カテゴリー: 高卒でも稼げる仕事

  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブスキルアップで大手企業に入社

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブスキルアップで大手企業に入社

    高卒でもしっかり努力して正しいステップを踏んで、ウェブデザイナーとして一人前になり大手企業を目指す、高い給料を目指す、という目標に向けて解説して来ました。このページが最終ステップです。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    最後の項目、3.キャリアを武器に大手企業に売り込み、について解説します。




    まずは求人情報をひたすら探す

    当たり前のことですが、求人がないと入社試験を受けることすら出来ません。探すのです。どんな方法でも良いです。いくつか方法をご紹介します。

    1. 会社のHPを直接探す
    興味のある会社があれば、直接その会社のHP(ホームページ)の「中途採用情報」を確認します。「キャリア採用」という会社もあります。もし、
    キャリア採用してない
    今は調整中
    希望の職種がない
    ということであれば諦め、行きたいところですが、くじけず、会社の採用問い合わせ先に直接電話やメールをしてみて下さい。キャリア採用の予定などアップする予定だ、とか説明会はやってます、などの情報もらえる場合もあります。その際、必ず、「ずっと目標にしてスキルを上げて来た」とか熱意を伝えることも忘れないでください。

    2. 就職エージェントに紹介を依頼する
    また就職エージェントが出てきました。ここならたくさんの求人情報を持っていますから、希望に合った会社の求人を紹介してもらえます。もし、希望に沿わなかったら、「非公開求人はどうか」と訊いてください。就職エージェントは、「非公開求人」という情報を持っていて、情報サイトに公開していない求人情報を多く抱えています。それは、応募が集まり過ぎないようにタイミングを見ていた入り、担当者が忙しくて公開が間に合ってないとなど理由は様々です。しかし、そこに適任者が紹介を希望してきたら、そこはちゃんと応じてくれます。
    しっかり志望動機と自分のスキルをまとめて、アピールします。

    3. 可能な限りのコネを利用してみる
    世の中、ほとんどの人がコネなど持っていません。でも可能性として全く無いわけではありません。もし自分がそれ以前に派遣社員として働いていて、そこが大企業で、もしそこに正社員で入社できれば御の字、という場合、当時の課長なり部長なりなんとかコンタクトを取って、入社の意向を伝えてみてください。たいていどこの会社も人は欲しいが適任者がいない、という現実なので、もし、「以前にうちの部門で働いていて出来る奴で、欲しい」と思われていたら、積極的に採用部門や上に働きかけて繋げてくれる、ということも期待できます。

    中にはかなり強引な手法もありますが、ありとあらゆる手を使う、とはこういうことです。ぜひ積極的に動いて悔いのない情報収集をおこなってください。




    履歴書では自分のスキルを存分にアピールしておく

    求人があったとしても、そこに自分のスキルが敵わなかったら大変残念です。
    実力的に書けないものは書かなくてもいいです。でも頑張って書いてください。まずは履歴書が通過しないと、次の筆記試験や面接には進めません。

    履歴書には以下のことを中心に積極的に書いてください。

    制作したウェブサイトの数:
    サイトの規模の大小に関わらず、その点数を書く
    自分が手掛けたウェブサイトのURL:
    制作に携わったもので品質の高いサイト、自身のあるサイトのURLを数点書く
    得意分野:
    HTML、CSSは出来て当たり前⇒「Javascript得意」と書きたい
    得意語学:
    英語、中国語など
    その他スキル:
    Fireworks/Photoshop/Illustrator(いずれもAdobe製品)など
    ウェブデザイン技能検定の資格を持っている(※)
    色彩についての知識がある
    サイトデザインの多くのバリエーションを持っている
    チームで仕事をすることが得意(例:〇〇)
    リーダーシップを深く習得している
    (例:複数のウェブデザイナーをまとめていた)
    ヒューマンスキルについて学んでいる
    Officeが得意、資料作成も得意(自信作の資料を持参する)
    資料を利用した技術的なプレゼンが得意

    などなど、もっと書いてもいいです。
    ※ウェブデザインの資格は国家資格がありますが、Web業界ではそれほど注目度の高い物ではなく、それよりも自分が手掛けたWebサイトの成果物を見せるほうが効果は高い。よって、先々転職などで自分の制作したサイトとしてアピールすることを想定している場合、そのことを意識して取り組むと良い。もし、自分の手掛けるサイトがイントラサイト(社内でのみ公開されるサイト)であれば、外部に見せることは出来ないので、PR用として自身のサイトを作っておくことが望ましいです。

    Web技術の専門スキル以外に、大きな会社が社員に求めるスキルがあることをアピールするとより印象が良いです。
    大企業は従業員が多いぶん、たくさんのスタッフと関わりながら仕事をしていくことが多いです。たくさんの人と関わり、調整しながら仕事をしていくことを求められます。そこは経験済み、ということが分かれば、必ず関心を持ってもらえます。

    筆記試験は人生を賭けて勝負する

    たいていの会社、特に大企業は、中途で採用する社員に基礎学力を求めます。簡単に言えば、
    国語
    算数
    です。SPIとかSPIⅡとか、J-MATなどが課されることが多いです。これは、多くの会社で中堅社員向けの適正検査として使用される試験です。会社によってどの試験が適用されるか異なります。採用担当の方に尋ねればば教えてくれる可能性もありますが、就職情報誌、会社のWebサイトにも出ていることがあります。事前に確認が必要です。
    どの会社を受けるにも勉強することになりますので、中途での受験を志した時点で試験対策スタートです。5冊くらいやっておけば、大体パターンはつかめます。短い時間でより多くの問題が解答できるよう訓練してください。
    せっかく履歴書が通過したのですから、人生を賭けて試験勉強に取り組むべきです。




    面接試験では、人間力をアピール

    筆記試験に合格すると、通常は面接試験に進みます。
    履歴書が通って、筆記試験に合格するということは、学力と経歴を評価された、ということですから、よほど面接でしくじらない限り、大丈夫と言えますが、油断はできません。
    面接では、面接官は何を見ているのでしょうか?
    ずばり、人間力です。
    中途採用は、新卒採用と違って、職種で受けることが多いです。ということは、その職務の部門長が面接官としてやってくる、と思ってください。その部門長は、受けに来た人(あなた)を見て、この人と一緒に仕事がしたいか、と考えながら色々訊いてきます。
    よって、人間力アピールとなるのです。どいういうことかポイントを書きます。

    しっかり目を見て話す
    笑顔を忘れない
    常に前向きであることをアピール
    この会社、この部門で働きたい、と熱意を伝える
    質問に的確に答える
    自分の事ばかり話し過ぎない
    話の脈絡がめちゃくちゃにならないよう注意する
    身だしなみをちゃんとする

    一番難しいのは、「質問に的確に答える」というところです。当たり前ですが、面接官の話をしっかり集中して聞いてください。そして、相手が自分に何を訊いているのか冷静に捉えてください。もし自身が無かったら、「〇〇ということをお訊きになっている、ということでよろしいでしょうか」と確認してください。それくらいは大丈夫です、2回くらいまでならいいと思います。

    また、どれだけ技術的な話を出来る人かを見極めてくることがあります。技術的な口頭試問みたいなものです。履歴書に書かれている得意分野がはったりではない、というところを見せる必要があります。ですから、履歴書に書いたことは、大抵のことが訊かれても話せるように準備をしてください。履歴書の中身は面接官にとっては話のネタになります。

    さて、面接は、一時面接は、部門面接、二次面接は役員面接というのが普通です。二次面接は一時面接以上に多分大丈夫です。最終確認みたいなものです。もちろん油断は禁物ですから、一時面接以上に人間力を発揮して突破してください。

    以上、高卒でも機械設計技術者として成功するためのステップについて解説して参りました。ステップを踏むイメージは掴めましたでしょうか?
    そんな数年でスキルなんか上がらないよ、とつい思ってしまいますが、最初は何も手に職がなかったわけですから、この大手企業の採用試験を受ける土俵に乗るというところまで是非がんばって頂きたいと思います。

    最後に参考情報ですが、ウェブデザイナーの仕事は、機械、電気など技術系と並んで、語学が得意であることがとても有利に働きます。もちろん英語が最重要です。インターネットというものが世界を相手にしている土俵であり、Web技術の情報を入手したり、普通に調べものをするにも英語が出てきます。クライアントが外国人である場合もあります。
    本サイトでは、留学などせずに2年で英会話をマスターするためのコツについても解説しています。機械設計スキルを積み上げるのと同時にぜひ、英語、英会話の習得にも励んでみてください。今何も手に職がなくても、数年後に機械設計をやって英語もペラペラで、というのを想像してみてください。人生が楽しくなるはずです。










  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む

    高卒でもウェブデザイナーとして稼げるようになるステップとして、以下の項目を挙げました。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    今回は、
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    について解説します。

    ウェブデザイナーとしてのキャリアはどのようなステップで積み上げていくか?

    ウェブデザイナーになって大手企業への就職や個人事務所を開く、などのキャリアパスの具体的なステップを見ていきます。なるべく短期間で結果を出して行きたいので、コンパクトにまとめていますが、おおよその流れです。ウェブデザイナーばっかりを闇雲にやっても、大きな目標へのレベルアップは見込めませんので、ウェブデザイナーになるためにどのようなことが必要かイメージします。
     


    会社に就職(正社員または派遣社員)

    ステップ1:
    HTML、CSSの基礎知識(静的なサイト)
    サイト制作のルール、Web標準の理解

    ステップ2:
    サイト制作の企画、提案など
    サイトデザイン、レイアウトスキル
    Javascript、jQueryなどプログラム(動的なサイト)
    Officeスキル(Excel、PowerPointなど)

    ステップ3:
    発想力、考え方の習得
    人間力やプレゼン
    リーダーシップ
    仕事の進め方


    ■ステップ1
    ウェブサイト制作の基本です。教育サポートを受けて、先輩たちが作って来たウェブサイトのソース(サイトを構成するHTMLのコード)を徹底的に見て学んでいきます。もし未経験者としての仕事始めであれば、最初は指導者も難しいコードを書くことを求めては来ません。
    たくさんのサイト制作を通して少しづつ覚えていきます。会社の中には、「仕事の中で必要な知識スキルは、業務時間を使ってぜひやって下さい」という理解のあるところもあるかも知れませんが稀ですので、自分のプライベートの時間を使って勉強することの覚悟が必要です。何をどう勉強するかは、日々の業務の中で制作上つまずくことがあり、何を知ればスムーズにサイトを作れるか、そのために何を勉強すれば良いか分かってきます。

    ウェブデザインの仕事をする上で大変ラッキーなことがあります。

    それは、分からないことをインターネットで調べると大抵の答えが見つかる、ということです。
    例えば、画像を縦一列に並べたいけど出来ない、という場合、googleで「HTML 画像 縦に並べる」などと検索すれば、無数に答えが見つかります。知りたいことが細かすぎて、ピンポイントに答えが見つからない場合にも、検索結果の数十番以内の記事で解決方法に結び付けることが出来るでしょう。





    ■ステップ2
    基本的なサイト制作のスキルが身に付いたら、少しずつレベルを上げていきます。
    ただウェブサイトを作るだけですと、だんだん伸び悩んできますので、Webサイトに必要なプログラミングを学んでサイト制作のバリエーションを広げていくことが望ましいです。

    Webサイトは、ただ単に情報を載せるだけでなく、表示する画面が数秒ごとに切り替わったり、クリックやタップすると警告が表示されたりする、「動きのあるサイト」が多くあります。そのためにはJavascriptは欠かせません。Javascriptを簡易的に書けるようにした、jQueryという言語もありますので、併せて習得すると良いでしょう。

    サイト制作のスキルが挙がってきたら、作るだけでなく、自分で企画、提案して行けるようにならなければなりません。サイトを作りたい依頼者や見る側の視点に立って、どんどん提案していきます。そのための資料作成、説明するツールとしてoffice(Excel、PowerPointなど)は欠かせません。ほとんど触ったことがない、とか苦手、という場合には、研修を受けるなり、自分で勉強します。たいていの会社にはOffice教育プログラムがあります。

    ■ステップ3
    どの会社でも、どの職種でも必要になりますが、会社員としての素養を上げていくことがステップアップする上で必須になります。このスキルが全て身に付いている会社員はそうそう多くはいないかも知れません。これらを完璧にすることは難しいですが、必ず意識しながら仕事に当たってください。こういうことを意識している、ということを後々、履歴書や面接でアピールするだけでも、「この人は分かっている人だ」と高評価を得られます。

    これらの各ステップを1年くらいずつ、計3~4年くらいである程度上達の実感が沸けば、転職など更に大きな目標に向かって一歩踏み出しても良いと思います。
    この次は、ウェブデザイン制作スキルを持って、ステップアップする方法について解説します。
    Webサイト制作キャリアを武器に大手企業に売り込み




  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとして就職するステップ

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーとして就職するステップ

    高卒で手に職がなくても専門職を持って、高い給料をもらい、ゆくゆくは大企業に転職という、目標に向かってのステップを解説しています。今回は、ウェブデザイナーになるために必要な取り組みの最初のアクションとして、就職エージェントまたは派遣会社に応募してウェブデザイナーとして働き始めることについて解説したいと思います。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み(作成中)

    このページでは、
    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    について解説します。

    未経験歓迎の求人を探す

    全く未経験で、全くのWeb知識がなくてもウェブデザイナーとして仕事をスタートすることが出来ます。
    未経験歓迎のウェブデザイナーの求人は多く見られます。正社員から派遣社員、契約社員まで様々です。
    就職エージェントまたは派遣会社に応募するのが手っ取り早く、多くの求人情報を得ることが出来ます。
    就職エージェントや派遣会社はどこでも良いです。応募資格として次のようなキーワードでの募集が必ずあります。
    「未経験でも積極歓迎」
    「Webデザイナーを目指したい方歓迎」
    「高卒、第二新卒、実務未経験可」
    「育成サポートあり」
    「興味関心があればOK、経験者優遇」
    などです。このような募集を中心に探し、自分が興味のある内容や、勤務地、給与など条件に合ったところを選びます。
    この選ぶ案件によって、その後の動きも異なってきます。

    ウェブデザイナーの仕事は、他の機械設計や電気設計などの仕事と違って、それなりに仕事を出来るようになるまで期間は短く、大学の専門課程で何年も掛けて勉強する分野を必死に学ぶ、ということはしなくても良く、いくつかのWeb言語を習得すれば大体の仕事は出来ます。よって、会社としては、未経験で来てもらっても短期間の教育サポートで十分戦力になってもらえる、と考えているのです。
    とはいえ、「経験者優遇」とあるように、少しでもWeb技術があるほうが最初の給料も高いので、事前に勉強しておく価値はあります。





    ■就職エージェントを通じて就職
    正社員案件であることが多いです。文字通り正社員募集のことで、その就職エージェントに紹介された勤務先で、正社員として働きます。正社員となるので、そこでは長期目線でいち専門家として一人前になれるようしっかり教育してもらえます。手厚く教育してもらい、徐々に設計業務に入り、やがて一人で出来るようになって行きます。
    会社によっても教育体制はだいぶ異なりますが、以下のようなことを教えてくれます。

    HTML、CSSの書き方
    画像処理ツールの使い方
    業務の流れ
    制作に関するルール、標準

    などさまざまなです。
    正社員として就職すれば、年齢にもよりますが、事前にWebの知識があっても無くても、体系的な教育をしてくれます。自分が望むところまでスキルアップも目指せるでしょう。

    いずれ大企業への転職を目指したり、フリーのウェブ制作会社を開設するにしても、ウェブサイトの制作だけをするのではなく、正社員として就職して幅広い業務経験をすることは、大きな意味があるでしょう。

    ■派遣会社を通じての就労
    派遣で働く仕組みを説明します。既に分かっている方は、読み飛ばしてもOKです。


    派遣会社に問い合わせをして、登録をします。そして、希望や条件に合った仕事を紹介してもらい、派遣先企業にて働き始めます。
    派遣労働は期間の定めがあり、およそ3年です。契約期間が経過すると、契約終了となり、そこでの勤務が終了します。そのあと派遣会社を変えても良いし、同じ派遣会社に次の勤務先を紹介してもらっても良いです。
    メーカーが派遣労働者を求める場合、即戦力を求めることが多いですが、稀に「未経験でもOK」という求人もありますので、要チェックです。
    派遣会社に登録して派遣されるメリットは以下のようなものです。

    ・好きな条件を選べる
    ・大企業だって選べる
    ・いやならやめてもOK(本当はあまりよくない)

    仕事を紹介してもらうだけですので、多少のわがままも許されるケースが多いですので、自分の希望をかなり通すことも可能です。
    派遣先で認められれば、本当に運が良いと、「ウチの正社員にならないか」と打診が来る場合もあります。「登録派遣社員」は「正社員派遣」と違って立場がフリーですから、社員の横取り、ということにはならないのです。

    派遣社員として働くメリットを挙げます。

    ・専門業務に専念して取り組むことができ、専門性のスキルアップ出来る
    ・派遣先企業の習慣や方針、会社のしくみを学べる
    ・数年で数社経験することもでき、社会的視野が広がる
    ・数社経験すれば様々な製品の知識が身に付く
    ・給与、勤務地、職務内容など自分に合った仕事を選べる

    といったところです。


    派遣会社に登録して派遣労働をする、というのは実はあまりお勧めできない点もあります。もしゆくゆく自分が大手企業や中堅クラスの企業を目指す場合、Webのスキルは認められても、派遣として働いていたという経歴、つまり正社員というステータスで働いた経歴がないことは、評価が下がる可能性が高いのです。
    会社とは、社員に対して、ウェブサイト制作のスキルの専門スキルの他に、仕事のプロセスや考え方、リーダーシップ、その他様々な教育を施します。世の中のほとんどの会社が派遣社員にまで手厚く教育はしないので、「派遣社員」イコール「専門以外の教育をほとんど受けていない」という見方になるのです。「中途でウチの会社に入って来るのに基礎教育からなんてやってられない」ということで、門前払いになる可能性が高いのです。

    従って、派遣社員としてウェブデザイナーの仕事をするより、やはり正社員として幅広い業務範囲で仕事をしたほうが、後々転職にも有利です。

    正社員として働くよりも派遣社員のほうが性に合っているという場合、Webに関する知識が全くゼロというのはさすがにまずいので、少しで良いから事前に勉強することをおすすめします。




    ■就職エージェント利用や派遣社員として働く際の優先順位
    自分がもし「最終的には大手の〇〇会社で働きたい。しかし、今はとてもじゃないけど入れない。」という思いがあれば、次のような優先順位で進めてください。

    まず、ズバリ〇〇会社の就職試験を受けてみる
    求人がなさそうなら、
    就職エージェントに〇〇会社の紹介を希望する
    だめだったら、
    1.〇〇会社と同業種の他の会社で正社員として働く
    2.〇〇会社とは他業種だが正社員として働く
    3.〇〇会社で派遣社員として働く
    4.〇〇会社と同格の大手で派遣社員として働く
    5.〇〇会社と同業種の他の会社で派遣社員として働く

    下に行くほどハードルは低くなりますが、上の方ほど社会的評価、最終目標の〇〇会社の評価は高いです。〇〇会社が中途で専門家を採用する場合、何を基準とするかを考えると自ずと分かります。やはり、メーカーの正社員として働くことが一旦遠のくようでもやがて希望の会社に近づくことが出来るのです。
    労働スタイルが変わって来たと言っても、やはり日本はまだ、自由で奇抜なアイデアマンより正社員として真面目にやって来た人が評価される風潮があります。まず何年かはじっくり専門家としてスキルを上げつつ、社会人としての素養を鍛えることが重要です。

    次に、ウェブデザイナーとしてのキャリアを積むプロセスについて解説します。
    ウェブデザイナーとしてのキャリアを積む



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーの仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!ウェブデザイナーの仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料をもらえる仕事、ということでリポートしていますが、その超おすすめ職業として、
    機械設計者
    ウェブデザイナー
    のふたつを挙げました。このページでは、大学を卒業していなくてもウェブデザイナーとして稼げるようになるプロセスについて解説して行きたいと思います。

    ウェブデザイナーの仕事をまず簡単に解説

    ウェブデザイン→ウェブサイト(ホームページ)を作る仕事です。Webデザインと書く場合もありますが、どちらでも構いません。
    ウェブサイトはどのように作るかというと、
    HTML(エイチティーエムエル)
    CSS(シーエスエス)
    という記述言語を使ってコードを書いて作ります。
    (コーディング、と言います)

    HTMLは、文章の構成を記述する言語で、

    これは見出し
    これは文章
    これは画像

    という具合にサイトを構成する要素にマークを付けるためのものです。

    CSSは、そのマークした要素に対してスタイルを付ける言語で、

    これは太字
    これは右寄せ
    これは赤色

    という具合に書いていきます。
    簡単に言うと、このHTMLとCSSが出来れば、基本的なWebサイトを作れます。しかし実際には多くのウェブサイトが、

    画像が自動で切り替わる
    メニューが出たり隠れたりする
    入力フォームがある

    など、多彩な機能を持っており、その機能を加えるために、Javascriptというプログラミング言語を覚えていくことになります。

    ウェブデザイナーは、どのくらいそのスキルが高いかによって、作れるウェブサイトの質が変わってきます。より質の高いサイトを作れると、当然その給料も上がってきます。
    スキル=給料
    と言っても良いかも知れません。後ほど詳しく解説します。

    ウェブデザインの仕事、と言っても、ただHTMLやCSSの知識を使ってコーディングするだけの場合もあれば、サイトを作りたい依頼者の要望をまとめて、企画、調整したり、更に多くのウェブデザイナーを束ねて日程管理をしたりする上流的な仕事まで幅は広いです。

    この業務の幅が広いほど、給料は高くなります。




    ウェブデザイナーの仕事はどんな1週間?

    自分がウェブデザイナーとしてどの範囲までを担当しているかで、1日の動きはだいぶ異なります。

    自分がサイトをコーディング(制作)するだけ、または既にあるウェブサイトの内容更新するだけの担当者であれば、サイトの制作依頼者(顧客)と直接交渉、調整をするということはほとんどありません。上司や先輩社員からの指示の下でひたすらコーディングをする日々が続きます。

    サイト制作、企画、提案、日程調整、という業務範囲のケースを想定してウェブデザイナーの仕事の1週間を見て見ましょう。

    月曜日 顧客との打合せで要望を聞く
    火曜日 顧客要望からサイト概要/デザイン等検討
    水曜日 サイトデザイン資料作成
    木曜日 顧客にサイト案提示、承諾⇒制作開始
    金曜日 サイト制作作業(以後数日)

    非常に簡単ですが、このような流れになります。制作するサイトの規模にも依ります。以下のようなWebサイトですと、サイトの構成やデザインの検討に数日、サイトの制作に数週間掛かる場合もあります:

    コンテンツが多く、ページ数が多い
    動画、画像、表など多くの要素がある
    サイトの機能が充実している
    PC、スマホ、タブレットなどに対応する
    視覚障がい者対応

    内容が複雑なほど、企画の段階での検討事項も多く、顧客との方向性修正など行き来が多く、またサイトのコーディングの内容もより複雑になり、機能を付加するためのプログラミングなど、時間が必要です。
    簡単なサイトだと、数日のコーディングで完成しますが、複雑なサイトだと1ヶ月ほど掛かることもあります。

    ちなみに、ウェブデザイナー、ウェブプログラマー、ウェブディレクター、ウェブプロデューサーなど様々な呼び方がありますが、あまり明確なすみ分けはありません。ウェブプログラマーですと、ウェブサイトに組み込む機能を記述するJavaScriptを使いこなす要素が強いでしょうか。ウェブディレクター、ウェブプロデューサーなど少し偉そうな肩書きだと、制作者(デザイナー)をまとめたり、クライアントとの調整業務があったりしますが、あくまでウェブデザイナーの業務の延長線上にあります。



    ウェブデザイナーの給料はどのくらい?

    一口にウェブデザイナーと言っても、様々な立ち位置があり、一概には言えませんが、だいたい300万円~800万円くらいになります。
    この幅広さの意味は、自分が、

    どの業務範囲を担当にしているか
    どの会社に属しているか

    ということです。ウェブデザイナーといっても、

    ウェブサイトを制作する専門のIT会社で働く
    一般の会社のウェブ制作部門に属して働く
    フリーのウェブデザイナー

    があります。三つ目のフリーの場合は特殊なので一旦置いといて、上ふたつを想定して言います。

    会社や部門として依頼を受けたサイト制作案件において、HTMLやCSSのスキルを駆使して制作するだけですと、どの会社に属していても最も安い給与となります。では、仕事の範囲が広くて、

    高度なウェブプログラミング
    顧客との日程調整、企画検討
    制作スタッフをまとめる
    システム担当者との連携

    などを任されている場合、これは属している会社にも依り給与は異なります。ウェブ制作会社ですと、このようなウェブに関わる仕事をやるのが当然ですので、そこまで高くは見込めず、年収500万円くらいとなります。

    ここで、ちょっと日本の会社のことについておさらいします。日本では海外に比べて、その仕事やスキルに対しての報酬ではなく、その所属している会社の社員という属性に対して報酬が支払われる、傾向が強いです。給料が高い会社、低い会社とありますが、同じウェブデザインの仕事をしていても、大企業などで給料が高ければ、報酬は高いです。他の営業職や戦略立案、新商品開発などの仕事をしている人達と同じ給料です。日本の多くの会社が、職種ではなく、社員の階級に対して給料が決められています。




    給料の高い会社であれば、ウェブデザインの仕事を幅広い範囲で担当し、後輩や部下を率いて役職が付けば、800万円クラスまでを目指せます。部下をまとめる、という仕事は係長・課長的ポジションになるので昇進が伴います。よって、中小企業であっても500~600万円くらいを得られるということになります。ウェブ業務に対してではなく、役職に対しての報酬と言えるでしょうか。

    ウェブデザイナーの仕事を通して、将来年収1000万円を目指せるでしょうか? 当然可能です。ウェブデザインで年収1000万円とは、どういう仕事でしょうか?
    先に挙げた、顧客との日程調整や制作スタッフをまとめるだけでなく、

    新しいウェブ機能、ウェブアプリの立案
    既存ウェブサイトリニューアル立案
    社会の時流を読んで新サイト立上げ提案
    教育・エンタメ等コンテンツとWebとの融合
    ウェブサイト部門と他関連部門の業務コラボ推進
    新しいウェブ制作プロセスによる生産性向上推進

    といったことをやります。革新、刷新を進め、組織を活性化する、という仕事となり、既に「ウェブデザイナー」の域を超えている仕事と言えます。このレベルになると、ちょこまかとHTMLやCSSでのコーディングはしなくなっていると思います。HTML、CSSを熟知した上でないと出来ないこともありますので、将来的にはこのレベルまで目指したいところです。

    さて、ウェブデザイナーの仕事の概要や給料などについて解説しましたが、どのようにウェブデザイナーになるために進んでいけばよいでしょうか。
    今度は、ウェブデザイナーになるための取り組みについて見て行きたいと思います。

    ウェブデザイナーになるための取り組み(作成中)



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計スキルアップで大手企業に入社

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計スキルアップで大手企業に入社

    高卒でもしっかり努力して正しいステップを踏んで、機械設計者として一人前になり大手企業を目指す、高い給料を目指す、という目標に向けて解説して来ました。このページが最終ステップです。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.機械設計者してのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    最後の項目、3.キャリアを武器に大手企業に売り込み、について解説します。

    まずは求人情報をひたすら探す

    当たり前のことですが、求人がないと入社試験を受けることすら出来ません。探すのです。どんな方法でも良いです。いくつか方法をご紹介します。
    1.会社のHPを直接探す
    興味のある会社があれば、直接その会社のHP(ホームページ)の「中途採用情報」を確認します。「キャリア採用」という会社もあります。もし、
    キャリア採用してない
    今は調整中
    希望の職種がない
    ということであれば諦め、行きたいところですが、くじけず、会社の採用問い合わせ先に直接電話やメールをしてみて下さい。キャリア採用の予定などアップする予定だ、とか説明会はやってます、などの情報もらえる場合もあります。その際、必ず、「ずっと目標にしてスキルを上げて来た」とか熱意を伝えることも忘れないでください。


    2.就職エージェントに紹介を依頼する
    また就職エージェントが出てきました。ここならたくさんの求人情報を持っていますから、希望に合った会社の求人を紹介してもらえます。もし、希望に沿わなかったら、「非公開求人はどうか」と訊いてください。就職エージェントは、「非公開求人」という情報を持っていて、情報サイトに公開していない求人情報を多く抱えています。それは、応募が集まり過ぎないようにタイミングを見ていた入り、担当者が忙しくて公開が間に合ってないとなど理由は様々です。しかし、そこに適任者が紹介を希望してきたら、そこはちゃんと応じてくれます。
    しっかり志望動機と自分のスキルをまとめて、アピールします。

    3.可能な限りのコネを利用してみる
    世の中、ほとんどの人がコネなど持っていません。でも可能性として全く無いわけではありません。もし自分がそれ以前に派遣社員として働いていて、そこが大企業で、もしそこに正社員で入社できれば御の字、という場合、当時の課長なり部長なりなんとかコンタクトを取って、入社の意向を伝えてみてください。たいていどこの会社も人は欲しいが適任者がいない、という現実なので、もし、「以前にうちの部門で働いていて出来る奴で、欲しい」と思われていたら、積極的に採用部門や上に働きかけて繋げてくれる、ということも期待できます。

    中にはかなり強引な手法もありますが、ありとあらゆる手を使う、とはこういうことです。ぜひ積極的に動いて悔いのない情報収集をおこなってください。




    自分のスキルを存分にアピールするには

    求人があったとしても、そこに自分のスキルが敵わなかったら大変残念です。次のように行なってください。
    実力的に書けないものは書かなくてもいいです。でも頑張って書いてください。
    ■履歴書に積極的に書くこと
    担当製品:
    自動車、液晶TV、重機など
    担当モジュール:
    バンパプラスチック製バンパー、金属シャーシ、5軸モーターなど
    得意分野:
    材料力学、塑性力学、表面処理、プラスチック工学、メカトロニクスなど
    得意語学:
    英語、中国語など
    その他スキル:
    CAD(〇〇)を操作できる。
    リーダーシップを深く習得している(例:〇〇)
    ヒューマンスキルについて学んでいる
    御社製品の〇〇について、技術的な所を事前学習済み
    Officeが得意、資料作成も得意(自信作の資料を持参する)
    資料を利用した技術的なプレゼンが得意
    速攻で3Dスケッチが出来る
    チームで仕事をすることが得意(例:〇〇)
    自分の設計経験のない機械製品にも関心あり

    などなど、もっと書いてもいいです。ひとつひとつの説明は省きますが、ポイントは、
    ・具体的な製品や部品、技術領域について自信を持っているスキルがある
    ・設計などの専門スキル以外に、大きな会社が社員に求めるスキルがある
    ということをさっさと申告することです。
    大企業は従業員が多いぶん、たくさんのスタッフと関わりながら仕事をしていくことが多いです。たくさんの人と関わり、調整しながら仕事をしていくことを求められます。そこは経験済み、ということが分かれば、必ず関心を持ってもらえます。

    筆記試験は人生を賭けて勝負する

    たいていの会社、特に大企業は、中途で採用する社員に基礎学力を求めます。簡単に言えば、
    国語
    算数
    です。SPIとかSPIⅡとか、J-MATなどが課されることが多いです。これは、多くの会社で中堅社員向けの適正検査として使用される試験です。会社によってどの試験が適用されるか異なります。採用担当の方に聞けば教えてくれることもありますが、就職情報誌にも出ています。事前に確認が必要です。
    どの会社を受けるにも勉強することになりますので、中途での受験を志した時点で試験対策スタートです。5冊くらいやっておけば、大体パターンはつかめます。短い時間でより多くの問題が解答できるよう訓練してください。
    せっかく履歴書が通過したのですから、人生を賭けて試験勉強することが望ましいです。



    面接試験では、人間力をアピール

    筆記試験に合格すると、通常は面接試験に進みます。
    履歴書が通って、筆記試験に合格するということは、学力と経歴を評価された、ということですから、よほど面接でしくじらない限り、大丈夫と言えますが、油断はできません。
    面接では、面接官は何を見ているのでしょうか?
    ずばり、人間力です。
    中途採用は、新卒採用と違って、職種で受けることが多いです。ということは、その職務の部門長が面接官としてやってくる、と思ってください。その部門長は、受けに来た人(あなた)を見て、この人と一緒に仕事がしたいか、と考えながら色々訊いてきます。
    よって、人間力アピールとなるのです。どいういうことかポイントを書きます。

    しっかり目を見て話す
    笑顔を忘れない
    常に前向きであることをアピール
    この会社、この部門で働きたい、と熱意を伝える
    質問に的確に答える
    自分の事ばかり話し過ぎない
    話の脈絡がめちゃくちゃにならないよう注意する
    身だしなみをちゃんとする

    一番難しいのは、「質問に的確に答える」というところです。当たり前ですが、面接官の話をしっかり集中して聞いてください。そして、相手が自分に何を訊いているのか冷静に捉えてください。もし自身が無かったら、「〇〇ということをお訊きになっている、ということでよろしいでしょうか」と確認してください。それくらいは大丈夫です、2回くらいまでならいいと思います。

    また、どれだけ技術的な話を出来る人かを見極めてくることがあります。技術的な口頭試問みたいなものです。履歴書に書かれている得意分野がはったりではない、というところを見せる必要があります。ですから、履歴書に書いたことは、大抵のことが訊かれても話せるように準備をしてください。履歴書の中身は面接官にとっては話のネタになります。

    さて、面接は、一時面接は、部門面接、二次面接は役員面接というのが普通です。二次面接は一時面接以上に多分大丈夫です。最終確認みたいなものです。もちろん油断は禁物ですから、一時面接以上に人間力を発揮して突破してください。

    以上、高卒でも機械設計技術者として成功するためのステップについて解説して参りました。ステップを踏むイメージは掴めましたでしょうか?
    そんな数年でスキルなんか上がらないよ、とつい思ってしまいますが、最初は何も手に職がなかったわけですから、この大手企業の採用試験を受ける土俵に乗るというところまで是非がんばって頂きたいと思います。

    最後に参考情報ですが、機械設計者は、語学が得意であることがとても有利に働きます。もちろん英語が最重要です。文献やインターネットを見たり、外国人と技術的な話をすることがあったり、資料を英語で作成したり、色々機会があります。
    本サイトでは、留学などせずに2年で英会話をマスターするためのコツについても解説しています。機械設計スキルを積み上げるのと同時にぜひ、英語、英会話の習得にも励んでみてください。今何も手に職がなくても、数年後に機械設計をやって英語もペラペラで、というのを想像してみてください。人生が楽しくなるはずです。

    留学しないで2年で英会話をマスターする



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者としてのキャリアを積む

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者としてのキャリアを積む

    高卒でも機械設計者として稼げるようになるステップとして、以下の項目を挙げました。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.機械設計者してのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    今回は、2.機械設計者してのキャリアを積む、について説明します。

    機械設計者してのキャリアはどのようなステップで積み上げていくか?

    機械設計者になって大手企業への就職や個人事務所を開く、などのキャリアパスの具体的なステップを見ていきます。
    なるべく短期間で結果を出して行きたいので、コンパクトにまとめていますが、おおよその流れです。
    設計業務ばっかりを闇雲にやっても、大きな目標へのレベルアップは見込めません。
    機械設計者になるためにどのようなことが必要かなんとなくイメージしてください。


    会社に就職(正社員または派遣社員)

    ステップ1:
    CADなどツール操作スキル
    製品知識
    設計スキル

    ステップ2:
    機械系技術全般の知識
    物理、数学の知識
    Officeスキル(Excel、PowerPointなど)

    ステップ3:
    発想力、考え方の習得
    人間力やプレゼン
    リーダーシップ
    仕事の進め方







    ■ステップ1
    導入部分とでも言えるでしょう。教育サポートを受けて、物を見て、先輩の設設計のやり方を徹底的に学んでいきます。製品知識の向上はそれほど意識しなくても日々業務に当たれば付いてきます。設計スキルもいわゆる「先輩から盗む」勢いでたくさんのモデル、図面、検討部品、試作品などを見て、掴んでいきます。

    ■ステップ2
    設計業務は、実はそんなにいつもいつも機械工学の知識をフル活用して行う訳でもなく、形状設計が多くを占める場合もあります。設計のお仕事間もなくはそれでもいいかも知れませんが、ずっとそういう訳には行きません。設計内容についての裏付けをするための技術的知識(材料力学や機械材料、加工など)、不具合時の説明のための物理法則やそのための数学的な知識などに意識を向けましょう。それを計算したり、資料作成、説明するツールとしてoffice(Excel、PowerPointなど)は欠かせません。ほとんど触ったことがない、とか苦手、という場合には、研修を受けてください。たいていの会社にはOffice教育プログラムがあります。

    ■ステップ3
    やや上級編です。これらのスキルが全て身に付いている会社員はそうそう多くはいないのでは?と思ってしまいます。これらを完璧にすることは難しいですが、必ず意識しながら仕事に当たってください。こういうことを意識している、ということを後々、履歴書や面接でアピールするだけでも、「この人は分かっている人だ」と高評価を得られます。

    上記のある程度をカバー出来れば、あとはセンスの問題です。各領域の更なるレベルアップを図るのみです。でも、上記の各ステップを1年ずつ、計3~4年くらいである程度上達の実感が沸けば、大きな目標に向かって一歩踏み出しても良いと思います。

    何も大手企業に就職するだけが、全てではないです。こんな人もいます。
    派遣先の企業で信頼を得て多くのコネクションを作り、その後、個人設計事務所を開いて、派遣時代の会社から仕事を直接もらう、ということをしている人がいました。これは、派遣会社を通すことなく直接もらうことで中間マージンがなくなり、全て自分の実入りになる、ということです。




    このサイトでは、機械設計者になれるための情報をできるだけ掲載します。
    予定:
    機械系技術の知識
    ⇒高卒の人で「機械設計やる!」という人のために「最低これだけは知っていてください」という、機械工学と物理、数学の内容を説明します。
    その他、考え方、仕事の進め方、リーダーシップなどは別途解説する予定です。

    最後に、派遣先まはた一時就職先で培ったキャリア、スキルを武器に大手企業に売り込みを開始するステップについて解説します。

    キャリアを武器に大手企業に売り込み



  • 高卒で就職すると得する理由。高卒で良い会社に入れるなら大学は行かなくてもOK

    高卒で就職すると得する理由。高卒で良い会社に入れるなら大学は行かなくてもOK

    高校を卒業して就職して働くか、または大学、短大、専門学校に進学するか、迷う方は多いと思います。もし大学に行くことにそれほど興味がなく、高校卒業時点で、良い会社に入れるチャンスがあれば、乗っかってOKです。
    いい大学に行けるわけでもないし、
    これ以上お勉強はいやだし、
    興味のある分野もないし、

    という方は、無理して大学に行く必要は全くありません。是非、高卒で就職することをおすすめします。

    高卒で就職を決める時の重要ポイント

    大学に行かずにただ単に就職すれば良い、ということではありません。しっかりと見極めることが重要です。

    将来の安定性
    給料(生涯賃金)
    働きやすさ

    など誰もが重要ポイントとして挙げる項目があります。自分が働く会社がこのような部分が整っている会社であることをしっかりと確認するべきです。
    これらの項目が全て整っているのが、いわゆる、

    大企業とか大手企業、人気企業

    と呼ばれる会社です。幸い、高校に集まる求人は、変なブラック会社とかは稀で、地元にある大手企業の工場などがあればその求人も集まりやすいです。いわゆる大手企業ではなくても、優良企業の求人も集まります。

    狙うべき所は、この大手企業や優良企業への高卒での就職です。

    大企業の求人が無くても、中堅企業でもOKです。
    自分が応募できる会社の情報を、先生に質問するだけでなく徹底的に調べて下さい。

    なぜ高卒で大手企業就職すると良いのか?

    高卒で就職すると大卒の給料より安いでしょ、という考えになりがちです、それは半分正解ですが、間違いです。
    信じられないかも知れませんが、大卒で普通の会社に就職するより、高卒で大企業に就職した方が生涯賃金は高いのです。(もちろん、普通の会社で役員にまで出世して大企業で平社員なら話は別です。)
    今は、どの会社も実力主義、成果主義の体制をとっており、高卒でもがんばれば出世していきます。
    大学を卒業したからって皆が大企業に入れる訳ではありませんから、もし高卒でも大企業に入れるチャンスがあれば、その話は受けることが賢明です。




    大学を卒業して就職するとどうなる?

    ここで、大学に行って就職するケースを考えます。
    大学と言ってもたくさんありますが、就職に有利な大学は、ほんの一部の偏差値の高い大学に限られます。

    東京大学、京都大学をはじめ北大東北大名大九州大などの国立大、そして早稲田慶応上智やMARCHクラスと呼ばれる私立大、これらと同等のレベルの大学でなければ、首席(学科トップの成績)または上位で卒業しない限り、就職活動では、かなりの苦戦を強いられます。
    大企業はおろか、中堅企業すら内定を取れない可能性もあります。

    先程、今の会社は実力主義、成果主義と言いましたが、それは社員に対しての話であり、これから入って来る職歴もない若者を採用する時は少しでもお勉強の出来る学生を採ったほうが確実というとなのです。良い大学に入ったということは、受験で頑張って目標を達成した、計画的に複数科目お勉強出来た、ということの裏付けです。

    偏差値の高い大学でもなく、成績も普通、となると、
    学生時代に企業しました
    留学して英語ペラペラになりました
    などの特色あるアピールポイントでもない限り、就職出来る会社は自分の希望よりも劣る所に行かざるを得ないことになります。

    高卒で就職するとどうなっていくのか?

    会社というところは、どんなに大企業で優良な所でも

    単純作業
    コツコツと同じことを繰り返す仕事
    専門性は要らないが大切な仕事

    といった仕事があります。そういう仕事をしてもらうには、大卒の高い給料を払わなくても、安い賃金で高卒の人にやってもらいたいという切り分けがあります。
    製造、窓口、納品、売場、評価、操作、搬送、製作などが一般的に高卒の人が行う仕事になります。もちろんもっとたくさんありますが、このように仕事のやり方を覚えればずっと出来る仕事、でも無くならない仕事、といった仕事です。
    しばらくは、その配属された職場で一生懸命がんばる、という日々が続きます。

    何年か仕事をしていると、もうそれほど学ぶことはないかな、と思うようになります。その辺りがターニングポイントです。大卒で中小企業に働く人達より生涯賃金が高くなるのは、このタイミングです。

    会社には、昇格試験なるものが存在します。大きい会社ほど必ずあります。仕事ももちろんがんばるのですが、この昇格試験は絶対に合格して昇格して下さい。昇格すると、その給料の伸びは、大企業の場合、中小企業のそれと比べてはるかに大きいのです。

    そこでうまく波に乗れれば、高卒でも大企業に就職して良かった、となります。




    会社では学歴は問われなくなってきた

    昔は、総合職、一般職という仕組みがありました。大卒やキャリアコースで企画や開発などの総合職、高卒や専門卒の単純労働ベースの事務や組立などの一般職です。
    総合職は、仕事もクリエイティブで難しいことを要求され、転勤、出張、残業などハードな代わりに給料が高い。
    一般職は、仕事が簡単で転勤もない、プレッシャーもない、給料は安い、というものです。

    最近は、実力主義、成果主義の理念のもと、学歴で分けられることはほとんど無く、同じジョブグレードであれば、極端な例で、大学院卒業の研究開発スタッフも高校中退の部分納品管理スタッフも同じ給料、という現状です。大きな企業ほどこの傾向が強いです。

    やはり大卒や院卒の人のほうが、勉強、話術、文章力、創造性、思考力などが高いことが多いので、どんどん出世していく、という傾向にはあります。しかし高卒でもその土俵に乗ったからには、がんばればどんどん認められて、出世していくことが十分可能です。頑張って、班長、係長、主任クラスになるだけでも、大卒平社員や中小企業の大卒の役職者より高い給料をもらうことができます。

    まとめ

    下手に学歴だけを追いかけて、大手企業に入るチャンスを逃さ、結果低い賃金で働き続けるより、高卒で大手企業やそこそこの優良企業に就職した方がお得だ、という話をお伝えしました。
    高卒でも勤める企業によっては得をする、ぜひ努力して、成功してください。

    高卒でも大企業で出世するためのコツを解説しています。ぜひこちらもお読みください。
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  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う! 機械設計者としての就職ステップ

    高卒でも高い給料や大企業を狙う! 機械設計者としての就職ステップ

    高卒でしばらく経ってからでも、機械設計者になりステップアップしていくプロセスをお話しします。

    1.就職エージェントまたは派遣会社に応募
    2.機械設計者してのキャリアを積む
    3.キャリアを武器に大手企業に売り込み

    就職エージェントまたは派遣会社に応募

    就職エージェントや派遣会社はどこでも良いです。応募資格として次のようなキーワードでの募集が必ずあります。
    「未経験でも歓迎」
    「学ぶ意欲のある方歓迎」
    「高校卒業以上」
    「育成サポートあり」
    「機械いじりが好きならOK」
    など、機械設計の職歴や機械工学の知識がないことを前提とした募集キーワードです。どれかに該当したり、これらのキーワード全てを満たす募集でさえも多く見つけることが出来ると思います。
    要するにその会社は、あなたが全く機械工学の知識が無くても、機械設計者としての職歴がなくても、機械設計者候補として迎え入れますよ」と言っているのです。
    このような募集を中心に探し、自分が興味のある内容や、勤務地、給与など条件に合ったところを選びます。
    この選ぶ案件によって、その後の動きも異なってきます。


    ■就職エージェントを通じた案件
    正社員案件であることが多いです。文字通り正社員募集のことで、その就職エージェントに紹介された勤務先で、正社員として働きます。正社員となるので、そこでは長期目線でいち専門家として一人前になれるようしっかり教育してもらえます。手厚く教育してもらい、徐々に設計業務に入り、やがて一人で出来るようになって行きます。
    会社によっても教育体制はだいぶ異なりますが、以下のようなことを教えてくれます。

    その会社の製品に必要な技術的なこと
    製品全般に関すること
    業務の流れ
    CADや設計ツールの使い方
    設計に関するルール、標準

    などです。様々なことを教えてくれます。
    CADというのは、Computer Adid Design (コンピューターによる設計)といって、パソコン上で製品の形状を作図して設計を進めるシステムのことです。
    この、「CADを使うこと」自体がひとつのスキルとして認められます。このような基礎教育も大抵やってくれます。




    ■派遣会社を通じての就労
    派遣社員として働くメリットを挙げます。
    ・専門業務に専念して取り組むことができ、専門性のスキルアップ出来る
    ・派遣先企業の習慣や方針、会社のしくみを学べる
    ・数年で数社経験することもでき、社会的視野が広がる
    ・数社経験すれば様々な製品の知識が身に付く
    ・給与、勤務地、職務内容など自分に合った仕事を選べる
    といったところです。
    派遣会社の募集案件の場合、

    派遣会社に登録をしてから募集企業に派遣され勤務

    という場合と、

    派遣会社の正社員として就職し、その後企業に派遣

    という2パターンあります。どちらを取ってもそれぞれメリットはありますがどちらかというと、「派遣会社の正社員」のほうです。
    派遣会社に登録してから派遣される場合、そこでは残念ながら即戦力が求められる場合があるからです。
    ふたつをそれぞれ見ていきましょう。


    ■派遣会社に登録して派遣される場合
    今更ですが派遣で働く仕組みを少し説明します。
    派遣会社に問い合わせをして、登録をします。そして、希望や条件に合った仕事を紹介してもらい、派遣先企業にて働き始めます。
    派遣労働は期間の定めがあり、およそ3年です。契約期間が経過すると、契約終了となり、そこでの勤務が終了します。そのあと派遣会社を変えても良いし、同じ派遣会社に次の勤務先を紹介してもらっても良いです。
    メーカーが派遣労働者を求める場合、即戦力を求めることが多いですが、稀に「未経験でもOK」という求人もありますので、要チェックです。
    派遣会社に登録して派遣されるメリットは以下のようなものです。
    ・好きな会社を選べる
    ・大企業だって選べる
    ・いやならやめてもOK(本当はあまりよくない)
    仕事を紹介してもらうだけですので、多少のわがままも許されるケースが多いですので、自分の希望をかなり通すことも可能です。
    派遣先で認められれば、本当に運が良いと、「ウチの正社員にならないか」と打診が来る場合もあります。「登録派遣社員」は「正社員派遣」と違ってフリーですから、社員の横取り、ということにはならないのです。

    しかし、この派遣会社に登録して派遣労働、は実はあまりお勧めできない点もあります。もしゆくゆく自分が大手企業や中堅クラスの企業を目指す場合、設計スキルは認められても、派遣として働いていたという経歴、つまり正社員というステータスで働いた経歴がないことは、評価が下がる可能性が高いです。
    会社とは、社員に対して、設計や管理などの専門スキルの他に、仕事のプロセスや考え方、リーダーシップ、その他様々な教育を施します。世の中のほとんどの会社が派遣社員にまで手厚く教育はしないので、「派遣社員」イコール「専門以外の教育をほとんど受けていない」という見方になるのです。「中途でウチの会社に入って来るのに基礎教育からなんてやってられない」ということで、門前払いになる可能性が高いのです。よって、この次に解説する「派遣会社の正社員」として働くほうが後々自分を売り込む上では有利と言えます。

    ■派遣会社の正社員になり企業に派遣される場合
    文字通り、派遣会社の正社員として就職します。
    そこでは、社会人として、またその会社の社員として必要な基礎教育もやってもらえます。電話の応対の仕方から名刺の渡し方まで手厚い教育内容であることが多いです。
    正社員派遣は、全ての派遣会社がやっている訳ではないので、調べてみる必要があります。技術者派遣として有名なアルプス技研などがそれです。
    正社員派遣のメリットは、
    ・「正社員」としての職歴がつく
    ・企業での派遣労働の前に派遣会社で教育を受けられる
    ・派遣会社から教育以外でも手厚いサポートを受けられる
    ・派遣先企業移り変わり時期は自己啓発も出来る
    ・ボーナス(賞与)が支給される
    キャリアを積む、ステップアップの観点ではボーナスのことは関係ないかも知れませんが、実際重要ですね。派遣先企業から派遣会社に帰任して次の派遣先が決まるまでの間も、給料は支払われます。これも正社員であるがゆえの待遇です。この隙間期間は、やや給与は減額になります。正社員派遣は時給制ではなく、給料制で、派遣先で働いている間は、「職務手当」みたいな感じで「基本給」への上乗せがあります。隙間期間では、この「職務手当」がなく、「基本給」だけの支給になります。

    正社員派遣の場合、派遣会社のメリット・デメリットを十分に考える必要があります。自分にとってあまり関心のない業務内容であっても、自分のスキルが十分で会社にとっておいしい業務案件だったら、断ることが難しく、本意ではない職務に数年当たらされることも稀にですがあります。ほとんどのケースが本人の希望に沿った職務に就かせてくれます。強く希望すれば、自宅から通えない場所でも寮を構えてくれることもあります。




    ■就職エージェント利用や派遣社員として働く前に絶対にやっておきたいこと
    自分がもし「最終的には大手の〇〇会社で働きたい。しかし、今はとてもじゃないけど入れない。」という思いがあれば、次のような優先順位で進めてください。

    まず、ズバリ〇〇会社の就職試験を受けてみる
    求人がなさそうなら、
    就職エージェントに〇〇会社の紹介を希望する
    だめだったら、
    1.〇〇会社と同業種の他の会社で正社員として働く
    2.〇〇会社とは他業種だが正社員として働く
    3.〇〇会社で派遣社員として働く
    4.〇〇会社と同格の大手で派遣社員として働く
    5.〇〇会社と同業種の他の会社で派遣社員として働く

    下に行くほどハードルは低くなりますが、上の方ほど社会的評価、最終目標の〇〇会社の評価は高いです。〇〇会社が中途で専門家を採用する場合、何を基準とするかを考えると自ずと分かります。やはり、メーカーの正社員として働くことが一旦遠のくようでもやがて希望の会社に近づくことが出来るのです。
    労働スタイルが変わって来たと言っても、やはり日本はまだ、自由で奇抜なアイデアマンより正社員として真面目にやって来た人が評価される風潮があります。まず何年かはじっくり専門家としてスキルを上げつつ、社会人としての素養を鍛えることが重要です。

    次に、機械設計者としてのキャリアを積むプロセスについて解説します。
    機械設計者としてのキャリアを積む



  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者の仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!機械設計者の仕事内容を詳しく解説

    高卒でも高い給料をもらえる仕事、ということでリポートしていますが、その超おすすめ職業として、
    機械設計者
    ウェブデザイナー
    のふたつを挙げました。このページでは、大学を卒業していなくても機械設計者として稼げるようになるプロセスについて解説します。

    機械設計技術の仕事について簡単に説明

    機械設計の仕事、と聞いただけで大卒の匂いはプンプンしますね。確かに大学の機械工学科やシステム工学科卒、ロボット工学を専攻した人などが圧倒的に多くを占めるのは間違いありません。
    しかし、大手企業、中小企業をはじめ、多くの高卒の機械設計者が働いている現実をご存じでしょうか? なぜでしょうか? それは、機械設計の仕事が、

    資格が不要
    専門知識が浅くても発想や調整でカバーできる

    というだからです。医者、弁護士、弁理士、看護師、薬剤師、保育士、幼稚園教諭など、よく聞く職業は、全て資格がないとその仕事に就くことができません。機械や電気、化学などの自然科学系の資格的なものは一応存在し、技術士資格というものがあります。しかし、設計職にそれが求められることはほとんどなく、それよりも、実務経験や実際に設計力がどの程度あるか、また発想力がどの程度あるか、などが重要になっています。

    資格なんかより、知識や発想力、そして設計力があることが重要ではありますが、「機械」に関する全領域をカバーする、なんてことは機械設計の仕事をする上ではそれほど重要なことではありません。(もちろんそれにこしたことはないですが実際難しいのです。)
    この実情は、高卒の人にとっては非常にラッキーなことであり、現状で未経験でも、知識を積んで、やる気を見せていけば、その職を手にすることは十分に可能ということになります。

    「機械設計」と一言で言ってもイメージが沸かないかも知れませんが、どんなものがあるかというと、

    板金枠体設計
    製品の筐体設計
    プラスチックカバーなど成形部品の設計
    エンジンなどの内燃機関の設計
    単純な形状設計
    バネやステージ、モーターなど動きモノの設計
    特に小さな部品などの精密機構の設計
    加工が伴う部品や製品の設計
    上記の様々な設計品を組み立てるための設計
    電気系統のユニットとの組み合わせの設計
    光学系のユニットとの組み合わせの設計

    などなど、いくらでも挙がります。部品の設計、組立を設計、部品や材料に加工を施すことを考慮する設計など色んなことを設計することが分かります。上に挙げたそれぞれの項目に対して必要な学問があります。いくつか例に挙げますと、

    ■板金枠体設計
    ⇒塑性力学、溶接、材料力学、機械材料
    ■エンジンなどの内燃機関の設計
    ⇒熱力学、機構学、機械材料、材料力学、機械力学
    ■加工が伴う部品や製品の設計
    ⇒機械材料、機械製作法、材料力学

    まあ、一例ですが、ひとつの設計をするにも、たくさんの専門分野の知識が必要なことが分かります。もちろん数学や物理法則の基本も分かっていたほうが良いですが、では、

    専門分野の知識がないとその設計が出来ないか?

    というと絶対そんなことはありません。
    専門分野の知識を完璧に網羅している、なんて人は「設計」という仕事をしている人の中にはいません。完璧に網羅しているのは、大学の先生とかその分野の研究をしている人達です。「設計」という仕事をするために、それぞれの分野の中のポイントだけ押さえておけば良いのです。ポイントさえ押さえておけば、あとは発想力、興味、やる気で、その技術領域の幅はどんどん広がっていきます。
    機械工学の全てを網羅する必要など全然ない、ということで気持ちを楽にしてください。




    機械設計者たちはどのように仕事をしているか

    数学、物理の基本的な知識と専門領域のポイントを押さえておけば十分に仕事はこなせます。大卒の人だって、機械高学年全般の知識が乏しい人だっていますし、発想力や調整力、問題解決力などで設計職をこなしている人がいることも事実です。自分でハードルを上げる必要は全くありません。

    機械設計の仕事のある1日を見てみましょう
    09:00~課の朝会で昨日までの進捗報告と今日の予定をチームに報告
    09:30~設計作業開始
    10:00~配線基板の寸法の張り出しが最大何ミリになるか電気担当者に確認
    11:00~形状を考えながら寸法のスケッチして、それを3Dにモデリングしていく
    12:00~昼休み
    13:00~製品開発チーム会出席、最新情報の入手、設計進捗と試作品確認日程を報告
    14:00~コツコツと設計を進めつつ、発表資料をまとめる
    15:00~機械設計メンバーに設計コンセプトをまとめた資料でプレゼンをする
    15:30~先輩設計者と相談しながら、より良い設計内容について議論
    16:00~分からない事を専門書やインターネットで調べてアイデアをまとめる
    17:00~機械検討部品と前バージョン製品を見て、強さや動きなど性能を再確認
    18:00 一日の業務終了

    イメージを掴んで頂けたでしょうか?
    機械設計の仕事は、自分の考えるままにバンバン設計だけを進める、というものではなく、チームでの情報共有やメンバーとの相談、自分の設計内容を伝えるための発表、など多彩です。かたや一日の間に打ち合わせなどが全くなく、ひたすら設計業務だけを進める一日、という日だってあります。組立ライン作業や窓口業務などの定常業務と違って変化のある毎日で、飽きが来ることはありません。

    会議で報告したり設計コンセプトをプレゼンしたりするのは苦手、という方もいるかも知れません。しかし、設計のお仕事の駆け出しうちからこのように人前で発表したり資料をまとめたりすることを覚えておいたほうが自分のスキルがどんどん上がっていき、設計者としての総合力が身に付きます。もし資料作りや発表などが課されていなくてもどんどん提案してアクションを取るべきです。




    機械設計業務の簡単な流れ

    世の中に新商品が出ていく流れの中で、機械設計はどの部分を担っているのでしょうか?
    新商品の構想から世の中へのリリースまでの流れは以下のようなものです。

    構想:会社としてこういう商品を作ろう

    企画:仕様、日程、デザインなど

    設計:機械、電気、光学、化学系など各モジュール

    試作:プロトタイプ製作

    評価:性能チェック、使い方などテスティング

    製造:大量生産開始

    発売:世の中にリリース

    かなり一般的に書きましたが、機械設計者は、「設計」の部分を受け持ちます。
    会社によってその流れは千差万別です。例えば、大量生産ではなく受注生産とか、設計の段階から評価が入るとか、構想や日程が親会社から落ちて来るから設計から始まる、などなど。ですが、商品の流れとしては、どこも基本はこの構図に大体おさまります。

    会社の規模があまり大きくないと、構想のところや評価、製造のためのサポートまでやる場合もあります。共通なのは、

    設計のところは必ず設計担当が行う

    ということです。なるべく多くの業務プロセスを経験してください。
    先々、大手企業への就職を狙ったり、自分で設計事務所を持つにしても、設計だけの狭い範囲だけでなく多くを知っていたほうが断然有利です。幅広い視野で臨んでください。

    では、いよいよ具体的にどのようなステップで進めるか、解説していきます。

    機械設計者への就職ステップ




  • 高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事を解説

    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る専門職種の仕事を解説

    高卒でも稼げる仕事を探すためには、自分が出来ることなら何でも、と闇雲に会社を探すのではなく、ちゃんと計画的に自分のキャリアを考えて進めないと、時間もお金も大変もったいないです。

    このページでは、既に高校を卒業したが、稼げる仕事に就いて、自分の確たる専門分野を持って、出世して、という意志の強い方のために、実現へ向けた取り組みについて解説します。ゆくゆくは、大企業への正社員としての就職を目指したり、個人の設計事務所やデザイン事務所を持ったり、という大きな目標に向かってがんばって頂きたいと思います。

    高卒でも稼げる仕事はあるのか?について、前書き的な記事も書いていますので、まだ読んでない方は以下のページもぜひお読みください。
    高卒でも高い給料や大企業を狙う!出来る仕事は?専門職で就職は?

    自分がやりたい職業のイメージをしてその情報収集を!

    まずは、自分がどのような職業に就きたいかを考えます。それが一番大切です。自分のやりたいことでないと続きませんし、やらされている感があっては、モチベーションも上がりません。
    今はインターネットでいくらでもその職業のことを詳細に調べることが出来ます。そこから始まります。調べるポイントは、

    その職業で得られる年収
    なるために必要な知識、スキル
    その仕事がどのくらい大変か
    将来性

    などです。自分の関心のある切り口でひととおり調べてみます。特にやりたいことは無いし、そもそも世の中にどんな仕事があって、どれくらい大変で、がんばってなれる職種なのか、分からないという人もいると思います。

    参考までに、高卒ではさすがに無理だろう、という職種もあります。医者、弁護士は当然のこと、研究職、開発職、銀行マン、商社マン、などは、専門性が高い上に、大卒であることを強く求められることが多いので、「高卒でも稼げる」仕事には該当しにくいのが現実です。

    現実的な話をすると、簡単な仕事や就き易い仕事では稼げません

    例えば、女性の場合、保育士、幼稚園教諭は就きたい職業の上位に来ることが多いです。おそらく調べて行くと分かると思いますが、短大や4年制大学ので幼児教育を専攻し、既定の単位を修得すると、保育士なり幼稚園教諭なりその資格を習得することが出来ます。そんな今から学生になる時間もお金も無い、ということが現実だと思います。で、色々調べると、実は「国家試験に合格すると短大や4年制大学で学ばなくてもその資格を取得することができる」などと情報収集できるでしょう。しかし、頑張ってその職業に就いたところで、保育士や幼稚園教諭では、高い年収を得ることができません。稼げないと、モチベーションは下がってきます。せっかく資格を取得したのに転職、ということになれば、そこに費やした時間とお金はとてももったいないですね。

    男性を例に取ると、機械いじりが好きで、色んな機械ものの修理や組立が出来るとします。その特技を生かして、会社に入ったとすると、組立課とか、製造部、工機課などといった部門で働くことが出来ます。そのような部門で班長とか係長とかになってそれなりの給与を得ることが出来る、というのは一部の大企業の製造部門に限られます。また、ちょっと機械いじりが得意なだけで大企業の製造部門に入るのは、非常に難しいです。そうかといって、小さな会社の工機課などに入ったら、どんなにその部門でリーダーに上り詰めても「稼ぐ」ことは出来ません。

    「高い給料をもらう」「稼ぐ」ことが目的の場合、間違っても保育士、工機課スタッフ、などは目指すべきではありません。

    専門性があり、就くために少なからず努力が必要で、それなりに稼げて、将来ずっとやっていけそうな仕事というと、限られます。
    ということでこのサイトでは、「高卒でも稼げる」仕事にフォーカスします。

    以下のふたつの職種は、高卒でもその職に就くことが十分可能です。そして、ある程度稼げます。なにより、ずっとやっていける仕事です。その成功へのプロセスを解説します。その職種は、

    機械設計技術者  ⇒主に男性向け
    ウェブデザイナー ⇒女性にもハードルは低い

    いかがでしょうか?ふたつとも、その響きは悪くないと思います。それぞれについて解説します。




    機械設計技術者になる、メリットは?

    機械設計者のメリット:
    1. 製造系の会社は常に機械設計者を募集している
    メーカーと呼ばれる製造業では、物を作らなくてはならず、そのためには必ず形状の設計が必要です。ということは、必ず設計者を募集するので、その職種の需要が高い、ということになります。

    2. 機械設計はこの先もずっと無くならない
    世の中「物を作る」ということはなくならないので、すなわち、その構造や動きなど設計出来れば、いわゆる「手に職」という生涯の財産を手にすることになります。失業はない、ということです。

    3. 機械設計に強くなると、生活にも大いに役立つ
    ただの機械いじり好きと、機械設計目線で物を見れる技術は全く異なります。仕事での機械設計が板についてくると、日常生活で見られる、組立や修繕、取付けなどは、余裕きわまりないものです。ただの機械いじりではなく、新しい構造や取り付け、詳細なアレンジなどが容易に出来るように、いつのまにか生活でも活用できるスキルが身に付くことでしょう。

    4. 設計という仕事はまだAIにも取られない
    何かと話題になる、AIに仕事を奪われる、という話。「設計」という仕事は、一つの閉じた領域の中で「学習」だと「ディープラーニング」などで済むような安い仕事ではありません。「発想」「関連部門とのやりとり」「試作品での微妙な調整」「量産へつなげるための工夫やトラブル解決」など、「人」でないと出来ないことがあまりにも多く、将来安泰と言える技術分野です。

    5. ひとつの技術領域の専門家として尊敬される
    機械設計者、という確立された専門家です。もちろん設計者ひとりひとりによってその領域、スキルレベルはおとなり異なりますが、機械設計の中での”この設計”であれば、俺はだれにも負けない、などと得意分野を確立すると、自信も付きますし、周りも尊敬の目を向けてくれます。そして、設計者としての経歴はその後の転職市場でも高く評価されます。




    ウェブデザイナーになる、メリットは?

    ウェブデザイナーのメリット:
    1. どの会社もウェブサイトを必要としている
    いまどきウェブサイトを持っていない会社ってあるのでしょうか? 自社でウェブサイトを作っていなくて、外部の業者に頼んでいるとしても必ず誰かが作っています。世界中の会社がウェブサイトの新規制作、アップデートを必要としています。それだけ、ウェブサイト制作は需要が高いです。

    2. パソコンひとつで仕事を全てこなせる
    電気・機械、研究職、営業職など違って、ウェブデザインの仕事はパソコンがあれば全て出来る、という手軽さがあります。色々サンプル品やら試作品など持たなくてもOK。物の管理はほとんど不要です。体力がない、という人にも向いています。

    3. ひとつの確立された技術分野である
    ウェブデザイナーは、HTMLやCSSなどの記述言語やプログラミングなど幅広く、医療系、工学系、などと並んで、ひとつの技術分野であり、その道を究めると、専門家として歩んでいくことが可能です。ウェブデザイナーとしての経歴はその後の転職市場でも高く評価されます。

    4. Webで情報収集できる
    ウェブデザイナーは実際世の中に多くいます。たくさんのウェブデザイナーがその技術情報を多くインターネットにアップしており、様々なウェブ技術や難題の解決方法、プログラミングなどの技術をインターネットから容易に入手することができます。無限にそのスキルを突き詰めて行くことも可能です。

    5. 自分で個人のサイトを運営できる
    ウェブのスキルを上達させると、そのスキルを駆使して自分のやりたいようにサイトを立ち上げることが出来るようになります。Webの知識がなくてもブログ程度を立ち上げることは可能ですが、見せ方や機能が限定的になり、それはプロのウェブデザイナーが運営するサイトと比べると見劣りします。




    専門家として高い給料を得られる

    もし自分がやりたいことが何かパッとイメージは付かず、上記の機械設計者やウェブデザイナーに興味を持った、または、何でもいいけど稼ぎたい、という人はぜひ参考にしてください。上記2職種であれば、このサイトで詳細な進め方や勉強の仕方、今後の方針を解説していますので、一から情報収集しなくても大丈夫です。
    ぜひ、参考にして、稼げる専門家への道を突き進んでください。他のサイトにはない、「高卒でも稼げる」という観点から詳細解説します。

    機械設計者としての仕事へ
    ウェブデザイナーとしての仕事へ

    これらの職業に就いて、頑張って実績を上げ、その実績を引っ提げて更にステップアップ、やがては大企業への就職も狙えるレベルに行くことも出来ます。