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この項目は、英会話マスターに向けてのマインドのもちよう、少し精神論っぽい内容もありますが、なるほどということも書いていますので、さらりと読んでいただければ幸いです。


英会話に掛ける予算はあらかじめ算出する

英語ペラペラになるために、留学しないで日本国内だけで勉強したら、留学するよりは随分安く済む、という考えもありますが、ある程度の予算は考えておいたほうが良いです。

英会話をマスターするためにお金や時間を掛けても良いと自分自身が決断しても、その費用が極めて妥当な判断であると近しい人や自分自身が納得しておく必要はあります。自分や家族が正しい決断をしている、と納得することで、より学習へのモチベーションが上がって来ます。

もし既婚者の場合、家事や子育てなどに割く時間が多いと思います。英会話スクールに週1回のペースで通うとか、外国人と触れ合う機会に出向く場合には、家庭を空けることになり、ご飯作りや洗濯といった家事の負担が家族に掛かる形になります。なかなか理解を得ることは難しいです。

また英会話を日本国内でマスターするまでに掛かる2年間での費用およそ60万円は無視出来ない大きな額だと思います。新居を購入する頭金に充てるとか、通勤用に軽自動車をもう一台買う、など他に優先度の高い使い道があることが普通です。(2年間での費用の概算は以下URL参照)

初心者からの英会話マスターに必要な費用は?海外留学との比較

もし勤務先の職場が激務の場合、周りのスタッフが毎日残業している中、自分だけいつも定時に退社するというのは肩身の狭い思いをすることでしょう。

自分が公私で深く関わる人達にご迷惑が掛かってしまうことは、ある程度避けられないと考えられます。しかしやると決めたら、本気でやること、家族のため、職場のためであることををしっかりと伝えてください。例えば、

家庭向け
・語学力を自分の物にして会社で確たる地位を築きたい
・専門分野+英語を武器に、食いっぱぐれないスキルで家族を支える
・会社で昇進・昇格の条件が「英語が話せること」になっている
・会社では英語が公用語になっている
・海外旅行にパックツアーでなく個人旅行で連れて行きたい

職場向け
・毎回翻訳依頼ではコストが掛かるから私がやれるようになる
・外国人訪問者を対応して効率upを図る
・通訳もいずれはやりたい

などを前提にして伝えることです。そして覚悟を持って取り組む決意をします。

・多少睡眠時間を削ってでも学習する時間を確保する。(体力要る)
・眠くても頑張って出来る限り家事にも参加する。(体力要る)
・家族や同僚に文句言われることもある。(我慢必要)
・職場で英語絡みの業務がプラス賃金無しで託されることもある。(損した感味わう)
・英語を話し聞く機会を自分から積極的に頻繁に作る(精神的エネルギーが必要)

英会話をマスターすることはメチャクチャ大変ということはありませんが、英語を話す国にも行かずに2年程度で話せるようにするわけですから体力・精神力も必要です。



英会話マスターに掛かった費用は将来回収出来る!

この英会話マスターへの2年間に多くの時間やお金を投じることが将来どのように有効に機能することになるかを説明します。

過ぎた時間は戻って来ませんが、費やしたお金については、後で何倍にもなって自分の所に戻って来ます。信じて下さい。もし家族の方になかなか理解を得られないようでしたら、次のような計算を概算で良いので伝えてみて下さい。
(例)


自分の現在の年収: 500万円

このまま普通に仕事を続ける

2年後:500万円+微増

しかし2年後以降、自分の専門分野に英語のスキルが加わる、
⇒業務の質が飛躍的アップ
⇒昇格or昇進
4年後
⇒ 年収600万円
これで英会話学習に費やした60万円を回収してお釣りが来ました。



かなりざっくり(笑)した計算ですが、英語抜きで仕事をしていたら、微増のままかも知れません。上記のようなことになる説明をします。

「仕事で英語が活かされる」ことにより見られる:
・電話でいつも英語を話している
・この人に聞けば、たいてい正しく翻訳されて来る
・頼めば通訳してくれる

といった事例は、非常にインパクトが強く、全く出来ない人に比べると業務遂行力の差は歴然です。同じような仕事をしていても、英語が出来るようになるだけで、海外出張や外国人の受け入れなど難しい業務をこなすポジションに抜擢されることへと繋がり、イコール、昇進昇格が早まる結果へと導かれます。勘違いしてはいけませんが、英語が話せるから評価が上がるのではなく、英語が出来ることで仕事の幅が広がり、成果が倍増することで高い評価を得ることが出来るのです。

もちろん会社によっては語学スキルなど評価に値しない、そもそも語学が必要ない、など様々なケースがあります。語学なんてどうでもいいから、専門スキルやリーダーシップを大いに重視する、という所のほうがひょっとしたら多いかも知れません。




しかし、

英語を話せる自分

英語を話せない自分

では、話せる自分のほうが価値が高いのは当然であり、専門分野+英語スキルを売りにしてもっと給料の高い会社へ自分を売り込むことは十分可能です。そこで買ってもらえる自分の年収up金額は、英会話マスターに要した60万円よりも遥かに高いはずです。今の日本の社会では、日本人の人口が減り続け、外国人がどんどん増えていますから、英会話を避けて通れなくなる時代がすぐそこまで来ています。
頑張って今英会話をマスターしておくと、何かと有利に働くことは間違いなく、また安心感も出てきます。

さて、話を戻すと、少しでも若いうちに2年程度で英会話をマスターすることにより、その2年間で掛かった費用は遅かれ早かれ自然と回収できるので、わずかな初期投資だとお考え下されば前向きにスタート出来ると思います。

ご家族の方もきっと理解してくれると信じています。

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