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  • 就活での動画エントリー! 動画をどう作ればいい?

    就活での動画エントリー! 動画をどう作ればいい?

    企業の採用プロセスでエントリーの際にプロフィール動画を求められても、どう制作を進めるか分からない、とよく聞きます。

    効果的な動画を作れるように、本記事では、就活での動画エントリーについて詳しく解説します。以下を扱います。


    1.  採用担当者は、その動画から何を読み取ろうとしているか?
    2.  第一印象を整える
    3.  話すテーマは? 文章はどのように作成するか?
    4.  動画のクオリティはどこまで追求すればいい?

    少し長い記事ですが、動画エントリーに関する基本的なことを網羅しています。面接でも生かせる内容ですので、なるべく多くのパートをお読みいただくことをおすすめします。

    採用担当者は、その動画から何を読み取ろうとしているか?

    企業の採用ポリシーや課せられたテーマによって、採用担当者が読み取るポイントは異なります。募集欄には「応募者の◯◯を知るため」のような審査指針の記載がないことがほとんどです。

    採用担当者が知ろうとしていること

    基本的に動画から以下のようなことを知りたいと思っています。

    第一印象
    話し方、表情、髪型、みだしなみなど
    話の中身
    テーマの合致、話の構成、論理性など
    動画の作り
    人物配置、背景、画質、音質など

    ほかに細かいことでいえば、求められた仕様で的確な動画を制作できるか、言われたことをちゃんとできるか、という視点もあります。また、ここぞという提出物の全体的な仕上がり品質に力を注げるか、などの見方もできます。

    なぜ動画を提出させるのか?

    企業によってさまざまな事情があるでしょう。採用活動の際、採用側としては大学名や学科などを考慮に入れた上で、書類審査をします。しかしそれだけで選考を進めると、優秀な人材を採り損ねてしまうかもしれません。そのために面接があります。面接では候補者たちの雰囲気やコミュニケーション能力を見ることができ、自社に合うか判断できますが、時間も限られます。
    そこで、動画エントリーによって、大学名や実績、資格などではなく、その候補者の人柄を面接前に知ることができます。面接は、学生や面接官のスケジュール設定や会場の確保など時間も費用もかかりますから、動画を提出させると、採用活動としては効率的・効果的です。
    動画エントリーにより、企業は学生をより深く知ろうとしてくれているのです。中堅以下の大学の方は、ひょっとしたら大学名や書類内容で切られているかもしれないところ、面接まで食い込めるチャンスです。





    第一印象

    話し方、表情、髪型、みだしなみなどで、清潔感をもたせることは基本中の基本です。
    冒頭でも書いたように、動画エントリーだと採用担当者は、面接を行わなくてもその人の印象を知ることができます。履歴書の証明写真より動画のほうが、人となりが分かります。どんなに練習しても話し方にはその人の癖が出ますから、付け焼刃ではばれてしまうでしょう。表情や髪型も同じです。普段からメリハリをつけて整えていないと、演技や背伸びの感じなど無理が出てしまいます。

    採用担当者が候補者の印象面で見るポイントと概要を以下に挙げます。どのポイントに比重を置くかは、企業ごとの採用ポリシーによります。

    表情
    淡々と話すところと、気持ちが入るところにメリハリをつけましょう。もちろん笑顔が望ましいですが、ずっと笑顔でいるよりは、プレーンなところ、少し力が入るところ、あと笑顔のところ。これが、表情のメリハリです。以下参考です。

    髪型
    清潔感のある髪型が基本。前髪で目や顔の一部が隠れないようにし、顔立ちが分かるようにしましょう。
    かっこいい髪型、素敵な髪型は必須ではありません。ビジネステイストから離れないように注意してください。
    その会社の社風を参考にします。会社のウェブサイトを見れば、おおよその雰囲気をつかむことができます。

    髪色
    自然な黒髪は、まったく問題ありません。
    ヘアカラーを入れる場合、企業によってとらえ方が異なりますから、社風や口コミ、友人・先輩などからの的確な情報収集が必要です。
    以下の髪色の目安では、少し軽さを出している4~5くらい(少し黄赤みを帯びた状態)であれば、一般的に許容されると考えられます。髪色の明度が上がると(より金髪に近くなると)、自然な眉色である黒とのギャップが大きくなり、首上全体が多色使い状態になります。全体的な色みの統一感が損なわれて、印象が低下します。髪と眉の色みとの調整もたいへんですね。
    下図、あくまで一般的目線ですが、矢印の右にいくほど、より無難な髪色です。

    メイク
    ナチュラルに。アイシャドウ、口紅、眉などの色が肌に対して際立ったコントラストにならないよう注意。コントラストが強いと攻撃的な印象を与える場合があります。

    男性は、髭を剃り、眉を整えるのが基本です。鼻毛が飛び出るなど論外です。カサカサ感やそばかすなどが気になるなら、保湿したり、軽くファンデーションを乗せたりしてもいいかもしれません。

    例外|セクシャルな商品やサービスを展開する企業などで、派手なメイクや個性を重視・推奨していれば、適度に合わせることも考慮します。

    服装
    指定や前提条件がなければ、スーツ着用。またはビジネスルック。
    ~「自分らしさ」などの記載がある場合~
    その会社のウェブサイトを見ます。社員の写真が載っていることが多いので、その人の服装のテイストに合わせると、社風に溶け込める印象を与えます。
    「自分らしさ」を鵜呑みにしてまったくのありのままを出すのは間違いです。受かることを考えましょう。
    一般的なスーツのカラーを以下に挙げます。女性も男性も、就活においてスーツのカラーは基本的には変わりありません。黒、ネイビー、グレーなどは、ベーシックカラーと呼ばれ、デザインや流行にかかわらず頻繁に服装に用いられるカラーです。

    話し方
    いかにも覚えた文章を吐き出しているだけ、とか最初から最後まで同じ口調・スピードで突っ走るように話す、などは印象が良くありません。自分の言葉で丁寧に話しましょう。
    話すスピードには緩急・強弱をつけて、強調やアピールのポイントが分かるように話します。





    話すテーマ、文章はどのように作成するか?

    採用担当者はもちろん話の中身にも注目します。テーマの合致、話の構成、論理展開などです。

    テーマに沿った内容で話す

    動画エントリーには、テーマが与えられるはずです。「自己紹介」「自分の長所と短所」「将来の夢」「当社でやりたいこと」などさまざまありますが、そのお題に沿った内容で原稿を作ります。
    たとえば「将来の夢」がテーマなのに、その夢を話す前の体験談に比重を置いてはいけません。

    話の構成と原稿例

    話の構成は、小論文でもスピーチでも原則同じ。
    序論 2
    本論 7
    結論 1
    だいだいこのくらいの配分であれば、締まります。逆にこの配分から離れるほど、聞いている人は理解が難しくなります。

    序論は?
    テーマや話全体の導入、簡潔な主張や結論などを話します。

    「1分の動画」を制作するとしましょう。まず何字で原稿を作ればいいでしょうか。
    ニュースのアナウンサーは、1分あたり350字程度といわれます。その2割を序論にあてるので、70字程度だとバランスが良くなります。
    (ひらがなでの文字数が基本ですが、少し速めの話し方を許容して、ここでは漢字も含めてのカウントにします)

    「当社でやりたいこと」がテーマの場合、以下が序論の例です。


    ◯◯(名前)です。御社に入社して、やりたいことは、海外でのマーケティングです。衛生機器事業を海外に幅広く展開していくとのこと、私の語学力と海外経験を発揮し、貢献したいです。


    名前部分を除外すると77字です。

    本論は?
    論理を展開します。理由、事例、逆説、転換、主張など、具体的な内容です。もし1分の動画でしたら、そんなに多くは盛り込めませんので、限定的で大丈夫です。

    以下が本論の例です。


    1年間の留学で現地の文化や生活習慣を経験したことで、社会人になったら海外に関わる仕事をしたいと思いました。御社はこれから本格的な海外展開とのこと、得意の英語とコミュニケーションスキルを生かしながら、販路拡大の施策や、マーケットリサーチなどを行いたいです。
    御社の衛生事業が欧米でも広く通用するのか、興味があります。現地の人たちと話した限り、文化の違いから関心はなさそうです。国民性や価値観を根っこから覆すような仕掛けを、これから作っていかなくてはなりません。すでにあるアイデアを試してみたいです。


    247字。全体(350字)の7割強です。

    気付いていただきたいことがあります。文中に、程度を表す副詞をほとんど書いていません。「とても」「非常に」「まったく」「たくさん」「きわめて」などです。
    このような表現は意味を補強したり、詳細な描写をしたりと、スパイス的な役割がある反面、意味の本質には寄与しません。
    1分間という限られた時間の中に、程度を表す副詞を用い過ぎると、内容がスカスカになります。または、尺に収めようとして早口になり聞き心地が悪くなります。

    「会社に入ってやりたいこと」だけを正直に書いてはいけません。
    そこには以下の観点も入れてみてください。


    • 自分ができることや保有スキル
    • 自分の経験で生かせそうなこと
    • なぜやりたいかの理由や背景
    • 事業や商品などの理解があること
    • そこに質問したくなるような仕掛け
    • 採用したくなるようなキーワード

    話の軸は、「会社でやりたいこと」からぶれないように注意してください。これらを上手に盛り込むことにより、たった1分間で、多くのことを知ってもらうことができ、審査をパスできるかもしれません。
    効率的に内容が伝わらないと、未知数の人に位置付けられて、保留扱いになるでしょう。

    結論は?
    以下のように、簡潔に締め括ります。


    海外マーケティングにチャレンジすることで、会社の発展と自分の成長を実現させたいです。


    42字。全体のおよそ1割。1分間だと、一言加える程度です。

    この結論パートがあると、いかにも「話が終わりました」という締め括り感が演出できます。「話の組み立てができている人」と写り、ビジネスへの通用度を感じさせます結論パートがないと、詳細なコメントが長々と続いて、突然終わる構成になり、聞いている人には違和感が残ります。
    分かりやすくまとめてみてください。

    テーマを考えるときの参考情報|その会社の規模

    会社は、いったいどのような人を欲しがるのでしょうか。社員や入社希望者にどんなことを考えていてほしいのでしょうか。
    ひとつの目安として、会社規模があります。以下は主な傾向です。


    大きい会社
    組織の安定的持続をベースにした着実・堅実な仕事
    小さい会社
    会社知名度や利益の向上につながる斬新で改革的な仕事
    中規模の会社
    上記の平均的な傾向


    もちろん、完全に上記に切り分けられるものではありません。大きい会社も利益を上げたいし、小さい会社も組織維持は重要です。どちらに比重を置くかの傾向ですので誤解なきよう。
    大企業の面接や提出動画で、あまりに個性的・革新的なところを出すよりは、既存事業の発展構想のほうがいいでしょう。また小企業であれば、組織に従順にはまるようなアピールより、新規事業の立ち上げや斬新なサービスのアイデアに関する話のほうが、受けがいいでしょう。
    以下リンクで詳細な解説をしています。参考にしてください。
    会社規模によって、社員の業績評価・昇進の要件はこのように視点が異なる





    動画のクオリティはどこまで追求すればいい?

    会社側から動画スペックについて指定があれば漏れなく従います。動画完成後、指定の仕様から逸脱していないか確認します。
    逸脱があると「言われたことすらできない人」とのジャッジを下される恐れがあるので注意です。

    動画の技術的なクオリティは、どう考えるか

    動画エフェクトや編集上のプロフェッショナル性は、映像クリエイター系の職種でない限り、合否の基準には大きく影響しないと考えて問題ありません。
    採用担当者はあくまでその人を見たいのであって、動画コンテンツ自体を見るのが目的ではないためです。

    以下、筆者の主観的意見にとどまりますが…。
    フェード、字幕、別アングル撮り、ワイプ、アニメーション、クロマキー合成など、特殊効果全般は実装したからといって不合格要因にはならないでしょう。しかし、上手に編集しないと視覚的にはかえってノイズとなり、本人の話が埋もれてしまいます。また肝心の話の内容のほうが合格基準に達していない場合、映像だけキラキラしていてそのギャップがたいへん惨めです。十分な検討が必要だと思います。

    動画の作りで最低限の品質は確保

    快適に見ていただくために、最低限の品質上の配慮をおねがいします。
    これは、採用担当者に対する気遣いでもあります。

    画質
    映像の縦1080pかそれ以下が望ましいです。4k画質(縦2160p)ですと、データ容量が大きくなり過ぎたり、再生環境によって画質が荒れたりすることがあるためです。

    人物レイアウト
    基本的に人物は中心が望ましいです。人物を中心からずらした配置にするのは、画面に字幕を入れたり、人物以外に注目するものがあったりする場合です。右または左に余白を大きく設ける見せ方は、デザインを勉強していないと少し難しいので、ど真ん中が無難です。

    画面下、人物をどこで切るか
    胸付近で切るとどうなるでしょうか?

    アンバランスになったり、顔が大きく映って威圧感が出たりします。
    腰上付近で切るとバランスがいいですね。

    腰上付近で切る場合、関節の部位を避けてください。腰に限りません。腕、手首、首など、関節ピンポイントでは切らず、関節と関節の途中で切りましょう。関節の途中で切れていると、「その先にも体が続いている」という自然な構図が演出されます。

    腰上付近で切ることにして、頭の上に適度な余白を設けられていれば、人物レイアウトはほぼ決まります。

    背景
    クロマキー合成や背景エフェクトは使用しません。ありのままの自然な背景が望ましいですが、散らかった部屋は論外です。片付いていれば問題ありません。

    色合いには最低限の配慮をします。

    鮮やかな色や、多くの色使いによる背景はビジネスシーンではあまり好ましくありません。限定的です。
    自室で撮影すれば問題ないケースが多いです。一般の住宅の壁面は、白や、ベージュ系など色みを主張しない壁紙を使用しているためです。高明度な色、といいます。
    高明度色の背景であれば、肌や髪の色が際立ち、人物にスポットが当たります。

    小物
    あまり目にノイズとならない程度に映りこむ分には問題ありません。多少アクセントになるような鮮やかな色でも大丈夫です。画面全体に占める面積が大きくならないよう注意してください。

    まとめ

    いかがでしょうか。
    採用担当者が、その動画から何を知りたいと思っているのか、あらためて考えてみてくださいね。
    第一印象を自然ながらも上手に作り込み、話の中身を吟味し、そして最低限の動画の品質を確保しましょう。どれかが著しく劣っていると、ほかの2つが素晴らしくても全体として映えず、合否の切り分けになるかもしれません。

    おわりに

    念のためお伝えします。本記事内容は合格を保証するものではなく、一般的なことや参考事例として書いています。会社方針や地域、時代によっても変化します。
    本記事を参考程度に活用いただき、自身で納得のいく動画制作をお楽しみください。









  • 「薬剤師」の仕事内容、メリット・デメリットを徹底解説

    「薬剤師」の仕事内容、メリット・デメリットを徹底解説

    薬剤師のお仕事についてメリット、デメリットについて解説します。

    主に、以下のような人に役立つ記事になります。
    ・現職の薬剤師で、メリットを再確認したい
    ・薬学部の学生で、薬剤師の仕事を詳しく知りたい
    ・薬剤師、薬学部を目指す、受験生や高校生
    ・薬剤師の人との結婚を考えている
    ・自分の子供に薬剤師になってほしい




    薬剤師の業務内容の確認

    薬剤師の仕事は、おおまかに以下の4つに分類されます。
    ・調剤薬局での薬剤師
    ・ドラッグストアでの薬剤師
    ・病院での薬剤師
    ・MR
    一つひとつ、簡単に概要を確認します。

    調剤薬局での薬剤師

    街中での薬局や、病院やクリニックに併設されている薬局で勤務します。
    主な業務
    ・処方箋の監査
    ・内服薬や注射剤の調剤
    ・窓口での薬剤管理や服薬指導
    ・販売商品の在庫管理
    ・医薬品発注
    ・レジ業務
    ・医師への問い合せ
    などです。
    発注業務は、事務担当が一括して行う場合もあり、勤務する薬局によります。窓口でのお客様対応、という特性が強いといえます。

    ドラッグストアでの薬剤師

    マツモトキヨシ、HACドラッグ、CREATEなどの大きなお店に併設されている薬局で勤務します。
    主な業務
    ・処方箋の監査
    ・内服薬や注射剤の調剤
    ・窓口での薬剤管理や服薬指導
    ・販売商品の在庫管理
    ・医薬品発注
    ・レジ業務
    ・医師への問い合わせ
    小さな調剤薬局と業務は近いです。ただし、薬剤だけでなく、食品や雑貨などの一般商品の管理や一般客対応をする場合もあります。お店によって勤務内容が決まっていることがあったり、契約時に業務内容を選択できたりします。

    病院での薬剤師

    病院やクリニックの中で、医師、看護師、患者などと常に関わりながら勤務します。
    ・処方箋の監査
    ・持参薬鑑別
    ・内服薬や注射剤の調剤
    ・混合調整
    ・薬剤在庫管理と発注
    ・入院患者への配薬、服薬指導
    ・医師、看護師への問い合わせ
    などです。薬局の薬剤師との大きな違いは、職場が病院であること。医師との連携での業務が基本で、また入院患者への長期的な対応があります。業務全般も薬剤部の方針だけでなく、病院の方針の多くに従って遂行することが多くなります。

    MR

    薬剤師という職業ではありませんが、一応、4つ目として、リストアップします。
    MRは、薬品メーカーの薬商品を扱う営業職です。Medical Representative の略称で、「エムアール」といいます。
    ・病院、薬局への薬品の売り込み
    ・顧客への勉強会開催
    ・顧客へ商品のプレゼン
    ・販売計画策定
    ・研究、製造部門との業務連携
    ・市場調査
    などです。
    自社で製造する薬を扱う仕事になりますので、薬剤の専門的な知識を駆使して遂行します。MRは、薬剤師の資格がなくても就けますが、MRになるための民間試験に受からなくてはなりません。薬剤師の資格があると受験科目のいくつかが免除されます。
    薬剤師の仕事とは異なり、また一般の営業職とも資格職という点で異なるため、特異な存在感があります。




    薬剤師のメリット

    薬剤師は、その職に就くための費用と時間が多く必要ですが、一度薬剤師になれれば、そのメリットは絶大です。

    どこでも働ける、夫の転勤に合わせて転職できる

    薬剤師は資格職のため、誰でもその職に就けるわけではありません。その裏返しで、薬剤師の資格を所持していれば、全国の病院、薬局で求人さえあれば、その職に就くことができます。よほどのミスマッチがない限り、その街の薬剤師求人のいずれかに収まることができます。
    女性の場合、結婚や夫の転勤などで現職を辞めてしまっても転居先ですぐに職を得られる可能性が高いです。小さな村でなければ、大抵は薬剤師求人があります。

    それなりに高い時給で稼げる

    薬剤師の給料は、めちゃくちゃ高いということはありませんが、事務の仕事やスーパー、ショップの販売などと比較すると、格段に高いです。パート勤務や派遣社員で、どんなに安くても時給1600円くらいからとなります。地域にもよりますが、2000円くらいからが相場です。高いと4000円くらいの求人もあります。

    年収800万円まではいける

    正社員としてフルタイムで勤務すると、年収およそ400万円くらいからとなり、800万円くらいまでは目指せます。それ以上をの年収をねらうなら、薬局長や薬剤部長などのマネージャークラスを目指す必要があります。
    もちろん地域やその勤務先の給与体系にもよりますが、役職なしの平社員で年収700万円もらえるのは、薬剤師の大きなメリットといえます。


    専門職としての高い社会的評価

    薬剤師は手堅い職業です。大学で何年も薬学を勉強し、難しい国家試験に合格し、病院やクリニックなどで医療に従事している、ということで、社会的な評価は極めて高いです。
    日常生活に欠かせない「薬」に関する専門家、ということでも、間違いなく一目おかれる存在です。
    クレジットカードの審査、就職、結婚など、人生の節目で自分の職種の恩恵を授かることでしょう。
    薬剤師としての業務のかたわら、さらに勉強し、認定薬剤師の資格を取得することもできます。認定薬剤師となれば、さらにその評価や需要も高まり、その地位を確たるものにすることができます。

    薬学の知識を生活に役立てられる

    薬剤師は、薬の知識が豊富なのはもちろんのこと、どの薬が、どのような症状に効くか分かっています。
    医師ではないので、病気を特定することはできませんが、生活の中で、風邪や体の痛みなどの症状が出たら、この薬を飲む、と即座に判断できます。薬の知識だけでなく、風邪を引かないための生活の仕方、のような保健全般の専門的な知識があります。
    また、いわゆる理系であるため、生活の中でのさまざまなやりくりを化学的な解釈で行うことができます。

    同僚のレベルが高い

    薬剤師の同僚は、薬剤師です。すなわち、同僚がみな、難しい国家試験をクリアしています。また、大学受験、長年の学問修了、日進月歩の薬剤知識のキャッチアップといった、努力ができる人、計画的に学べる姿勢のある人がほとんどです。
    一般企業での機械や電気、経理、IT系といったさまざまな職種は、業務のための国家資格や、学問修了が必須でないことがほとんどです。課の中に未経験者やど素人がいて、なんとなくやれてしまっている、という理不尽な状況が見られることもあります。課長はマネジメント重視で、課の専門性には欠けるという場合もあります。
    薬剤師は、みな同じ学問を修めているため、高いレベルでお互いに会話ができます。管理職も薬剤師ですので、上司と専門性の高い会話が可能です。登録販売士も薬剤師に負けないよう勤勉な人が多いです。

    勉強会を受講できる

    新しい薬や成分に関する情報共有の機会を、薬品メーカーが提供してくれます。
    病院やクリニックといった薬剤師の職場にプレゼンしにきてくれることもあれば、近場の会場で開催してくれることもあります。参加料金がかかる場合もあります。
    自ら進んで勉強することはもちろん重要ですが、メーカー側から知識を提供してくれるのは助かります。押さえておくべきポイントや、薬品業界のお話などさまざまな情報を得ることができます。

    転職市場で強い

    薬剤師という職種の価値は高いです。転職しようと考えた場合、必ずといっていいほど、どこかに転職できます。就職・転職サービス業者の中には、薬剤師の求人情報を専門的にまとめて取り扱うところもあり、1つの地域の中でも、複数の選択肢の中から自分に合った求人を選ぶことも可能です。
    調剤のルーチンワークの枠を超えて、緩和ケア、抗がん剤、NST参加、各種委員会への参加など、の業務経験を積むことができれば、自身の転職市場での価値はさらに高まり、より高い年収や時給で自分を売り込むこともできます。



    薬剤師の転職支援サービス、高い実績のある3社の特長を紹介

    医師との協業により、医療に詳しくなる

    病院薬剤師であれば、毎日といっていいほど、医師との協業による業務遂行となります。
    症状、病気に関わる会話が日々繰りひろげられるため、医療全般の知識も年々蓄積されていきます。担当の病棟があれば、やる気次第でその病棟の医科の深い知識を付けることも可能です。
    ただし、詳しくなっても、それを患者さんに医療行為として伝えることや、医療見解として関係者に伝えることはできません。あくまで自分の理解促進や、生活に役立てる、といったことに留める必要はあります。

    女性の場合、医師との結婚も叶う

    女性の結婚相手の職業として毎年上位にランクインする「医者」。病院薬剤師は医師のそばで働くことも多いため、そこから恋愛に発展し、結婚、ということも可能です。紹介やお見合いパーティーに頼らなくても、身近でそのチャンスがある、というのは、恵まれた環境です。




    薬剤師のデメリット

    薬剤師は、専門性の高さ、市場価値の高さ、資格を得るまでの道のり、などから、他の職種にはないデメリットがあるのも事実です。これから薬剤師や薬学部を目指すなら、デメリットも把握した上で突き進む必要があります。

    常に勉強を続ける必要がある

    薬剤師に限ったことではなく、サラリーマン全員、「学び」を続けることは大切です。しかし、医療従事者、特に薬剤師は少し状況が異なります。
    薬や成分は日々進化しているため、普段の調剤ルーチンワークをこなすための知識も短期間でアップデートされることがあります。そのための勉強は、薬剤師にとって欠かすことのできない取り組みです。
    工学系・IT系エンジニアの「学び」や、管理系職種のサラリーマンの「学び」は、「スキルアップ」につながりますが、薬剤師の「学び」は、「スキルの維持」ともいえます。「学び」を怠ると、おいてけぼりになるため、学び続ける覚悟が必要です。
    専門的なお勉強、そのほか必要なお勉強をしっかり続けていかないと世間が狭くなる、と言う薬剤師も多くいます。

    高い学費のわりには稼げない

    薬学部の学費は高額です。以下の比較を見ると歴然とします。薬学部のおおまかな6年間の学費は、
    私立 1200万円
    国立  400万円
    同じ理系でも、理工学系学部は、4年間で
    私立  600万円
    国立  250万円
    が目安です。
    6年間というところもポイントで、生涯の労働年数が理工学系より2年短くなります。そのわりには、とてつもなく高い給料を得るのは難しい、といわざるを得ません。
    同じ医療従事者でも、
    看護師 6年制ではない
    医師  報酬が高い
    ということを考えると、薬剤師の費用対効果はやや低いです。
    また大手メーカーであれば、主任、係長クラスで年収1千万円も可能です。ベンチャー企業やIT企業で優秀な実績を上げて、平社員でも1千万円以上もらう人も、今は多いです。しかし、薬剤師で管理職にならずに年収1千万円を得るのは非常に難しいです。手堅い職業であるのと同時に、ホームランを多発してグイグイ給料を上げていく、というのはほぼ無理だと考えてよいでしょう。

    通常業務の中でビジネススキルは身に付きにくい

    ここでいうビジネススキルとは、PCや語学、コンセプチュアルスキル、プレゼン、ライティング、デザインなど、ビジネスマンに必要な、本業プラスαの部分のさまざまなスキルのことです。
    薬剤師は、その専門性の高さゆえ、薬剤の専門知識や医療に関するスキルの多くを求められます。医師・看護師と同じで、医療に関する専門性の重要度が極めて高く、ビジネススキル全般の習得が、一般企業に比べると低い優先度に位置付けられます。
    PC操作に関しても、薬剤や患者情報などのデータ管理、専用のソフトウェアの操作など、簡単なことはできるようにはなりますが、それを越えたビジネススキルを普段の業務の中で培っていくには、業務時間外に独自に学んで、強い意志をもって仕事に取り組む必要があります。医療に従事する、という事情からやむを得ないこと、といえます。
    もし、副業で何かビジネスを始めたり、独立する、などの事情があるときには、世の中の全般に通用するビジネススキルに関する研修を受講する必要があります。

    長期休暇の取得は難しい

    長期休暇を取得することが難しい職場が多いです。病院やクリニック、調剤薬局が、1週間、10日間など、長期で休業することは、ほとんどありません。すなわち、勤務している従業員は休んでいない、ということになります。職場を操業させるために、お盆の時季やゴールデンウィークなどは、シフト制で順番に数日の休暇を取得します。デパートやショップのような、一般のサービス業と近い勤務形態なります。
    加えていうと、土曜日も出勤日に指定されていることが多く、その場合、平日に1日休みがあります。




    管理職のポストが少ない

    管理職、すなわち課長や部長のポジションです。薬局長、薬剤課長といったそのポジションは限られています。薬剤課長が固定されると、そのポジションが下の人には何年も回ってこない場合が多いです。
    一般企業のような、
    ・企画課の課長になれないが、管理課の課長になった
    ・設計部の部長になれないが、製造部の部長になった
    といった類似の業務体系のポジションが回ってくるという、おいしい状況はほとんどないと考えていいです。
    転職ではなく、その職場で給料を上げようと思ったら、基本的には昇進するしかありません。そのポジションが回ってこなければ、本来は管理職になれる実力があっても、安月給がずっと続く、というストレスを抱えるかもしれません。

    病気をもらうリスクがある

    医師、看護師と同じで病気をもった人と関わりながら仕事をします。風邪をうつされたり、感染症になったりするリスクは、一般企業の会社員よりは高いです。
    職場でマスクの着用を義務付けるところがほとんどですが、そのほか、うがい手洗いなど、体調を崩さない心掛けが一層大切です。

    薬剤師以外の職種への転身は覚悟が必要

    薬剤師なるために、長い年月の努力、高い学費を費やしてきたわけですから、そう簡単にこの職を離れるわけにはいきません。学費を支払ってくれた人をはじめ、周りの理解を得ることもなかなか大変です。
    一度、薬剤師の職を離れ、多くの年月が経過すると不利になります。在職時の知識が、世の中ではどんどんアップデートされて、場合によっては復帰が難しくなります。これは薬剤師に限ったことではありませんが、そのステータスゆえ、離職(転身)には今後のライフプラン、良好な見通しを立てることが肝心で、最悪復帰はできないかも、という覚悟が必要です。


    まとめ

    薬剤師という職業の種類と、メリット・デメリットについて解説しました。
    薬剤師は求人が多い上に社会的な評価が高く、そこそこの給料を稼げる反面、その職に就くまでの道のりが長く、休暇の少ない中、生涯勉強をし続ける覚悟が必要、というようにまとめられます。
    今回あえてデメリットを挙げていますが、他の人にはできず、食いっぱぐれのない手堅い職業として、薬剤師は魅力的な職業に間違いありません。
    ぜひ本記事を参考の上、薬剤師のどのメリットに自分が納得しているか、または、自分の大切な人の薬剤師としてのあり方への理解を深めていただければと思います。







  • 大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(経験編)

    大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(経験編)

    大企業から内定をもらうために必要な取り組み、

    1. 真面目で誠実である
    2. 基礎学力、専門分野の学識がある
    3. グローバルな視野を持っている
    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    5. リーダーシップを持っている

    のうち、このページでは(経験編)として、3.、4.、5.について解説していきます。
    1.と2.の(勉強編)を確認したい方は、
    就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)
    をご覧ください。大企業が学生に求める要素の確認はこちら:
    学生に求められる5つの要素




    3. グローバルな視野を持っている

    大企業と呼ばれる会社は、グローバルな事業展開を行なっており、社員にもグローバルな視点や取り組みを求めます。具体的には、

    海外関連会社のスタッフとのメール、電話、TV会議
    海外事業所、工場などへの出張
    海外事業所への赴任(転勤)
    海外関連会社からの出向社員、研修社員への対応
    外国語での資料作成
    全世界向けの製品やサービスへの関心

    などです。グローバルな視点、取り組みとして、最たるものは、もちろん、英語を話せることになります。やっぱりね、という感じです。大企業での英語スキルはどうなっているかというと、外資系と日系企業ではだいぶ異なりますが、日系の大企業では、まだまだ英語ペラペラという社員は少ないです。

    「英語話せます」という段階に乗せるまでには並大抵の努力では到達が難しいのが、日本の大学生の現状です。よって、他の就活生と差をつけるには、持ってこいです。分かり易いのはTOEICでハイスコアを取得しておくことです。当たり前過ぎて退屈なので、詳細解説は省略します。ちなみにTOEICのハイスコア=ペラペラというわけではないことは、会社側も理解しています。「英会話ができる」ということを証明できると、更に他を圧倒することが出来ます。

    大学では、冬休みと春休みが長いことから、1週間でも2週間でも良いので、短期留学をしてみてはいかがでしょうか? アメリカや英国などの大学でも短期コースを開講していますし、外国人向けの語学学校もたくさんあります。調査して自分に合った学校を探してぜひトライしてみてください。長い冬春休みの一部を利用して「留学経験あり」とするだけでもかなりのインパクトです。やはり語学習得の王道は「海外留学」です。会社は、「海外留学=語学が出来る」というだけでなく、

    慣れない外国の環境で自立して生活した
    外国人の多い、多様性の中で過ごした
    外国人との交渉を多く経験した

    など、海外渡航における様々な側面での経験があると理解されて、それだけでグローバルな視点を持つ素養を鍛えられている、と捉えてくれます。海外出張や海外転勤、外国人とのやりとりが必要となった際におびえる社員など欲しがらず、既にグローバルな視点な視点が学生時代に出来上がっていれば、がぜん有利です。

    しかしながら、英語ペラペラになるというのは、早々は達成できるものではなく、留学だってなかなか簡単には踏み込めない、という人も多いでしょう。筆者は、短期間で英会話を習得するテクニックも別ページで解説しています。もしよろしければ参考にしてみてください。

    留学なしでの独学英会話勉強法

    英会話をマスターすることが難しいとはいえ、近年、学生時代に英語に取り組むことはなど当たり前という見方もあり、その英語学生達から一歩先に出るためにも第二外国語は更なるアドバンテージです。ちょっとレベルが高いでしょうか?第二外国語としては、中国語やフランス語、スペイン語などがメジャーです。実は、英語や中国語の学習を本気でやりたいと思ったら、会社に入ってからでも遅くはなく、会社側からのサポートも充実していることが多いです。会社に入ってからではなかなかできない経験を積むことで、インパクトを出すことも出来ます。当サイトでは、ドイツ留学についての詳細な解説もしています。日本と同じ技術立国であるドイツ語を学ぶ意味は多くありますので、こちらもご興味のある方はぜひのぞいてみて下さい。

    ドイツ語留学:ドイツへ短期留学でドイツ語をマスターしよう

    やや話が脱線してしまいましたが、グローバルな視野を持つことを、海外留学せずに吸収するために、英語を学習するプロセスで外国人と関わることも多くありますので、ぜひ一緒に食事をしてみたり、出かけてたくさん話をして外国人的な視野を広げてみて下さい。

    外国人や外国と関わりを持つことで多様な考え方を身をもって経験し、その経験から、物事の幅広い捉え方が出来た体験をアピールして下さい。




    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る

    この項目をアピールする場合には、大学のサークル活動やアルバイトの経験を持ち出しても問題ないと思います。サークルもアルバイトも、大勢の人達の中で組織として動くという性質は同じです。そこでのプロセスの中で、自分発意で様々な取り組みを実施するのです。ただ単に、新しいことをやりました、それでみんなに喜ばれました、というのでは何のアピールにもなりません。次のようにプロセス立てて行なったことをアピールします。

    1. 現状、このようなやり方です。
    2. ここには〇〇の問題があります。
    3. そこで解決策として△△というアイデアを創出し、計画を立てました。
    4. 実行に移しました。
    5. 問題は潰せましたが、課題も残り、対策を考えました。
    6. 対策を盛り込んで再始動し、軌道に乗りました。

    このように、アイデアを出してからそれを最終的に軌道に乗せるまでのプロセスに具体例を載せて語ることが重要です。

    ■サークル活動なら
    メンバーがいつも半分しか活動に参加しない
    合宿がいつも盛り上がらない
    テニス戦力アップを図りたいが初心者しか入ってこない

    ■アルバイトなら
    調理係なら、料理がなかなか早く出せない
    コンビニなら、客からの品切れの苦情が多い
    接客系なら、複数の客が同時に色んなことを要求してくる

    など日々の仕事の中で困ったことがたくさんあると思います。「これは社員が考えることでしょ」と考えるひとは、それで終わりです。会社に入ってもそうですが、仕事のできるひとは、どんな大きな事柄も、自分の案件のごとく捉えて対策を考えて提案します。
    せっかくバイトで経験をしているのですから、何でも社員に提案して解決策を導くお手伝いをしてみてください。そうすると社員も信頼を寄せてくれて、もっと重要な仕事を任せてくれたりします。そうすれば更に視野が広がり様々なアイデアを出すベースも養われて行きます。アイデアを出して、結果的には社員が対策を施したとしても、ここは「私のアイデアで、」と胸を張って良いです。でもお手伝いはしてください。

    もし社員が「バイトは黙ってろ」みたいなことを行ってきたら、そんな職場は辞めて、モラルの高いアルバイトへ移るのも手です。

    ちなみに、アイデアを形にするまでのプロセスは、必ず、

    計画して、実行して、評価して、改善する、

    という4つのプロセスを踏んだ形で、説明することを心がけてください。これは、PDCAサイクル、といって、仕事をするプロセスの基本的な考え方で、大抵の会社員なら誰でも知っています。

    Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(行動)

    といいます。




    5. リーダーシップがある

    大企業は、採用する学生を、将来リーダーになってくれそうか、という視点でも見ます。いきなりそんなポジションには就かせませんが、そのような将来性を感じさせてください。

    ここでも、アルバイトやサークルでの活動をアピールする材料としては使えるでしょう。
    これは、ジャイアンのように人に命令して自分になびかせる、というものではありません。大勢の人達で一つの目標を達成するために、色々考えてメンバーにそれぞれ役割分担を決めて、日程管理をしながらまとめていく、ということを経験すると良いのです。人を動かす、という立場の重要さを経験することになります。

    コツコツと真面目に仕事する人ももちろん必要ですが、自分でなんでもかんでもやってしまうと、ちょっと職人肌な感じで、大企業でのリーダーには向きません。自分がリーダー向きではない、という人でも、大企業の面接官に見初められるためには、他人を動かして仕事を進めることが出来る、という素質を見せないといけません。大勢を束ねる、ということが出来ない方であれば、自分のやりたいことを実現するために、何人かの人に協力を仰いでその後、良い結果を導いた、くらいのことでも十分アピール出来ます。

    例えば、レストランのバイトで、

    「この日は〇〇ランチの初めての提供ですから、絶対にピーク時間帯はパニックになる、いつもの準備だけでは回らないよ。お新香だけでなく、トレーと箸類も事前セッティングしときましょう。お願いできる? 何セット必要になるかは、客の入りをみて私が伝えるから!」

    というシチュエーション、こんな些細なものでも十分リーダーシップです。とにかくポイントは、

    自分の提案である
    複数の人間を動かす
    その業務全体の指揮部分は自分がやっている
    良い結果がもたらされている

    ということです。実際にアピールす際には、先に挙げたトレーのセッティングレベルのことを複数持っていて、もっとパンチの効いたアピールの強いリーダーシップ例を一つか二つ持っていると、話のネタとしては、十分でしょう。

    まとめ

    説明が長くなりましたので、勉強編、経験編を短くまとめたいと思います。

    1. 真面目で誠実である
    学業成績で多くの「優」を取得する。再履修してでも取る。無理ならボランティア活動など誠実さの説得力があることの経験をする。真面目・誠実でアルバイトやサークルの話は出さない。
    対象:大学、自宅学習、試験勉強など

    2. 基礎学力、専門分野の学識がある
    基礎学力:国語、数学、文章力を鍛える。
    専門分野:志望業種、志望職種の該当科目の成績で「優」を取得。無理なら個別の学習実績を残す。Webサイト開設などは有効。
    対象:大学、自宅学習、試験勉強など

    3. グローバルな視野を持っている
    英語などの外国語を身につける。出来れば留学する。出来なくても、日本で外国人や外国と関わって多様な考え方を体験する。
    対象:冬春休みの自分の時間、留学時、外国人との関わりの時間など

    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    アイデアを自ら出して、計画、実行、確認、行動(PDCA)のサイクルを意識して、良い結果を導く。
    対象:サークル、アルバイト、卒論など

    5. リーダーシップを持っている
    自分の提案で、リーダー的ポジションで人を動かし、結果を導く経験を積む。
    対象:サークル、アルバイトなど

    ということになりました。
    学生時代にアルバイトに精を出した、という方は実際多いのが現実だと思います。自分の自己PRがそこからしか出ない、という方のために、アルバイトで就活を成功させる、というテーマでの記事も書いています。ぜひこちらもご参考にしてください。

    大学時代のアルバイト経験を就職活動でアピールする8つの方法!

    就職活動では、存分に自分をアピール出来るよう頑張ってください。




  • 大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)

    大企業から内定をもらうには何が必要?就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)

    就職活動において、大企業から内定をもらうには、大企業が求める姿である必要があります。就活の時点でその「求める姿」が出来上がっていれば、大変有利になります。もし「求める姿」でなければ、「将来はこうなります!」という熱意や将来性など抽象的なものをアピールしなくてはならず、他の就活生に差をつけることが難しくなります。

    大企業は、学生に以下の素養を求めます。

    1. 真面目で誠実である
    2. 基礎学力、専門分野の学識がある
    3. グローバルな視野を持っている
    4. アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    5. リーダーシップを持っている

    詳細解説はこちら
    学生に求められる5つの要素

    これらを証明するために、学生時代にやっておくべき取り組みを、就活時にアピールする時を踏まえてひとつずつ解説します。
    このページでは、勉強編とも言える1.と2.についてフォーカスします。




    1. 真面目で誠実である

    真面目で誠実な、ということの意味を説明します。

    大企業は、たくさんの従業員を従えなくてはならず、言うことを聞かない異端児や、好き勝手にやりたがる天才肌の社員を嫌います。もちろん優秀な社員は好まれますが、わがままが過ぎると組織としての機能が落ちてしまうからです。大企業は一人の目覚ましい活躍を重視しておらず、組織としての機能で収益を上げる仕組みがあります。仕事や取り組みを、属人化させないのです。
    事業部として
    部として
    課として
    プロジェクトチームとして
    それぞれのミッションが常に設定されており、そのミッションを期間内に達成するべく、全従業員がその役割を理解し、真面目にコツコツと実行し、各リーダーの指示に誠実に従い、日々の業務を遂行します。その枠に収まる範囲でスキルやセンスを発揮することが求めます。

    すなわち、このような経験とそれを証明する結果が具体的にあれば良いのです。それを裏付ける最も効果の高いものが、

    学業成績

    です。単純かも知れませんが、真面目にコツコツと誠実に取り組み、高い結果を出す、と言ったらこれ以外に無いのでは?という感じです。就活までにまだ間に合う、という方は今からでも遅くないので、ひとつでも多くの好成績「優」とか「秀」を取ってください。成績が良いことは、会社に対しては最高峰のアピール材料だと言うことを理解してください。

    大学によっては、希望により再履修が可能な場合があります。「可」だった科目をひとつでも「優」に変えることが、時間が掛かるようでも大企業への近道になります。

    実際には、「優」ばっかり取っている学生の方が少ないですので、「優」が少ないけど「真面目で誠実である」と証明しないといけません。そこで絶対にやっていけないのは、アルバイトでの勤務態度や真面目な取り組みを持ち出すことです。アルバイトは、あくまで自分の余暇を使ってするもの、余暇を充実するためのものという位置付けです。学生の本分は、明らかに学業です。アルバイトを真面目にやって学業が疎かになった、とは、会社で言うと副業を真面目にやって会社の業務をテキトーにやり過ごした、ということです。

    サークル活動も同じで、余暇を充実させるあまり、本分を疎かにした、というふうに捉えられないよう注意が必要です。

    真面目で誠実なことをアピールする手段として有効とな取り組みをいくつか挙げます。

    ボランティア活動
    アルバイト=金、というところから離れているため、印象はそこまで悪くはありません。




    2. 基礎学力、専門分野の学識がある

    基礎学力の知識について
    大企業では中小企業と違って組織が大きいため、非常にたくさんの情報が従業員に配信されます。上司、先輩からの連絡、メール一斉送信、紙情報など、多岐に渡ります。限られた時間の中で勘違いなく素早く理解して行動に移す、概略計算して見通しをつける、など、基礎学力をベースにした振る舞いが必要です。

    基礎学力とは主に、
    国語力
    数学力(算数)
    のことです。理系は、更に物理や化学も重要です。

    国語ですと、試験対策するのは、
    漢字、熟語、語彙の意味、類義語、反意語、読解力
    などです。

    数学では、
    四則計算、鶴亀算、食塩水、追い越し算、すれ違い算、植木算、真偽、確率
    などになります。

    また、エントリーシートや履歴書には、
    自己PR
    志望動機
    学生時代に打ち込んだこと

    などの、文章力をジャッジされる所もあります。書いている内容だけでなく、

    題意に沿った内容で書いているか
    漢字が間違っていないか
    文章構成が上手に書けているか

    という観点でも審査されています。せっかく内容が充実していても、基礎学力を疑われるような文章では、残念ながら落とされます。文章力は学生の間から十分に鍛えて下さい。

    会社に対して基礎学力を証明するためには、入社試験である、適性検査で高得点をとることです。J-MAT、SPI2などの問題集を5冊から10冊程度繰り返し取り組み、どんな問題が出題されても時間内に解答出来るよう、人生を賭けて取り組んで下さい。

    適性検査までたどり着かない、書類で落とされる、という方は、大学の一般教養科目で、数学や国語などの基本科目に相当する授業を履修して、なおかつ、「優」を取得してその実力を証明します。

    専門分野の知識について文系と理系で、その専門分野の知識の要求レベルは異なります。

    理系であれば、例を挙げますと、

    鉄鋼会社  機械材料、機械製作法を求める
    化成品会社 有機化学、高分子力学を求める
    生物研究所 細胞生理学、分子生物学を求める
    ゼネコン  建築設計、材料力学を求める
    電設会社  デジタル回路、電磁気学を求める

    など、その業界特有の専門分野があります。その知識が高ければ高いほど、優遇されることは間違いありません。




    志望する会社の業種に関連する専門分野の科目で「優」を取得しておくことが、最も重要です。
    優を取得していない場合は、再履修、それも間に合わない場合は、最後の手段として、その分野の重要性と興味を後から実感した、と称し、ポイントをまとめたり、レポートをまとめるなど、専門的なことを志望会社の製品に沿って改めて知識を会得します。そして、「このような形で関連の専門科目の棚卸しと必要学識の再確認をしている」とでも言うしかありません。

    会社によっては、専門科目の試験も課すところがありますので、事前にチェックが必要です。

    文系の場合、入社時に理系ほど専門知識を求められることは稀です。学んだ学問がその仕事にダイレクトに活かされることが少ないからと言えます。とはいえ、専門科目に「優」が多いに越したことはありません。

    文系が大学の専門課程での学識をあまり要求されないと言うと、それでは、他の就活生と差が付きません。せっかく大学で何年も専門科目を勉強したわけですから、少なからず専門科目の内容を自分なりにまとめた手引きなどを作成し、アピール材料を作っておいて下さい。いくつかの例を挙げます。
    ■学部⇒志望先
    法学部  ⇒人事部  労働法についてまとまる
    経済学部 ⇒公共事業 ミクロ経済学との関連をまとめる
    外語学部 ⇒商社   独自のビジネス英文集をまとめる
    文学部  ⇒史料館員 日本、世界文学史概略をまとめる

    これらを単にまとめるだけでなく、独自のWebサイトを作って、自分の専門分野のコンテンツを掲載します。そして、そのURLをエントリーシートや履歴書に記載し、並々ならぬ専門分野への関心と熱意をアピースすることも効果があります。これは、学業成績が芳しくなかった代わりの埋め合わせ的な取り組みとしては有効な手段といえます。作るからには、品質の高い物を作ったほうが良いですが、やや難易度は高いでしょうか・・・。

    「こんな意味があるかどうか分からない取り組みをやっている学生などいない」とお思いかも知れませんが、誰もやっていないことをやって、差をつけてインパクトを出すということに心掛けてください。理系、文系ともに、自分の志望する会社、志望する職種にとってどんな学問が必要になるかは、調べれば分かります。ぜひこのような取り組みを行ってみてください。

    次のページでは、残りの3要素(経験編)について解説します。

    グローバルな視野を持っている
    アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    リーダーシップを持っている
    就活生に差をつける5つの取り組み(経験編)へ







  • 大企業から内定をもらうには何が必要?学生に求められる5つの要素

    大企業から内定をもらうには何が必要?学生に求められる5つの要素

    就活している学生の中には、大企業に入りたいと思っている方が非常に多いです。中にはベンチャー企業や中堅企業に入って、若いうちから大きな仕事を任されて成長したい、という方もいるでしょうが、安定した高い給料や充実した福利厚生など、大企業ならではの恩恵を受けられることもあり、大企業はいつの年も人気です。ここでは、就職活動で、大企業に内定をもらうために必要な取り組みや学生の間にやっておくべきことを、大企業に内定をもらった経験のある筆者が解説します。
    上位大学の方も、これを押さえておけば、大企業の内定をより確実なものにできるでしょう。




    大企業と就活の現状

    少しかたい話ですが、日本には株式会社が300万社以上あり、その中でいわゆる大企業と呼ばれる会社は、0.3%程度といわれます。自分が学生の中の上位0.3%に入ればよいかというと、そういうことではありませんが、大企業に入ることが難関であることは、一目瞭然です。

    大企業は就活生に対して学歴フィルターを掛けている、とは近年よく言われます。上位の大学の学生だけ説明会に参加を優先させたり、実際の内定も上位校のみに集中させたりする採用方針です。学生を偏差値で判断するなどと、批判的な見方もある一方、これはやや理解する一面もあります。応募者が殺到する大企業では、まともに全ての学生を相手にしていたら、数人~数十人の採用担当者ではさばき切れないのです。上位大学に入った、ということは、
    受験時代の限られた時間で、勉強計画、試験対策して高い結果を出した
    ということとイコールで、上位大学に的を絞れば、会社に入ってからも努力して考えて結果をだしてくれるような学生に「当たる」可能性も高いのです。

    大企業にも製造や事務、管理サポート業務など様々な業務があり、下位の大学出身者や高卒者もたくさんいます。しかしいわゆる上位の仕事である開発、研究、事業企画、営業、経営管理などの仕事をしている部門では圧倒的に上位大学出身者が多いのが現状です。

    就活の現状から見ると、大企業が書類選考で通過させる判断になる大学のレベルは、会社にも依りますが、だいたいMARCHクラスまでです。その下の日東駒専クラスは、「優」ばっかりの成績上位の学生、更にその下のクラスの大学だと首席卒業レベル、といった感じです。実際に、大手企業にはMARCHクラス出身者はたくさんいます。早慶クラス出身者はもっといます。

    就活の現場においても、早慶クラスの学生が大企業からの内定を数社もらっているのに対し、日東駒専学生が、応募した大企業をことごとく落ちているというのはよく見かけます。とはいえ、その中で日東駒専クラスやそれ以下の大学生でも大企業からの内定を得ている人が居ることは事実です。

    2000年以降、世の中コンプライアンスの意識が高まり、昔のように簡単にコネ入社で大企業に入る、ということは少なくなりました。大企業は模範を示すべく、特にその傾向が少なくなりました。偏差値の高くない大学の学生はどのようにしたら、大企業の内定をもらうことが出来るのでしょうか?




    大企業が学生に求めているもの

    諸説あります。就職斡旋業者や大学の就職課、就職コンサルタントなど、大体それぞれいうことは多少異なることが多いです。
    筆者が、大企業の入社試験を受けて、そして内定をもらったり落ちたり、実際に大企業で働いて、「大企業は学生のここを見ている」「大企業ではこういうスキルや視点がないとダメだ」と切に感じたことを挙げます。


    大企業が中小企業と違うところは、何と言っても、その従業員数です。その会社単体だけでなく、グループ会社も含めて数万人とか数十万人、という規模のところも少なくありません。それはどういう事かというと、その数万人とか数十万人の従業員を同じ方向に向かせて、従えないといけません。従業員には奇抜なアイデアマンより、誠実で真面目でしっかりいうことを聞くタイプの人が求められます。

    たくさんの従業員の中で仕事をする、ということは、一つの仕事を進めるうえで関係部門、関係者が多いということです。協調性が必要になります。また一人の仕事が大勢の人間に影響を与える、ということになりますから、筋違いな行動を取ってはいけません。限られた時間で機敏に理解し、多くのアウトプットを出せるような人が求められます。そのアウトプットを的確に出すためのベースとなるのは、「お勉強」の部分で、学生時代に学んだ専門分野の学識が必要です。あまり自己流ではなく、しっかり学問として裏付けのある知識です。そのような社員が圧倒的に多いため、同等のレベルで会話するためにも基礎学力の高さが求められます。

    大きな会社は、国内、国外に関わらずたくさんの事業所、関連会社を持っています。どこに配属になるかは分かりませんし、出張や転勤も多いです。コツコツと狭い範囲で仕事をすることを望む人より、視野が広く自由度の効く、グローバル目線で物を見れる人を求めます。

    大企業は中小企業と違って、会社の財政などがしっかりしている場合が多いです。これにより通常の業務以外で、様々な取り組みを実施することが多いです。直接会社の利益に結び付かないような取り組みに時間を割く余裕があるということです。どのような取り組みかというと、職場で今より働きやすくするための取り組み、とか、課員の士気を高める活動、有識者が集まっての新しいアイデア創出の会などです。もちろん小企業だって、会社としてこのような取り組みはしています。しかし、大企業ではこのような取り組みの数がものすごく多いのです。様々なアイデアを出して、積極的に新しい取り組みを出来る人が求められます。

    大企業は従業員が多いこともあり、たくさんの人と関わる、と先に述べました。たとえ課長などにならなくても多くの後輩や関係者に仕事をしてもらうことが多々あります。リーダーシップが必要になります。たくさんの人に命令して動かす、ということではなくて、説明して目標を共有して、協力を仰ぎ、仕事を進める、というスキルが必要になります。協調性とはまた違ったスキルです。大企業なので、リーダーもたくさん必要です。この人は将来リーダーになってくれそうか、という目線で見られます。


    ■まとめると、
    真面目で誠実である
    基礎学力、専門分野の学識がある
    グローバルな視野を持っている
    アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    リーダーシップを持っている

    ということになります。これをうまくPR出来るように、学生時代に何をするべきか、次の項で詳しく解説します。

    その前に、大企業ならでは、でなくどの会社でも必要なことも挙げておきます。
    自己管理ができる人、とか、気遣いが出来る人などです。
    自己管理ができる人とは、健康管理、仕事の管理、そして部下の管理や家族の管理にも延長していきます。仕事ができる人は、会議の時間に遅れたりせず、予定がダブルブッキングなどせず、肝心な日に突然休んだりせず、決められた日までにしっかり結果を出し、健康に気を付ける、ということが大抵出来ています。
    気遣いが出来る人、とは自分の都合で人の仕事に割り込んだりしない、とか自分の余裕を見て課員のサポートに入ったり、など色々ありますが、まあ、就活でそういう要素が出て来ることはないでしょう。




    学生の間に取り組むこと

    先の項で挙げました、
    ■真面目で誠実である
    ■基礎学力、専門分野の学識がある
    ■グローバルな視野を持っている
    ■アイデアを持って積極的に新しい取り組みが出来る
    ■リーダーシップを持っている
    について、具体的な取り組みを実際に行うべきであり、その結果を集約してエントリーシートや履歴書に記載したり、入社面接での話のネタにするのです。「別に面接官なんてこっちが何したか調べる訳じゃないからテキトーに書けばいんじゃね」って思うかも知れませんが、大企業の面接官をなめてはいけません。大企業の面接官たちは人を見るプロです。ウソをついている奴は一発で分かる、そうです。実体験であれば、どんな質問が来ても必ず答えられます。経験して、それに対してのありとあらゆる質問を予測し、全て押さえておきます。

    具体的に見ていきましょう。学生の間に出来ることは基本的には限られていますから、

    サークル、授業、試験、卒論、留学、ボランティア、アルバイト

    あたりから材料を探していきます。普通に学生やっていて経験できるものから、時間とお金を掛けないと出来ないものまでありますが、時間とお金を掛けた経験のほうが他の就活生を差別化することが出来て、より有利に働きます。

    求められるそれぞれの要素についての具体的な取り組みは以下になります。
    就活生に差をつける5つの取り組み(勉強編)