カテゴリー: 外国語マスター

  • 英会話マスターに掛かる費用の徹底分析、回収可能な仕組み、妥当な説明

    英会話マスターに掛かる費用の徹底分析、回収可能な仕組み、妥当な説明

    この項目は、英会話マスターに向けてのマインドのもちよう、少し精神論っぽい内容もありますが、なるほどということも書いていますので、さらりと読んでいただければ幸いです。


    英会話に掛ける予算はあらかじめ算出する

    英語ペラペラになるために、留学しないで日本国内だけで勉強したら、留学するよりは随分安く済む、という考えもありますが、ある程度の予算は考えておいたほうが良いです。

    英会話をマスターするためにお金や時間を掛けても良いと自分自身が決断しても、その費用が極めて妥当な判断であると近しい人や自分自身が納得しておく必要はあります。自分や家族が正しい決断をしている、と納得することで、より学習へのモチベーションが上がって来ます。

    もし既婚者の場合、家事や子育てなどに割く時間が多いと思います。英会話スクールに週1回のペースで通うとか、外国人と触れ合う機会に出向く場合には、家庭を空けることになり、ご飯作りや洗濯といった家事の負担が家族に掛かる形になります。なかなか理解を得ることは難しいです。

    また英会話を日本国内でマスターするまでに掛かる2年間での費用およそ60万円は無視出来ない大きな額だと思います。新居を購入する頭金に充てるとか、通勤用に軽自動車をもう一台買う、など他に優先度の高い使い道があることが普通です。(2年間での費用の概算は以下URL参照)

    初心者からの英会話マスターに必要な費用は?海外留学との比較

    もし勤務先の職場が激務の場合、周りのスタッフが毎日残業している中、自分だけいつも定時に退社するというのは肩身の狭い思いをすることでしょう。

    自分が公私で深く関わる人達にご迷惑が掛かってしまうことは、ある程度避けられないと考えられます。しかしやると決めたら、本気でやること、家族のため、職場のためであることををしっかりと伝えてください。例えば、

    家庭向け
    ・語学力を自分の物にして会社で確たる地位を築きたい
    ・専門分野+英語を武器に、食いっぱぐれないスキルで家族を支える
    ・会社で昇進・昇格の条件が「英語が話せること」になっている
    ・会社では英語が公用語になっている
    ・海外旅行にパックツアーでなく個人旅行で連れて行きたい

    職場向け
    ・毎回翻訳依頼ではコストが掛かるから私がやれるようになる
    ・外国人訪問者を対応して効率upを図る
    ・通訳もいずれはやりたい

    などを前提にして伝えることです。そして覚悟を持って取り組む決意をします。

    ・多少睡眠時間を削ってでも学習する時間を確保する。(体力要る)
    ・眠くても頑張って出来る限り家事にも参加する。(体力要る)
    ・家族や同僚に文句言われることもある。(我慢必要)
    ・職場で英語絡みの業務がプラス賃金無しで託されることもある。(損した感味わう)
    ・英語を話し聞く機会を自分から積極的に頻繁に作る(精神的エネルギーが必要)

    英会話をマスターすることはメチャクチャ大変ということはありませんが、英語を話す国にも行かずに2年程度で話せるようにするわけですから体力・精神力も必要です。



    英会話マスターに掛かった費用は将来回収出来る!

    この英会話マスターへの2年間に多くの時間やお金を投じることが将来どのように有効に機能することになるかを説明します。

    過ぎた時間は戻って来ませんが、費やしたお金については、後で何倍にもなって自分の所に戻って来ます。信じて下さい。もし家族の方になかなか理解を得られないようでしたら、次のような計算を概算で良いので伝えてみて下さい。
    (例)


    自分の現在の年収: 500万円

    このまま普通に仕事を続ける

    2年後:500万円+微増

    しかし2年後以降、自分の専門分野に英語のスキルが加わる、
    ⇒業務の質が飛躍的アップ
    ⇒昇格or昇進
    4年後
    ⇒ 年収600万円
    これで英会話学習に費やした60万円を回収してお釣りが来ました。


    かなりざっくり(笑)した計算ですが、英語抜きで仕事をしていたら、微増のままかも知れません。上記のようなことになる説明をします。

    「仕事で英語が活かされる」ことにより見られる:
    ・電話でいつも英語を話している
    ・この人に聞けば、たいてい正しく翻訳されて来る
    ・頼めば通訳してくれる

    といった事例は、非常にインパクトが強く、全く出来ない人に比べると業務遂行力の差は歴然です。同じような仕事をしていても、英語が出来るようになるだけで、海外出張や外国人の受け入れなど難しい業務をこなすポジションに抜擢されることへと繋がり、イコール、昇進昇格が早まる結果へと導かれます。勘違いしてはいけませんが、英語が話せるから評価が上がるのではなく、英語が出来ることで仕事の幅が広がり、成果が倍増することで高い評価を得ることが出来るのです。

    もちろん会社によっては語学スキルなど評価に値しない、そもそも語学が必要ない、など様々なケースがあります。語学なんてどうでもいいから、専門スキルやリーダーシップを大いに重視する、という所のほうがひょっとしたら多いかも知れません。




    しかし、

    英語を話せる自分

    英語を話せない自分

    では、話せる自分のほうが価値が高いのは当然であり、専門分野+英語スキルを売りにしてもっと給料の高い会社へ自分を売り込むことは十分可能です。そこで買ってもらえる自分の年収up金額は、英会話マスターに要した60万円よりも遥かに高いはずです。今の日本の社会では、日本人の人口が減り続け、外国人がどんどん増えていますから、英会話を避けて通れなくなる時代がすぐそこまで来ています。
    頑張って今英会話をマスターしておくと、何かと有利に働くことは間違いなく、また安心感も出てきます。

    さて、話を戻すと、少しでも若いうちに2年程度で英会話をマスターすることにより、その2年間で掛かった費用は遅かれ早かれ自然と回収できるので、わずかな初期投資だとお考え下されば前向きにスタート出来ると思います。

    ご家族の方もきっと理解してくれると信じています。

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  • 初心者からの英会話マスターに必要な費用は?海外留学との比較。

    初心者からの英会話マスターに必要な費用は?海外留学との比較。

    国内での英会話学習と留学の費用を比較してみる

    英会話習得に必要な費用は、誰でも気になるところだと思います。学習にどれだけのボリュームを置くか、どれだけお金を用意することができるかにもよりますが、筆者が英会話の学習を始めた頃の1年間に掛けた費用の一例を挙げてみたいと思います。


    • NHKラジオ英会話テキスト 400円 × 12ヶ月⇒ 4,800円
    • NHKテレビ英会話テキスト 400円 × 12ヶ月⇒ 4,800円
    • 英会話スクール 1.5万円 ×12ヶ月 ⇒ 18万円
    • その他参考書、テキスト類 3万円くらい?
    • 英会話マスター目的系のイベントや飲み会など⇒ 6万円(5千円/月として)

    合計およそ28万円掛かっていたことが分かりました。これは高いでしょうか?

    金額だけ見るとなかなかの額です。20代の会社員の場合、給料1ヶ月分が英会話学習に費やされる感じです。単純計算ですと、英会話マスターの目標である2年というスパンで考えれば、およそ60万円掛かるということになります。しかし、「英語ペラペラ」という一生ものの揺るぎない特技を手に入れることへの対価としては決して高過ぎることはなく、むしろコストパフォーマンスは良いのでは、と考えられます。

    なぜなら、英語ペラペラになるために留学した場合、この程度の金額では済まないからです。この特集記事のテーマとしても扱っている「留学しないで英会話をマスターする」ということを思い出し、「英語ペラペラになるための王道」と言われる海外留学をした場合には、一体どのくらいの費用が掛かるのか見て行きたいと思います。

    留学ジャーナルでは、語学学校留学の費用(48週間)について以下のよう伝えています。

    授業料と滞在費
    アメリカ    :210万円~300万円
    カナダ     :160万円~250万円
    イギリス    :190万円~310万円
    オーストラリア :170万円~280万円
    NZランド    :160万円~230万円
    引用元: https://www.ryugaku.co.jp/cost/

    上記金額は4ヶ月間のものです。日本で学習した場合の1年間の28万円とは比べ物にならないくらいの高額な費用です。
    上記以外にもちろん、食費、往復航空券、留学保険、ビザ申請といった諸手続きなどの準備費用が必要です。




    どうしても英語圏に留学したい人は、長期割引プログラムやキャンペーン、ワーキングホリデーなどを適用して費用を少しでも抑えて行ける手段はありますが、それでも費用は数百万円の単位で必要になって来ることに違いありません。

    大抵のケースでは、留学したことで得られる経験や知識量、上達の度合いなどは国内に居る場合と比較すると桁違いに多いと思いますが、その費用と期間はまさに人生を賭ける決断となります。

    日本に居ながら、会社も辞めず、学校なども継続しながら2年間60万円程度で英語ペラペラになれるということを達成出来れば、留学するよりもむしろ費用対効果は抜群だと言えます。

    留学する時間が取れる場合は徹底的にリサーチしておくのも良い

    このと特集記事では、留学しないで英語ペラペラになろう、ということを書いていますが、英語ペラペラになるための学習の王道としては、やはり海外留学です。後で、こういう手段もあったのか! とならないように調べておく必要もあります。留学に要する期間である数ヶ月~1年、という時間の問題が解決されていれば、価格はやり方によっては何とかなります。

    南国などでの格安の英語留学などを最近はよく聞きます。以前は、
    ・経営母体がしっかりしていない
    ・居住地周辺の治安が良くない
    ・先生の質がいまいち
    など、行ってみないと分からない様々な見えない事が多かったですが、年々改善されてきたようです。最近はセブ島での英語留学というのも人気が出て来ています。費用を抑えて留学をしたいということであれば、そちらもご検討ください。

    格安で済んでも、英会話をマスターするための留学に要した期間の数ヶ月~1年を掛けてうまく上達しなかった、ではせっかく費やした時間や費用の無駄づかいとなってしまいます。時間と費用については、十分に事前にリサーチが必要になります。



    国内での英会話マスターの費用はある程度覚悟するべき

    どうしても英会話マスターに掛ける費用を安価に抑えたいという事情があれば、年間に掛ける費用の多くを占めることになる英会話スクールの頻度を少なくすることです。英会話スクールの費用はピンキリですが、だいたい、

    1ヶ月で1.5~2万円
    ⇒1回60分のグループレッスンを週2(月8~10回)

    といった具合です。これを週1回のコースにしたり、個人レッスンで1回3千円を週1回にしたり、色々切り詰める手段があります。これで年間で数万円~10万円程度を節約ができます

    英会話スクールを受講しない時間は、その代わりにyoutubeなどの動画閲覧サイトを利用した無料英会話講座をしっかり受講する、といったことで学習を代替することも出来ます。現代はとても便利な時代です! かなり詳しく的確に講義しているサイトも多くありますので、あくまでリスニングを強化したり、内容を聴くだけの受け身的な学習になってしまいますが、お気に入りの学習サイトも探してみる価値があります。

    英会話は対人コミュニケーションですので、出来れば相手の雰囲気や空気感などを感じて面と向かって会話するトレーニングを積んだほうが良いのですが、費用を押さえて尚且つ受講の自由度を広げる英会話スクールである、

    オンライン英会話

    も大変オススメとなっています。近年かなり内容が充実して来ていますので、一度チェックしてみて下さい。

    例えば、価格を押さえてオンライン英会話などを受講してもある程度費用は掛かります。でも英会話マスターのためにはとにかくネイティブスピーカーとの会話をする機会を少しでも多く持つことが重要です。動画閲覧サイトは双方向ではなく、あくまで聴く一方の受け身式です。飽きてしまったり、ダラダラと過ごしてしまうこともあります。

    年間の数万円を気にするより、短期間で確実に英会話をマスターすることに優先度を置くことをお勧めします。中途半端に取り組むより、時間とお金を掛けて、根強く自分の物にして下さい。一度マスターすると、その後に多少のブランクが空いても一度しゃべればスッと全て戻って来ます。

    皆様の周りに英語ペラペラな日本人が居たとき、留学も学習も何もしていない、という人は非常に少ないはずです。お金、時間の両方が掛かっているケースがほとんどだと思います。ひとつの外国語を自分の物にする訳ですから、ほんの2年だけ自分のお金と時間を費やす覚悟が必要だと思います。

    以下のリンク先サイトにて、英語ペラペラになるために掛かる費用についての解析、将来簡単に費用回収出来る、という話をしています。どうぞご覧ください。
    英会話マスターに掛ける費用は後から元を取れる

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  • 英会話独学マスターまでの具体的な勉強法、学習プランの組み立て方

    英会話独学マスターまでの具体的な勉強法、学習プランの組み立て方

    英会話を2年でマスターするための勉強内容はシンプル

    海外留学しないで独学での英会話お勉強を決心したところで、どのような学習の日々を送ることになるのか、どのように取り組んでいけばよいか、ということを不安に思っている人は多いと思います。

    筆者が学習していた頃の、ある1週間の例を挙げます。

    月曜日~水曜日
    ・通退勤時間にイヤホンで英語を聴く 20分x2=40分
    ・英会話教材を利用した総合的な学習 30分
    木曜日
    ・英会話実践 60分
    金曜日
    ・通退勤時間にイヤホンで英語を聴く 60分
    土曜日
    ・英会話教材を利用した総合的な学習 60分
    ・自分が日頃気になっている単語を調べる 10分
    日曜日
    ・英会話教材を利用した総合的な学習 60分



    自分の初期の英語レベルや勉強した内容の吸収具合にも依りますが、もし上記のような1週間のスケジュールで勉強を毎日こなすことが出来れば、半年後くらいには、簡単な日常会話の内容なら正しく聴けて、話せるようになってきます。

    筆者の1週間の勉強の中には、「英会話教材を利用した総合的な学習」が多く含まれていますが、学習のベースには、この

    総合的に学べる英会話教材

    を利用します。独自に各ジャンル(単語、文法、リスニングなど)を進めると、気付かないうちに、習得内容のムラが出て来てしまいます。例えば、単語だけ積み上げ過ぎて文法が全く身に付いていない、などの学習のムラです。英会話を自宅で総合的に学べる教材であれば、英会話に必要な項目がだいたい網羅されています。次の項目で詳しく書きます。

    英会話の実践による学習も適度に組み入れて、

    ・自分が学んだ英語を発揮する
    ・自分が話した英語の間違いを指摘してもらう
    ・ネイティブスピーカーが話す英語を吸収する

    という事を繰り返す機会を、英会話学習の初期から始めることをオススメします。勉強だけだと、どうしても飽きて長続きしなくなるからです。英会話実践において英会話スクールも様々な所がありますが、

    ・マンツーマンレッスン
    ・グループレッスン
    ・オンライン英会話(基本はマンツーマン)

    など自分に合う長続きするスクールを選んで下さい。最近では、オンライン英会話は忙しいサラリーマンにとってとても都合の良いツールとして人気です。

    自分に合った英会話教材を見つけましょう

    上の英会話の勉強1週間の例には、通勤時間にイヤホンで英語を聴く項目がありますが、ここは特に何を聴くことが重要ということはありません。自分に合った内容で長続きする物であれば良いと思います。ある程度「学習を継続させる努力」も必要です。いくつか例を挙げます。

    ・日常会話のやり取りを収録したもの
    ・ビジネスの場での英会話のやり取りを収録したもの
    ・単語を強化する内容
    ・旅行で役立つ会話

    などなど。英語での会話のやり取りの後に日本語訳での会話が収録さていて対比出来るような作りの内容も多くあります。リスニングにある程度慣れるまでは、どのような日本語での内容がどのような英語で話されるか掴むために、日本語訳も一緒に収録されている教材がお勧めです。最近流行りの「聞き流すタイプ英語教材」もこのような通勤通学でのイヤホンでの学習には大変向いていると言えます。

    語彙(ごい)、リスニング、スピーキングなど総合的に学べるDVD、CD、録画した映像、youtubeなどは、一時停止して自分で発声しながら勉強すると効果的なので、自宅学習のほうに利用するほうが良いです。

    よってイヤホンで聴く学習はリスニングに重点を置くと良いでしょう。

    筆者はNHKテレビ語学講座・ラジオ語学講座もに好きで利用していました。世の中には様々な教材が溢れていますから、自分に合った教材を見つけ、それを通勤や通学時間にも有効利用できるよう組み入れて下さい。

    仕事や学業が忙しい方がほとんどだと思いますが、出来れば常に英語のことを考えて、「これは英語で何と言うのだろう??」と思ったらすぐにスマホで英単語の意味を調べたり、独特な言い回しにハッと思ったらすぐに調べるといった、気合いが必要です。

    調べたこと全てが記憶として定着する訳ではありませんが、やがてその表現や単語をもう一度調べる機会が訪れます。「前に一度調べた!」と記憶もよみがえり徐々に自分の物として定着して行くでしょう。英語に浸っている時間、一つでも多くの表現や英単語の知識を積み上げて行っているその瞬間が大切です。



    外国人と話すことが究極の勉強法

    この1週間のスケジュールの中に実は書いていないことがあります。「プライベートで外国人と会う機会を作る」という項目を早い段階で組み入れる必要があります。英会話スクールやオンライン英会話での先生との会話には時間や内容に限界がありますので、この「プライベートでの外国人との会話」を取り入れる事が英会話マスターまでの近道となります。
    外国人の友人・知人を作ることは英会話マスターへの貴重な近道

    ランチでも飲みに行っても、一緒にスポーツや音楽をしても良いです。ほんの数時間とか数十分でも良いと思います。本当は早い段階からこの時間を取り入れたいところですが、なかなか難しいと思いますので、ネイティブスピーカーとの会話がそれなりに成り立つようになって来たら、ぜひトライしてみて下さい。




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  • 英会話を独学でマスターする方法は、勉強して英会話で実践する

    英会話を独学でマスターする方法は、勉強して英会話で実践する

    英会話を留学せずに独学でマスターするためには、自主学習と英会話の実践を繰り返すことが重要です。実際にどのような学習と、どのような実践で進めるのか解説します。


    地道な勉強と英会話実践の繰り返しが着実な上達につながる

    留学しないで英会話を独学でマスターするための勉強法を簡潔にいうと、自分でまず勉強して、実際に英語で会話をするです。ありきたりですが、これを繰り返します。英語学習者の中には、文法が苦手、英単語をあまり知らない、イディオム多すぎて嫌、といった人が多いでしょう。しかしここを押さえれば、会話のテクニックは徐々に上達していきます。英会話の勉強を続けて行くと、次から次へと単語やフレーズが出てくるので、それらを1つひとつ吸収していくことで、自然に文法や単語が身についてきます。

    ちなみに英単語をほとんど知らないからといって、英単語だけをひたすら積み上げるような誤ったスタートを切らないようにご注意ください。
    英単語を覚え続けるだけの作業は、決して楽しいものではありません。嫌になってしまうことでしょう。※単語の積み上げが不要という訳ではありません。バランスが必要ですから、

    ・文法
    ・フレーズ
    ・単語
    ・慣用表現
    ・聞く練習
    ・話す練習

    など、まんべんなく勉強することが必要です。

    上に挙げたような、表現や聞く練習などを独学で学び、その成果を確認するべく実際に外国人と英語で会話をするのです。その会話の相手は、ネイティブスピーカー(英語が母国語である人、アメリカ人、イギリス人など)が望ましいですが、外国語として英語を話す人(ドイツ人、中国人など)や、英語が上手な日本人でも良いと思います。実際に会話をすることで、

    自分が英語を話せるのか
    相手が何を言っているか理解できるか
    理解はできるが話せない
    どう話したら良いか

    など色々気付くことが出来ます。その結果、自分の不足している部分を穴埋めをして次の機会に臨む、という繰り返しにより徐々に会話が成り立って行くことを感じられるでしょう。



    英語母国語の人と会話して正しく基礎固めしましょう

    現代はITの進化により、分からない単語をすぐに調べられる便利な時代です。分厚い英語の辞書を見た方は多いと思いますが、あの英語の辞書の英単語を全て覚える必要があるでしょうか? もちろんそんな必要はありません。日常会話に必要な英単語数は、様々な意見もありますが、中学や高校で習う2,000語程度で十分だと言われています。

    英会話の上達のステップは、

    ・インプット(自分で勉強)
    ・アウトプット(実際に会話する)

    の2つだと既に話しました。インプットとは、

    ・自分で購入した総合学習セットで勉強する
    ・様々なWEBサイトを利用して学習する
    ・リスニングの教材を聞く
    ・自分で声に出して話してみる
    ・NHKのテレビやラジオ語学講座を活用する

    など様々あります。筆者のおすすめの第一弾は、英会話学習に適した一貫して学べる英会話教材セットをまずは最低1種類完結してみることです。なぜなら英会話を構成する、「話す」「聴く」「単語」「文法」などのどれかに偏ったお勉強にならないようにするためです。

    NHKのテレビ・ラジオ語学講座もなかなか優れた教材です。英会話を勉強する上での要素が揃っています。インプット部分は、自分が独学での学習を進めていく上でストレスにならないためにも、自分に合った教材を選んでみて良いと思います。インターネットで様々な英会話学習の動画が挙がっていますので、そこから吸収するのもひとつの勉強方法です。




    アウトプットは、

    ・英語で実際に会話すること

    アメリカ人やイギリス人などネイティブスピーカー、ヨーロッパ人、アジア人全て含みます。ブロークンイングリッシュ(片言でデタラメな英語)にならないよう、ある程度身に付くまでは、なるべく母国語の話者と会話練習することをお勧めします。ヨーロッパ人やアジア人でもかなり英語が上手な人ならOKです。出来れば、週に1回はその機会があると良いです。

    もし知人に外国人がいたとしても、ある程度会話に慣れるまでは、しっかりと賃金が発生する講師という立場の方と会話練習をしてください。友人では、あなたが話す英語に指摘をしてくれないからです。例えば、

    I shop go yesterday. (私 店 行く 昨日。)

    と言ったとします。相手の外国人が単に飲みの席でたまたま知り合った、というシチュエーションの場合、とりあえず意味が伝わりますから、指摘など一切してくれません。「あまり上手じゃないんだな」という印象だけ伝わって終わりです。

    会話講師なら、goは過去形を使うべきだとか、語順が違うなど指摘してくれます。

    ある程度上達を実感するまでは、しっかりとネイティブスピーカーに教えてもらって基礎固めする事をお勧めします。

    英語を話す・聞く環境に身を置くことは必須

    英語ペラペラになるためには、話して聞くトレーニングが必要ですが、その内容として、

    ・実際に外国人と話す
    ・自分ひとりで話す
    ・英語の教材、テレビ映像等で聞く
    ・動画閲覧サイトで聞く

    などがあります。英語が話される国に行かないでも英語ペラペラにはなれる、とは言いましたが、全く話さずに聞かずに上達することはありません。ひと月に何度かは、外国人と話す機会を作ることが必要となります。

    留学した多くの人がペラペラになって帰って来る理由は、英語を聞き、話す環境に身を置いたからです。英語を聞いて、話す環境に身を置かないと上達は難しいので、月曜日から日曜日まで毎日少しで良いから、話して聞く環境を作って下さい。それが出来ない時があれば、読み書きに費やす時間であっても良いと思います。外で外国人と英語を話す環境に身を置く機会を頻繁に作れない方は、自宅でその時間を作る必要があります。

    現代は、youtubeなどの動画閲覧サイトがあり、希望のキーワードで様々なジャンルの英語・英会話に関する学習をすることが出来ます。一時停止して復唱したり巻き戻したりしてもう一度聞いたり、スムーズに学習できます。ここ数年では、聞き流すだけの教材などで英語耳が出来る、ということを度々耳にします。もちろん聞かないよりは良いですが、なるべく耳で聞くのと同時にその文章を読んで欲しいです。どのような文章、フレーズ、単語が、どう発音されているを確認することで言い回しのバリエーションが蓄積されてきます。覚えたいフレーズがあれば、そのフレーズを紙に書くとより記憶に残り自分の物になっていきます。



    独学で勉強を進めるにも会話の練習は必ず取り入れること

    「独学」と言っても、英会話は相手がいて成り立つ訳ですから、留学しないで英会話をマスターするには会話の練習は必須です。野球を独学で学ぶ、という人もおそらくキャッチボールくらいはするでしょう。英会話の独学も同じで、「会話のキャッチボール」が練習メニューに入って来なくてはいけない訳です。

    独学での勉強法を極める、という動きの中で、留学しない、英会話スクールに通わない、ということが挙げられます。もちろん留学はしませんが、英会話スクールも「通う」ということはしないで、今流行りの、

    オンライン英会話

    を存分に利用して、会話練習を極めて行くことが出来ます。しかもスクールに通うよりだいぶ格安になって来ています。多くのオンライン英会話講座がありますので、自分に合ったコースを一度体験してみても良いでしょう。

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  • 留学しないで英会話を独学でマスターするまでのプロセス

    留学しないで英会話を独学でマスターするまでのプロセス

    英会話を2年程度でマスターするにあたり、どのようなプロセスで、どれくらいの期間を掛けて、どれくらいのレベルになっていけば、2年程度でそこそこしゃべれるようになるのでしょうか? 取り組む内容について解説します。


    英会話の効率的マスターへの学習期間は長すぎず短すぎず

    本格的な英会話学習を始める前の本人の英語レベル、そしてその取り組み方によって上達スピードは人それぞれであることは間違いありません。

    しかし「ほとんどしゃべれません」というレベルからある程度会話らしくなっていくまで、半年から1年程度掛かるのが通常です。2年程度で英語ペラペラになる、というイメージは、会話力の基礎をおよそ半年程度で仕上げる。それから、レベルアップを図る期間として1年~1年半くらい掛ける、という具合いです。

    おおまかに、英会話の勉強を始めてからの進み具合は以下のようなイメージでお考えください。

    半年後

    • 基本的な単語や表現を知識として習得
    • 基本的な文章を話して聞き取れる

    1年後

    • 単語や表現内容の知識の強化
    • かんたんであれば、ある程度会話が成り立つ

    1年半後

    • 単語や表現内容の一層の強化(自身の分野の専門用語など)
    • 知らない単語や表現を知っている単語で置き換えて話せる
    • 相手の話す英語を理解できていないことを的確に伝えることができる

    2年後

    • 日頃の会話で使用される単語や表現をほとんど習得
    • 自分の専門領域で英会話ができる
    • 相手の英語レベルに応じて自分の使用単語やスピードをコントロールできる

    どんなにがんばっても英語ペラペラになるためには、このくらいの期間が必要です。

    たった2年程度で自分の専門領域の英会話を本当にマスターできるか、というハードルの高さを感じるかもしれませんが、あまりダラダラと長期化すると燃え尽きて目標がぼやけてしまいます。集中して、短期間での目標を設定します。半年ごとのおおまかなチェックポイントがあったほうが、最終的には自分のイメージするレベルに到達することを確認しやすくなります。

    自分が目指すレベルを設定してみる

    単純に「英会話をマスターしたい」と思っても、どの程度のレベルを目指すか明らかでないと、ゴールの見えない学習だけを続けていくことになってしまいます。具体的に自分が到達するレベルを考えてみるのもいいです。

    人によってさまざまな意見があると思いますが、英語ペラペラのレベルってどの程度でしょうか?
    アメリカの国会で討議し合うレベルまで習得したいと思っている方は少ないでしょう。

    自分がどのくらいまで上手になりたいかによって、目指すレベルによって勉強法も変わってきます。

    「英会話をマスターしたい」と思っている方の多くは、まずは以下のようなレベルに達したいのではないでしょうか?

    • 海外旅行で現地の人達と楽しくおしゃべりしたい
    • 飲み会やイベントで出会った外国人とおしゃべりしたい
    • 仕事で通訳なしで外国人と直接話して効率的に進めたい

    このように、多少あいまいでもいいので目標設定することで、自分がそのレベルに達した瞬間を実感することができます。そして「まだ上を目指せる」「勉強は終わりにしてあとは楽しいことにお金と時間を使おう」「他の外国語の勉強を始めてみよう」などお金や時間、労力の使い方を考えるきっかけにもなります。

    現状かなり低いレベルでも2年間真剣に取り組めばペラペラに到達できる

    筆者が英会話学習を始める前のスピーキングの能力はこんな感じでした。

    • 外国の人に「日本人は納豆という食べ物を好んで食べる」ということを伝える際に、ジャパニーズ イート バッド ビーンズ と言ったがまったく伝わらない
    • 外国の人と肩を組んで写真撮影するシチュエーションで、ドッキング ショルダー と言ったが、まったく理解されない

    またリスニングでは、英語の得意な友人が外国人との会話で「ここには何日滞在するの?」「旅行で来たの?」という類の会話がなされていたそうが、何を話しているのかまったく分からなかった。
    このようなレベルでした。

    筆者は新卒入社と同時期に独学で英会話の勉強を始めました。
    入社2年目の頃には、ドイツ人やイタリア人の学生4人を自宅に3日間ホームステイさせて、すべて英語で生活・観光案内などをしました。特別難しい内容の会話にはなりませんでしたが、自分の国の習慣や学業、仕事などの話を普通にしていました。英会話学習2年が経過し、入社3年目頃には、部長と外国人エンジニアとの間での通訳や技術翻訳もしました。入社4年目には専門分野の学会で英語で発表し質疑応答の対応なども英語で行いました。




    英会話の勉強を本気で取り組んだ場合、最初のレベルが「納豆 = バッド ビーンズ」というレベルであっても、2~3年後に周りの人から「あの人は英語ペラペラ」と呼ばれるレベルに通達できます。そのためにしっかり目標設定して、着実に自分の上達具合いを確認し、およそ2年程度で独学で英会話をマスターしていきましょう。

    自分の目標がある程度明確になったら、その目標を達成するのに必要な教材を探します。最初は勉強方法がよく分からないと思いますが、いろんなジャンルのテキストを買いあさるのではなく、英会話マスターに必要な要素が揃った総合的に学べるセットがおすすめです。セット物は割高というイメージもありますが、内容に一貫性があり、またテキストごとにレベルもかけ離れておらず、トータルで英会話上達できるような作りになっていることが多いです。単語、文法、リスニングなど各ジャンルのテキストを買った場合、それぞれ独立して学ぶことになり、英会話へどのように展開していくかつかみにくいです。自分が苦手とする分野を補う目的で、各ジャンルに特化した参考書などを購入すると効果的です。以下のようなイメージです。

    メイン|総合的に学べるセット教材
    サブ |個別に強化したいジャンルの教材

    英会話教材のほか、英会話スクールの利用の仕方についても別途記事にしていますのでご覧ください。

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