投稿者: Webライター

  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う! 機械設計者としての就職ステップ

    高卒でも高い給料や大企業を狙う! 機械設計者としての就職ステップ

    高卒でしばらく経ってからでも、機械設計者になりステップアップしていくプロセスをお話しします。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.機械設計者してのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    就職エージェントまたは派遣会社に応募

    就職エージェントや派遣会社はどこでも良いです。応募資格として次のようなキーワードでの募集が必ずあります。
    「未経験でも歓迎」
    「学ぶ意欲のある方歓迎」
    「高校卒業以上」
    「育成サポートあり」
    「機械いじりが好きならOK」
    など、機械設計の職歴や機械工学の知識がないことを前提とした募集キーワードです。どれかに該当したり、これらのキーワード全てを満たす募集でさえも多く見つけることが出来ると思います。
    要するにその会社は、あなたが全く機械工学の知識が無くても、機械設計者としての職歴がなくても、機械設計者候補として迎え入れますよ」と言っているのです。
    このような募集を中心に探し、自分が興味のある内容や、勤務地、給与など条件に合ったところを選びます。
    この選ぶ案件によって、その後の動きも異なってきます。


    ■就職エージェントを通じた案件
    正社員案件であることが多いです。文字通り正社員募集のことで、その就職エージェントに紹介された勤務先で、正社員として働きます。正社員となるので、そこでは長期目線でいち専門家として一人前になれるようしっかり教育してもらえます。手厚く教育してもらい、徐々に設計業務に入り、やがて一人で出来るようになって行きます。
    会社によっても教育体制はだいぶ異なりますが、以下のようなことを教えてくれます。

    その会社の製品に必要な技術的なこと
    製品全般に関すること
    業務の流れ
    CADや設計ツールの使い方
    設計に関するルール、標準

    などです。様々なことを教えてくれます。
    CADというのは、Computer Adid Design (コンピューターによる設計)といって、パソコン上で製品の形状を作図して設計を進めるシステムのことです。
    この、「CADを使うこと」自体がひとつのスキルとして認められます。このような基礎教育も大抵やってくれます。




    ■派遣会社を通じての就労
    派遣社員として働くメリットを挙げます。
    ・専門業務に専念して取り組むことができ、専門性のスキルアップ出来る
    ・派遣先企業の習慣や方針、会社のしくみを学べる
    ・数年で数社経験することもでき、社会的視野が広がる
    ・数社経験すれば様々な製品の知識が身に付く
    ・給与、勤務地、職務内容など自分に合った仕事を選べる
    といったところです。
    派遣会社の募集案件の場合、

    派遣会社に登録をしてから募集企業に派遣され勤務

    という場合と、

    派遣会社の正社員として就職し、その後企業に派遣

    という2パターンあります。どちらを取ってもそれぞれメリットはありますがどちらかというと、「派遣会社の正社員」のほうです。
    派遣会社に登録してから派遣される場合、そこでは残念ながら即戦力が求められる場合があるからです。
    ふたつをそれぞれ見ていきましょう。


    ■派遣会社に登録して派遣される場合
    今更ですが派遣で働く仕組みを少し説明します。
    派遣会社に問い合わせをして、登録をします。そして、希望や条件に合った仕事を紹介してもらい、派遣先企業にて働き始めます。
    派遣労働は期間の定めがあり、およそ3年です。契約期間が経過すると、契約終了となり、そこでの勤務が終了します。そのあと派遣会社を変えても良いし、同じ派遣会社に次の勤務先を紹介してもらっても良いです。
    メーカーが派遣労働者を求める場合、即戦力を求めることが多いですが、稀に「未経験でもOK」という求人もありますので、要チェックです。
    派遣会社に登録して派遣されるメリットは以下のようなものです。
    ・好きな会社を選べる
    ・大企業だって選べる
    ・いやならやめてもOK(本当はあまりよくない)
    仕事を紹介してもらうだけですので、多少のわがままも許されるケースが多いですので、自分の希望をかなり通すことも可能です。
    派遣先で認められれば、本当に運が良いと、「ウチの正社員にならないか」と打診が来る場合もあります。「登録派遣社員」は「正社員派遣」と違ってフリーですから、社員の横取り、ということにはならないのです。

    しかし、この派遣会社に登録して派遣労働、は実はあまりお勧めできない点もあります。もしゆくゆく自分が大手企業や中堅クラスの企業を目指す場合、設計スキルは認められても、派遣として働いていたという経歴、つまり正社員というステータスで働いた経歴がないことは、評価が下がる可能性が高いです。
    会社とは、社員に対して、設計や管理などの専門スキルの他に、仕事のプロセスや考え方、リーダーシップ、その他様々な教育を施します。世の中のほとんどの会社が派遣社員にまで手厚く教育はしないので、「派遣社員」イコール「専門以外の教育をほとんど受けていない」という見方になるのです。「中途でウチの会社に入って来るのに基礎教育からなんてやってられない」ということで、門前払いになる可能性が高いのです。よって、この次に解説する「派遣会社の正社員」として働くほうが後々自分を売り込む上では有利と言えます。

    ■派遣会社の正社員になり企業に派遣される場合
    文字通り、派遣会社の正社員として就職します。
    そこでは、社会人として、またその会社の社員として必要な基礎教育もやってもらえます。電話の応対の仕方から名刺の渡し方まで手厚い教育内容であることが多いです。
    正社員派遣は、全ての派遣会社がやっている訳ではないので、調べてみる必要があります。技術者派遣として有名なアルプス技研などがそれです。
    正社員派遣のメリットは、
    ・「正社員」としての職歴がつく
    ・企業での派遣労働の前に派遣会社で教育を受けられる
    ・派遣会社から教育以外でも手厚いサポートを受けられる
    ・派遣先企業移り変わり時期は自己啓発も出来る
    ・ボーナス(賞与)が支給される
    キャリアを積む、ステップアップの観点ではボーナスのことは関係ないかも知れませんが、実際重要ですね。派遣先企業から派遣会社に帰任して次の派遣先が決まるまでの間も、給料は支払われます。これも正社員であるがゆえの待遇です。この隙間期間は、やや給与は減額になります。正社員派遣は時給制ではなく、給料制で、派遣先で働いている間は、「職務手当」みたいな感じで「基本給」への上乗せがあります。隙間期間では、この「職務手当」がなく、「基本給」だけの支給になります。

    正社員派遣の場合、派遣会社のメリット・デメリットを十分に考える必要があります。自分にとってあまり関心のない業務内容であっても、自分のスキルが十分で会社にとっておいしい業務案件だったら、断ることが難しく、本意ではない職務に数年当たらされることも稀にですがあります。ほとんどのケースが本人の希望に沿った職務に就かせてくれます。強く希望すれば、自宅から通えない場所でも寮を構えてくれることもあります。




    ■就職エージェント利用や派遣社員として働く前に絶対にやっておきたいこと
    自分がもし「最終的には大手の〇〇会社で働きたい。しかし、今はとてもじゃないけど入れない。」という思いがあれば、次のような優先順位で進めてください。

    まず、ズバリ〇〇会社の就職試験を受けてみる
    求人がなさそうなら、
    就職エージェントに〇〇会社の紹介を希望する
    だめだったら、
    1.〇〇会社と同業種の他の会社で正社員として働く
    2.〇〇会社とは他業種だが正社員として働く
    3.〇〇会社で派遣社員として働く
    4.〇〇会社と同格の大手で派遣社員として働く
    5.〇〇会社と同業種の他の会社で派遣社員として働く

    下に行くほどハードルは低くなりますが、上の方ほど社会的評価、最終目標の〇〇会社の評価は高いです。〇〇会社が中途で専門家を採用する場合、何を基準とするかを考えると自ずと分かります。やはり、メーカーの正社員として働くことが一旦遠のくようでもやがて希望の会社に近づくことが出来るのです。
    労働スタイルが変わって来たと言っても、やはり日本はまだ、自由で奇抜なアイデアマンより正社員として真面目にやって来た人が評価される風潮があります。まず何年かはじっくり専門家としてスキルを上げつつ、社会人としての素養を鍛えることが重要です。

    次に、機械設計者としてのキャリアを積むプロセスについて解説します。
    機械設計者としてのキャリアを積む



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者の仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者の仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料をもらえる仕事、ということでリポートしていますが、その超おすすめ職業として、
    機械設計者
    ウェブデザイナー
    のふたつを挙げました。このページでは、大学を卒業していなくても機械設計者として稼げるようになるプロセスについて解説します。

    機械設計技術の仕事について簡単に説明

    機械設計の仕事、と聞いただけで大卒の匂いはプンプンしますね。確かに大学の機械工学科やシステム工学科卒、ロボット工学を専攻した人などが圧倒的に多くを占めるのは間違いありません。
    しかし、大手企業、中小企業をはじめ、多くの高卒の機械設計者が働いている現実をご存じでしょうか? なぜでしょうか? それは、機械設計の仕事が、

    資格が不要
    専門知識が浅くても発想や調整でカバーできる

    というだからです。医者、弁護士、弁理士、看護師、薬剤師、保育士、幼稚園教諭など、よく聞く職業は、全て資格がないとその仕事に就くことができません。機械や電気、化学などの自然科学系の資格的なものは一応存在し、技術士資格というものがあります。しかし、設計職にそれが求められることはほとんどなく、それよりも、実務経験や実際に設計力がどの程度あるか、また発想力がどの程度あるか、などが重要になっています。

    資格なんかより、知識や発想力、そして設計力があることが重要ではありますが、「機械」に関する全領域をカバーする、なんてことは機械設計の仕事をする上ではそれほど重要なことではありません。(もちろんそれにこしたことはないですが実際難しいのです。)
    この実情は、高卒の人にとっては非常にラッキーなことであり、現状で未経験でも、知識を積んで、やる気を見せていけば、その職を手にすることは十分に可能ということになります。

    「機械設計」と一言で言ってもイメージが沸かないかも知れませんが、どんなものがあるかというと、

    板金枠体設計
    製品の筐体設計
    プラスチックカバーなど成形部品の設計
    エンジンなどの内燃機関の設計
    単純な形状設計
    バネやステージ、モーターなど動きモノの設計
    特に小さな部品などの精密機構の設計
    加工が伴う部品や製品の設計
    上記の様々な設計品を組み立てるための設計
    電気系統のユニットとの組み合わせの設計
    光学系のユニットとの組み合わせの設計

    などなど、いくらでも挙がります。部品の設計、組立を設計、部品や材料に加工を施すことを考慮する設計など色んなことを設計することが分かります。上に挙げたそれぞれの項目に対して必要な学問があります。いくつか例に挙げますと、

    ■板金枠体設計
    ⇒塑性力学、溶接、材料力学、機械材料
    ■エンジンなどの内燃機関の設計
    ⇒熱力学、機構学、機械材料、材料力学、機械力学
    ■加工が伴う部品や製品の設計
    ⇒機械材料、機械製作法、材料力学

    まあ、一例ですが、ひとつの設計をするにも、たくさんの専門分野の知識が必要なことが分かります。もちろん数学や物理法則の基本も分かっていたほうが良いですが、では、

    専門分野の知識がないとその設計が出来ないか?

    というと絶対そんなことはありません。
    専門分野の知識を完璧に網羅している、なんて人は「設計」という仕事をしている人の中にはいません。完璧に網羅しているのは、大学の先生とかその分野の研究をしている人達です。「設計」という仕事をするために、それぞれの分野の中のポイントだけ押さえておけば良いのです。ポイントさえ押さえておけば、あとは発想力、興味、やる気で、その技術領域の幅はどんどん広がっていきます。
    機械工学の全てを網羅する必要など全然ない、ということで気持ちを楽にしてください。




    機械設計者たちはどのように仕事をしているか

    数学、物理の基本的な知識と専門領域のポイントを押さえておけば十分に仕事はこなせます。大卒の人だって、機械高学年全般の知識が乏しい人だっていますし、発想力や調整力、問題解決力などで設計職をこなしている人がいることも事実です。自分でハードルを上げる必要は全くありません。

    機械設計の仕事のある1日を見てみましょう
    09:00~課の朝会で昨日までの進捗報告と今日の予定をチームに報告
    09:30~設計作業開始
    10:00~配線基板の寸法の張り出しが最大何ミリになるか電気担当者に確認
    11:00~形状を考えながら寸法のスケッチして、それを3Dにモデリングしていく
    12:00~昼休み
    13:00~製品開発チーム会出席、最新情報の入手、設計進捗と試作品確認日程を報告
    14:00~コツコツと設計を進めつつ、発表資料をまとめる
    15:00~機械設計メンバーに設計コンセプトをまとめた資料でプレゼンをする
    15:30~先輩設計者と相談しながら、より良い設計内容について議論
    16:00~分からない事を専門書やインターネットで調べてアイデアをまとめる
    17:00~機械検討部品と前バージョン製品を見て、強さや動きなど性能を再確認
    18:00 一日の業務終了

    イメージを掴んで頂けたでしょうか?
    機械設計の仕事は、自分の考えるままにバンバン設計だけを進める、というものではなく、チームでの情報共有やメンバーとの相談、自分の設計内容を伝えるための発表、など多彩です。かたや一日の間に打ち合わせなどが全くなく、ひたすら設計業務だけを進める一日、という日だってあります。組立ライン作業や窓口業務などの定常業務と違って変化のある毎日で、飽きが来ることはありません。

    会議で報告したり設計コンセプトをプレゼンしたりするのは苦手、という方もいるかも知れません。しかし、設計のお仕事の駆け出しうちからこのように人前で発表したり資料をまとめたりすることを覚えておいたほうが自分のスキルがどんどん上がっていき、設計者としての総合力が身に付きます。もし資料作りや発表などが課されていなくてもどんどん提案してアクションを取るべきです。




    機械設計業務の簡単な流れ

    世の中に新商品が出ていく流れの中で、機械設計はどの部分を担っているのでしょうか?
    新商品の構想から世の中へのリリースまでの流れは以下のようなものです。

    構想:会社としてこういう商品を作ろう

    企画:仕様、日程、デザインなど

    設計:機械、電気、光学、化学系など各モジュール

    試作:プロトタイプ製作

    評価:性能チェック、使い方などテスティング

    製造:大量生産開始

    発売:世の中にリリース

    かなり一般的に書きましたが、機械設計者は、「設計」の部分を受け持ちます。
    会社によってその流れは千差万別です。例えば、大量生産ではなく受注生産とか、設計の段階から評価が入るとか、構想や日程が親会社から落ちて来るから設計から始まる、などなど。ですが、商品の流れとしては、どこも基本はこの構図に大体おさまります。

    会社の規模があまり大きくないと、構想のところや評価、製造のためのサポートまでやる場合もあります。共通なのは、

    設計のところは必ず設計担当が行う

    ということです。なるべく多くの業務プロセスを経験してください。
    先々、大手企業への就職を狙ったり、自分で設計事務所を持つにしても、設計だけの狭い範囲だけでなく多くを知っていたほうが断然有利です。幅広い視野で臨んでください。

    では、いよいよ具体的にどのようなステップで進めるか、解説していきます。

    機械設計者への就職ステップ




  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事を解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事を解説

    高卒でも稼げる仕事を探すためには、自分が出来ることなら何でも、と闇雲に会社を探すのではなく、ちゃんと計画的に自分のキャリアを考えて進めないと、時間もお金も大変もったいないです。

    このページでは、既に高校を卒業したが、稼げる仕事に就いて、自分の確たる専門分野を持って、出世して、という意志の強い方のために、実現へ向けた取り組みについて解説します。ゆくゆくは、大企業への正社員としての就職を目指したり、個人の設計事務所やデザイン事務所を持ったり、という大きな目標に向かってがんばって頂きたいと思います。

    高卒でも稼げる仕事はあるのか?について、前書き的な記事も書いていますので、まだ読んでない方は以下のページもぜひお読みください。
    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職で就職は?

    自分がやりたい職業のイメージをしてその情報収集を!

    まずは、自分がどのような職業に就きたいかを考えます。それが一番大切です。自分のやりたいことでないと続きませんし、やらされている感があっては、モチベーションも上がりません。
    今はインターネットでいくらでもその職業のことを詳細に調べることが出来ます。そこから始まります。調べるポイントは、

    その職業で得られる年収
    なるために必要な知識、スキル
    その仕事がどのくらい大変か
    将来性

    などです。自分の関心のある切り口でひととおり調べてみます。特にやりたいことは無いし、そもそも世の中にどんな仕事があって、どれくらい大変で、がんばってなれる職種なのか、分からないという人もいると思います。

    参考までに、高卒ではさすがに無理だろう、という職種もあります。医者、弁護士は当然のこと、研究職、開発職、銀行マン、商社マン、などは、専門性が高い上に、大卒であることを強く求められることが多いので、「高卒でも稼げる」仕事には該当しにくいのが現実です。

    現実的な話をすると、簡単な仕事や就き易い仕事では稼げません

    例えば、女性の場合、保育士、幼稚園教諭は就きたい職業の上位に来ることが多いです。おそらく調べて行くと分かると思いますが、短大や4年制大学ので幼児教育を専攻し、既定の単位を修得すると、保育士なり幼稚園教諭なりその資格を習得することが出来ます。そんな今から学生になる時間もお金も無い、ということが現実だと思います。で、色々調べると、実は「国家試験に合格すると短大や4年制大学で学ばなくてもその資格を取得することができる」などと情報収集できるでしょう。しかし、頑張ってその職業に就いたところで、保育士や幼稚園教諭では、高い年収を得ることができません。稼げないと、モチベーションは下がってきます。せっかく資格を取得したのに転職、ということになれば、そこに費やした時間とお金はとてももったいないですね。

    男性を例に取ると、機械いじりが好きで、色んな機械ものの修理や組立が出来るとします。その特技を生かして、会社に入ったとすると、組立課とか、製造部、工機課などといった部門で働くことが出来ます。そのような部門で班長とか係長とかになってそれなりの給与を得ることが出来る、というのは一部の大企業の製造部門に限られます。また、ちょっと機械いじりが得意なだけで大企業の製造部門に入るのは、非常に難しいです。そうかといって、小さな会社の工機課などに入ったら、どんなにその部門でリーダーに上り詰めても「稼ぐ」ことは出来ません。

    「高い給料をもらう」「稼ぐ」ことが目的の場合、間違っても保育士、工機課スタッフ、などは目指すべきではありません。

    専門性があり、就くために少なからず努力が必要で、それなりに稼げて、将来ずっとやっていけそうな仕事というと、限られます。
    ということでこのサイトでは、「高卒でも稼げる」仕事にフォーカスします。

    以下のふたつの職種は、高卒でもその職に就くことが十分可能です。そして、ある程度稼げます。なにより、ずっとやっていける仕事です。その成功へのプロセスを解説します。その職種は、

    機械設計技術者  ⇒主に男性向け
    ウェブデザイナー ⇒女性にもハードルは低い

    いかがでしょうか?ふたつとも、その響きは悪くないと思います。それぞれについて解説します。




    機械設計技術者になる、メリットは?

    機械設計者のメリット:
    1. 製造系の会社は常に機械設計者を募集している
    メーカーと呼ばれる製造業では、物を作らなくてはならず、そのためには必ず形状の設計が必要です。ということは、必ず設計者を募集するので、その職種の需要が高い、ということになります。

    2. 機械設計はこの先もずっと無くならない
    世の中「物を作る」ということはなくならないので、すなわち、その構造や動きなど設計出来れば、いわゆる「手に職」という生涯の財産を手にすることになります。失業はない、ということです。

    3. 機械設計に強くなると、生活にも大いに役立つ
    ただの機械いじり好きと、機械設計目線で物を見れる技術は全く異なります。仕事での機械設計が板についてくると、日常生活で見られる、組立や修繕、取付けなどは、余裕きわまりないものです。ただの機械いじりではなく、新しい構造や取り付け、詳細なアレンジなどが容易に出来るように、いつのまにか生活でも活用できるスキルが身に付くことでしょう。

    4. 設計という仕事はまだAIにも取られない
    何かと話題になる、AIに仕事を奪われる、という話。「設計」という仕事は、一つの閉じた領域の中で「学習」だと「ディープラーニング」などで済むような安い仕事ではありません。「発想」「関連部門とのやりとり」「試作品での微妙な調整」「量産へつなげるための工夫やトラブル解決」など、「人」でないと出来ないことがあまりにも多く、将来安泰と言える技術分野です。

    5. ひとつの技術領域の専門家として尊敬される
    機械設計者、という確立された専門家です。もちろん設計者ひとりひとりによってその領域、スキルレベルはおとなり異なりますが、機械設計の中での”この設計”であれば、俺はだれにも負けない、などと得意分野を確立すると、自信も付きますし、周りも尊敬の目を向けてくれます。そして、設計者としての経歴はその後の転職市場でも高く評価されます。




    ウェブデザイナーになる、メリットは?

    ウェブデザイナーのメリット:
    1. どの会社もウェブサイトを必要としている
    いまどきウェブサイトを持っていない会社ってあるのでしょうか? 自社でウェブサイトを作っていなくて、外部の業者に頼んでいるとしても必ず誰かが作っています。世界中の会社がウェブサイトの新規制作、アップデートを必要としています。それだけ、ウェブサイト制作は需要が高いです。

    2. パソコンひとつで仕事を全てこなせる
    電気・機械、研究職、営業職など違って、ウェブデザインの仕事はパソコンがあれば全て出来る、という手軽さがあります。色々サンプル品やら試作品など持たなくてもOK。物の管理はほとんど不要です。体力がない、という人にも向いています。

    3. ひとつの確立された技術分野である
    ウェブデザイナーは、HTMLやCSSなどの記述言語やプログラミングなど幅広く、医療系、工学系、などと並んで、ひとつの技術分野であり、その道を究めると、専門家として歩んでいくことが可能です。ウェブデザイナーとしての経歴はその後の転職市場でも高く評価されます。

    4. Webで情報収集できる
    ウェブデザイナーは実際世の中に多くいます。たくさんのウェブデザイナーがその技術情報を多くインターネットにアップしており、様々なウェブ技術や難題の解決方法、プログラミングなどの技術をインターネットから容易に入手することができます。無限にそのスキルを突き詰めて行くことも可能です。

    5. 自分で個人のサイトを運営できる
    ウェブのスキルを上達させると、そのスキルを駆使して自分のやりたいようにサイトを立ち上げることが出来るようになります。Webの知識がなくてもブログ程度を立ち上げることは可能ですが、見せ方や機能が限定的になり、それはプロのウェブデザイナーが運営するサイトと比べると見劣りします。




    専門家として高い給料を得られる

    もし自分がやりたいことが何かパッとイメージは付かず、上記の機械設計者やウェブデザイナーに興味を持った、または、何でもいいけど稼ぎたい、という人はぜひ参考にしてください。上記2職種であれば、このサイトで詳細な進め方や勉強の仕方、今後の方針を解説していますので、一から情報収集しなくても大丈夫です。
    ぜひ、参考にして、稼げる専門家への道を突き進んでください。他のサイトにはない、「高卒でも稼げる」という観点から詳細解説します。

    機械設計者としての仕事へ
    ウェブデザイナーとしての仕事へ

    これらの職業に就いて、頑張って実績を上げ、その実績を引っ提げて更にステップアップ、やがては大企業への就職も狙えるレベルに行くことも出来ます。




  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職での就職は?

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職での就職は?

    高卒で仕事に就かなくてはならない、というときのための役に立つ情報をまとめました。手に職もなく、就職の当てもない、でも稼ぎたい、という方に、現実的ですが、とても地道に、全うに稼げるようになる秘訣をお届けします。

    「高卒で手に職がなくても出来る仕事」メニュー一覧です↓
    (各項目、独立した内容です。関心のある内容からご覧下さい。)

    高卒でも稼げる仕事はあるか?

    結論から言いますと、高卒でも稼げる仕事はあります。
    稼げる、とは、30代にして1千万円稼ぐレベルでしょうか? それは大卒でしかも偏差値の高い大学を卒業していても難しいことなので、そこまでは目指しません。しかし800万円くらいまでは普通の努力で十分目指せます。そのためにはステップを着実に進む必要があります。

    高卒の人が就いている仕事、というと、ある程度世の中の一般的イメージは、
    ・組立作業員
    ・事務補助業務
    ・窓口での対応業務
    ・評価作業員
    ・制作補助スタッフ
    ・スーパーや売り場スタッフ
    などでしょうか。挙げればきりがないほど、まだたくさんありますが、上の仕事に共通することは、専門性が高くないということです。もちろん全くないとは言いません。それぞれ重要な仕事でノウハウが蓄積された業務です。しかし作業自体は、職場についたその日に仕事の説明を受けたら何となく出来そうですね。高卒でも就職先を選ばなければ、上記のような仕事のに就くことはそこまで難しいことではありません。人手が欲しい町工場や、いわゆるブラックと呼ばれるような会社であれば、今すぐにでも可能です。

    しかし、就職することだけを優先に考えて、就きやすい仕事を選ぶと、専門知識が身に付かず、キャリアの見通しも立たず、何より「稼げない」という悲惨な結末が待っている場合があります。
    そうならないためには、大卒の人達に少しでも近づくような努力は少なからず必要になって来ます。単に無駄に勉強したりして時間を無駄に過ごすのではなく、計画的に、必要なところを効率的に吸収して、自分のスキルレベルを高めて行くことで、ビジネスや専門分野において、大卒の人達と肩を並べることが出来るようになります。




    高卒でも稼げる職種

    高卒でも稼げる仕事として、実際に見て来た人達の職種をいくつか挙げます。

    組立作業職場班長
    品質評価主任
    電気設計技術者
    機械設計技術者
    施設メンテ管理者
    Webデザイナー
    プログラマー

    これもたくさんあって挙げればきりがありませんが、この中にショップの店長とか、営業職がないことにお気づきでしょうか?
    理由があります。お店の店長とは、あまり稼げる職業ではありません。まだまだブラックな働き方をせざるを得ない状況です。長期休暇や突発休暇をほとんど取得できず夜遅くまでお店に残って売り上げ計算や片付け、アルバイトのシフト調整などがあり、休みの日も同業者とのつながりのために研修や会合などがあり体も休まりません。

    また営業職については、「物を売ればいいんでしょ」と聞こえきそうですが、この職種は一筋縄ではいきません。経済観念や売り上げ計算、計画見通し、予算、商品知識、話術、スケジュール管理力、語学、精神力、体力、そして、休みだろうが何だろうが顧客に駆け付けるフットワーク、といったさまざまな素養が要求され、大学で幅広いお勉強をしてきた人達と肩を並べてやっていくのはなかなか大変なことです。

    ちなみに上に挙げた、高卒でも稼げる仕事は、だいたい年収500~1000万円くらいになります。その金額は、所属している会社によって大きく異なります。当然、大企業に勤めていたほうが、同じ仕事のスキルでも給料は高いです。給料の伸ばし方は、ふた通りあります。

    1. 品質評価主任や組立班長、施設管理者といった、肩書きにて、その会社で出世していく
    2. 電気や機械技術者、ウェブデザイナーなど、職業スキルを磨いて専門家として価値を高めていく

    どちらが自分に合っているか、今一度確認してみてください。ちなみに、「1.」にあるような、会社で出世していく、といっても高卒でそもそも出世できないでしょ、と言いたくなるかも知れませんが、出世するコツ、気になる方は、こちらを参考にしてください。

    高卒でも会社では出世できる、必要な取り組み5つ

    また、「2.」にあるように、大学の電気工学科、機械工学科も出てないのに、どうやって技術者になるの? という疑問にもお答えします。




    ゆくゆくは大企業への就職も実現できる

    高卒で、もし卒業から何年も経過していたら、いきなり大企業に就職したいと思っても、これはなかなか難しいかも知れません。しかしスキルアップして実績を上げれば、大企業に正社員として就職するための土俵に乗ることは十分できます。
    そのステップを、機械技術者とウェブデザイナーを例に挙げますと、

    機械設計等の職種に就く⇒大企業で非常勤で働く⇒正社員として就職する
    ウェブデザインを勉強する⇒大企業で非常勤で働く⇒正社員として就職する

    というものです。こんな単純に行くか、と思うかも知れませんが、決して単純ではありません。努力に努力を重ねる必要があります。
    医者や弁護士は、努力に努力を重ねても多分無理でしょう。しかし、Web、管理系、機械、電気、品質、などの職種なら努力が実る可能性は極めて高いです。
    ある職種の専門家として自分が活躍し、稼げるようになっているところを想像して、ぜひ取り組んでください。このあとのページで徹底的に解説します。

    このサイト記事を閲覧する方は、現在高校生、という方もいるかもしれませんし、既に卒業して、良い就職先を検討している、という方もいるかも知れません。「高卒でも稼げるようになるシナリオ」をお話しするうえで、現在高校生の場合と、すでに一度社会に出ている方や高校を既に卒業している方とでは、今後考えるべき道が若干異なります。



    ここで、進むべき次のページを分けたいと思います。それぞれのページにお進みください。

    ■既に高校を卒業している方:
    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事は?

    ■現在高校生の方:
    高卒で就職すると超得する理由。大学は行かなくてもOK




  • ドイツ語留学の宿泊には、ゲストハウスとホームステイ、どちらがいい?メリットとデメリット

    ドイツ語留学の宿泊には、ゲストハウスとホームステイ、どちらがいい?メリットとデメリット

    ドイツ語留学にあたり、滞在期間中にどこに住むか、ということはとても重要な検討事項です。
    どちらが良いか、という話になると、どちらにもメリット・デメリットありますが、それぞれ解説して行きたいと思います。

    ゲストハウス

    ゲストハウスというのは、要するに学生寮みたいなものです。その語学学校が持っている(または提携している)、受講生のための寮で、語学コース受講中にそこで住み込みます。
    ゲストハウスから毎日通い、帰るわけですから、その部屋が生活の拠点になります。

    ■ゲストハウスの内容
    一般的ですが、大抵、以下の設備が付いています。
    シャワー、トイレ、ベッド、エアコン、小さな台所、勉強出来る机、タンス、冷蔵庫、皿、フォーク、スプーン。

    共同の台所の場合もありますので、事前に学校側に確認すると良いでしょう。

    ゲストハウスには、バー、飲み屋みたいな商業施設が併設されていることがあり、クラスメイト達との溜まり場になることもあり、楽しく貴重な時間を過ごすことができます。
    ■ゲストハウスのメリット
    滞在期間中、楽しく過ごせます。
    受講するコースの宿泊で、ゲストハウスが選択肢にある場合、ほとんどの受講生がゲストハウスを選択すると思って良いです。10~20人の受講生のうち一人か二人くらいが別の宿泊、といった感じです。

    つまり、受講生達と2週間なり4週間なり一緒に生活する、という感じで、かなり仲良くなります。

    お互いの部屋に容易に行き来して、じっくり語り合う、というのはゲストハウスでないと出来ません。飲み屋ですと騒がしかったり、食事が運ばれてきて意識がそちらに向いてしまったり、、。お互いに自国のことや仕事、勉強のことなどじっくり話す時間が気軽に持てるのは、ゲストハウスの構造ならではです。

    自国の料理を作り合って皆でお食事会、などは最高に貴重な経験で、楽しく過ごせます。余談ですが、筆者は、スペイン人、フランス人、イタリア人、アメリカ人、スウェーデン人等と食事会を開きましたがかなり盛り上がりました。同席していたイタリア人学生はいつもパスタを食べており、作ってくれたパスタは「アルデンテだ」と言ってカチカチのパスタを食べさせてくれました。「イタリア人にとってはこれがアルデンテだ」とのこと。何となく知ってはいましたが、実体験とはこういうものですね。

    他のメリットとしては、帰宅後もよく寮内で顔を合わせるので、宿題のことを確認し合ったり、一緒に食事に行くこともできます。週末などフリータイムにしようとしてやっぱり暇、という時にも、寮に居れば誰かが居て一緒に過ごせたり、どこかに行く約束を急きょ取り付けたり、何かと都合が良いです。ホームステイだと、携帯やメールでのやりとりは出来ますが、やや面倒ですね。

    また、ゲストハウスは、大抵は学校にアクセスし易い場所にあるので、通学は大変楽です。せいぜい電車で数駅程度の場所です。同じ量の受講生の誰かが一緒なので、朝からドイツ語を自然に話しながら行く、という訓練にも持ってこいです。

    ■ゲストハウスのデメリット
    これといって、デメリットというほどの物ではありませんが、常に皆と一緒なので、一人で居たい時や宿題しているとき、寝ている時でも、扉がドンドンドンと叩かれて、飲みに連れ出される、ということはあるかも知れません。常に自分のペースでゆっくりやりたい、という場合は向いてないかも知れません。

    ■ゲストハウスまとめ
    とにかく気兼ねなくたくさんドイツ語を話す時間をたくさん取れて、楽しい時間を大いに過ごせるのがゲストハウスです。ゲストハウスに宿泊する計画がある場合には、外国人と深い話をしたり、自国紹介などをしっかりできるよう、ある程度話すネタの準備、日本の色んな事の再確認、日本料理をある程度作れるよう準備しておいたほうが、より楽しい時間を過ごせるでしょう。



    ホームステイ

    ホームステイは、学校に通学できる距離の範囲内に学校側が手配してくれる一般家庭での宿泊になります。学校がホストファミリーとして外国人受講生を受け入れても良い家庭を募集しているのです。ちゃんと審査に合格した家庭ですので、変な家に宿泊する、ということはありません。

    ■ホームステイの内容
    ゲストハウスと違って、ステイ先によって待遇がバラバラです。色んなパターンがありますが、いくつか例を挙げます:

    ・いわゆる普通のご家庭、お父さんとお母さんと子供がいて、一緒に生活するような宿泊
    ・一人暮らしの若者が、余っている部屋を提供してくれて、共同生活するような宿泊
    ・1階がホストの生活スペース、2回にステイ用の部屋や台所があり、完全別生活
    ・ホストが長期外出などで家丸ごと借りて宿泊

    といった感じです。どれに当たるかは分かりません。希望を言って通る場合もあります。

    ■ホームステイのメリット
    先に挙げたどのタイプの宿泊になるかでだいぶ違いますが、もし通常のご家庭にステイして、ドイツ人の普通の生活スタイルを共にすることが出来るなら、これは大変貴重な経験です。ドイツ家庭料理、部屋で過ごす時のルール、お父さんがどのくらい家事に協力的か、子供はどんなことに興味を示しているか、家族同士で話している時と、自分に話し掛けてくれるときのドイツ語の手加減具合を感じたり、様々な経験が出来ることでしょう。これは、ゲストハウスでの宿泊では絶対に味わうことはできません。

    どうせホームステイをするなら、一人放置プレイのステイより、楽しいご家庭でのステイが絶対に良いです。

    ホストが長期で家を空けて、その期間ステイ出来るパターンですと、ある意味その部屋は使い放題ですので、場合によってはその家でパーティが開催することも出来ます。そのホストとの約束事がどう交わされているかにも依りますが、ドイツ人はかなりおおらかで、物を壊さなければ別に何やってもいい、くらいの人が多いです。ドイツは日本に比べて家、部屋が大きいのでクラスメイト全員呼んでダンスパーティということも、ある程度節度を守ればできます。これは、一般家庭でのステイや、ゲストハウスでは、部屋のスペースのなどの都合で大変難しいです。どこかで場所を借りるのもお金や手間が掛かり大変ですし、時間制限もあります。

    ■ホームステイのデメリット
    どんな部屋に当たるか分からない、というのはちょっと心配です。学校によっては、「ホテルを手配します」というところもあります。あまり変な部屋に当たるなら、ホテルの方がいいかも知れません。
    あと、学校としては、「この家は通学圏内」としていても、駅から歩いて30分くらいの家もあり、通学時間がトータルで1時間くらい掛かるところに住まわされることもあります。せっかくの留学期間のうち、通学に膨大な時間を奪われるのももったいないです。これも事前に、「なるべく近い所を」と要望するといいかも知れません。
    自分一人がホームステイで、クラスメイトが皆ゲストハウス、ということになった場合、ちょっと疎外感がありますね。

    ■ホームステイまとめ
    日本人が、「ホームステイ」と聞いたら、だいたい普通のご家庭で一緒に生活する宿泊スタイルを想像しますが、ドイツ語学校でのホームステイと言ったら、上のパターンのどれもホームステイになります。ホームステイの良い所は、やはりドイツ人の生活を体験する、ということでしょうから、事前に学校に希望を伝えることが良いと思います。



    宿泊先のまとめ

    ゲストハウス、ホームステイのどちらに宿泊してもそれぞれ良い所、良くない所あります。自分が留学に何を求めているかを再認識すると、どちらが自分に向いているか分かると思います。学校によっては、ゲストハウスだけ、ホームステイだけ、と決まっている所もあるので、例えば自分がゲストハウスが絶対に希望、でもこの学校にはない、ということであれば、留学先の町を変更してでも、ゲストハウスが良いでしょう。ドイツ語の実り多き習得の観点から考えると、筆者の経験上、町の要素よりも宿泊スタイルの要素のほうが重要度は高いと思います。それも、人それぞれかも知れませんが、じっくりご検討ください。




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  • ドイツ語留学:いつの季節、何月に行くのがベスト?

    ドイツ語留学:いつの季節、何月に行くのがベスト?

    ドイツ語留学するとき、いつの時季に行くのが良いのでしょうか?
    滞在中、ドイツに何を求めるのか、人それぞれ考えも違いますが、この時季に行くとこうなるとか、おすすめの時季について詳しく解説したいと思います。

    ドイツは夏と冬で全く違う

    ドイツに行ったことのない人はイメージが付かないかもしれませんが、ドイツの夏と冬を端的に比較すると、

    夏は1日のほとんどが明るく暖かい
    冬は1日のほとんどが暗く超寒い

    です。これを聞いただけでも、留学するなら間違いなく、夏がおすすめとなります。まずは、夏にドイツに留学するメリットを見ていきましょう。

    日が長く、外で長い時間過ごせる
    気候が穏やかで快適に過ごせる
    暖かいので衣類が少なくて済む

    当たり前なことばかりですが、大変重要なことです。
    日が長い、ということは、

    外にいられる時間が長い
    生きたドイツ語に触れる時間も多く取れる

    ということです。散歩したり、町中を歩いているだけでも吸収出来ます。

    もちろん、部屋にこもって勉強すればたくさんドイツ語を覚えることは可能ですが、こもって勉強するだけなら別に日本に居たって出来ます。生きたドイツ語に触れる時間の多さが語学上達の秘訣、とも言っても過言ではありません。ドイツ国内にいる利点を考えると、「昼」が長いことは大きなメリットです。

    ドイツの夏は、日本の夏よりも湿度が低く、気温も30度程度までしか上がりません。カラッと快適に過ごせます。冬のように、寒さを我慢することに集中する必要もありません。当然衣類も夏服だけでOK。

    ドイツ留学はなんといっても夏、という結論になってしまいました。夏とそれ以外、という括りで見ます。
    ちなみにドイツの夏は日本と同じく、
    7月~9月
    と見ておいて間違いないです。



    夏以外のドイツの気候(留学目線で)

    ■雪解けの3月あたり
    2月から行くと雪が降っていることがありますが、3月末にはほとんど雪は積もっていない感じです。ドイツに着いたばかりの頃は寒かったがコースが終わる頃には暖かさを多少感じられて、季節の変わり目を感じることが出来ます。
    最終日には暖かな風に吹かれながら、「ここに来たときは雪をザクザク踏んで門を叩いたな」と噛み締めることでしょう。

    ■春先から5月
    だいぶ暖かかったです。しかし夏ほどの暑さはなく、肌寒い日もあり、持参する衣類には多少悩みます。厚手のジャンパーは必要ありませんが、カーディガンや羽織るものを持って行くという感じです。身軽で行って、現地でカーディガンを買うのもひとつの勉強かもしれません。
    春の暖かい時季には、エクスカーションで植物園や遠足などが多く取り入れられるので、自然に触れる機会を持てるでしょう。

    ■秋深い10月から11月
    寒さが感じられる時季に入りますが、10月と言えばオクトーバーフェストの時季です。
    本場のオクトーバーフェストを体験したいなら、10月にミュンヘンに行くと良いでしょう。横浜の赤レンガ倉庫などで催される規模とは桁違いです。
    ミュンヘンでなくても各都市にビアガーデンはありますので、雰囲気を味わうことは出来ます。
    飲み過ぎて翌日の授業に差し支えないよう、注意が必要です。二日酔いで欠席する欧米人をもたまにいますね。

    ■真冬12月~1月
    12月であれば、各地でクリスマス市場が開かれます。これも日本より規模が大きく、一見の価値はあります。滞在中にはたくさんのクリスマス市場を見て楽しむと良いでしょう。
    12月は寒くて日も短いし、毎日クリスマス市場ばっかり見ているのも飽きてしまいます。大いにおすすめ、という訳にはいきません…。
    1月にドイツ旅行に行く、という人は少なく、航空券は安く購入出来ることがありますので、費用を安く済ませたい人は要チェックです。



    まとめ

    それぞれ個人によって、趣味嗜好が異なるので、自分が興味のある時季に行き、その季節感を味わうことが良いと思います。
    初めて行くのであれば、より実りのある留学時間を過ごすために、夏の時季をおすすめします。
    他の時季もそれぞれの良さがあり、ドイツの様々な顔を見ることが出来ます。じっくり検討してみて下さい。

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  • ドイツ語留学費用はいくらくらいかかる? より楽しむために掛かる費用は?

    ドイツ語留学費用はいくらくらいかかる? より楽しむために掛かる費用は?

    ドイツ語留学に掛かる費用には、必ず掛かるものと、より楽しく過ごすためにプラスアルファで掛かる費用があります。前の記事では、飛行機代や授業料などの、
    ドイツ語留学に必ず掛かる費用
    について解説しました。
    ここではドイツ滞在期間をより楽しく過ごすために、余分に掛かる費用について解説し、総額についてまとめていきたいと思います。

    楽しく過ごすために追加で掛かる費用

    飛行機代や宿泊費とは別に、滞在期間中には様々な費用が掛かります。これは充実した時間を過ごすためにはある程度見ておかないといけない費用になります。
    ドイツ留学中には、様々な出来事があります。

    レッスン後のエクスカーション(催し)
    クラスメイト達との飲み会
    週末の観光
    休憩時間のコーヒーやチョコレート
    お土産など買い物

    などなど。
    上記については、その時その時の事情により多種多様で、一概には言えませんが、大まかにどのくらい見ておくべきでしょうか?

    ■レッスン後のエクスカーション(催し)
    毎日レッスン終了後に催しがあります。みんなでスポーツとか、そこまでハイキング、町なか散歩だったらお金は掛かりませんが、博物館見学、バスや電車での長距離移動となりますと、そこに費用が掛かります。週末にエクスカーションを提供してくれる時もあり、やや遠出での観光になるため、そこには多めの費用が予想されます。
    平日のエクスカーションは、千円以上かかることはほとんどありませんでしたが、それでも千円程度見ておけば良いと思います。平均5百円くらいでしょうか。
    そして週末を一回挟みますが、そこにエクスカーションがあれば、交通費、観光先での入場料などトータルで5千円くらい、1万円くらいかかる場合もありますが大体5千円見ておけば、十分です。ご飯代は別です。
    ちなみに、最終日の金曜日は、エクスカーションはありません。その代わり、さよならの会があります。
    平日エクスカーション 5千円/2週間
    週末エクスカーション 5千円/1回
    ⇒合計約1万円となります。

    ■クラスメイト達との飲み会
    クラスメイトとそれなりに打ち解ければ、ほぼ毎日飲み会です。全員で飲み会という日もあれば、クラスメイトの数人とこじんまり語り合いながら飲む、という日もあります。もちろんひとりでドイツ語をお勉強しながら過ごす日があってもいいと思います。
    飲み会に掛かる一日の平均額は、
    通常の夕ご飯に掛かる費用2千円にプラス千円~2千円程度
    見ておけばよいと思います。
    2週間で2万円プラスで見ます。




    ■週末の観光
    場所や遊びの内容によって変わりますが、ざっくり行きます。滞在期間中に一度挟む週末(土日)にフルで活動したとして、
    1日1万円⇒計2万円/2週間
    ゲーテインスティトゥートが主催する週末のエクスカーションに一日参加したら、個人で行く観光は、一日分の1万円で済みます。

    ■休憩時間のコーヒーなど
    ささいな出費と考えがちですが、日々重なると結構大きな額になります。コーヒー、紅茶、チョコレート、バナナなど、一日千円で収まればいいほうです。滞在期間で合計して1万円は見ておきます。
    1万円/2週間

    ■お土産など買い物
    お土産を買わない人もいるかもしれませんが、たいていの人はお土産を買います。人によってその出費はバラバラですが、留学費用の総額を算出するために、いくらくらいか決めます。お土産代や、たまたま町で見つけた良い物の衝動買いを合計で3万円、とみます。

    「より楽しむために掛かる費用」の数字が揃いました。
    エクスカーション 1万円
    飲み会      2万円
    週末の観光    2万円
    コーヒー、チョコ 1万円
    お土産など買い物 3万円
    合計9万円となりました。
    お土産や買い物の金額3万円が含まれていますから、楽しく「過ごす」ためには実際のところ6万円くらいが追加で掛かる、という感じで捉えておく感じになります。ずいぶん掛かる印象ですが、それによって充実した時間を過ごせるなら、貴重な経験をお金で買うといったところでしょうか。
    このあと、まとめに入ります。



    まとめ

    必ず掛かる費用:27万円
    (内訳)
    飛行機代 10万円
    授業料  8万円
    宿泊費  4万円
    食費   5万円

    留学準備費用、交通費など:3万円

    楽しくするための追加費用:6万円
    (内訳)
    エクスカーション 1万円
    飲み会      2万円
    週末の観光    2万円
    コーヒー、チョコ 1万円

    お土産など買い物:3万円

    合計39万円

    という結果になりました。
    それぞれの項目を多めに見積もっていますから、実際にはここまでは掛からないケースがほとんどだと思います。
    各項目、費用を減らした分だけ、39万円からは少なくなっていきます。

    ドイツ語留学を計画する場合、実際には30万円台の半ばでしょうが、40万円用意しておけば、間違いない、という見方で良いと思います。クラスメイトの日本人から聞いた話では、だいたいほとんどの人達が総額30万円台に収まっていました。
    総額を出すために無理やり金額を出したところもありますので、それぞれの事情に合わせて各項目を増減させて、留学費用の見積りの参考にしてみて下さい。




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  • ドイツ語留学の費用はどのくらいかかる? 必ず掛かる費用は?

    ドイツ語留学の費用はどのくらいかかる? 必ず掛かる費用は?

    ドイツに語学留学するにあたり、費用はどのくらいかかるのでしょうか?
    留学期間、飛行機のチケットを格安で手に入れる、現地での過ごし方などで、その総額は大きく変わってきますが、ある程度のパターンを考えてドイツ語留学に掛かる費用を算出してみましょう。

    2週間のドイツ語留学に掛かる費用の算出

    必ず掛かる費用から、現地での予想される出費まで、ひととおり網羅したいと思います。あとでこんなはずではなかった、とならないために。では早速、お金の掛かる項目を見ていきます。
    (あとでまとめますので、説明付きで行きます。)

    必ず掛かる費用

    大抵の人は、以下の費用が掛かります。
    飛行機代
    授業料
    宿泊費
    食費
    学校までの交通費

    ■飛行機代
    ピンキリですが、ハイシーズンに航空会社から直接購入すると、20万円くらになることもあります。旅行代理店の格安航空券をうまく手に入れることが出来れば、7万円台くらいからあります。しかし安過ぎると、真夜中のフライトで昼夜のリズムを崩したり、トランジットでのフライトになると、疲れが出て、その後の体調管理に影響します。従って、日中の直行便を選択することがおすすめです。10万円くらいからが妥当なところです。

    ■授業料
    コースは様々ですが、2週間のドイツ語インテンシブコースが最も標準的で格安です。およそ8万円くらいです。

    ■宿泊費
    最も格安の宿泊は、ツインルームで2万5千円くらいからあります。一人部屋だと、3万円~5万円くらいでややばらつきがありますが、4万円くらい見ておきます。

    ■食費
    これは人によってだいぶ違いますが、一例を挙げます。

    朝ごはん
    パン、サラダ、チーズ、コーヒー⇒5百円
    昼ご飯
    ピザ、サラダ、ブルスト、コーラ⇒千円
    夜ご飯
    パン、スープ、パスタ、白ワイン⇒2千円

    といった価格帯が妥当な線になります。1日3千5百円です。
    滞在期間は2週間ですから、合計>約5万円になります。
    2週間の食費5万円とは、だいぶ高くついた感じですが、毎日外食となると覚悟が必要です。

    ■学校までの交通費
    宿舎またはホームステイ先から学校までは、電車、バスなどで通学する場合があります。住む場所にもよりますが、2週間の費用ですと、多くても5千円見ておけば十分です。徒歩圏内では掛からない場合もあります。いずれにしても小さい額ですので、いったん無視します。




    これで必ず掛かる主要な費用が全て揃いました。
    飛行機代 10万円
    授業料   8万円
    宿泊費   4万円
    食費    5万円

    合計7万円 になりました。
    空港までの交通費、留学までに準備する物もいくつかあると思います。ここも人によって異なるでしょうが、そこに3万円掛かるとします。
    そうすると現実的には、合計30万円になるでしょう。
    いかがでしょうか?高くついたでしょうか?
    しかし2週間とはいえ、ヨーロッパに語学留学して、30万円なら、妥当なところではないでしょうか?
    もし徹底的に安く抑えたいなら、飛行機代を安く抑えて、7万円。宿泊も最安を選んで2万5千円、食費も1日2千5百円に抑えると、
    約27万円⇒約22万円くらいまでは安くなります。
    しかし、滞在期間を充実させるためには、

    疲れない内容のフライトで、
    快適な部屋に泊まって、
    栄養をしっかり摂って、
    クラスメイトと楽しく過ごす

    のが良いと思います。数万円をケチったことで、貴重な時間が台無しになることは、おすすめ出来ません。

    留学に必ず掛かる費用の見通しが立ったところで、このあと追加で掛かりそうな費用について見ていきます。

    ドイツ語留学を楽しく過ごすために追加で掛かる費用




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  • ドイツ語留学するとき、大きい町、小さい町、どちらがいい?それぞれのメリットは?

    ドイツ語留学するとき、大きい町、小さい町、どちらがいい?それぞれのメリットは?

    ドイツに語学留学するにあたり、検討することは多々あります。そのひとつの検討事項として、

    大きい町、小さい町、どちらが良いか

    ということがあり、選択肢に迷います。特に初めてドイツに行く、という場合、その国の雰囲気はなかなか掴めません。どちらが良いのでしょうか?
    人それぞれで、考え方も違うと思いますが、大きい町と小さい町の特徴と、ドイツ語学習観点、滞在するうえでのヒントになることを解説します。

    大きい町への留学

    大きい町、ドイツ語では、grosse Stadt(グローセシュタット、「大きい」「町」)と言います。ゲーテインスティトゥートのある大きい町は以下になります。

    Berlin
    Bonn
    Bremen
    Dresden
    Duesseldorf
    Frankfurt
    Hamburg
    Muenchen
    Wien

    実はドイツ語学習の観点では、大きい町でも小さい町でもそれほど大きくは変わらないと思います。しいて言えば、大きい町のほうが町中にドイツ語があふれていて、目にも耳にも多くのドイツ語が入って来る分、ドイツ語の吸収は良いでしょう。

    大きい町の学校の場合、学校に近い所に住むことは難しく、遠くのゲストハウスやホームステイとなり、その通学時間に鉄道や路面電車、バスなどに乗るため、毎朝同じアナウンスを聞く、同じ看板を見る、などの経験から、生きたドイツ語を知らず知らずのうちに学ぶということは期待できるかも知れません。
    小さい町で、徒歩10数分のところに住んだことがあり、林みたいな所を抜けて通学するような感じで、その間にドイツ語を学ぶということはほとんどありませんでした。
    少しでもドイツ語を吸収する機会を得たい、ということであれば、大きい町はオススメかも知れません。

    では滞在期間の全体に関わることで、一般的なことですが、大きい街の特徴は、

    お店がたくさんある
    人がたくさんいる
    駅が大きい
    ショッピングモールなどがある
    様々な人種の人達がいる
    観光地がたくさんある

    といったところです。ドイツに限ったことではありませんが、大きな町は人が多くごみごみしている感じはあります。しかし、東京駅や新宿駅の周りのような混雑ぶりではありません。特に、ベルリンはドイツの首都ですが、特定のある駅が中央駅、という訳ではなく、大きな駅がいくつかあり、人が分散している感じで人混みもスッキリしている印象です。

    大きい町では、お土産屋さんやレストラン、娯楽施設も充実しているので、滞在期間中に退屈することはまずありません。観光地や娯楽施設が充実しているため、授業が終わった後のエクスカーション(学校が主催するイベント)では、博物館見学、植物園見学、音楽やコンサート観覧、古城めぐり、などが多いです。

    ショッピングモールなどは、モダンな雰囲気も味わうことができ、生活するうえでも困りません。たくさんの珍しい物、商品、日本料理店などに出会う確率も高いでしょう。

    滞在期間中は、誰が企画したか知らないが、皆でこの店で飲み会やろう、パーティーやろう、という流れになります。次から次へと新しい飲み屋が開拓されて、飽きがくることはありません。クラブ、ディスコもあちこちにあり、夜遅くまで遊び歩くことも多々あります。

    次から次へとエキサイティングな出来事を求め、ドイツ語学習も遊びも忙しく密度の濃い時間を過ごしたい、という人には、大きい町(grosse Stadt)をおすすめします!



    小さい町への留学

    小さい町、ドイツ語では、kleine Stadt(クライネシュタット、「小さい」「町」)と言います。ゲーテインスティトゥートのある小さい町は以下になります。

    Freiburg
    Goettingen
    Heidelberg
    Mannheim
    Schwaebisch Hall

    少し前までは、RothenburgやPrienにもありました。もっと昔になると、Radorfzelにもありました。

    ドイツ語学習観点で言いますと、大きい町の特徴とは反対に、静かでほのぼのとしていますから、町中にドイツ語があふれかえっている、ということはありません。通学時間もそれほど長くなかったです。通学時間が短ければ、浮いた時間を勉強に充てる、ということも出来ますので、ドイツ語学習に関しては、大きい町も小さい町も大きな違いとは言えません。通学時間が徒歩で更に時間が掛かる、ということになると、時間も無駄でドイツ語の吸収もない、というかなり残念な状況ですので、なるべく近くの住まいを要望するべきです。

    小さい町の特徴は、先ほどの大きい町の特徴の真逆になります。静かで、町並みをゆっくり眺めたり、景色を楽しんだり、お店もモダンな感じというよりはその土地の料理をゆっくり食べたり楽しめるでしょう。外国人も少なく、せかせかしていないので、気軽にドイツ語で話し掛けてコミュニケーションを取ることも出来る雰囲気があります。ミュンヘンやフランクフルト、ベルリンなどと違って、その素朴さゆえ、町に溶け込む気持ちになれます。1~2週間も住んでいると、「私の町」「俺の町」という思いが出て、愛着が沸きます。

    授業後のエクスカーションでは、明らかな違いを感じました。小さな町では、観光地、娯楽施設に限りがあるためか、遠足、皆でサッカーをやろう、皆で演劇をやろう、ドイツ語の慣用句を皆で覚えよう、皆でお料理をしよう、などのイベントが多いことがあります。もちろん、近場のお城観光や、ワイン居酒屋でのワイン講座、みたいな催しもありますので、要チェックです。

    やや哲学的な捉え方をします。大きい町では、クラスメイト達とどこそこの観光地に行く、一緒にショッピングモールに行くなど楽しめますが、その観光地やクラブディスコなどエキサイティングな対象物で盛り上がることが多いのに対し、小さい町では、エキサイティングな対象物が少ないため、人と人との繋がりが重視される感じがありました。あちこち行かずに、数店の限られた居酒屋でじっくり皆でお話をして楽しむ。より深いコミュニケーションを取る時間が十分にある、ということになります。
    (大きい町でももちろん人との繋がりを持てます。)

    静かにじっくりひとつの町に愛着を持って、ゆっくりドイツ語を勉強し、クラスメイト達と時間を掛けて深いコミュニケーションを取りたい、という人には、小さい町(kleine Stadt)をおすすめします!

    このあと、まとめに入ります。



    まとめ

    大きい町、小さい町、それぞれ特徴を挙げましたが、自分に合うのはどちらか掴めましたでしょうか?
    大きい町、小さい町、全てがそうである、という訳ではありませんが、そういう傾向にあるということをご理解頂ければよいです。
    どちらの町でドイツ語を学んでも、その時間をどのように充実したものにするかは、自分次第ということになります。
    できれば、大きい町、小さい町の両方を体験するといいです。それぞれの良さが見えて来ます。自分に合うのがどちらか、も見えてきます。もし若ければ10年後、20年後にはまた考えも変わるかも知れません。それもおもしろいですね。

    次に、ドイツ語留学に掛かる費用について、ゲーテインスティトゥートをモデルケースに見ていきたいと思います。
    ドイツ語留学:留学費用はどのくらいかかる?




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  • ゲーテインスティトゥート以外のドイツ国内のドイツ語学校は?

    ゲーテインスティトゥート以外のドイツ国内のドイツ語学校は?

    ドイツ語留学を目指すなら、まずはゲーテインスティトゥートが挙がりますが、このページでは、ゲーテインスティトゥート以外のドイツ国内のドイツ語学校について解説していきたいと思います。

    ゲーテインスティトゥート以外のドイツ語学校について

    ドイツ国内の大抵の町に、ゲーテインステトゥート以外のドイツ語学校があります。
    ゲーテインスティトゥートの優れている点は、別記事で既に挙げていますが、一般のドイツ語学校のメリットは何でしょうか? それはとにかく、

    受講料が安い

    という点です。トータルでかかる費用については後の項目で詳しく解説しますが、2週間のコースで、の受講料の目安は、

    ゲーテ: 8万円くらい
    その他: 3~6万円

    くらいのイメージです。とにかく費用を最小限に抑えたいという人は、ゲーテインスティトゥート以外のドイツ語学校がおすすめとなります。ゲーテインスティトゥート以外のドイツ語学校の費用については、かなり受講料に開きがあります。あまりにも受講料が安い所は設備がしっかりしていなかったり、課外授業などイベントが無かったり、先生の質がそれほど高くない(人材教育に力を入れていない)、などそれなりの理由があります。あまりにも安い所はあまりおすすめはできません。




    大小規模たくさんありますが、メジャーな所をいくつか挙げます。それぞれの学校のTOPページへのリンクを一応貼りますので、ご興味のある方はご参考にどうぞ。

    Carl Duisberg Centrum
    TAMDEM International
    did(Deutschlernen In Deutschaland)

    これらは古くからあり、ドイツ国内に数か所、10数か所などの規模であり、それなりに設備は整っています。ちなみに筆者はdidで学んだ経験があり、ゲーテインスティトゥートと同じ教材での授業でした。講義の形態もゲーテインスティトゥートと似ている所があり、学校としてゲーテに準じているのか、ゲーテインスティトゥートでの講義経歴のある講師だったのかも知れません。

    留学先としての町、希望地域が決まっている場合なら、その町にしかない学校やその町がメイン校である学校を選ぶことも出来ます。例えば、

    ベルリンなら、
    GLS – German Language School

    ハイデルベルグなら、
    F+U Academy of Languages

    といった具合です。他にもいろいろあります。




    それぞれの学校の語学講座情報を調べると、「2週間コース」を用意している学校は多くあります。しかし規模の面から、そんなに数多くのコースを個別に用意することが難しい学校では、数ヶ月の長期のコースの途中から2週間、4週間だけなど部分参加、という形での「2週間コース」であることが稀にあります。そのようなコースに参加すると、
    ・雰囲気になじむのに時間が掛かる
    ・先に参加している生徒とのレベル差が出る
    ・既にグループが出来上がっている
    などの事態になることがあり、これを望まない場合には、事前に学校側に確認しておいたほうが無難です。

    当サイトで全ての語学学校の情報を網羅するのはさすがに難しいので、ドイツ語留学に関する情報をまとめたポータルサイトのリンクをいくつか貼ります。留学ジャーナルは日本語サイトですが、ドイツ語学留学に関する情報量はやや限られています。ドイツ語、英語が中心の情報サイトで、読むのがまだ苦手という方は、「Google翻訳」を活用するなどして日本語化して自分に合った学校を探してみてください。

    Deutsch Sprachschulen in Deutschland
    Deutsch lernen in Deutschland – DAAD
    留学ジャーナル(ヨーロッパ留学)

    この後、学校の選び方の詳細、現地での過ごし方、一層上達するためのコツなどを、ゲーテインスティトゥート情報を中心にお伝えします。準備が出来次第、掲載します。




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