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  • 大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(経験編)

    大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(経験編)

    大企業から内定をもらうために必要な取り組み、

    1. 真面目で誠実である
    2. 基礎学力、専門分野の学識がある
    3. グローバルな視野を持っている
    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    5. リーダーシップを持っている

    のうち、このページでは(経験編)として、3.、4.、5.について解説していきます。
    1.と2.の(勉強編)を確認したい方は、
    就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)
    をご覧ください。大企業が学生に求める要素の確認はこちら:
    学生に求められる5つの要素




    3. グローバルな視野を持っている

    大企業と呼ばれる会社は、グローバルな事業展開を行なっており、社員にもグローバルな視点や取り組みを求めます。具体的には、

    海外関連会社のスタッフとのメール、電話、TV会議
    海外事業所、工場などへの出張
    海外事業所への赴任(転勤)
    海外関連会社からの出向社員、研修社員への対応
    外国語での資料作成
    全世界向けの製品やサービスへの関心

    などです。グローバルな視点、取り組みとして、最たるものは、もちろん、英語を話せることになります。やっぱりね、という感じです。大企業での英語スキルはどうなっているかというと、外資系と日系企業ではだいぶ異なりますが、日系の大企業では、まだまだ英語ペラペラという社員は少ないです。

    「英語話せます」という段階に乗せるまでには並大抵の努力では到達が難しいのが、日本の大学生の現状です。よって、他の就活生と差をつけるには、持ってこいです。分かり易いのはTOEICでハイスコアを取得しておくことです。当たり前過ぎて退屈なので、詳細解説は省略します。ちなみにTOEICのハイスコア=ペラペラというわけではないことは、会社側も理解しています。「英会話ができる」ということを証明できると、更に他を圧倒することが出来ます。

    大学では、冬休みと春休みが長いことから、1週間でも2週間でも良いので、短期留学をしてみてはいかがでしょうか? アメリカや英国などの大学でも短期コースを開講していますし、外国人向けの語学学校もたくさんあります。調査して自分に合った学校を探してぜひトライしてみてください。長い冬春休みの一部を利用して「留学経験あり」とするだけでもかなりのインパクトです。やはり語学習得の王道は「海外留学」です。会社は、「海外留学=語学が出来る」というだけでなく、

    慣れない外国の環境で自立して生活した
    外国人の多い、多様性の中で過ごした
    外国人との交渉を多く経験した

    など、海外渡航における様々な側面での経験があると理解されて、それだけでグローバルな視点を持つ素養を鍛えられている、と捉えてくれます。海外出張や海外転勤、外国人とのやりとりが必要となった際におびえる社員など欲しがらず、既にグローバルな視点な視点が学生時代に出来上がっていれば、がぜん有利です。

    しかしながら、英語ペラペラになるというのは、早々は達成できるものではなく、留学だってなかなか簡単には踏み込めない、という人も多いでしょう。筆者は、短期間で英会話を習得するテクニックも別ページで解説しています。もしよろしければ参考にしてみてください。

    留学なしでの独学英会話勉強法

    英会話をマスターすることが難しいとはいえ、近年、学生時代に英語に取り組むことはなど当たり前という見方もあり、その英語学生達から一歩先に出るためにも第二外国語は更なるアドバンテージです。ちょっとレベルが高いでしょうか?第二外国語としては、中国語やフランス語、スペイン語などがメジャーです。実は、英語や中国語の学習を本気でやりたいと思ったら、会社に入ってからでも遅くはなく、会社側からのサポートも充実していることが多いです。会社に入ってからではなかなかできない経験を積むことで、インパクトを出すことも出来ます。当サイトでは、ドイツ留学についての詳細な解説もしています。日本と同じ技術立国であるドイツ語を学ぶ意味は多くありますので、こちらもご興味のある方はぜひのぞいてみて下さい。

    ドイツ語留学:ドイツへ短期留学でドイツ語をマスターしよう

    やや話が脱線してしまいましたが、グローバルな視野を持つことを、海外留学せずに吸収するために、英語を学習するプロセスで外国人と関わることも多くありますので、ぜひ一緒に食事をしてみたり、出かけてたくさん話をして外国人的な視野を広げてみて下さい。

    外国人や外国と関わりを持つことで多様な考え方を身をもって経験し、その経験から、物事の幅広い捉え方が出来た体験をアピールして下さい。




    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る

    この項目をアピールする場合には、大学のサークル活動やアルバイトの経験を持ち出しても問題ないと思います。サークルもアルバイトも、大勢の人達の中で組織として動くという性質は同じです。そこでのプロセスの中で、自分発意で様々な取り組みを実施するのです。ただ単に、新しいことをやりました、それでみんなに喜ばれました、というのでは何のアピールにもなりません。次のようにプロセス立てて行なったことをアピールします。

    1. 現状、このようなやり方です。
    2. ここには〇〇の問題があります。
    3. そこで解決策として△△というアイデアを創出し、計画を立てました。
    4. 実行に移しました。
    5. 問題は潰せましたが、課題も残り、対策を考えました。
    6. 対策を盛り込んで再始動し、軌道に乗りました。

    このように、アイデアを出してからそれを最終的に軌道に乗せるまでのプロセスに具体例を載せて語ることが重要です。

    ■サークル活動なら
    メンバーがいつも半分しか活動に参加しない
    合宿がいつも盛り上がらない
    テニス戦力アップを図りたいが初心者しか入ってこない

    ■アルバイトなら
    調理係なら、料理がなかなか早く出せない
    コンビニなら、客からの品切れの苦情が多い
    接客系なら、複数の客が同時に色んなことを要求してくる

    など日々の仕事の中で困ったことがたくさんあると思います。「これは社員が考えることでしょ」と考えるひとは、それで終わりです。会社に入ってもそうですが、仕事のできるひとは、どんな大きな事柄も、自分の案件のごとく捉えて対策を考えて提案します。
    せっかくバイトで経験をしているのですから、何でも社員に提案して解決策を導くお手伝いをしてみてください。そうすると社員も信頼を寄せてくれて、もっと重要な仕事を任せてくれたりします。そうすれば更に視野が広がり様々なアイデアを出すベースも養われて行きます。アイデアを出して、結果的には社員が対策を施したとしても、ここは「私のアイデアで、」と胸を張って良いです。でもお手伝いはしてください。

    もし社員が「バイトは黙ってろ」みたいなことを行ってきたら、そんな職場は辞めて、モラルの高いアルバイトへ移るのも手です。

    ちなみに、アイデアを形にするまでのプロセスは、必ず、

    計画して、実行して、評価して、改善する、

    という4つのプロセスを踏んだ形で、説明することを心がけてください。これは、PDCAサイクル、といって、仕事をするプロセスの基本的な考え方で、大抵の会社員なら誰でも知っています。

    Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(行動)

    といいます。




    5. リーダーシップがある

    大企業は、採用する学生を、将来リーダーになってくれそうか、という視点でも見ます。いきなりそんなポジションには就かせませんが、そのような将来性を感じさせてください。

    ここでも、アルバイトやサークルでの活動をアピールする材料としては使えるでしょう。
    これは、ジャイアンのように人に命令して自分になびかせる、というものではありません。大勢の人達で一つの目標を達成するために、色々考えてメンバーにそれぞれ役割分担を決めて、日程管理をしながらまとめていく、ということを経験すると良いのです。人を動かす、という立場の重要さを経験することになります。

    コツコツと真面目に仕事する人ももちろん必要ですが、自分でなんでもかんでもやってしまうと、ちょっと職人肌な感じで、大企業でのリーダーには向きません。自分がリーダー向きではない、という人でも、大企業の面接官に見初められるためには、他人を動かして仕事を進めることが出来る、という素質を見せないといけません。大勢を束ねる、ということが出来ない方であれば、自分のやりたいことを実現するために、何人かの人に協力を仰いでその後、良い結果を導いた、くらいのことでも十分アピール出来ます。

    例えば、レストランのバイトで、

    「この日は〇〇ランチの初めての提供ですから、絶対にピーク時間帯はパニックになる、いつもの準備だけでは回らないよ。お新香だけでなく、トレーと箸類も事前セッティングしときましょう。お願いできる? 何セット必要になるかは、客の入りをみて私が伝えるから!」

    というシチュエーション、こんな些細なものでも十分リーダーシップです。とにかくポイントは、

    自分の提案である
    複数の人間を動かす
    その業務全体の指揮部分は自分がやっている
    良い結果がもたらされている

    ということです。実際にアピールす際には、先に挙げたトレーのセッティングレベルのことを複数持っていて、もっとパンチの効いたアピールの強いリーダーシップ例を一つか二つ持っていると、話のネタとしては、十分でしょう。

    まとめ

    説明が長くなりましたので、勉強編、経験編を短くまとめたいと思います。

    1. 真面目で誠実である
    学業成績で多くの「優」を取得する。再履修してでも取る。無理ならボランティア活動など誠実さの説得力があることの経験をする。真面目・誠実でアルバイトやサークルの話は出さない。
    対象:大学、自宅学習、試験勉強など

    2. 基礎学力、専門分野の学識がある
    基礎学力:国語、数学、文章力を鍛える。
    専門分野:志望業種、志望職種の該当科目の成績で「優」を取得。無理なら個別の学習実績を残す。Webサイト開設などは有効。
    対象:大学、自宅学習、試験勉強など

    3. グローバルな視野を持っている
    英語などの外国語を身につける。出来れば留学する。出来なくても、日本で外国人や外国と関わって多様な考え方を体験する。
    対象:冬春休みの自分の時間、留学時、外国人との関わりの時間など

    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    アイデアを自ら出して、計画、実行、確認、行動(PDCA)のサイクルを意識して、良い結果を導く。
    対象:サークル、アルバイト、卒論など

    5. リーダーシップを持っている
    自分の提案で、リーダー的ポジションで人を動かし、結果を導く経験を積む。
    対象:サークル、アルバイトなど

    ということになりました。
    学生時代にアルバイトに精を出した、という方は実際多いのが現実だと思います。自分の自己PRがそこからしか出ない、という方のために、アルバイトで就活を成功させる、というテーマでの記事も書いています。ぜひこちらもご参考にしてください。

    大学時代のアルバイト経験を就職活動でアピールする8つの方法!

    就職活動では、存分に自分をアピール出来るよう頑張ってください。




  • 大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)

    大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)

    就職活動において、大企業から内定をもらうには、大企業が求める姿である必要があります。就活の時点でその「求める姿」が出来上がっていれば、大変有利になります。もし「求める姿」でなければ、「将来はこうなります!」という熱意や将来性など抽象的なものをアピールしなくてはならず、他の就活生に差をつけることが難しくなります。

    大企業は、学生に以下の素養を求めます。

    1. 真面目で誠実である
    2. 基礎学力、専門分野の学識がある
    3. グローバルな視野を持っている
    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    5. リーダーシップを持っている

    詳細解説はこちら
    学生に求められる5つの要素

    これらを証明するために、学生時代にやっておくべき取り組みを、就活時にアピールする時を踏まえてひとつずつ解説します。
    このページでは、勉強編とも言える1.と2.についてフォーカスします。




    1. 真面目で誠実である

    真面目で誠実な、ということの意味を説明します。

    大企業は、たくさんの従業員を従えなくてはならず、言うことを聞かない異端児や、好き勝手にやりたがる天才肌の社員を嫌います。もちろん優秀な社員は好まれますが、わがままが過ぎると組織としての機能が落ちてしまうからです。大企業は一人の目覚ましい活躍を重視しておらず、組織としての機能で収益を上げる仕組みがあります。仕事や取り組みを、属人化させないのです。
    事業部として
    部として
    課として
    プロジェクトチームとして
    それぞれのミッションが常に設定されており、そのミッションを期間内に達成するべく、全従業員がその役割を理解し、真面目にコツコツと実行し、各リーダーの指示に誠実に従い、日々の業務を遂行します。その枠に収まる範囲でスキルやセンスを発揮することが求めます。

    すなわち、このような経験とそれを証明する結果が具体的にあれば良いのです。それを裏付ける最も効果の高いものが、

    学業成績

    です。単純かも知れませんが、真面目にコツコツと誠実に取り組み、高い結果を出す、と言ったらこれ以外に無いのでは?という感じです。就活までにまだ間に合う、という方は今からでも遅くないので、ひとつでも多くの好成績「優」とか「秀」を取ってください。成績が良いことは、会社に対しては最高峰のアピール材料だと言うことを理解してください。

    大学によっては、希望により再履修が可能な場合があります。「可」だった科目をひとつでも「優」に変えることが、時間が掛かるようでも大企業への近道になります。

    実際には、「優」ばっかり取っている学生の方が少ないですので、「優」が少ないけど「真面目で誠実である」と証明しないといけません。そこで絶対にやっていけないのは、アルバイトでの勤務態度や真面目な取り組みを持ち出すことです。アルバイトは、あくまで自分の余暇を使ってするもの、余暇を充実するためのものという位置付けです。学生の本分は、明らかに学業です。アルバイトを真面目にやって学業が疎かになった、とは、会社で言うと副業を真面目にやって会社の業務をテキトーにやり過ごした、ということです。

    サークル活動も同じで、余暇を充実させるあまり、本分を疎かにした、というふうに捉えられないよう注意が必要です。

    真面目で誠実なことをアピールする手段として有効とな取り組みをいくつか挙げます。

    ボランティア活動
    アルバイト=金、というところから離れているため、印象はそこまで悪くはありません。




    2. 基礎学力、専門分野の学識がある

    基礎学力の知識について
    大企業では中小企業と違って組織が大きいため、非常にたくさんの情報が従業員に配信されます。上司、先輩からの連絡、メール一斉送信、紙情報など、多岐に渡ります。限られた時間の中で勘違いなく素早く理解して行動に移す、概略計算して見通しをつける、など、基礎学力をベースにした振る舞いが必要です。

    基礎学力とは主に、
    国語力
    数学力(算数)
    のことです。理系は、更に物理や化学も重要です。

    国語ですと、試験対策するのは、
    漢字、熟語、語彙の意味、類義語、反意語、読解力
    などです。

    数学では、
    四則計算、鶴亀算、食塩水、追い越し算、すれ違い算、植木算、真偽、確率
    などになります。

    また、エントリーシートや履歴書には、
    自己PR
    志望動機
    学生時代に打ち込んだこと

    などの、文章力をジャッジされる所もあります。書いている内容だけでなく、

    題意に沿った内容で書いているか
    漢字が間違っていないか
    文章構成が上手に書けているか

    という観点でも審査されています。せっかく内容が充実していても、基礎学力を疑われるような文章では、残念ながら落とされます。文章力は学生の間から十分に鍛えて下さい。

    会社に対して基礎学力を証明するためには、入社試験である、適性検査で高得点をとることです。J-MAT、SPI2などの問題集を5冊から10冊程度繰り返し取り組み、どんな問題が出題されても時間内に解答出来るよう、人生を賭けて取り組んで下さい。

    適性検査までたどり着かない、書類で落とされる、という方は、大学の一般教養科目で、数学や国語などの基本科目に相当する授業を履修して、なおかつ、「優」を取得してその実力を証明します。

    専門分野の知識について文系と理系で、その専門分野の知識の要求レベルは異なります。

    理系であれば、例を挙げますと、

    鉄鋼会社  機械材料、機械製作法を求める
    化成品会社 有機化学、高分子力学を求める
    生物研究所 細胞生理学、分子生物学を求める
    ゼネコン  建築設計、材料力学を求める
    電設会社  デジタル回路、電磁気学を求める

    など、その業界特有の専門分野があります。その知識が高ければ高いほど、優遇されることは間違いありません。




    志望する会社の業種に関連する専門分野の科目で「優」を取得しておくことが、最も重要です。
    優を取得していない場合は、再履修、それも間に合わない場合は、最後の手段として、その分野の重要性と興味を後から実感した、と称し、ポイントをまとめたり、レポートをまとめるなど、専門的なことを志望会社の製品に沿って改めて知識を会得します。そして、「このような形で関連の専門科目の棚卸しと必要学識の再確認をしている」とでも言うしかありません。

    会社によっては、専門科目の試験も課すところがありますので、事前にチェックが必要です。

    文系の場合、入社時に理系ほど専門知識を求められることは稀です。学んだ学問がその仕事にダイレクトに活かされることが少ないからと言えます。とはいえ、専門科目に「優」が多いに越したことはありません。

    文系が大学の専門課程での学識をあまり要求されないと言うと、それでは、他の就活生と差が付きません。せっかく大学で何年も専門科目を勉強したわけですから、少なからず専門科目の内容を自分なりにまとめた手引きなどを作成し、アピール材料を作っておいて下さい。いくつかの例を挙げます。
    ■学部⇒志望先
    法学部  ⇒人事部  労働法についてまとまる
    経済学部 ⇒公共事業 ミクロ経済学との関連をまとめる
    外語学部 ⇒商社   独自のビジネス英文集をまとめる
    文学部  ⇒史料館員 日本、世界文学史概略をまとめる

    これらを単にまとめるだけでなく、独自のWebサイトを作って、自分の専門分野のコンテンツを掲載します。そして、そのURLをエントリーシートや履歴書に記載し、並々ならぬ専門分野への関心と熱意をアピースすることも効果があります。これは、学業成績が芳しくなかった代わりの埋め合わせ的な取り組みとしては有効な手段といえます。作るからには、品質の高い物を作ったほうが良いですが、やや難易度は高いでしょうか・・・。

    「こんな意味があるかどうか分からない取り組みをやっている学生などいない」とお思いかも知れませんが、誰もやっていないことをやって、差をつけてインパクトを出すということに心掛けてください。理系、文系ともに、自分の志望する会社、志望する職種にとってどんな学問が必要になるかは、調べれば分かります。ぜひこのような取り組みを行ってみてください。

    次のページでは、残りの3要素(経験編)について解説します。

    グローバルな視野を持っている
    アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    リーダーシップを持っている
    就活生に差をつける5つの取り組み(経験編)へ







  • 大企業から内定をもらうには何が必要?学生に求められる5つの要素

    大企業から内定をもらうには何が必要?学生に求められる5つの要素

    就活している学生の中には、大企業に入りたいと思っている方が非常に多いです。中にはベンチャー企業や中堅企業に入って、若いうちから大きな仕事を任されて成長したい、という方もいるでしょうが、安定した高い給料や充実した福利厚生など、大企業ならではの恩恵を受けられることもあり、大企業はいつの年も人気です。ここでは、就職活動で、大企業に内定をもらうために必要な取り組みや学生の間にやっておくべきことを、大企業に内定をもらった経験のある筆者が解説します。
    上位大学の方も、これを押さえておけば、大企業の内定をより確実なものにできるでしょう。




    大企業と就活の現状

    少しかたい話ですが、日本には株式会社が300万社以上あり、その中でいわゆる大企業と呼ばれる会社は、0.3%程度といわれます。自分が学生の中の上位0.3%に入ればよいかというと、そういうことではありませんが、大企業に入ることが難関であることは、一目瞭然です。

    大企業は就活生に対して学歴フィルターを掛けている、とは近年よく言われます。上位の大学の学生だけ説明会に参加を優先させたり、実際の内定も上位校のみに集中させたりする採用方針です。学生を偏差値で判断するなどと、批判的な見方もある一方、これはやや理解する一面もあります。応募者が殺到する大企業では、まともに全ての学生を相手にしていたら、数人~数十人の採用担当者ではさばき切れないのです。上位大学に入った、ということは、
    受験時代の限られた時間で、勉強計画、試験対策して高い結果を出した
    ということとイコールで、上位大学に的を絞れば、会社に入ってからも努力して考えて結果をだしてくれるような学生に「当たる」可能性も高いのです。

    大企業にも製造や事務、管理サポート業務など様々な業務があり、下位の大学出身者や高卒者もたくさんいます。しかしいわゆる上位の仕事である開発、研究、事業企画、営業、経営管理などの仕事をしている部門では圧倒的に上位大学出身者が多いのが現状です。

    就活の現状から見ると、大企業が書類選考で通過させる判断になる大学のレベルは、会社にも依りますが、だいたいMARCHクラスまでです。その下の日東駒専クラスは、「優」ばっかりの成績上位の学生、更にその下のクラスの大学だと首席卒業レベル、といった感じです。実際に、大手企業にはMARCHクラス出身者はたくさんいます。早慶クラス出身者はもっといます。

    就活の現場においても、早慶クラスの学生が大企業からの内定を数社もらっているのに対し、日東駒専学生が、応募した大企業をことごとく落ちているというのはよく見かけます。とはいえ、その中で日東駒専クラスやそれ以下の大学生でも大企業からの内定を得ている人が居ることは事実です。

    2000年以降、世の中コンプライアンスの意識が高まり、昔のように簡単にコネ入社で大企業に入る、ということは少なくなりました。大企業は模範を示すべく、特にその傾向が少なくなりました。偏差値の高くない大学の学生はどのようにしたら、大企業の内定をもらうことが出来るのでしょうか?




    大企業が学生に求めているもの

    諸説あります。就職斡旋業者や大学の就職課、就職コンサルタントなど、大体それぞれいうことは多少異なることが多いです。
    筆者が、大企業の入社試験を受けて、そして内定をもらったり落ちたり、実際に大企業で働いて、「大企業は学生のここを見ている」「大企業ではこういうスキルや視点がないとダメだ」と切に感じたことを挙げます。


    大企業が中小企業と違うところは、何と言っても、その従業員数です。その会社単体だけでなく、グループ会社も含めて数万人とか数十万人、という規模のところも少なくありません。それはどういう事かというと、その数万人とか数十万人の従業員を同じ方向に向かせて、従えないといけません。従業員には奇抜なアイデアマンより、誠実で真面目でしっかりいうことを聞くタイプの人が求められます。

    たくさんの従業員の中で仕事をする、ということは、一つの仕事を進めるうえで関係部門、関係者が多いということです。協調性が必要になります。また一人の仕事が大勢の人間に影響を与える、ということになりますから、筋違いな行動を取ってはいけません。限られた時間で機敏に理解し、多くのアウトプットを出せるような人が求められます。そのアウトプットを的確に出すためのベースとなるのは、「お勉強」の部分で、学生時代に学んだ専門分野の学識が必要です。あまり自己流ではなく、しっかり学問として裏付けのある知識です。そのような社員が圧倒的に多いため、同等のレベルで会話するためにも基礎学力の高さが求められます。

    大きな会社は、国内、国外に関わらずたくさんの事業所、関連会社を持っています。どこに配属になるかは分かりませんし、出張や転勤も多いです。コツコツと狭い範囲で仕事をすることを望む人より、視野が広く自由度の効く、グローバル目線で物を見れる人を求めます。

    大企業は中小企業と違って、会社の財政などがしっかりしている場合が多いです。これにより通常の業務以外で、様々な取り組みを実施することが多いです。直接会社の利益に結び付かないような取り組みに時間を割く余裕があるということです。どのような取り組みかというと、職場で今より働きやすくするための取り組み、とか、課員の士気を高める活動、有識者が集まっての新しいアイデア創出の会などです。もちろん小企業だって、会社としてこのような取り組みはしています。しかし、大企業ではこのような取り組みの数がものすごく多いのです。様々なアイデアを出して、積極的に新しい取り組みを出来る人が求められます。

    大企業は従業員が多いこともあり、たくさんの人と関わる、と先に述べました。たとえ課長などにならなくても多くの後輩や関係者に仕事をしてもらうことが多々あります。リーダーシップが必要になります。たくさんの人に命令して動かす、ということではなくて、説明して目標を共有して、協力を仰ぎ、仕事を進める、というスキルが必要になります。協調性とはまた違ったスキルです。大企業なので、リーダーもたくさん必要です。この人は将来リーダーになってくれそうか、という目線で見られます。


    ■まとめると、
    真面目で誠実である
    基礎学力、専門分野の学識がある
    グローバルな視野を持っている
    アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    リーダーシップを持っている

    ということになります。これをうまくPR出来るように、学生時代に何をするべきか、次の項で詳しく解説します。

    その前に、大企業ならでは、でなくどの会社でも必要なことも挙げておきます。
    自己管理ができる人、とか、気遣いが出来る人などです。
    自己管理ができる人とは、健康管理、仕事の管理、そして部下の管理や家族の管理にも延長していきます。仕事ができる人は、会議の時間に遅れたりせず、予定がダブルブッキングなどせず、肝心な日に突然休んだりせず、決められた日までにしっかり結果を出し、健康に気を付ける、ということが大抵出来ています。
    気遣いが出来る人、とは自分の都合で人の仕事に割り込んだりしない、とか自分の余裕を見て課員のサポートに入ったり、など色々ありますが、まあ、就活でそういう要素が出て来ることはないでしょう。




    学生の間に取り組むこと

    先の項で挙げました、
    ■真面目で誠実である
    ■基礎学力、専門分野の学識がある
    ■グローバルな視野を持っている
    ■アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    ■リーダーシップを持っている
    について、具体的な取り組みを実際に行うべきであり、その結果を集約してエントリーシートや履歴書に記載したり、入社面接での話のネタにするのです。「別に面接官なんてこっちが何したか調べる訳じゃないからテキトーに書けばいんじゃね」って思うかも知れませんが、大企業の面接官をなめてはいけません。大企業の面接官たちは人を見るプロです。ウソをついている奴は一発で分かる、そうです。実体験であれば、どんな質問が来ても必ず答えられます。経験して、それに対してのありとあらゆる質問を予測し、全て押さえておきます。

    具体的に見ていきましょう。学生の間に出来ることは基本的には限られていますから、

    サークル、授業、試験、卒論、留学、ボランティア、アルバイト

    あたりから材料を探していきます。普通に学生やっていて経験できるものから、時間とお金を掛けないと出来ないものまでありますが、時間とお金を掛けた経験のほうが他の就活生を差別化することが出来て、より有利に働きます。

    求められるそれぞれの要素についての具体的な取り組みは以下になります。
    就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)







  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブスキルアップで大手企業に入社

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブスキルアップで大手企業に入社

    高卒でもしっかり努力して正しいステップを踏んで、ウェブデザイナーとして一人前になり大手企業を目指す、高い給料を目指す、という目標に向けて解説して来ました。このページが最終ステップです。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    最後の項目、3.キャリアを武器に大手企業に売り込み、について解説します。




    まずは求人情報をひたすら探す

    当たり前のことですが、求人がないと入社試験を受けることすら出来ません。探すのです。どんな方法でも良いです。いくつか方法をご紹介します。

    1. 会社のHPを直接探す
    興味のある会社があれば、直接その会社のHP(ホームページ)の「中途採用情報」を確認します。「キャリア採用」という会社もあります。もし、
    キャリア採用してない
    今は調整中
    希望の職種がない
    ということであれば諦め、行きたいところですが、くじけず、会社の採用問い合わせ先に直接電話やメールをしてみて下さい。キャリア採用の予定などアップする予定だ、とか説明会はやってます、などの情報もらえる場合もあります。その際、必ず、「ずっと目標にしてスキルを上げて来た」とか熱意を伝えることも忘れないでください。

    2. 就職エージェントに紹介を依頼する
    また就職エージェントが出てきました。ここならたくさんの求人情報を持っていますから、希望に合った会社の求人を紹介してもらえます。もし、希望に沿わなかったら、「非公開求人はどうか」と訊いてください。就職エージェントは、「非公開求人」という情報を持っていて、情報サイトに公開していない求人情報を多く抱えています。それは、応募が集まり過ぎないようにタイミングを見ていた入り、担当者が忙しくて公開が間に合ってないとなど理由は様々です。しかし、そこに適任者が紹介を希望してきたら、そこはちゃんと応じてくれます。
    しっかり志望動機と自分のスキルをまとめて、アピールします。

    3. 可能な限りのコネを利用してみる
    世の中、ほとんどの人がコネなど持っていません。でも可能性として全く無いわけではありません。もし自分がそれ以前に派遣社員として働いていて、そこが大企業で、もしそこに正社員で入社できれば御の字、という場合、当時の課長なり部長なりなんとかコンタクトを取って、入社の意向を伝えてみてください。たいていどこの会社も人は欲しいが適任者がいない、という現実なので、もし、「以前にうちの部門で働いていて出来る奴で、欲しい」と思われていたら、積極的に採用部門や上に働きかけて繋げてくれる、ということも期待できます。

    中にはかなり強引な手法もありますが、ありとあらゆる手を使う、とはこういうことです。ぜひ積極的に動いて悔いのない情報収集をおこなってください。




    履歴書では自分のスキルを存分にアピールしておく

    求人があったとしても、そこに自分のスキルが敵わなかったら大変残念です。
    実力的に書けないものは書かなくてもいいです。でも頑張って書いてください。まずは履歴書が通過しないと、次の筆記試験や面接には進めません。

    履歴書には以下のことを中心に積極的に書いてください。

    制作したウェブサイトの数:
    サイトの規模の大小に関わらず、その点数を書く
    自分が手掛けたウェブサイトのURL:
    制作に携わったもので品質の高いサイト、自身のあるサイトのURLを数点書く
    得意分野:
    HTML、CSSは出来て当たり前⇒「Javascript得意」と書きたい
    得意語学:
    英語、中国語など
    その他スキル:
    Fireworks/Photoshop/Illustrator(いずれもAdobe製品)など
    ウェブデザイン技能検定の資格を持っている(※)
    色彩についての知識がある
    サイトデザインの多くのバリエーションを持っている
    チームで仕事をすることが得意(例:〇〇)
    リーダーシップを深く習得している
    (例:複数のウェブデザイナーをまとめていた)
    ヒューマンスキルについて学んでいる
    Officeが得意、資料作成も得意(自信作の資料を持参する)
    資料を利用した技術的なプレゼンが得意

    などなど、もっと書いてもいいです。
    ※ウェブデザインの資格は国家資格がありますが、Web業界ではそれほど注目度の高い物ではなく、それよりも自分が手掛けたWebサイトの成果物を見せるほうが効果は高い。よって、先々転職などで自分の制作したサイトとしてアピールすることを想定している場合、そのことを意識して取り組むと良い。もし、自分の手掛けるサイトがイントラサイト(社内でのみ公開されるサイト)であれば、外部に見せることは出来ないので、PR用として自身のサイトを作っておくことが望ましいです。

    Web技術の専門スキル以外に、大きな会社が社員に求めるスキルがあることをアピールするとより印象が良いです。
    大企業は従業員が多いぶん、たくさんのスタッフと関わりながら仕事をしていくことが多いです。たくさんの人と関わり、調整しながら仕事をしていくことを求められます。そこは経験済み、ということが分かれば、必ず関心を持ってもらえます。

    筆記試験は人生を賭けて勝負する

    たいていの会社、特に大企業は、中途で採用する社員に基礎学力を求めます。簡単に言えば、
    国語
    算数
    です。SPIとかSPIⅡとか、J-MATなどが課されることが多いです。これは、多くの会社で中堅社員向けの適正検査として使用される試験です。会社によってどの試験が適用されるか異なります。採用担当の方に尋ねればば教えてくれる可能性もありますが、就職情報誌、会社のWebサイトにも出ていることがあります。事前に確認が必要です。
    どの会社を受けるにも勉強することになりますので、中途での受験を志した時点で試験対策スタートです。5冊くらいやっておけば、大体パターンはつかめます。短い時間でより多くの問題が解答できるよう訓練してください。
    せっかく履歴書が通過したのですから、人生を賭けて試験勉強に取り組むべきです。




    面接試験では、人間力をアピール

    筆記試験に合格すると、通常は面接試験に進みます。
    履歴書が通って、筆記試験に合格するということは、学力と経歴を評価された、ということですから、よほど面接でしくじらない限り、大丈夫と言えますが、油断はできません。
    面接では、面接官は何を見ているのでしょうか?
    ずばり、人間力です。
    中途採用は、新卒採用と違って、職種で受けることが多いです。ということは、その職務の部門長が面接官としてやってくる、と思ってください。その部門長は、受けに来た人(あなた)を見て、この人と一緒に仕事がしたいか、と考えながら色々訊いてきます。
    よって、人間力アピールとなるのです。どいういうことかポイントを書きます。

    しっかり目を見て話す
    笑顔を忘れない
    常に前向きであることをアピール
    この会社、この部門で働きたい、と熱意を伝える
    質問に的確に答える
    自分の事ばかり話し過ぎない
    話の脈絡がめちゃくちゃにならないよう注意する
    身だしなみをちゃんとする

    一番難しいのは、「質問に的確に答える」というところです。当たり前ですが、面接官の話をしっかり集中して聞いてください。そして、相手が自分に何を訊いているのか冷静に捉えてください。もし自身が無かったら、「〇〇ということをお訊きになっている、ということでよろしいでしょうか」と確認してください。それくらいは大丈夫です、2回くらいまでならいいと思います。

    また、どれだけ技術的な話を出来る人かを見極めてくることがあります。技術的な口頭試問みたいなものです。履歴書に書かれている得意分野がはったりではない、というところを見せる必要があります。ですから、履歴書に書いたことは、大抵のことが訊かれても話せるように準備をしてください。履歴書の中身は面接官にとっては話のネタになります。

    さて、面接は、一時面接は、部門面接、二次面接は役員面接というのが普通です。二次面接は一時面接以上に多分大丈夫です。最終確認みたいなものです。もちろん油断は禁物ですから、一時面接以上に人間力を発揮して突破してください。

    以上、高卒でも機械設計技術者として成功するためのステップについて解説して参りました。ステップを踏むイメージは掴めましたでしょうか?
    そんな数年でスキルなんか上がらないよ、とつい思ってしまいますが、最初は何も手に職がなかったわけですから、この大手企業の採用試験を受ける土俵に乗るというところまで是非がんばって頂きたいと思います。

    最後に参考情報ですが、ウェブデザイナーの仕事は、機械、電気など技術系と並んで、語学が得意であることがとても有利に働きます。もちろん英語が最重要です。インターネットというものが世界を相手にしている土俵であり、Web技術の情報を入手したり、普通に調べものをするにも英語が出てきます。クライアントが外国人である場合もあります。
    本サイトでは、留学などせずに2年で英会話をマスターするためのコツについても解説しています。機械設計スキルを積み上げるのと同時にぜひ、英語、英会話の習得にも励んでみてください。今何も手に職がなくても、数年後に機械設計をやって英語もペラペラで、というのを想像してみてください。人生が楽しくなるはずです。










  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む

    高卒でもウェブデザイナーとして稼げるようになるステップとして、以下の項目を挙げました。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    今回は、
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    について解説します。

    ウェブデザイナーとしてのキャリアはどのようなステップで積み上げていくか?

    ウェブデザイナーになって大手企業への就職や個人事務所を開く、などのキャリアパスの具体的なステップを見ていきます。なるべく短期間で結果を出して行きたいので、コンパクトにまとめていますが、おおよその流れです。ウェブデザイナーばっかりを闇雲にやっても、大きな目標へのレベルアップは見込めませんので、ウェブデザイナーになるためにどのようなことが必要かイメージします。
     


    会社に就職(正社員または派遣社員)

    ステップ1:
    HTML、CSSの基礎知識(静的なサイト)
    サイト制作のルール、Web標準の理解

    ステップ2:
    サイト制作の企画、提案など
    サイトデザイン、レイアウトスキル
    Javascript、jQueryなどプログラム(動的なサイト)
    Officeスキル(Excel、PowerPointなど)

    ステップ3:
    発想力、考え方の習得
    人間力やプレゼン
    リーダーシップ
    仕事の進め方


    ■ステップ1
    ウェブサイト制作の基本です。教育サポートを受けて、先輩たちが作って来たウェブサイトのソース(サイトを構成するHTMLのコード)を徹底的に見て学んでいきます。もし未経験者としての仕事始めであれば、最初は指導者も難しいコードを書くことを求めては来ません。
    たくさんのサイト制作を通して少しづつ覚えていきます。会社の中には、「仕事の中で必要な知識スキルは、業務時間を使ってぜひやって下さい」という理解のあるところもあるかも知れませんが稀ですので、自分のプライベートの時間を使って勉強することの覚悟が必要です。何をどう勉強するかは、日々の業務の中で制作上つまずくことがあり、何を知ればスムーズにサイトを作れるか、そのために何を勉強すれば良いか分かってきます。

    ウェブデザインの仕事をする上で大変ラッキーなことがあります。

    それは、分からないことをインターネットで調べると大抵の答えが見つかる、ということです。
    例えば、画像を縦一列に並べたいけど出来ない、という場合、googleで「HTML 画像 縦に並べる」などと検索すれば、無数に答えが見つかります。知りたいことが細かすぎて、ピンポイントに答えが見つからない場合にも、検索結果の数十番以内の記事で解決方法に結び付けることが出来るでしょう。





    ■ステップ2
    基本的なサイト制作のスキルが身に付いたら、少しずつレベルを上げていきます。
    ただウェブサイトを作るだけですと、だんだん伸び悩んできますので、Webサイトに必要なプログラミングを学んでサイト制作のバリエーションを広げていくことが望ましいです。

    Webサイトは、ただ単に情報を載せるだけでなく、表示する画面が数秒ごとに切り替わったり、クリックやタップすると警告が表示されたりする、「動きのあるサイト」が多くあります。そのためにはJavascriptは欠かせません。Javascriptを簡易的に書けるようにした、jQueryという言語もありますので、併せて習得すると良いでしょう。

    サイト制作のスキルが挙がってきたら、作るだけでなく、自分で企画、提案して行けるようにならなければなりません。サイトを作りたい依頼者や見る側の視点に立って、どんどん提案していきます。そのための資料作成、説明するツールとしてoffice(Excel、PowerPointなど)は欠かせません。ほとんど触ったことがない、とか苦手、という場合には、研修を受けるなり、自分で勉強します。たいていの会社にはOffice教育プログラムがあります。

    ■ステップ3
    どの会社でも、どの職種でも必要になりますが、会社員としての素養を上げていくことがステップアップする上で必須になります。このスキルが全て身に付いている会社員はそうそう多くはいないかも知れません。これらを完璧にすることは難しいですが、必ず意識しながら仕事に当たってください。こういうことを意識している、ということを後々、履歴書や面接でアピールするだけでも、「この人は分かっている人だ」と高評価を得られます。

    これらの各ステップを1年くらいずつ、計3~4年くらいである程度上達の実感が沸けば、転職など更に大きな目標に向かって一歩踏み出しても良いと思います。
    この次は、ウェブデザイン制作スキルを持って、ステップアップする方法について解説します。
    Webサイト制作キャリアを武器に大手企業に売り込み




  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとして就職するステップ

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとして就職するステップ

    高卒で手に職がなくても専門職を持って、高い給料をもらい、ゆくゆくは大企業に転職という、目標に向かってのステップを解説しています。今回は、ウェブデザイナーになるために必要な取り組みの最初のアクションとして、就職エージェントまたは派遣会社に応募してウェブデザイナーとして働き始めることについて解説したいと思います。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み(作成中)

    このページでは、
    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    について解説します。

    未経験歓迎の求人を探す

    全く未経験で、全くのWeb知識がなくてもウェブデザイナーとして仕事をスタートすることが出来ます。
    未経験歓迎のウェブデザイナーの求人は多く見られます。正社員から派遣社員、契約社員まで様々です。
    就職エージェントまたは派遣会社に応募するのが手っ取り早く、多くの求人情報を得ることが出来ます。
    就職エージェントや派遣会社はどこでも良いです。応募資格として次のようなキーワードでの募集が必ずあります。
    「未経験でも積極歓迎」
    「Webデザイナーを目指したい方歓迎」
    「高卒、第二新卒、実務未経験可」
    「育成サポートあり」
    「興味関心があればOK、経験者優遇」
    などです。このような募集を中心に探し、自分が興味のある内容や、勤務地、給与など条件に合ったところを選びます。
    この選ぶ案件によって、その後の動きも異なってきます。

    ウェブデザイナーの仕事は、他の機械設計や電気設計などの仕事と違って、それなりに仕事を出来るようになるまで期間は短く、大学の専門課程で何年も掛けて勉強する分野を必死に学ぶ、ということはしなくても良く、いくつかのWeb言語を習得すれば大体の仕事は出来ます。よって、会社としては、未経験で来てもらっても短期間の教育サポートで十分戦力になってもらえる、と考えているのです。
    とはいえ、「経験者優遇」とあるように、少しでもWeb技術があるほうが最初の給料も高いので、事前に勉強しておく価値はあります。





    ■就職エージェントを通じて就職
    正社員案件であることが多いです。文字通り正社員募集のことで、その就職エージェントに紹介された勤務先で、正社員として働きます。正社員となるので、そこでは長期目線でいち専門家として一人前になれるようしっかり教育してもらえます。手厚く教育してもらい、徐々に設計業務に入り、やがて一人で出来るようになって行きます。
    会社によっても教育体制はだいぶ異なりますが、以下のようなことを教えてくれます。

    HTML、CSSの書き方
    画像処理ツールの使い方
    業務の流れ
    制作に関するルール、標準

    などさまざまなです。
    正社員として就職すれば、年齢にもよりますが、事前にWebの知識があっても無くても、体系的な教育をしてくれます。自分が望むところまでスキルアップも目指せるでしょう。

    いずれ大企業への転職を目指したり、フリーのウェブ制作会社を開設するにしても、ウェブサイトの制作だけをするのではなく、正社員として就職して幅広い業務経験をすることは、大きな意味があるでしょう。

    ■派遣会社を通じての就労
    派遣で働く仕組みを説明します。既に分かっている方は、読み飛ばしてもOKです。


    派遣会社に問い合わせをして、登録をします。そして、希望や条件に合った仕事を紹介してもらい、派遣先企業にて働き始めます。
    派遣労働は期間の定めがあり、およそ3年です。契約期間が経過すると、契約終了となり、そこでの勤務が終了します。そのあと派遣会社を変えても良いし、同じ派遣会社に次の勤務先を紹介してもらっても良いです。
    メーカーが派遣労働者を求める場合、即戦力を求めることが多いですが、稀に「未経験でもOK」という求人もありますので、要チェックです。
    派遣会社に登録して派遣されるメリットは以下のようなものです。

    ・好きな条件を選べる
    ・大企業だって選べる
    ・いやならやめてもOK(本当はあまりよくない)

    仕事を紹介してもらうだけですので、多少のわがままも許されるケースが多いですので、自分の希望をかなり通すことも可能です。
    派遣先で認められれば、本当に運が良いと、「ウチの正社員にならないか」と打診が来る場合もあります。「登録派遣社員」は「正社員派遣」と違って立場がフリーですから、社員の横取り、ということにはならないのです。

    派遣社員として働くメリットを挙げます。

    ・専門業務に専念して取り組むことができ、専門性のスキルアップ出来る
    ・派遣先企業の習慣や方針、会社のしくみを学べる
    ・数年で数社経験することもでき、社会的視野が広がる
    ・数社経験すれば様々な製品の知識が身に付く
    ・給与、勤務地、職務内容など自分に合った仕事を選べる

    といったところです。


    派遣会社に登録して派遣労働をする、というのは実はあまりお勧めできない点もあります。もしゆくゆく自分が大手企業や中堅クラスの企業を目指す場合、Webのスキルは認められても、派遣として働いていたという経歴、つまり正社員というステータスで働いた経歴がないことは、評価が下がる可能性が高いのです。
    会社とは、社員に対して、ウェブサイト制作のスキルの専門スキルの他に、仕事のプロセスや考え方、リーダーシップ、その他様々な教育を施します。世の中のほとんどの会社が派遣社員にまで手厚く教育はしないので、「派遣社員」イコール「専門以外の教育をほとんど受けていない」という見方になるのです。「中途でウチの会社に入って来るのに基礎教育からなんてやってられない」ということで、門前払いになる可能性が高いのです。

    従って、派遣社員としてウェブデザイナーの仕事をするより、やはり正社員として幅広い業務範囲で仕事をしたほうが、後々転職にも有利です。

    正社員として働くよりも派遣社員のほうが性に合っているという場合、Webに関する知識が全くゼロというのはさすがにまずいので、少しで良いから事前に勉強することをおすすめします。




    ■就職エージェント利用や派遣社員として働く際の優先順位
    自分がもし「最終的には大手の〇〇会社で働きたい。しかし、今はとてもじゃないけど入れない。」という思いがあれば、次のような優先順位で進めてください。

    まず、ズバリ〇〇会社の就職試験を受けてみる
    求人がなさそうなら、
    就職エージェントに〇〇会社の紹介を希望する
    だめだったら、
    1.〇〇会社と同業種の他の会社で正社員として働く
    2.〇〇会社とは他業種だが正社員として働く
    3.〇〇会社で派遣社員として働く
    4.〇〇会社と同格の大手で派遣社員として働く
    5.〇〇会社と同業種の他の会社で派遣社員として働く

    下に行くほどハードルは低くなりますが、上の方ほど社会的評価、最終目標の〇〇会社の評価は高いです。〇〇会社が中途で専門家を採用する場合、何を基準とするかを考えると自ずと分かります。やはり、メーカーの正社員として働くことが一旦遠のくようでもやがて希望の会社に近づくことが出来るのです。
    労働スタイルが変わって来たと言っても、やはり日本はまだ、自由で奇抜なアイデアマンより正社員として真面目にやって来た人が評価される風潮があります。まず何年かはじっくり専門家としてスキルを上げつつ、社会人としての素養を鍛えることが重要です。

    次に、ウェブデザイナーとしてのキャリアを積むプロセスについて解説します。
    ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーの仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーの仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料をもらえる仕事、ということでリポートしていますが、その超おすすめ職業として、
    機械設計者
    ウェブデザイナー
    のふたつを挙げました。このページでは、大学を卒業していなくてもウェブデザイナーとして稼げるようになるプロセスについて解説して行きたいと思います。

    ウェブデザイナーの仕事をまず簡単に解説

    ウェブデザイン→ウェブサイト(ホームページ)を作る仕事です。Webデザインと書く場合もありますが、どちらでも構いません。
    ウェブサイトはどのように作るかというと、
    HTML(エイチティーエムエル)
    CSS(シーエスエス)
    という記述言語を使ってコードを書いて作ります。
    (コーディング、と言います)

    HTMLは、文章の構成を記述する言語で、

    これは見出し
    これは文章
    これは画像

    という具合にサイトを構成する要素にマークを付けるためのものです。

    CSSは、そのマークした要素に対してスタイルを付ける言語で、

    これは太字
    これは右寄せ
    これは赤色

    という具合に書いていきます。
    簡単に言うと、このHTMLとCSSが出来れば、基本的なWebサイトを作れます。しかし実際には多くのウェブサイトが、

    画像が自動で切り替わる
    メニューが出たり隠れたりする
    入力フォームがある

    など、多彩な機能を持っており、その機能を加えるために、Javascriptというプログラミング言語を覚えていくことになります。

    ウェブデザイナーは、どのくらいそのスキルが高いかによって、作れるウェブサイトの質が変わってきます。より質の高いサイトを作れると、当然その給料も上がってきます。
    スキル=給料
    と言っても良いかも知れません。後ほど詳しく解説します。

    ウェブデザインの仕事、と言っても、ただHTMLやCSSの知識を使ってコーディングするだけの場合もあれば、サイトを作りたい依頼者の要望をまとめて、企画、調整したり、更に多くのウェブデザイナーを束ねて日程管理をしたりする上流的な仕事まで幅は広いです。

    この業務の幅が広いほど、給料は高くなります。




    ウェブデザイナーの仕事はどんな1週間?

    自分がウェブデザイナーとしてどの範囲までを担当しているかで、1日の動きはだいぶ異なります。

    自分がサイトをコーディング(制作)するだけ、または既にあるウェブサイトの内容更新するだけの担当者であれば、サイトの制作依頼者(顧客)と直接交渉、調整をするということはほとんどありません。上司や先輩社員からの指示の下でひたすらコーディングをする日々が続きます。

    サイト制作、企画、提案、日程調整、という業務範囲のケースを想定してウェブデザイナーの仕事の1週間を見て見ましょう。

    月曜日 顧客との打合せで要望を聞く
    火曜日 顧客要望からサイト概要/デザイン等検討
    水曜日 サイトデザイン資料作成
    木曜日 顧客にサイト案提示、承諾⇒制作開始
    金曜日 サイト制作作業(以後数日)

    非常に簡単ですが、このような流れになります。制作するサイトの規模にも依ります。以下のようなWebサイトですと、サイトの構成やデザインの検討に数日、サイトの制作に数週間掛かる場合もあります:

    コンテンツが多く、ページ数が多い
    動画、画像、表など多くの要素がある
    サイトの機能が充実している
    PC、スマホ、タブレットなどに対応する
    視覚障がい者対応

    内容が複雑なほど、企画の段階での検討事項も多く、顧客との方向性修正など行き来が多く、またサイトのコーディングの内容もより複雑になり、機能を付加するためのプログラミングなど、時間が必要です。
    簡単なサイトだと、数日のコーディングで完成しますが、複雑なサイトだと1ヶ月ほど掛かることもあります。

    ちなみに、ウェブデザイナー、ウェブプログラマー、ウェブディレクター、ウェブプロデューサーなど様々な呼び方がありますが、あまり明確なすみ分けはありません。ウェブプログラマーですと、ウェブサイトに組み込む機能を記述するJavaScriptを使いこなす要素が強いでしょうか。ウェブディレクター、ウェブプロデューサーなど少し偉そうな肩書きだと、制作者(デザイナー)をまとめたり、クライアントとの調整業務があったりしますが、あくまでウェブデザイナーの業務の延長線上にあります。



    ウェブデザイナーの給料はどのくらい?

    一口にウェブデザイナーと言っても、様々な立ち位置があり、一概には言えませんが、だいたい300万円~800万円くらいになります。
    この幅広さの意味は、自分が、

    どの業務範囲を担当にしているか
    どの会社に属しているか

    ということです。ウェブデザイナーといっても、

    ウェブサイトを制作する専門のIT会社で働く
    一般の会社のウェブ制作部門に属して働く
    フリーのウェブデザイナー

    があります。三つ目のフリーの場合は特殊なので一旦置いといて、上ふたつを想定して言います。

    会社や部門として依頼を受けたサイト制作案件において、HTMLやCSSのスキルを駆使して制作するだけですと、どの会社に属していても最も安い給与となります。では、仕事の範囲が広くて、

    高度なウェブプログラミング
    顧客との日程調整、企画検討
    制作スタッフをまとめる
    システム担当者との連携

    などを任されている場合、これは属している会社にも依り給与は異なります。ウェブ制作会社ですと、このようなウェブに関わる仕事をやるのが当然ですので、そこまで高くは見込めず、年収500万円くらいとなります。

    ここで、ちょっと日本の会社のことについておさらいします。日本では海外に比べて、その仕事やスキルに対しての報酬ではなく、その所属している会社の社員という属性に対して報酬が支払われる、傾向が強いです。給料が高い会社、低い会社とありますが、同じウェブデザインの仕事をしていても、大企業などで給料が高ければ、報酬は高いです。他の営業職や戦略立案、新商品開発などの仕事をしている人達と同じ給料です。日本の多くの会社が、職種ではなく、社員の階級に対して給料が決められています。




    給料の高い会社であれば、ウェブデザインの仕事を幅広い範囲で担当し、後輩や部下を率いて役職が付けば、800万円クラスまでを目指せます。部下をまとめる、という仕事は係長・課長的ポジションになるので昇進が伴います。よって、中小企業であっても500~600万円くらいを得られるということになります。ウェブ業務に対してではなく、役職に対しての報酬と言えるでしょうか。

    ウェブデザイナーの仕事を通して、将来年収1000万円を目指せるでしょうか? 当然可能です。ウェブデザインで年収1000万円とは、どういう仕事でしょうか?
    先に挙げた、顧客との日程調整や制作スタッフをまとめるだけでなく、

    新しいウェブ機能、ウェブアプリの立案
    既存ウェブサイトリニューアル立案
    社会の時流を読んで新サイト立上げ提案
    教育・エンタメ等コンテンツとWebとの融合
    ウェブサイト部門と他関連部門の業務コラボ推進
    新しいウェブ制作プロセスによる生産性向上推進

    といったことをやります。革新、刷新を進め、組織を活性化する、という仕事となり、既に「ウェブデザイナー」の域を超えている仕事と言えます。このレベルになると、ちょこまかとHTMLやCSSでのコーディングはしなくなっていると思います。HTML、CSSを熟知した上でないと出来ないこともありますので、将来的にはこのレベルまで目指したいところです。

    さて、ウェブデザイナーの仕事の概要や給料などについて解説しましたが、どのようにウェブデザイナーになるために進んでいけばよいでしょうか。
    今度は、ウェブデザイナーになるための取り組みについて見て行きたいと思います。

    ウェブデザイナーになるための取り組み(作成中)



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計スキルアップで大手企業に入社

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計スキルアップで大手企業に入社

    高卒でもしっかり努力して正しいステップを踏んで、機械設計者として一人前になり大手企業を目指す、高い給料を目指す、という目標に向けて解説して来ました。このページが最終ステップです。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.機械設計者してのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    最後の項目、3.キャリアを武器に大手企業に売り込み、について解説します。

    まずは求人情報をひたすら探す

    当たり前のことですが、求人がないと入社試験を受けることすら出来ません。探すのです。どんな方法でも良いです。いくつか方法をご紹介します。
    1.会社のHPを直接探す
    興味のある会社があれば、直接その会社のHP(ホームページ)の「中途採用情報」を確認します。「キャリア採用」という会社もあります。もし、
    キャリア採用してない
    今は調整中
    希望の職種がない
    ということであれば諦め、行きたいところですが、くじけず、会社の採用問い合わせ先に直接電話やメールをしてみて下さい。キャリア採用の予定などアップする予定だ、とか説明会はやってます、などの情報もらえる場合もあります。その際、必ず、「ずっと目標にしてスキルを上げて来た」とか熱意を伝えることも忘れないでください。


    2.就職エージェントに紹介を依頼する
    また就職エージェントが出てきました。ここならたくさんの求人情報を持っていますから、希望に合った会社の求人を紹介してもらえます。もし、希望に沿わなかったら、「非公開求人はどうか」と訊いてください。就職エージェントは、「非公開求人」という情報を持っていて、情報サイトに公開していない求人情報を多く抱えています。それは、応募が集まり過ぎないようにタイミングを見ていた入り、担当者が忙しくて公開が間に合ってないとなど理由は様々です。しかし、そこに適任者が紹介を希望してきたら、そこはちゃんと応じてくれます。
    しっかり志望動機と自分のスキルをまとめて、アピールします。

    3.可能な限りのコネを利用してみる
    世の中、ほとんどの人がコネなど持っていません。でも可能性として全く無いわけではありません。もし自分がそれ以前に派遣社員として働いていて、そこが大企業で、もしそこに正社員で入社できれば御の字、という場合、当時の課長なり部長なりなんとかコンタクトを取って、入社の意向を伝えてみてください。たいていどこの会社も人は欲しいが適任者がいない、という現実なので、もし、「以前にうちの部門で働いていて出来る奴で、欲しい」と思われていたら、積極的に採用部門や上に働きかけて繋げてくれる、ということも期待できます。

    中にはかなり強引な手法もありますが、ありとあらゆる手を使う、とはこういうことです。ぜひ積極的に動いて悔いのない情報収集をおこなってください。




    自分のスキルを存分にアピールするには

    求人があったとしても、そこに自分のスキルが敵わなかったら大変残念です。次のように行なってください。
    実力的に書けないものは書かなくてもいいです。でも頑張って書いてください。
    ■履歴書に積極的に書くこと
    担当製品:
    自動車、液晶TV、重機など
    担当モジュール:
    バンパプラスチック製バンパー、金属シャーシ、5軸モーターなど
    得意分野:
    材料力学、塑性力学、表面処理、プラスチック工学、メカトロニクスなど
    得意語学:
    英語、中国語など
    その他スキル:
    CAD(〇〇)を操作できる。
    リーダーシップを深く習得している(例:〇〇)
    ヒューマンスキルについて学んでいる
    御社製品の〇〇について、技術的な所を事前学習済み
    Officeが得意、資料作成も得意(自信作の資料を持参する)
    資料を利用した技術的なプレゼンが得意
    速攻で3Dスケッチが出来る
    チームで仕事をすることが得意(例:〇〇)
    自分の設計経験のない機械製品にも関心あり

    などなど、もっと書いてもいいです。ひとつひとつの説明は省きますが、ポイントは、
    ・具体的な製品や部品、技術領域について自信を持っているスキルがある
    ・設計などの専門スキル以外に、大きな会社が社員に求めるスキルがある
    ということをさっさと申告することです。
    大企業は従業員が多いぶん、たくさんのスタッフと関わりながら仕事をしていくことが多いです。たくさんの人と関わり、調整しながら仕事をしていくことを求められます。そこは経験済み、ということが分かれば、必ず関心を持ってもらえます。

    筆記試験は人生を賭けて勝負する

    たいていの会社、特に大企業は、中途で採用する社員に基礎学力を求めます。簡単に言えば、
    国語
    算数
    です。SPIとかSPIⅡとか、J-MATなどが課されることが多いです。これは、多くの会社で中堅社員向けの適正検査として使用される試験です。会社によってどの試験が適用されるか異なります。採用担当の方に聞けば教えてくれることもありますが、就職情報誌にも出ています。事前に確認が必要です。
    どの会社を受けるにも勉強することになりますので、中途での受験を志した時点で試験対策スタートです。5冊くらいやっておけば、大体パターンはつかめます。短い時間でより多くの問題が解答できるよう訓練してください。
    せっかく履歴書が通過したのですから、人生を賭けて試験勉強することが望ましいです。



    面接試験では、人間力をアピール

    筆記試験に合格すると、通常は面接試験に進みます。
    履歴書が通って、筆記試験に合格するということは、学力と経歴を評価された、ということですから、よほど面接でしくじらない限り、大丈夫と言えますが、油断はできません。
    面接では、面接官は何を見ているのでしょうか?
    ずばり、人間力です。
    中途採用は、新卒採用と違って、職種で受けることが多いです。ということは、その職務の部門長が面接官としてやってくる、と思ってください。その部門長は、受けに来た人(あなた)を見て、この人と一緒に仕事がしたいか、と考えながら色々訊いてきます。
    よって、人間力アピールとなるのです。どいういうことかポイントを書きます。

    しっかり目を見て話す
    笑顔を忘れない
    常に前向きであることをアピール
    この会社、この部門で働きたい、と熱意を伝える
    質問に的確に答える
    自分の事ばかり話し過ぎない
    話の脈絡がめちゃくちゃにならないよう注意する
    身だしなみをちゃんとする

    一番難しいのは、「質問に的確に答える」というところです。当たり前ですが、面接官の話をしっかり集中して聞いてください。そして、相手が自分に何を訊いているのか冷静に捉えてください。もし自身が無かったら、「〇〇ということをお訊きになっている、ということでよろしいでしょうか」と確認してください。それくらいは大丈夫です、2回くらいまでならいいと思います。

    また、どれだけ技術的な話を出来る人かを見極めてくることがあります。技術的な口頭試問みたいなものです。履歴書に書かれている得意分野がはったりではない、というところを見せる必要があります。ですから、履歴書に書いたことは、大抵のことが訊かれても話せるように準備をしてください。履歴書の中身は面接官にとっては話のネタになります。

    さて、面接は、一時面接は、部門面接、二次面接は役員面接というのが普通です。二次面接は一時面接以上に多分大丈夫です。最終確認みたいなものです。もちろん油断は禁物ですから、一時面接以上に人間力を発揮して突破してください。

    以上、高卒でも機械設計技術者として成功するためのステップについて解説して参りました。ステップを踏むイメージは掴めましたでしょうか?
    そんな数年でスキルなんか上がらないよ、とつい思ってしまいますが、最初は何も手に職がなかったわけですから、この大手企業の採用試験を受ける土俵に乗るというところまで是非がんばって頂きたいと思います。

    最後に参考情報ですが、機械設計者は、語学が得意であることがとても有利に働きます。もちろん英語が最重要です。文献やインターネットを見たり、外国人と技術的な話をすることがあったり、資料を英語で作成したり、色々機会があります。
    本サイトでは、留学などせずに2年で英会話をマスターするためのコツについても解説しています。機械設計スキルを積み上げるのと同時にぜひ、英語、英会話の習得にも励んでみてください。今何も手に職がなくても、数年後に機械設計をやって英語もペラペラで、というのを想像してみてください。人生が楽しくなるはずです。

    留学しないで2年で英会話をマスターする



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者としてのキャリアを積む

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者としてのキャリアを積む

    高卒でも機械設計者として稼げるようになるステップとして、以下の項目を挙げました。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.機械設計者してのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    今回は、2.機械設計者してのキャリアを積む、について説明します。

    機械設計者してのキャリアはどのようなステップで積み上げていくか?

    機械設計者になって大手企業への就職や個人事務所を開く、などのキャリアパスの具体的なステップを見ていきます。
    なるべく短期間で結果を出して行きたいので、コンパクトにまとめていますが、おおよその流れです。
    設計業務ばっかりを闇雲にやっても、大きな目標へのレベルアップは見込めません。
    機械設計者になるためにどのようなことが必要かなんとなくイメージしてください。


    会社に就職(正社員または派遣社員)

    ステップ1:
    CADなどツール操作スキル
    製品知識
    設計スキル

    ステップ2:
    機械系技術全般の知識
    物理、数学の知識
    Officeスキル(Excel、PowerPointなど)

    ステップ3:
    発想力、考え方の習得
    人間力やプレゼン
    リーダーシップ
    仕事の進め方







    ■ステップ1
    導入部分とでも言えるでしょう。教育サポートを受けて、物を見て、先輩の設設計のやり方を徹底的に学んでいきます。製品知識の向上はそれほど意識しなくても日々業務に当たれば付いてきます。設計スキルもいわゆる「先輩から盗む」勢いでたくさんのモデル、図面、検討部品、試作品などを見て、掴んでいきます。

    ■ステップ2
    設計業務は、実はそんなにいつもいつも機械工学の知識をフル活用して行う訳でもなく、形状設計が多くを占める場合もあります。設計のお仕事間もなくはそれでもいいかも知れませんが、ずっとそういう訳には行きません。設計内容についての裏付けをするための技術的知識(材料力学や機械材料、加工など)、不具合時の説明のための物理法則やそのための数学的な知識などに意識を向けましょう。それを計算したり、資料作成、説明するツールとしてoffice(Excel、PowerPointなど)は欠かせません。ほとんど触ったことがない、とか苦手、という場合には、研修を受けてください。たいていの会社にはOffice教育プログラムがあります。

    ■ステップ3
    やや上級編です。これらのスキルが全て身に付いている会社員はそうそう多くはいないのでは?と思ってしまいます。これらを完璧にすることは難しいですが、必ず意識しながら仕事に当たってください。こういうことを意識している、ということを後々、履歴書や面接でアピールするだけでも、「この人は分かっている人だ」と高評価を得られます。

    上記のある程度をカバー出来れば、あとはセンスの問題です。各領域の更なるレベルアップを図るのみです。でも、上記の各ステップを1年ずつ、計3~4年くらいである程度上達の実感が沸けば、大きな目標に向かって一歩踏み出しても良いと思います。

    何も大手企業に就職するだけが、全てではないです。こんな人もいます。
    派遣先の企業で信頼を得て多くのコネクションを作り、その後、個人設計事務所を開いて、派遣時代の会社から仕事を直接もらう、ということをしている人がいました。これは、派遣会社を通すことなく直接もらうことで中間マージンがなくなり、全て自分の実入りになる、ということです。




    このサイトでは、機械設計者になれるための情報をできるだけ掲載します。
    予定:
    機械系技術の知識
    ⇒高卒の人で「機械設計やる!」という人のために「最低これだけは知っていてください」という、機械工学と物理、数学の内容を説明します。
    その他、考え方、仕事の進め方、リーダーシップなどは別途解説する予定です。

    最後に、派遣先まはた一時就職先で培ったキャリア、スキルを武器に大手企業に売り込みを開始するステップについて解説します。

    キャリアを武器に大手企業に売り込み



  • 高卒で就職すると得する理由。高卒で良い会社に入れるなら大学は行かなくてもOK

    高卒で就職すると得する理由。高卒で良い会社に入れるなら大学は行かなくてもOK

    高校を卒業して就職して働くか、または大学、短大、専門学校に進学するか、迷う方は多いと思います。もし大学に行くことにそれほど興味がなく、高校卒業時点で、良い会社に入れるチャンスがあれば、乗っかってOKです。
    いい大学に行けるわけでもないし、
    これ以上お勉強はいやだし、
    興味のある分野もないし、

    という方は、無理して大学に行く必要は全くありません。是非、高卒で就職することをおすすめします。

    高卒で就職を決める時の重要ポイント

    大学に行かずにただ単に就職すれば良い、ということではありません。しっかりと見極めることが重要です。

    将来の安定性
    給料(生涯賃金)
    働きやすさ

    など誰もが重要ポイントとして挙げる項目があります。自分が働く会社がこのような部分が整っている会社であることをしっかりと確認するべきです。
    これらの項目が全て整っているのが、いわゆる、

    大企業とか大手企業、人気企業

    と呼ばれる会社です。幸い、高校に集まる求人は、変なブラック会社とかは稀で、地元にある大手企業の工場などがあればその求人も集まりやすいです。いわゆる大手企業ではなくても、優良企業の求人も集まります。

    狙うべき所は、この大手企業や優良企業への高卒での就職です。

    大企業の求人が無くても、中堅企業でもOKです。
    自分が応募できる会社の情報を、先生に質問するだけでなく徹底的に調べて下さい。

    なぜ高卒で大手企業就職すると良いのか?

    高卒で就職すると大卒の給料より安いでしょ、という考えになりがちです、それは半分正解ですが、間違いです。
    信じられないかも知れませんが、大卒で普通の会社に就職するより、高卒で大企業に就職した方が生涯賃金は高いのです。(もちろん、普通の会社で役員にまで出世して大企業で平社員なら話は別です。)
    今は、どの会社も実力主義、成果主義の体制をとっており、高卒でもがんばれば出世していきます。
    大学を卒業したからって皆が大企業に入れる訳ではありませんから、もし高卒でも大企業に入れるチャンスがあれば、その話は受けることが賢明です。




    大学を卒業して就職するとどうなる?

    ここで、大学に行って就職するケースを考えます。
    大学と言ってもたくさんありますが、就職に有利な大学は、ほんの一部の偏差値の高い大学に限られます。

    東京大学、京都大学をはじめ北大東北大名大九州大などの国立大、そして早稲田慶応上智やMARCHクラスと呼ばれる私立大、これらと同等のレベルの大学でなければ、首席(学科トップの成績)または上位で卒業しない限り、就職活動では、かなりの苦戦を強いられます。
    大企業はおろか、中堅企業すら内定を取れない可能性もあります。

    先程、今の会社は実力主義、成果主義と言いましたが、それは社員に対しての話であり、これから入って来る職歴もない若者を採用する時は少しでもお勉強の出来る学生を採ったほうが確実というとなのです。良い大学に入ったということは、受験で頑張って目標を達成した、計画的に複数科目お勉強出来た、ということの裏付けです。

    偏差値の高い大学でもなく、成績も普通、となると、
    学生時代に企業しました
    留学して英語ペラペラになりました
    などの特色あるアピールポイントでもない限り、就職出来る会社は自分の希望よりも劣る所に行かざるを得ないことになります。

    高卒で就職するとどうなっていくのか?

    会社というところは、どんなに大企業で優良な所でも

    単純作業
    コツコツと同じことを繰り返す仕事
    専門性は要らないが大切な仕事

    といった仕事があります。そういう仕事をしてもらうには、大卒の高い給料を払わなくても、安い賃金で高卒の人にやってもらいたいという切り分けがあります。
    製造、窓口、納品、売場、評価、操作、搬送、製作などが一般的に高卒の人が行う仕事になります。もちろんもっとたくさんありますが、このように仕事のやり方を覚えればずっと出来る仕事、でも無くならない仕事、といった仕事です。
    しばらくは、その配属された職場で一生懸命がんばる、という日々が続きます。

    何年か仕事をしていると、もうそれほど学ぶことはないかな、と思うようになります。その辺りがターニングポイントです。大卒で中小企業に働く人達より生涯賃金が高くなるのは、このタイミングです。

    会社には、昇格試験なるものが存在します。大きい会社ほど必ずあります。仕事ももちろんがんばるのですが、この昇格試験は絶対に合格して昇格して下さい。昇格すると、その給料の伸びは、大企業の場合、中小企業のそれと比べてはるかに大きいのです。

    そこでうまく波に乗れれば、高卒でも大企業に就職して良かった、となります。




    会社では学歴は問われなくなってきた

    昔は、総合職、一般職という仕組みがありました。大卒やキャリアコースで企画や開発などの総合職、高卒や専門卒の単純労働ベースの事務や組立などの一般職です。
    総合職は、仕事もクリエイティブで難しいことを要求され、転勤、出張、残業などハードな代わりに給料が高い。
    一般職は、仕事が簡単で転勤もない、プレッシャーもない、給料は安い、というものです。

    最近は、実力主義、成果主義の理念のもと、学歴で分けられることはほとんど無く、同じジョブグレードであれば、極端な例で、大学院卒業の研究開発スタッフも高校中退の部分納品管理スタッフも同じ給料、という現状です。大きな企業ほどこの傾向が強いです。

    やはり大卒や院卒の人のほうが、勉強、話術、文章力、創造性、思考力などが高いことが多いので、どんどん出世していく、という傾向にはあります。しかし高卒でもその土俵に乗ったからには、がんばればどんどん認められて、出世していくことが十分可能です。頑張って、班長、係長、主任クラスになるだけでも、大卒平社員や中小企業の大卒の役職者より高い給料をもらうことができます。

    まとめ

    下手に学歴だけを追いかけて、大手企業に入るチャンスを逃さ、結果低い賃金で働き続けるより、高卒で大手企業やそこそこの優良企業に就職した方がお得だ、という話をお伝えしました。
    高卒でも勤める企業によっては得をする、ぜひ努力して、成功してください。

    高卒でも大企業で出世するためのコツを解説しています。ぜひこちらもお読みください。
    高卒でも大企業で出世できる

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