることは出来ません。より専門的な扱いでねじ締め作業を行うため、家庭用の機器の分解、取り扱いなど、はっきり言って楽勝です。

    自分の家の中を見てみると分かると思いますが、物を固定するには、だいたいネジが使われています。軽い物の取り付けの場合プラスチックの爪でパッチン、という取り付けもありますが、あまりそれを多用しすぎると、爪が割れた時にすぐに修理することが難しいため、必要な個所には金属製のネジが使用されています。

    たとえば、
    ・トイレのウォシュレットが最近ガタついて、座ったらずれる
    ・ドアノブのあそび(ガタ)が大きく使用感がいまいち
    ・ベビーチェアの座面がズレる
    ⇒全てネジの緩みが原因です。機器の周りを全て見回して、ネジの緩みを確認して、締め直して解決です。
    業者さんに依頼してお金を払う必要などありません。

    ネジの様々な種類も学ぶので、あるものが壊れていた時に、「このパターンは、あの類のネジが使われているな」と予想もつきます。

    ■工業材料について学べる
    工業材料と言うと、やや難しく聞こえてしまいますが、簡単に言えば、鉄とかプラスチックのことです。

    どういう所に鉄が使われて、どういう所にアルミが使われて、そしてプラスチックが使われるのか、その基礎を学ぶことが出来ます。

    家、家具、外壁、棚から民生機器など、全ての物が理由があってその材料が使われています。

    だからなんなの? と言えばそれまでですが、、自分が家の中または外に何かを独自で付けよう、と思ったときに、どの材料を使用するかをテキトーではなく確たる根拠を持ってしかも余裕で材料を選べるようになります。

    材料の特徴、こんな感じです。

    鉄: 強い。重い。錆びやすい。安価。
    ステンレス: 強い・重い。錆びにくい。やや高価。
    アルミ: まあ強い。鉄より軽い。錆びにくい。高価
    プラスチック: 弱い。軽い。錆びない。安価。

    非常におおまかに書きましたが、鉄にもプラスチックにももちろん種類があり、アルミよりもっと高価なプラスチックだってあります。

    また、こういった材料の特徴はインターネットで検索すれば一発で出てきますが、素人がインターネットをいくつか見ただけで材料の知識を全体的に捉えるということは大変です。

    大学の授業では、世の中で一般的に使用されている工業材料を専門的に教えてくれるので、日常生活で目にする物がなぜその材料が使用されているかの理解が深まります。それによって、自分が生活の中で新たに使用したい物の材料の選び方、その材料の使い方などが上手に出来るようになります。例をひとつ挙げます。

    ・ベランダの柱に植木鉢や棚を固定したい。
    ⇒ホームセンターには、物は同じでも複数の材料の固定部材がある。
    ここで、ステンレスを選びます。雨に濡れると錆びますし、風が吹いたときに固定部材が弱くてひびが入ると困る。
    部屋の中だったら、プラスチックの部材を選びます。しかもプラスチックは紫外線に弱いということを知っていれば、窓際をさけて、常に日影の所で使用します。

    化学系の学部を専攻すると、高分子材料をより深く学ぶので、プラスチックに関しては非常に高度な知識が身に付くことでしょう。




    ■電気のしくみを学べる
    もちろん中学、高校で、100Vだの電気の流れなどと教わりますが、大学ではより専門的に学びます。
    配線を自分で引き回したり、基板を作ってみたり、修正したりと難しいことを実習します。電気工学科でなくても、機械工学科や物理学科でも大抵は電気工学に関する実習があります。このような技術分野を会得すると、知らず知らずのうちに、自分の生活で出て来る電気に関する問題は難なく対応できるものです。

    電化製品や子供のおもちゃが暫く使用されてなくて久々に使ったら動かない、という時、ふたを開けて分解すると、「ここの端子の部分が少し錆びていて絶縁されているから、軽くヤスリで削って導通させて復活」などお手のものです。

    家の定格電流などの把握も、直観的に捉えることができ、何をどれくらい使用するとウチのブレーカーは落ちる、と意識出来ます。
    電気に関する知識が深まると、家庭用電化製品のどういうものが電力を多く使用するのかも分かって来ます。

    このように理系学部では、基礎的な工学知識を得ることができ、生活するうえでその知識を大いに役立てることが出来ます。

    大学で理系に進むと技術に関心のある人達が集まることから、自分がそれほど知識レベルが高くなくても、一緒に実習授業を受けたり、試験勉強を一緒にしていくことで、知らず知らずのうちに知識を吸収できるものです。

    次のページでは、理系学部で学ぶことで得られる、その後の人生にもたらされるメリットについて解説します。
    大学で理系の学部に進むメリット(2/2)



  • 大手企業と中小企業、就職するならどちらがいいか比較してみた。大企業のメリット

    大手企業と中小企業、就職するならどちらがいいか比較してみた。大企業のメリット

    大手企業と中小企業、就職するならどちらがいいか、それぞれのメリット、デメリットを比較していますが、大企業に勤めるメリットについて解説します。
    中小企業に勤めるメリットはこちら

    大手企業のメリット

    1. 給料が高い
    2. 安定性があり失業の心配は少ない
    3. 社員が守られている
    4. 社会的な信用が高い
    5. 社内で豊富な経験が出来る
    [br num=”1″]

    1. 給料が高い

    就職活動生が感じる大企業のメリットの大きな部分ではないかと思います。
    これは断言できます。大企業は中小企業よりも給料は高いです。

    中小企業でも給料がべらぼうに高い会社もありますが、働き方が超ハードであったり、膨大なノルマを課されることがあるため、そのような会社はここでは除外して考えます。

    世の中の給与情報からイメージをまとめると、以下のような給与体系です。

    ■大企業の年収
    課長: 1,000~1,500万円
    主任・係長: 800~1,100万円
    上位の平社員: 600~900万円
    一般平社員: 400~700万円

    ■中小企業の年収
    課長: 500~800万円
    主任・係長: 400~700万円
    上位の平社員: 300~600万円
    一般平社員: 200~400万円

    世の中にはこの範囲を越える人もいると思いますが、多く会社員がこの範囲に収まっていると言って良いでしょう。

    ポイントは、中小企業の課長より、大企業の係長のほうが給料が高い、というところです。
    私がこれまで見て来た大企業の係長は確かに中小企業の課長より高かったです。もちろん求められる厳しさも課長クラスに匹敵するものがありますが、役職に対する給与では、大企業に圧倒的な軍配です。

    特に昇進の意欲もなく現場作業員やいち事務員として長年働く場合でも、大企業のほうが給料は高いです。

    また、単に給料が高いというだけではなく、残業代がしっかり支払われる、ということは大変大きいことです。
    大企業はコンプライアンス(法令遵守)の意識が大きいため、残業した時間をきっちり記録させて支払うのに対して、中小企業はやはりまだその辺が徹底されていない会社があり、いわゆるサービス残業が常態化している会社は少なくないです。

    給料の高い低いではなく、自分の労働時間に見合った年収であるかどうかで仕事のモチベーションにも関わります。




    2. 安定性があり失業の心配は少ない

    今や大企業でも倒産の危機はありますが、やはり中小企業と比べるとその危険性は少ないのが現状です。

    中小企業よりも大企業のほうが安定性があるのは、事実です。仕事の厳しさはともかく安定を求める、という方は大企業のほうがお勧めとなります。

    大企業が倒産の危機になるとニュースになりクローズアップされ、大企業も危ない、という印象を持ちがちですが、その陰でニュースにならないだけで多くの小さな会社は倒産しています。大企業が倒産すると何万人もの社員が職を失い、その会社との付き合いで経営を成り立たせていた多くの協力会社も一気に倒産に追い込まれ、その影響の範囲が広いためニュースになるのです。

    倒産しなくても、大企業の子会社だと吸収合併などで、、吸収先の会社で労働環境の変更を急に余儀なくされることがあります。職種を変更させられたり、出世を先延ばしにされたり、これまでの実績をリセットされたりなど、不本意な扱い受ける可能性もあります。

    大企業は、財政的に中小企業より勝るため、事業の失敗や為替の影響による財政危機にも持ち堪える体力があります。倒産の危険性は圧倒的に少ないです。
    会社の都合で自分が失業したり退職を考えなくてはならない状況に追い込まれることは、明らかに中小企業のほうが確率としては大きいです。

    3. 社員が守られている

    大企業では、色んな意味で社員は守られています。
    以下のような事があります。

    ■法律の遵守により社員は無茶しなくてよい
    ■仕事で失敗しても罰はない
    ■福利厚生など制度が充実している

    ひとつずつ見て行きます。

    ■法律の遵守により社員は無茶しなくてよい
    法律や道徳的な行いに対して、大企業ではしっかりと守るような取り組みがなされていることが多いです。

    最も大きなことは、労働基準法の遵守です。
    大きな会社は大抵その社名が自社ブランドとなっており、不祥事などでそのブランドに傷が付くことが会社の存続にとって致命的な打撃となります。
    社員を不法労働させていた、となるとその会社のイメージダウンとなるため、労働基準法はきっちりと守ります。簡単に言うと、年間残業時間は法律の範囲内で且つ残業した場合にはその時間分の残業代が漏れなく支払われるケースが殆どです。

    私がこれまでに勤務したことのある中小企業ではサービス残業が黙認されていましたが、大企業では必ずきっちりと残業代が支払われていました。

    また下請け会社に対するアクションについても、細かいルールが細かく決められていて、そのルールに則って進めるため、自分の裁量で外部業者に対しての無理なお願いをする必要がありません。あとで問題になるような社員の暴走が起こらないような仕組みがしっかりと出来上がっています。

    コンプライアンス(法令遵守)の意識が、中小企業に比べて高いのは間違いありません。
    社員一人ひとりのモラル意識も大企業のほうが明らかに高いです。

    ■仕事で失敗しても罰はない
    大企業では、ひとつの商品やサービスが世の中に出たときの不具合や失敗、クレームに至るまで、極めて多くの社員が関わっています。 多くの人が企画や設定、内容確認など承認を行なっているため、ひとつの失敗が発生しても、これは全体の責任、という流れになることが多いです。その失敗の元となった部門が総じて責任を取る、ということは稀で、ましてやイチ社員がその失敗のために吊るし上げられるなんてことは絶対に起こりません。

    むしろこのような失敗が今後発生しないように、今後は皆でどのように確認しようか、という動きが取られます。もちろん原因を作った部門はしっかりと再発防止策を求められたりしますが、「お前のせいで」みたいな指を差されることはありません。
    発生した問題は今後も起こり得る、と言って大きく取り扱います。

    ほんとに小さい会社ですと、商品やサービスが世に出るまで数人しか携わらないケースもあり、自分のミスが原因で会社に何百万円も損害を与えた、なんてことになると修羅場です。さすがに損害分を給料から差っ引かれるなんて事は無いですが、「おめぇの責任だからな、明日までに何とかしろよ!」と言われて対応するということも覚悟が必要です。

    小さな飲食店で、数百円の商品を無駄にしたバイトに対して店長が、「てめぇ、一時間多く働けよ。当然だからな!」と言っていたのは見たことがあります。最たるケースですね。

    大企業では、失敗した場合、今後はちゃんとやろう、自分も前向きな考えになります!

    ■福利厚生など制度が充実している
    最近は、福利厚生をどんどん削減している大企業は多いと聞きます。
    しかし中小企業と比較すると、やはりまだ大企業のほうが福利厚生は充実しています。

    家族手当や食事手当、独身寮などを始め、特に就職活動中の学生が気にしているのは、休暇がどのくらい取得出来るか、ではないかと思います。今回は「休暇」に特化して説明します。

    大企業の年間休日は、中小企業のそれと比べると圧倒的に多いです。
    特に製造業は巨大な工場を、GW・夏季休暇・年末年始に一斉に稼働を停止して社員を一
    斉に休ませることにしており、7日間とか10日間などの長期の休暇を設定している所が多いです。また工場は一度稼働したらずーっと稼働させる方が効率が良いので、国民の祝日は全て出勤日にして、GWや夏季、年末などの休暇を長期に取るというメーカーもあります。

    GWや夏季などの通常の長期休暇だけでなく、手持ちの有給休暇を連続で社員に取得させる制度を採用している企業も多いです。有給休暇の消化を推進する大企業ならではの制度と言えます。

    あなたの親戚、友人との集いが今後もあると思いますが、その人達の勤めている会社の規模が大きいほど親戚や友人の集いでの参加率は高いでしょう。勤めている会社の規模が小さいほど仕事の都合でその人は参加できないことが多くなるはずです。

    ちょっと福利厚生とは違うかも知れませんが、、休暇の取り易さも違います。大企業は、中小企業に比べて、取り組む事業のスケールが大きく、何ヶ月も何年も掛けて進めて行くため、一日二日では物事が動きません。よって、どうしても今朝は怠い、という時に比較的簡単に休めます。中小企業勤務時は、短期決戦だったため、ちょっとの発熱なら出勤していました。

    大企業は、大抵は保養所を所有していますので格安で利用できます。また会社の敷地に大きなテニスコートがあったり、体育館があったり、財政的に余裕がなければ出来ない社員へのサービスが整っていることが多いです。入社した会社によって、これは様々ですから、自分が志望する会社のことは調査すると良いでしょう。
    中小企業に勤めるメリットはこちら



    4. 社会的な信用が高い

    世の中の人々はあなたの価値を、あなたの勤め先の会社で推し量っている、と言っても過言ではありません。

    やはり大手企業に入社するのは、倍率が高いです。
    その企業に認められて入社出来た人、というのはその倍率を乗り越えて入社した優秀な人材という事になります。

    住宅を購入する時のローン審査もあっさり通るでしょう。自分が男の場合、婚約相手の父親に許しを請う時も、あまり心配されずにOKが出ると自信を持って伺えます。

    その会社の社会的信用イコールあなたの社会的信用、というふうに考えて良いと思います。

    展示会や学会、カンファレンスなどの懇親会では、あなたの名前でなく、「〇〇さん」(会社名)と呼ばれたりします。自分の会社の威力に物を言わせて振る舞う感覚を味わうことでしょう。

    5. 社内で豊富な経験が出来る

    会社の規模が大きいと、当然構成される部門の数が多くなるため、嫌でも多くの部門との折衝が増えます。
    これを自分にとって良い事と考えるか、面倒くさい事と考えるかはあなた次第です。
    ここでは、自分にとって良いこと、と考える方向で話を進めます。

    中小企業では、構成される部門の数は少なく、仕事以外の無駄な取り組み、コンプライアンスや法令に関する研修は少ないですが、専門的な仕事に掛ける時間は多く、スペシャリストを目指すにはうってつけだ、と既に書きました。

    しかし大企業では、たくさんの事をやらなくてはならない反面、世の中に商品やサービスが出て行くまでにどのような部門が関連し、審議が施され、そのためにどのような法律が絡み、販売されて行くか見ることになります。問題が起こった場合の解決が盛り込まれて行く様、それが起こらない制度を作る過程を見て、といった様々な事を経験して行きます。場合によっては自分が別の部門に異動になったり、経験値を多く積み重ねることが出来ます。ゼネラリストの育成に向いているのが大企業と言えます。会社を辞めない限り、勤務年数を重ねるごとにその経験値はその会社で生きて行きます。

    ニュースで、政府がある新しい方針を打ち出せば、大企業は早々と具体的なアクションに落とし込み、社内の制度として取り入れます。社会の動きに対して会社がどのように取り組みを実施するのか、肌身で感じることが出来ます。

    将来、自分が自営業を始めることになった場合を想定した場合も、大企業での経験は生きます。
    自営業では、もちろんその専門分野の経験は必須ですが、様々な角度からビジネスを見なくてはなりません。大企業のように多くの側面から商品やサービスを見て来た経験は知らず知らずのうちに、自分のビジネスマンとしての素養を鍛えているのです。

    配属される部門にも依りますが、大企業に勤務すると、ビジネスマンとしてのスキルを上げるのに最適です。

    さて以上、長々と、大企業と中小企業の比較について話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

    どちらにもメリットデメリットありますが、自分の性格を再認識したり、あなたが仕事に求める物を改めて考える良い機会になると嬉しいです。

    最初に入社した会社だけでは人生決まりませんが、後悔の無いようにじっくり考えてみて下さい!

    中小企業に勤めるメリットはこちら




  • 大学時代のアルバイト経験を就職活動でアピールする8つの方法!

    大学時代のアルバイト経験を就職活動でアピールする8つの方法!

    大学時代のアルバイトの経験を、うまく伝える方法を押さえておくことで、普通の「バイト経験」を就職活動で武器にすることができます。この記事ではその方法について解説します。




    学生時代のアルバイトは就職活動でアピールになるか?

    学生時代は、大学生、専門学校生、高専生にかかわらず、何かしらのアルバイトを経験する人が多いと思います。

    レストラン
    ガソリンスタンド
    家庭教師
    カラオケボックス
    コンビニ
    などなど…

    その目的は、遊ぶためのおこずかい、仕事の楽しみ、人生経験、出会いなど色々あると思います。就職活動で、学生がアピールしたい事の第1位にアルバイトの経験が来るらしいですが、残念ながら企業は、アルバイトの経験に重きを置いてはいません。

    会社は、自社のことをどれだけ熱心に考えているか、とか性格や専門知識をベースとしたその人の成長の幅などを見極めようとしています。他に、学生時代にどの分野の学問に力を注いだか、また学業以外で何に力を注いだかなど、かなり求めるレベルは高いです。

    このページでは、「そんなこと言われても学生時代はアルバイト一色だ」とか「アルバイト以外にアピールするものが何も無い」という学生さん達のためにアルバイトから得た経験をどのように会社の就職面接に役立てるかを説明していきたいと思います。また、これからアルバイトを探すという方も将来に繋がるようなアルバイトの選び方のヒントとなります。

    アルバイト経験を会社組織に必要な事に徹底的に繋げる8項目

    人事部の面接官
    ⇒アルバイトの話など別に聞きたくなく、「またコイツもか」と思います。

    しかし面接官は、その学生の性格を知りたいと思っています。これから一緒に働いていく人が気難しい性格やキレやすい性格だったら、社内の皆が嫌がります。アルバイト経験のアピールの中に自分の良質な性格を徹底的に盛り込んで下さい。

    会社組織の中で働く上で必要な要素でかつ学生アルバイトから経験できること:

    1. 仕事に対するひたむきさ
    2. 精神力の強さ
    3. 体力的なタフさ
    4. 柔軟な対応力
    5. 組織の中で働くことの出来る素質
    6. 客のクレームや問題解決に対する調整力
    7. 生きた語学力
    8. 志望する会社の専門領域と類似する仕事の経験

    これらを自分の経験値のアピールに上手に盛り込むことで、単にアルバイトを経験した、という経歴を話すよりも効果的なアプローチが出来ます。簡単ですが、実例などを挙げながら説明します

    因みに、学業をおろそかにしてまで取り組んだことを含ませるのは絶対にNGです。
    大学の講義に欠席したわけではないことを、わざわざ言う必要もあります。

    1. 仕事に対するひたむきさ

    例:
    「朝早くからの勤務、夜遅くまでの勤務にも、週3で組まれたシフトに一度も欠勤しないで働きました。大学の宿題、レポートがあった時もそれをこなしながら、遂行しました。」

    ⇒当たり前でしょうか? 実は会社では度々遅くまで残業して急務に当たったり、その翌朝、早く出勤して経過をフォローしたり、といった対応をすることがあります。

    こういった経験で、緊急対応や期日の決まった仕事の目的達成のために休まず任務に従事した、というエピソードは、会社の受けは良いです。会社は、限られた時間の中でミッションを遂行することが義務となっているので、このようなひたむきな姿勢で仕事に当たれる学生を求めています。

    2. 精神力の強さ

    例:
    「大学1年生からのアルバイトで、仕事効率に厳しい店長の下での連日の業務対応、遊びの予定を返上したバイト出勤、お客様の苦情への対応などを経験して、自分は精神力はかなり有していると自覚しています」

    ⇒大学1年から、というのがポイントで、辛くても辞めずに続ける精神力は高いアピール性があります。

    会社には、残念ながらうつ病で休みがちな社員がある程度の割合で居ます。
    規則があるため、うつ病社員を解雇する訳にはいきません。
    社員には、少々のことがあってもへこたれずにバリバリ仕事をしてくれることを、会社は求めます。

    就職面接を受けに来た学生が、うつ病に倒れるか、そんなことは全く分かりません。しかしあなたが、自分のアルバイト経験の中から、「うちのハードな業務でもコイツはまず大丈夫だろう」という安心感を面接官に持たせることが出来れば、評価は高いです。

    3. 体力的なタフさ

    例:
    「片手に〇〇キロの製品を抱える業務が日常的で、腰痛気味で辞めて行く人達が多かったですが、自分は全く問題なかった。体力は他の人には負けません。」

    ⇒体だけが取り柄、とも取れますが、会社で働く上で体力と健康は極めて重要です。会社には腰痛持ち、股関節や肩に不自由のある人が見られます。長年仕事をしていると、慢性的に持病を抱えていってしまう人が少しずつ増えてきます。たとえ事務職や開発職などに就いても、片付けやら納品済みの物品運搬など体をフルに使って仕事をしていく事が意外にも多くあります。この学生は少なくとも体力だけは問題ないだろう、思わせてください。

    しかしながら、体力に関するアピールは実際のところ「低レベル」な感が否めないので、他のアピールポイントの補足要素として、ご用意ください。



    4. 柔軟な対応力

    例:「仕事内容が単純作業でなかったため、複数の案件が同時に発生することが多かったですが、これらに優先順位を付けて、緊急度と重要度の高いものから対応して行きました。次に来る優先度の仕事は後輩に適宜指示して対応してもらいました。」

    ⇒柔軟な対応とは、とても広い意味で掴みにくいため、言葉が躍ってしまっています。内容に具体性があるほうが望ましいです。仕事を抱えすぎてパニックにならず冷静に物事を見極め、順々に的確に処理して行く、というニュアンスで捉えるとよいです。
    あれもこれも、どっち付かずで停滞するより、きっぱり優先順位を定めて対応します。最悪、放っておいても大惨事にならないような小問題は無視しておきます。

    ファミリーレストランでアルバイトしていた場合で、例を挙げておきたいと思います。
    仕事の優先順位の付け方(レストランでアルバイト)

    5. 組織の中で働くことができる素質

    例:
    「アルバイト先には、高校生から自分の親くらいの年齢の人までさまざまでした。その人その人の立場や経験値によって、指導したりご教授頂いたり、自分の立場をわきまえながら大勢の人達とコミュニケーションが取れました。組織の中での立ち居振る舞いをコントロールすることができます。」
    ⇒やや当たり前、取って付けたような内容ではありますが、会社側はその人が自分の会社組織の中でうまく人間関係を作ってくれる人かどうかを見極めてきます。自分がさまざまな年齢層や性格の人達の中でうまく仕事をしてきたエピソードなどを添えることができたら完璧です。

    6. 顧客のクレームや問題解決に対する調整力

    例:
    「顧客と直接接する仕事でしたが、常に苦情が来る感じだったので、苦情処理マニュアルに則るだけでなく自分の経験から来るアドバイスや交渉術で多くのお客様に納得をして頂きました。揉め事や未解決案件があった時の解決に向けた調整力は培いました。」

    ⇒会社組織で仕事をすると必ず困難な状況や揉め事に遭遇します。このときに、交渉術や、相手を見ながらの適切な対応を取っていく能力は、強く求められます。学生がバイトでこなすレベルの問題解決と、実際に会社に入ってから社内や社外、顧客との問題解決は難易度のレベルは、もちろん会社に入ってからのほうが高いです。しかし、クレーム対応や問題解決に立ち向かった経験、というのは多いにアピールして良いです。仕事はただ単々と進めるだけではなく問題課題が必ず発生し、順々に解決しながら進めるということを経験して来ていると是非伝えて下さい。



    7. 生きた語学力

    例:
    「アルバイト先では、外国人のお客様が非常に多く来られていました。元々英語は得意ではありませんでしたが、様々な対応をしてきたことにより、英会話は今ではほとんど苦労しません。」
    ⇒語学力とは、すなわち英語のことです。中学校レベルの英語を少し並べた程度で対応した、というだけでもそれが週1や週2で1年2年と重ねたら、これは結構な英会話実践経験といえます。
    しかもこれは生きた英語と呼べるものですから、実際に会社に入ってからも会話については生かすことが出来ます。メールの文面などのルールやマナーなどは何とでもなりますが、会話についてはいきなりペラペラとはいきません。
    もしこのような経験があれば、英会話の実践力として、会社側からは大きな評価となります。

    日本人で英語ペラペラ、という人は少なく、大企業でもペラペラな人は少数派なのが現状です。

    学生時代のバイトで英会話の実践経験値が積めていればかなりのアドバンテージだと考えてよいです。

    学生時代に少しでも英会話マスターを目指したい方、海外留学しないで英会話を独学でマスターしたい方には、2年程度で英会話をマスターするコツなどを紹介したサイトをぜひ参照してみてください。やみくもに取り組むよりもはるかに効率的に上達できるはずです。



    海外留学しないで独学で英会話を2年でマスターしよう

    8. 志望する会社の専門領域と類似する仕事の経験

    例:
    「御社の事業である鉄道駅でのフードサービス業務を経験したので、おおまかな仕事の流れや業界のトレンドは掴んでいます。」
    ⇒目的が自分のやりたいアルバイトではなく、その先の就職活動や自分の就きたい仕事を見越して、そこに繋がるアルバイトを予め選ぶ、という打算的なアルバイト選定をした場合に使えます。

    もし、学生時代に将来の就職先を見定めているなら、その会社の業務に直結するようなアルバイトを敢えて選ぶということも一つの手です。例えば、

    食品業界に就きたい
    ⇒ レストランアルバイトやスーパーマーケット、百貨店
    電気技術者になりたい
    ⇒ 電気工事のアルバイト
    商社マンになりたい
    ⇒ 流通、物流、運送に関するアルバイト
    外資系に努めたい
    ⇒ 英語が必要なアルバイト
    建設業界に行きたい
    ⇒ 資材運搬のアルバイト
    教育サービス系に就きたい
    ⇒ 予備校事務や塾講のアルバイト

    商社マンで物流のアルバイト、とかは若干ムリのある考え方かも知れませんが、例えば大手商社が事務や資料作成のために学生アルバイトを募集するなんてことは稀なので、出来るだけ関連する業務を経験しておくことが望ましいです。

    もし目指す会社が決まっているなら、その会社または系列会社のアルバイト募集を徹底的に調査してみると良いと思います。

    このあと、まとめに入って行きます。



    まとめ

    アルバイト経験はどんなに充実していても、所詮「アルバイト」として括られてしまう運命かも知れませんが、可能な限り実のある物として伝えて、就職活動の時に面接官にアピール出来ることを応援します。

    アルバイトとして働いていたことは、将来必ず何かに生きてきます。
    是非全力で取り組んで欲しいと思います。

    様々なアルバイトがありますが、多くの人の話を聞くと、スーパーマーケットやコンビニエンスストアは、

    世の中の人のニーズが分かる
    物の流れが分かる
    商品やサービスの種類が分かる
    物の売り方が分かる
    物の管理が分かる
    客と同僚の両方が分かる
    お金の管理取り扱いが分かる

    などといった様々な経験が出来るメリットがあり、なかなかこれだけの要素を網羅したアルバイトはなく、世の中や社会の流れをつかむ上で非常に経験値を高く積めるアルバイトと言って良いと思います。

    補足ですが、アルバイトは賃金が発生しますので、当然自分のこずかい目的としている人が多いと思いますが、もし将来の就職に繋げる物としての経験値を考えるなら、ボランティアは有力です。賃金がなくても、自分のやりたいことにモチベーションを持って取り組めた、ということがアピールポイントになります。

    様々なアルバイト経験を持って、就職活動を有利に進めましょう。

    実際に就活での面接でどのように対応すれば良いか、別途記事で解説していますので、こちらも参考にして下さい↓
    新卒採用面接、これを実践すれば合格出来る! 必勝7項目




  • 高卒でも会社では出世できる。必要な取り組み5つ。

    高卒でも会社では出世できる。必要な取り組み5つ。

    高卒では会社では出世できない、考えている方、このページに書いてある取り組みをコツコツと続ければ、その道が開けていきます。大学を卒業していなくても、着実に出世の段階を踏んでいくことができますので、ぜひ参考にしてください。



    高校卒業だと出世できない、ということはない

    大学進学が一般化されてきてずいぶん長いですが、それでも高校を卒業して働かなくてはならない事情のある人も多いことと思います。

    今の時代は大卒でないと良い仕事に就けない、生涯年収は低い、と考えてしまいがちですが、まったくそんなことはありません。

    筆者は、大手企業、中企業、小企業と多くの会社での勤務を経験してきましたが、どの会社でも高卒の人でバリバリ実績を上げて、多くの人を束ねて、出世している人がいます。

    このサイトでは、高校卒業でも就職先の会社で部長くらいまでは出世できるような取り組み、知恵、手法、マインドなどを解説していきます。

    ちなみに大卒でなくても、高等専門学校はまた別物(かなり技術レベルが高い)ですので、高校卒業で会社に入社した場合を想定します。



    高校卒業で入社した会社で出世する取り組み5つ

    様々な会社で、高卒でも課長や部長クラスまで出世する人を見てきましたが、その人達は、以下のことを最低3つはクリアしていました。

    • 配属部門の専門領域を必死で勉強する
    • 配属部門のルールそのものを疑い、改善活動をする
    • 昇格試験を必死に勉強して合格する
    • 人をコントロール出来るようになる
    • 人間力を身に付ける

    昨今、就活する学生に対して学歴フィルターを掛けて、ある一定以上の偏差値の大学しか説明会に出席させないなど門戸を制限している会社も多いですが、一度入社してきた社員については、その「人」を見る傾向が非常に強いです。

    上の5項目がどのような物か見て行きたいと思います。

    ちなみに高校卒業で会社に就職すると、製造業なら製造部のライン作業をしたり、部品の搬送係をしたり、出来上がったものを品質評価したり、頭よりは体を使うような業務に配属されることが多いです。金融関係なら窓口係など定型化された業務に就くことでしょう。




    1. 配属部門の専門領域を必死で勉強する

    会社とは、その商品やサービスを産み出す専門の機関、となるわけですから、当然配属先のその部門には深い専門領域があります。

    その専門分野を大学で専攻して来た人たちは、4年も掛けて何百万円もお金を払って勉強してきています。大卒の人と、その分野の専門領域で討論したら普通は太刀打ちできません。しかし、その知識は総じて荒削りなものです。その分野の隅から隅まで専門家レベルに熟知している、ということは稀です。

    その部門の業務に必要な知識は、みんな会社に入ってから再度深く勉強するのです。「こういう事はこの本を見れば、この用語でググれば、答えが解かる」という知恵が頭の中にあります。問題、課題が発生したときの解決に辿り着くスピードは、正直なところ大卒の人たちには、しばらくはかないません。

    しかし日々の業務での問題や疑問についてどんどん調べて解決して、また専門書を一度でよいから最初から最後まで、眠くなるのを我慢して熟読してみてください。
    大卒の人たちは、調べれば分かる、ということであえて時間を掛けて参考書を端から端へと読まないことが多いです。
    よって、その専門分野のお勉強を地道にこなすと、確実にそのレベルは、大学卒の人達と変わらないレベルにまで近づきます。

    専門分野のお勉強をしてきた時間は大卒の人たちのほうが多いでしょうが、この先業務で経験する時間や自分の時間の中で勉強する期間は同じです。
    ウソかと思うかも知れませんが、メーカーでいうと、以下のポジションでの給料は同じです。

    • 大学卒または大学院卒で商品開発のリーダーをやっている社員
    • 高卒で生産ラインのリーダーをやっている社員

    以下のふたつで、職種の難易度は明らかです。

    • 何も無い状態から商品やサービスを創造して具現化したり企画する仕事
    • 仕上がった設計図や構想をもらって形作ったり、評価したり、市場フォローする仕事

    「何も無い状態から創造する仕事、企画する仕事」のほうが遥かに難易度は高く、その仕事に就くための専門的な学習や予備知識が必要です。いわゆる大卒であることを会社が望むのはそのためです。会社は新しいものを次から次へと産み出さないといけません。

    医者や弁護士の仕事と、掃き掃除やスーパーのレジ打ちの仕事で、時給が遥かに違うのは世の中の皆が理解していることです。医者などの職業に就くためのお勉強や学歴、更にそれを越えた準備期間など、桁違いにハードルが高いためです。日本の会社はまだ、社内の部門間の仕事の難易度による給与差はほとんどないのが現状です。この現状は、高卒の人にとってはとてもラッキーなことです。

    ひと昔前には、総合職、一般職、という区切りがありましたが、今はだいぶ無くなって来ています。仕事の成果や担う役割、役職で決まります。

    高卒の商品評価部門のチーフが、大学院卒の商品開発主任に「こんな欠陥だらけな試作品じゃ評価にならないよ。いいかげんな仕事してちゃだめだよ~!」とキレていたシーンを何度か見たことがあります。

    ここがポイントです。高卒でもその評価部門の専門的な部分、ルール運用などを熟知して、その道のエキスパートになって、そこで昇進して確たる地位を築きます。より難易度の高い創造的な開発業務の詳細や専門学習のことなど正直どうでも良いです。出来上がった物へのアクションを施す業務範囲だけカバーしておけば良いのです。(長年続けていると、開発・創造系の業務範囲の知識も少しずつ付いてきます。)目指すところはその、
    製作(制作)、評価、アフターサポートなどの部門のそこそこのポジション
    です。設計図や企画をもとに実行する部門であれば、頭の良い人達へ「こんな企画(設計)じゃ作れるわけねーだろ」と言えるのです。もちろん喧嘩することが目的ではありませんが、部門間の業務遂行難易度に差があっても対等なのです。

    ちなみに海外の会社は学歴やその人の専門性難易度できっちり区切っている会社が多く、企画・開発・事業運営・技術部といった専門性の高い部門は大卒のみの採用が専らです。製造や評価部門、アフターサービスなどは高卒採用でどんなにリーダーに上り詰めても、大学の新卒社員より給料が低いという徹底具合いです。

    日本の会社では、高卒で入社してもそこで必死にがんばれば、自分の分野の知識を武器に、大卒集団の難易度の高い仕事をしている人達と社内で対等かそれ以上の立場で仕事ができます。給料も同じだけもらえます。笑えてしまうかもしれませんが、事実です。




    文章を上手に書くための6つの基本、例文で解説

    2. 配属部門のルールそのものを疑い、改善活動をする

    入社して配属された部門で真面目に仕事をしているだけでは、他のスタッフと同じです。大卒か高卒か、というのはその道の専門のお勉強をしてきたかそうでないか、だけの違いです。真面目に取り組めるか、間違った運用をしているときに、これはおかしい、と思える感度をもっているかは、その人の素質によって決まります。

    自分の部門で業務を進めていくうちに、これは変だ、こうしたほうが明らかに効率的だ、と思えることがあれば、どんどんそのルールの改善のための働きかけを行います。「うるせー、まずは仕事をしろ」と先輩や上司から反撃を食らうかもしれません。言い方や提案の仕方も重要です。しっかり資料を作って、バックデータを揃えて、改めて先輩上司を別室に呼んで、言葉を選びながら説明、、、といった流れを心掛ける必要はあるかもしれません。

    そのときに、自部門を良くしたい、こうすればこのように良くなる、などといった熱意は必ず届きます。与えられたルーチン業務をこなすだけでなく、一歩踏み込んだ改善行為に日頃から意識することが重要です。




    思考を働かせて仕事の成果をあげる5つの方法、実用例で解説

    3. 昇格試験を必死に勉強して合格する

    会社には、たいてい「昇格試験」「昇進試験」なるものがあります。論文とか面接が一般的です。

    大学に進学すると、一般教養の授業でのレポートや卒業論文など長文を書く機会が多く与えられます。落第、留年しないために必死で書いたり、ゼミや研究室で教授に指導を受けたりして、嫌でも論文を書くトレーニングをしてきます。それに対して、高校ではそんなに長文を書く機会は多くなく、卒業後何年も経ってからいきなり会社で論文を書くということは、非常にハードルの高いものです。

    自分の就職した会社での昇格試験で論文が課されるのかどうか、それはおそらく簡単に分かると思います。課されるのであれば、どうぞ必死に取り組んで下さい。その会社の昇進・昇格試験で書かれるべき論文のパターンがあります。必ず情報が出回るはずですので、貪欲にその情報を取りに行き、確実に早期にその昇進試験に合格して下さい。

    どんなに仕事の出来が優秀でも、試験に合格しないと上司も自分を上に引っ張ることが出来ません。その部門でまずは課長へと昇進するための最低条件とも言えます。昇格試験の対策についてまとめた記事がありますので、参考にして下さい。
    論文試験の対策
    会社の論文試験に合格する! 昇進試験、採用試験での論文の書き方のコツ、対策を解説
    面接試験の対策
    会社の面接試験に合格する! 中途採用試験、昇進試験の面接のコツ、対策を解説




    4. 人をコントロール出来るようになる

    会社には課長とかマネージャー、という人が必ず居ます。要するに、部下や後輩を束ねて教育したり面倒を見たりする人が居ないとだめなのです。そのようなポジションに就く人は、平社員の時から、

    同僚が困っている時に進んでサポートする
    他部門に対して円滑に仕事が進むように交渉、調整する
    協力を引き出したり、その人を気遣ったりする

    ということをしています。

    自分の仕事が忙しい時にも、上司に「〇〇さんは非常に多忙で辛そう。私は急務がありサポート出来ないが、彼女の負荷の調整したほうが良いかも」と提言すると、上司はあなたに対して「この人は全体を見る事が出来ている。自信の業務ボリュームも把握できている」と人事評価の対象にもなってきます。

    人をコントロールする、ということは、同僚を意のままに操る、ということではなく、自部門の人を見れて、他部門の人とも交渉出来て、またその間に入って色々調整出来るようになることです。

    会社には、人事マネジメントをする「課長」というポジションの他に、専門性の高い仕事やプロジェクト業務、技術などを管理する、担当課長、チーフ、技術マネージャーなどという役職もあります。自分は人を多く巻き込むよりも職人肌が強い、と思える場合、仕事や専門業務、技術などに目を配ると良いです。

    こういう技術、アプローチが世の中にはあるから、うちのこの業務に展開してみよう
    この業務とこの業務は統一してその代わり新しくこの業務をトライしてみよう

    など、あくまで人ではなく作業や仕事に特化したスペシャリストを目指すのも良いです。人のコントロールまたは仕事や専門領域業務のコントロールを出来るようになると、管理者としての素養を評価されることでしょう。




    5. 人間力を身に付ける

    性格が悪い人は、いつの間にか干されてしまうことが多いです。会社では、どんなに頭が良くても、柔軟性がなく正論ばかり唱えて現実的に物事を進められない人は出世できません。会社といっても人の集まりですから、人を見て仕事をすることが多くなります。

    誰に対してもぶれない態度、一貫した論法を貫く、ということは悪くはありません。しかし、会社という組織の中で、周りの人に認められ上のポジションに立つ、ということは、時には自分を曲げてでも他人の意見に耳を傾けてバランスよく物事を進めて行かなくてはなりません。人間力という考えで言うと、上のポジションに居る人はそれを持っていることが多く、そういう人が組織を束ねると一体感が生まれます。おおよそ以下のような事が備わっており、接していて圧倒されます。

    • 自分が正しいと思ったことを否定されてもキレない
    • 話していることが一貫しており理屈的にブレない
    • 支離滅裂なことを言わない
    • 同僚や部下を「おまえら」呼ばわりしない「さん」付けで呼んだりする
    • 何事があってもうろたえない
    • 末端の作業員にまで細かく指導する
    • 相手の目を見て話し、話もしっかり聴く
    • 部下と上層部の間に入ってうまくバランスを取る

    「人物良好」という評価をもらうために必要な4つの要素

    上記のどれかが欠けている部長級クラス社員なども見たことはあります。さすがに全て網羅するということは難しいです。会社では時には喧嘩をしなくてはならないことだってあります。しかし、このような事を頭に入れておいて日頃から意識して行動に移しておけば、自然に「人格」が高く形成されて行きます。そのような人格部分は上の人達からは必ず見られています。人なり仕事なり、この人に任せて大丈夫かどうかを見られています。

    無理のない程度で自分の主張をすることも大切ですが、その時の話し方や言葉の選び方、表情、相手への気遣いにより、良好な人格形成を目指すことをお勧めします。




    以上、高校卒業で会社に入社して出世するための考え方にについてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?

    全て実行しても、会社によってはなかなか昇進の門戸を開いてくれない所もあるかも知れません。 しかし、明らかに優秀な社員なのに、いつまでも単純作業ばかりさせておく、ということはありません。会社とはどこも大抵は人手不足ですから、高いレベルで仕事が出来そうな人には、資格職でない限りポジションを与えてくれます。

    ここで筆者が思う一番大切な事、大変現実的ですが、お話ししたいと思います。

    最初の項目で挙げた、配属部門の専門領域を必死で勉強する、これが最も重要です。もちろん他の項目も重要ですが、それらは感度や態度、働きかけのマインドの問題ですので、いつでも一念発揮すればすぐに実行出来ます。しかし、自分の業務外の学習だけで、大卒の人達の専門領域に追いつくというのは至難の業ではありません。業務で討論になったら確実に負けます。

    入社した時から時間を掛けて着実に自分の誇れる専門領域をぜひとも育んでいってください。

    当サイトでは、高卒で現在手に職がなくても、専門職として高い給料を得るためのノウハウについて解説する記事もあります。関心のある方は、ぜひご覧ください。

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職での就職は?






  • 大手企業と中小企業、就職するならどちらがいいか比較してみた。中小企業のメリット

    大手企業と中小企業、就職するならどちらがいいか比較してみた。中小企業のメリット

    就職活動でも転職活動でも、自分が就職する会社は慎重に選びたいところです。自分の就職した会社によって自分の人生が左右される、と言っても過言ではありません。
    この記事では、筆者が大手企業と中小企業、さらに小規模な会社で勤務した経験から、さまざまな比較をして、どちらが良いか悩んでいる人にとって役立つ情報をお伝えします。

    大手企業と中小企業のおおまかな違い

    大手企業と中小企業のどちらも一長一短あり、自分の性格や働き方によりますので、どちらが良いということは一概には言えません。

    中小企業とか大企業とは、資本金や従業員数などで正式な定義はあるのですが、だいたい一般的には、数十人から数百人程度の従業員数の会社を中小企業と呼ぶことが多いです。

    従業員が50人の会社から見たら、従業員1000人の会社はたしかに大企業かも知れません。
    しかし、大企業、大手企業は数千人とか数万人の従業員数であり、この規模から見ると、従業員1000人の会社も中小企業として位置付けられることがあります。

    大手、中小という正式な括りで見ることが重要ではなく、大きな会社と小さな会社の違い、というくらいの感じで捉えてください。




    中小企業のメリット

    中小企業に勤務して感じたメリットはたくさんありますが、主に以下のような内容です。

    1. 部署の数が限られているため、社内での業務遂行が速い
    2. 社内での仲間意識が生まれ易い
    3. 敷地、社屋が大きくないので、社内での移動が楽
    4. 本当に必要な業務だけに取り組めてスキルアップ出来る
    5. 昇進が早い、し易い

    これらの逆が大企業のデメリットになる訳ですので双方を比べながら説明します。

    1. 部署の数が限られているため、社内での業務遂行が速い

    社員数が少ない、ということは、社内で構成される部門数もたくさんありません。自分があるプロジェクト業務を進める上で、勝手に自分の思うままに進めるということは出来ませんから、いわゆる「関連部門」という人達に伝えたり合意をもらいながら進めなくてはなりません。


    例を挙げますと、
    自分は商品開発部門で働いていたとします。新しく開発した商品を具体化するにあたり、情報共有し、了承を得ながら進める部門は、

    中小企業:営業部、生産部、品質管理部、以上

    大企業: 事業企画部、販売部、販売促進部、デザイン部、生産管理部、製造部、
    製品品質評価部、量産推進部、商品プロジェクト推進部、生産技術部、
    梱包技術部、有限要素解析部、製造品質部、部品管理部、
    試作製作推進部、物流部、開発管理部、市場品質支援部、法務管理部、
    環境保証部、資材調達部、購買部、など多数で、子会社や関連会社もあり。

    大企業の場合、このように社内の膨大な数の部門や関連子会社と業務調整しながらでないと、物事が先に進みません。

    自分がメカ機構開発課のスタッフであれば、電気技術課や光学系開発課、ソフト開発課など、同じ開発部の中の他課と足並みを揃えないといけません。
    もちろん自部門の人間、上司や同僚の理解も得ながら進めることは大前提です。
    大企業では、このような環境の中で仕事を進めていく上で以下のようなスキルが求められます。

    交渉術
    スケジュール管理力
    専門知識
    情報伝達力
    プレゼン力
    業務調整力
    資料作成スキル
    人間力
    全体を見通す感度
    物事の優先順位付け
    体力と精神力
    場合によっては語学力
    などです。

    総合的なスキルがないとダメです。どれかが欠けても業務遂行中につまずきます。

    中小企業ではこれらのスキルが無くても良い、という訳ではありませんが、常に他部門との調整業務やら説明のための資料作成、その都度のスケジュール管理などで身も心も疲弊するということは少ないです。

    中小企業での忙しさの原因は、業務範囲は広くないが仕事そのものが多いのになかなか人員の補強がされない、ということが多いです。しかし業務を進める上での面倒くささは有りません。なかなか物事が先に進まない、この部署のコイツさえ居なければ、というストレスはほとんどありません。

    2. 社内での仲間意識が生まれ易い

    人数が少ない、ということは組織の規模も小さく、業務で関わる人数にも限りがあります。仕事を進める上でいつも同じ人達が現れます。

    もちろん性格的に相性が良いか否かが先ですが、いつも一緒に仕事をすると自然に仲良くなれることが多いです。仮に業務遂行がうまく行かなくても、お互いにフォローしながら穴埋めできます。社員数が少ないことで、社内ですれ違う、仕事で関わる、文化活動で知り合う、など大体顔ぶれも分かってきて、話が通じ易くなります。
    数人で飲みに行ったときに、同席するといったことも頻繁に出てきます。

    大企業では、社内に必ず敵が出現します。これは大企業ならどこに行っても必ずいます。1年間で社内で何十人何百人と関わり、皆が自分と気が合うということは、まずありません。自分の進め方や自分の部門を激しく中傷するような過激な人もいます。

    大企業ではアットホームなゆるーい雰囲気で仕事を進めることは稀で、なめられないようしっかり予防線を張っていることがあります。性格的に温厚な人が居ても、自部門の看板を背負って出て来ている以上、スキを見せない人がほとんどです。

    自分が業務を進める時に、関連部門で性格的にややきつめの人で、自部門のスタイルをくずしたがらない人がいた場合、その人はおそらくあなたの敵になるでしょう。
    新しい取り組み、とか自部門発意で何かを進める際には特に厄介な存在となります。

    大企業では、自分が仕事上で失敗をやらかすとその影響の範囲が広く、自部門だけでなく多くの関連部門に及ぶため、ほとんどの社員がかなり慎重に物事を進めます。

    中小企業では、いわゆるアットホームな空気を感じ、同じ会社の人達は仲間、といった感覚を持っていました。筋の通った説明をして業務を依頼するための資料作り、などは不要で、同僚や先輩を頼ったりして、「頼むよ~」みたいな慣れ合いで仕事が進んでしまうようなことも多く見られました。

    3. 敷地、社屋が大きくないので、社内での移動が楽

    中小企業の勤務地で敷地がメチャクチャ広い、ということはほとんどありません。
    従業員数が少ないわけですから、事業規模も小さいため広い敷地も必要ではないのです。敷地が広ければ当然税金も多く掛かるため、広い敷地を構える意味がありません。

    長い会社員人生の中で、敷地内を移動する時間が多いと、その時間は単に無駄な時間となります。大企業でも支店や小規模事業所であれば狭い敷地内で仕事できますが、もし地方の生産工場などに配属された場合は地獄です。敷地の端のほうの自分の建物から他の実験棟等まで歩くと10分とか20分とか掛かるケースが本当にありました。

    例えば試作品を運んで移動するという場合、雨が降ったら計画を急きょ延期して晴れている日に運ぶ、ということもあります。廃棄物を捨てに行くにも建物間の移動が発生したり、他部門の事務所に打ち合わせに行くにも何分か掛けて移動します。エレベーターで一階に降りて、移動してまたエレベーターを待って上がって、、、。

    外回りの営業マンは移動時間も仕事のうちですが、出張もしないのに勤務事業所で一日に20分も30分も移動のために掛かるというのが現実です。年間でどのくらいの時間が移動のために費やされているかというと、

    30分/日 × 250日/年 = 125時間

    一日7.5時間勤務とすると、実に年間で16日分は移動で歩いている、という計算になります。こんな時間があったら、何かの自己啓発に使いたいところです。

    中小企業で働いていたときは、勤務時間をとにかく「仕事」に費やすことが出来ていました。これは、自分の成長や知識・経験の積み上げのために貴重な時間を送ることが出来ていて本当に良かったと思います。

    必ずしも大企業は広くて中小企業は狭い、というわけではないですが、

    大企業  ⇒ 狭い敷地もあるが、製造業で生産工場配属だと大抵は大規模な敷地
    中小企業 ⇒ 高い確率で狭い事業所

    という具合に考えておくと良いです。

    敷地の遠い所に保管していた書類やサンプル品が急に必要になった時など、まさに地獄です。

    余計な移動に膨大な時間を割かないで「仕事」の部分に時間を費やせることは、大きなメリットと言えます。



     4. 本当に必要な業務だけに取り組めてスキルアップ出来る

    スペシャリストとしての自己成長を重要と考えている方にとっては、かなり重要な要素です。

    中小企業は、大企業と比較すると財政的な体力は劣ります。事業で失敗しては会社の存続に関わる事態となってしまいますから慎重に手堅く事業に取り組みます。会社の売り上げ・利益になるような仕事に重点的に取り組むことになります。

    また会社の規模が小さいことで、取り組むプロジェクトがあまり大きくないことが多いです。数ヶ月や数週間といった短期間での納期が設定されることが多く、その締め切りに向けて必死に取り組みます。そのため、余計な必要不可欠でないプレゼン資料やお作法の部分はあまりうるさく言われない傾向が強いです。

    会社とは、本当は利益になるためのお仕事だけでなく、たくさんの従業員が快適に安全に仕事が出来るような体制づくりや地域に対しての社会的責任を果たせるような取り組みをしなくてはなりません。大企業はとにかく、対外的にも社員のためにも「ちゃんとしていないといけない」ため、以下のようなことに膨大な時間を割きます。

    整理整頓活動や巡回などに膨大な時間を割く
    企業の社会的責任(CSR)などに関する講習実施
    下請け法の周知徹底へ時間を割く
    安全教育や未然防止活動の過剰なまでの実施
    物品や書類の詳細な管理
    大人数に情報共有するための長時間の会議
    新人教育、研修期間に何年もかける

    徹底出来て当たり前、と思える事もありますが、新しいプロジェクトや商品・サービス開発をいくつもこなしながら、これらの事を業務時間に突っ込まれては、本業の仕事のほうがなかなか進みません。もちろん中小企業でもこれらに取り組むことあるのですが、全社を挙げてこのような業務外の取り組みに徹底的に時間を割けるような中小企業はとても少ないのが現状です。本当はやりたいけど、時間や人員などの都合で出来ないのです。

    信じられないかも知れませんが、大企業で営業担当として働くあなたの一日の業務が

    「整理整頓活動」
    「安全衛生を向上させる業務」
    「自分に深くは関係ない長時間の打ち合わせ」

    だけで終わることもあります。
    あなたが大企業に入社したら、「何でこんな事に時間をたくさん使わなきゃいけないんだろー」と思いイライラする時が頻繁に訪れることでしょう。

    中小企業では自分の業務に直接関係のある、いわゆる「実務」の部分に割ける時間が圧倒的に多いのです。

    自分が担当する専門分野での業務に掛ける時間が、中小企業のほうが大企業より多い、ということであり、すなわち専門スキルを上達させるには、中小企業のほうが密でしかも早い、ということになります。もちろん会社のレベルや個人の吸収スキルにも依りますが、一日中その専門分野の事を考えていられるのと、あれこれどーでもいいことに気を配らなくてはならないのを比較すると、専門スキルの構築には明白な差が出てきます。

    中小企業で専門分野に特化した取り組みを出来るメリットの「未来への強大な破壊力」についてお話しします。

    大学卒業後の入社3年後くらいを想定します。

    大企業では場合によってはまだ新人教育期間中である可能性があります。または配属まだ間もない時期でしょうか、、?
    しかし中小企業では、そんなに悠長に新人研修に時間を掛けられないので数ヶ月の研修期間を経てさっさと部門に配属し、バンバン実務をこなして行きます。
    もしあなたが20代半ばから後半で転職をしたい、と思ったときに、大企業と中小企業では専門スキルの吸収具合は中小企業で働いていたほうが遥かに大きいです。

    既に3年4年とその専門分野で仕事をしていると多くの事を吸収しているのが自分でも実感でき、自身も付いています。それに比べて大企業ではその3年間は、なんか色んな事をしてきたがまだ自分が何を出来る人だか明確ではない、といった状況です。その大企業の社員である♪ということだけではないでしょうか?

    専門スキルを持って自分を新しいフィールドに導けるのは、その実務に密着した豊富な経験と知識です。

    自分を迎え入れてくれる先の会社の人達は、あなたに対して

    片付け出来る人か?
    安全に気を配れる人か?
    打ち合わせにちゃんと出てくれる人か?
    管理を徹底してくれる人か?
    コンプライアンス意識の高い人か?

    ということに対する期待は大きくない傾向にあります。そんなことは入社してから徹底してもらえばいいのです。専門スキルをもっていて、自分たちが考えつかない視点でのさまざまな実績や問題解決などを経験してきている人材を求めています。

    専門スキルを短い時間で上達させる上で、中小企業に入るメリットは大いにあります。

    5. 昇進が早い、しやすい

    中小企業では、昇格、昇進が早いです。
    もちろん社員数が少ないので、競争もそれほど激しくないし、がんばって仕事をすれば課長くらいまでは、たいてい昇進できます。

    大企業では、ひとつの課の課長のポジションで仕事をする上での自部門スタッフ、他部門に対して与える影響の範囲が大きいため、課長のポジションに就かせる上での判断基準が非常に高いのです。この人を一つの組織のトップに就かせて本当に問題ないか、慎重に決協議されます。多くの候補の中から厳選された社員にそのポジションを与えます。競争は熾烈です。

    大企業に見る課長以上は、人前で罵倒したり感情的にキレたり、支離滅裂なことを言ったりする人は非常に稀です。

    それに対して中小企業では、そのハードルは高くはなく、売り上げ実績を挙げたり、上司の言うことをよく聞く、気に入られる事で課長になれたりすることがあります。たとえ適任でなくても、その影響の範囲は狭く、大事にはなり難いです。

    中小企業では、ほかに切実な事情もあります。どの会社も、課長は「会社側の人間」となります。主任、係長クラスまでは労働組合の組合員であり、残業代が発生します。課長になれば会社側の人間であるため年俸制となり、残業代が出なくなります。主任、係長は残業代で稼ぐとも言われ、課長の給料を超えるということもよく聞かれます。そのため、残業代のかかる係長クラスは、さっさと課長にして人件費を抑える。会社にとっては都合が良いのでしょう。
    課長ではなく、「担当課長」という素晴らしいポジションがあり、部下の面倒を見たり人事労務管理をするのではなく、業務やプロジェクト、専門技術、課内の小さな取り組みを束ねるような立ち位置です。

    担当課長がウヨウヨ居る、という会社もあります。なんでこんな人が課長なの??と思うこともよくありました。

    中小企業に勤務して、毎年のノルマをしっかりクリアし、よく上司の言う事聞いて、しっかり仕事の管理をして、後輩の面倒をみて、人当たり良く対応していれば、かなりの確率で課長クラス以上にはなれます。大企業では、そんな人はいくらでも居てその中で勝ち抜いていかなくてなならず、しっかりやっていても定年まで平社員、ということはよくある話です。

    給料はともかく、課長、部長などのポジションに憧れるなら、大企業より中小企業です。

    続いて大企業のメリットを解説します。

    大企業に就職するメリット