Pocket

英会話を短期間で習得する方法を紹介します。世の中にはたくさんの学習法がありますが、ここではポイントを解説します。
英語ではなく英会話、すなわち口頭でのコミュニケーションだけを重視した学習法です。ところどころ例を挙げますが、細かい解説は省略します。




学習書

会話用の表現や単語をまとめた単語集や学習書などを一冊、読破しましょう。大変ですが、まずは引き出しを増やす、ということです。

実践する

覚えた表現を、実際に外国人と話して、使ってみましょう。スポーツと同じで、実践あるのみです。

単語と会話練習、どちらが先?

単語や表現の積み上げと、文章で話す練習は、同時進行で進めます。単語の積み上げだけですと、モチベーションが続きません。覚えた単語を使えるようにする目的もあります。

すぐに調べる

話そうと思って話せなかった単語や表現は、極力すぐに調べて吸収しましょう。時間が経つと忘れますし、その瞬間のインパクトがないと覚えられません。

外国人と飲みに行く

外国人(できれば英語ネイティブ話者)を誘って飲みに行き、長い時間の会話のキャッチボールに慣れ、生きた英語表現をたくさん知りましょう。
例えば、「この店にお酒はありますか」と訊きたい時に、「Is there any liquors ~」と言うと、不自然です。「Do you have」「Do you deal in」などと表現する方が自然です。「There is」は、聞き手に情報を与えるような言い方をするときに使います。このような表現の使い分けのためには、単語帳や表現集を読んで吸収するだけだと印象に残りません。会話のなかで場数を踏んで身に付けていくほうが効果的です。




簡単な単語を使って話す

難しい単語は使わないで、難しい内容を簡単な単語だけで表現します。
例えば、「実業家」と言いたいときに、
Entrepreneur
とは言わないで、
business persons who run own company
とか、
own company cotrol business man
などと言います。
英語ネイティブでない人と話す場合は、特にそうしたほうが伝わります。
英語ネイティブと話すとき、マイナーな単語を使ってしまうと、同じレベルのマイナー単語を頻発され、理解できず、会話がスムーズに進まなくなることがあります。

長い文を話さない

なるべく端的に言うことで、話しやすく、相手も聴きやすい英語にします。
「私たちの部門で昨年実施したのと同じて、今年もそっちの部門でプロジェクト開始前コストダウン計画の提案をしないのですか」と言いたい場合、
「君たちもコストダウン企画やらないの。プロジェクト前に。」
というように簡潔に言い、そこから会話のキャッチボールを始めていくとコミュニケーションが円滑に進みます。

相手のレベルに合わせる

相手の英語レベルにあわせて、単語の難易度やスピードをコントロールします。
やたらと過去形を使わなくてよいときもあります。文の頭とか最後にyesterday、tomorrowなどと付け加えれば十分に伝わるということです。
「I thought」と言うと、相手のレベルによっては伝わらない時があり、「Yesterday I think」と言ったほうが伝わります。しかし、正しい英語で話すことが大切ですので、あまり堂々とはおすすめできません。正しい英語を話すことを目指す場合には、文法のバイブルを、一冊持っておくと良いかもしれません




時制は限定的で十分

知っておくとよいのですが、英語の時制表現は、12パターンあります。しかし、実際に会話の中では、慣れるまでは3つだけで十分です。
現在形 I do it
過去形 I did it
未来形 I will do it
少し慣れてきたら、
現在進行形 I’m doing
(今、まさに進行中)
現在完了形 I’ve done it
(これまでずっとやって来て、今まさに仕上げた状態)
も入れるとニュアンスが細かく伝わります。相手が分かる程度に、自分に無理のない程度に取り入れていくとよいでしょう。

NHKの語学講座はおすすめ

さまざまな英語学習教材がありますが、NHKの語学講座は、テレビ、ラジオともに優れた教材です。英語表現だけでなく、会話のテクニックや時流に乗った情報を提供してくれます。
さまざまなレベルがありますので、自分のレベルに合わせて、利用してみましょう。会話向けのコースだとより良いです。できればテキストを買ったほうが効果的ですが、番組を見聞きするだけでもOKです。

動画サイトの利用

Youtubeをはじめとする動画サイトや無料e-Learningなどで、英語に耳を慣らすことも、今の時代は可能です。辞書を調べたり、リスニングのDVDなどを購入しなくても効率的に学べます。短い時間での習得を期待できます。




まとめ

上達するには、たくさんの手法がありますが、これらの学習方法を1年ちょっとコツコツ続けるだけで、大抵の会話はできるようになります。2年も経過すれば、簡単な通訳をはじめ、かなり難しい抽象的なことも話せるようになります。

当サイトには、英会話を習得するためのもっと細かい手法について解説するページもあります。本格的に学習方法を知りたい方は、参照してみてください。

留学しないで独学で英会話をマスターするための勉強法