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高卒でもウェブデザイナーとして稼げるようになるステップとして、以下の項目を挙げました。

1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

今回は、
2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
について解説します。

ウェブデザイナーとしてのキャリアはどのようなステップで積み上げていくか?

ウェブデザイナーになって大手企業への就職や個人事務所を開く、などのキャリアパスの具体的なステップを見ていきます。なるべく短期間で結果を出して行きたいので、コンパクトにまとめていますが、おおよその流れです。ウェブデザイナーばっかりを闇雲にやっても、大きな目標へのレベルアップは見込めませんので、ウェブデザイナーになるためにどのようなことが必要かイメージします。
 


会社に就職(正社員または派遣社員)

ステップ1:
HTML、CSSの基礎知識(静的なサイト)
サイト制作のルール、Web標準の理解

ステップ2:
サイト制作の企画、提案など
サイトデザイン、レイアウトスキル
Javascript、jQueryなどプログラム(動的なサイト)
Officeスキル(Excel、PowerPointなど)

ステップ3:
発想力、考え方の習得
人間力やプレゼン
リーダーシップ
仕事の進め方


■ステップ1
ウェブサイト制作の基本です。教育サポートを受けて、先輩たちが作って来たウェブサイトのソース(サイトを構成するHTMLのコード)を徹底的に見て学んでいきます。もし未経験者としての仕事始めであれば、最初は指導者も難しいコードを書くことを求めては来ません。
たくさんのサイト制作を通して少しづつ覚えていきます。会社の中には、「仕事の中で必要な知識スキルは、業務時間を使ってぜひやって下さい」という理解のあるところもあるかも知れませんが稀ですので、自分のプライベートの時間を使って勉強することの覚悟が必要です。何をどう勉強するかは、日々の業務の中で制作上つまずくことがあり、何を知ればスムーズにサイトを作れるか、そのために何を勉強すれば良いか分かってきます。

ウェブデザインの仕事をする上で大変ラッキーなことがあります。

それは、分からないことをインターネットで調べると大抵の答えが見つかる、ということです。
例えば、画像を縦一列に並べたいけど出来ない、という場合、googleで「HTML 画像 縦に並べる」などと検索すれば、無数に答えが見つかります。知りたいことが細かすぎて、ピンポイントに答えが見つからない場合にも、検索結果の数十番以内の記事で解決方法に結び付けることが出来るでしょう。





■ステップ2
基本的なサイト制作のスキルが身に付いたら、少しずつレベルを上げていきます。
ただウェブサイトを作るだけですと、だんだん伸び悩んできますので、Webサイトに必要なプログラミングを学んでサイト制作のバリエーションを広げていくことが望ましいです。

Webサイトは、ただ単に情報を載せるだけでなく、表示する画面が数秒ごとに切り替わったり、クリックやタップすると警告が表示されたりする、「動きのあるサイト」が多くあります。そのためにはJavascriptは欠かせません。Javascriptを簡易的に書けるようにした、jQueryという言語もありますので、併せて習得すると良いでしょう。

サイト制作のスキルが挙がってきたら、作るだけでなく、自分で企画、提案して行けるようにならなければなりません。サイトを作りたい依頼者や見る側の視点に立って、どんどん提案していきます。そのための資料作成、説明するツールとしてoffice(Excel、PowerPointなど)は欠かせません。ほとんど触ったことがない、とか苦手、という場合には、研修を受けるなり、自分で勉強します。たいていの会社にはOffice教育プログラムがあります。

■ステップ3
どの会社でも、どの職種でも必要になりますが、会社員としての素養を上げていくことがステップアップする上で必須になります。このスキルが全て身に付いている会社員はそうそう多くはいないかも知れません。これらを完璧にすることは難しいですが、必ず意識しながら仕事に当たってください。こういうことを意識している、ということを後々、履歴書や面接でアピールするだけでも、「この人は分かっている人だ」と高評価を得られます。

これらの各ステップを1年くらいずつ、計3~4年くらいである程度上達の実感が沸けば、転職など更に大きな目標に向かって一歩踏み出しても良いと思います。
この次は、ウェブデザイン制作スキルを持って、ステップアップする方法について解説します。
Webサイト制作キャリアを武器に大手企業に売り込み